DTM雑誌でもお馴染みの、あの小川悦司が解説するコンピュータミュージック...って、こんなに楽しい!
以前、音楽配信の音質について述べたことがありましたが、現在ではCDよりも携帯やPCでダウンロードして音楽を楽しむのが主流になっているのは皆さんご存じの通り。では実際にCDと配信の対比はどのようになっているのでしょう。ちょっと調べてみました。
日本レコード協会が公表した2009年の資料によれば、CDを初めとした音楽ソフトの売り上げを金額ベースでみると、1998年の約6,075億円をピークに右肩下がりで2008年には約3,618億円、そして2009年にはまた一段と落ち込んで約3,165億円という規模にまで小さくなっています。2009年の生産数量はアルバム1億6,500万枚を中心に、シングル4,474万枚、ビデオ5,916万枚、その他含めてトータルで2億7,300万枚でした。
対して、PCやモバイル環境からのダウンロードの2009年度の売り上げは、金額にしておよそ909億円。アルバム255万ダウンロードを含め総計4億6,800万ダウンロードです。単純に比較すればダウンロード数が音楽ソフトの生産数を凌駕しているようですが、音楽ソフトの中でもアルバムやビデオは収録曲数も多いので、実際はCD等で楽しまれている楽曲数の方がまだ多いという事でしょう。ただ、これは間違いなくここ1~2年で逆転すると言われています。
しかしそれは「配信が伸びている」からではなく「売れない」時代になってきているからなのです。実は、配信の中でもモバイル系のダウンロード売り上げだけを見ると2009年は前年比-1%のマイナス成長となっており、実は頭打ち。インターネットでのダウンロードは10%ほどの成長を見せているものの、それよりもCDの売り上げの落ち込みはさらに大きくなると考えられているのです。実際、レコード会社はどこも経営がきつく、その多くは買収されたりと業界の再編も進んでいます。
ただ、悲観的な事ばかりではありません。実はメジャーレーベルのデビュー歌手数はここ2年は非常に多く、2008年と2009年で1017組。そのうち再デビューが199組いるものの、この数値は1970年代初頭に匹敵する歴史的にも高い数値なのです。例えば2000年は155組、2001年は132組ですから、それと比べても非常にデビューしやすくなっているともいえるでしょう。
また、メジャー以外からでも簡単にCDを流通させたり、配信を始めることができる時代です。音楽不況と言われていますが、見方を変えれば、実際には音楽を楽しむ構造そのものが変わりつつあるだけで、消費者目線で見るなら、むしろ音楽を楽しむ選択肢は増えているとも言えるのです。もっとも、以前話したように違法な配信によって正当な対価の得られない状態が横行すれば、プロよりもアマチュアの音楽がネット上の主流になり、音楽そのものの質が下がるという懸念はぬぐえないのですが・・・。
DTMを習得したキミが活躍できるフィールドは、それこそ無限大!いろんな音楽ジャンルで活躍できる!
「小川悦司がキミの適性をズバリ診断」(第2弾:音楽ジャンル編)にトライすると、活躍分野ごとにキミの適性がズバリ分かるゾ!
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適性度 *** %クラウドコンピューティング・・・聞き慣れない言葉でしょうか? でも、各種検索エンジンやWEBメール、SNS、各種ブログ、そしてストレージサービスなどを利用している方は少なくないでしょう。
要は、自分のコンピュータにプログラムやコンテンツを保存して単体で使う方法ではなく、インターネット経由でサーバに用意されたサービスを利用するシステム、それがクラウドという概念なのです。
DTMでこのクラウドを有効に使う方法はいくつかありますが、最も一般的なのはストレージサービスでしょう。これはインターネット上のサーバを自分のハードディスのように利用できるサービスですが、中にはAppleのiDiskのように自分のマシンのフォルダーとリンクしていて、自分のマシンに保存すれば自動的にサーバ上のiDiskにも保存されるというサービスもあります。
ストレージサービスのメリットは、データのクラッシュなど万一の備えになるほか、外出先からいつでもデータにアクセスできるので、自宅で作った楽曲を外のスタジオからダウンロードしたり、共有設定すれば仲間とのファイルのやりとりも自由にできるという点があげられます。
そして、このクラウドの新しい可能性として今DTM業界が注目しているのが、クラウド型VSTです。先日、Cubaseのオーディオエフェクトのプラグインをクラウドで動かすシステムを試してきましたが、これは要するにCuabseのオーディオトラックのエフェクト部分だけをインターネット経由で処理することのできるシステムです。転送する際にレーテンシーが出るので、確かにリアルタイムレコーディングに不向きですが、ミックスには充分使えます。本体のCPUに依存しないので、重いエフェクトでも転送レートの許す限り遠慮なく使えるというメリットがあります。また、将来的にVST音源もクラウドになれば、大量のDVDでインストールする手間は省け、またアップデートも常に即座に行われるというメリットが享受できることになるわけです。そして何よりデベロッパーにとってはWindows用、Mac用と2種類のプログラムを用意しなくて済むという事にもなり、ユーザーにとってもマシンやOSを選ばずにどのマシンからでもアクセスできる事になるため、音源の選択肢は確実に増えます。
とても興味深いシステムなので、暫くはこのあたりの開発に関わる情報には敏感にならざるを得ないようです。
「D-MAC Records」は、尚美ミュージックカレッジ専門学校 アレンジ・作曲学科が持つインディーズレーベルです。学内オーディションにより決定した学生作品を、年に複数回「コンピレーションCD」の形で制作し、完成したCDは、HMV、TowerRecordsをはじめとする全国の大手レコード・CDショップで販売しています。
学生作品を試聴してみる小川悦司先生が教えている、「尚美ミュージックカレッジ専門学校」の学校パンフレットをキミの手元に届けます!
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