パソコン片手に音楽の旅はいかが
イヤーモニター (2012.01.11)
一昨年前くらいからなるべく車に乗らずに電車移動を心がけるようになり、従来よりもイヤーモニター(ヘッドフォン含む)で音楽を聴く機会が増えました。また、出先で楽曲のチェックをする事も多いのですが、モニター環境にシビアにならざるを得ないこともあり、実は持ち出し用として3種類のイヤーモニターを携行しているのです。
メインはカナル型のKlipsch Image X10。これは非常に良いイヤーモニターでスタジオのモニタースピーカーに近い感覚でサウンドチェックが可能なモデルです。2つ目は9wのNW-STUDIO PRO。これは開放型のインナーイヤータイプですが、非常にバランスの良い音が特徴。まわりの音も聴こえないと困るような外歩きなどの時に使っています。3つ目はSONOCORE COA-803というやはりカナル型のモデル。これは比較的リーズナブルなモデルですが、低音指向なので、エレクトロ系の音楽や低音のバランスチェックに使っています。カナル型のふたつは装着するパッド(シリコンやフォーム式の耳に直接当たる部分)の形状によって音がかなり変わるので、装着感だけでなく音も比較して決める必要がありますが、これらのモデルは私にはドンピシャなのです。
一方、自宅での作業はスピーカーが中心で基本的には殆どヘッドフォンは使わないのですが、それでも最終的なチェックにはSONYの900STとKlipsch IMAGE100を使うことがあります。900STは今更説明の必要もないでしょうが、IMAGE100のほうはクラブミュージックなどに向いている、とても低音の気持ちの良いヘッドフォンで、スモールモニターではなかなか聴き取れないような低音をチェックするのに便利です。
そういえば、電車に乗るたびに携帯プレイヤー付属のヘッドフォンで曲を聴いている人を見かけますが、少しだけ投資すればかなり聴きやすくなるのに残念…と、いつも思うのでした。
フラクタルでファジーなDTMの話
それがリファレンス? (2012.01.11)
例えば楽曲ができてミックスする際に、自分の目標とするサウンドの作品、いわゆるリファレンス楽曲を聴いてそれを参考にサウンドを作っていく。この手法は連載中のDTMマガジンでも推奨しているアプローチですが、学生に「リファレンス楽曲が何か?」と訊くと、時おり「え??」と思うような楽曲のことがあります。敢えてキツい言い方をすれば「駄菓子を参考にしてフランス料理を作るくらいナンセンス」な事があるのです。もっと素晴らしい作品沢山聴いて欲しいのですが…。
最近ではネット上で色々な音楽を聴く事ができますし、自分好みのインディーズ系のユニークな作品を探す事も容易になりました。CDの売り上げは確かに落ち込んでいるものの、リスナーが聴いている楽曲数は減っている訳ではなくむしろ増えているでしょう。ただ、いわゆる音楽的の平均的なクウォリティが下がっている事がとても気になるのです。これは作る手側の責任ももちろんあるでしょう。できるだけ時間を掛けて、質の高い演奏にこだわって作るという姿勢が理想ではあるものの、実際それは無理なことが多く、メインのパート以外は「そこそこの体裁でよい」という価値観もまかり通っています。対してリスナーは「聴いて楽しい」「好きな曲」という価値観で作品を買う訳です。このこと自体は仕方ない部分もあるとは思います。でもアマチュアはもっと時間を掛けて良いはず。また「作り手のモラル」として「良い音楽とは何か?」を研究する姿勢をおざなりにして良いはずがありません。自分のリファレンスとしている楽曲がどういう評価を受けているか?自分の耳を過信せず、常により良い音楽をリファレンスとして模索する姿勢も大事なはずです。作る側に立ったら「好き嫌い」だけではなく「より良くするための努力」が必須なのだと心得る事が肝要なのです。
「D-MAC Records」は、尚美ミュージックカレッジ専門学校 アレンジ・作曲学科が持つインディーズレーベルです。学内オーディションにより決定した学生作品を、年に複数回「コンピレーションCD」の形で制作し、完成したCDは、HMV、TowerRecordsをはじめとする全国の大手レコード・CDショップで販売しています。
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