科目名 | 音楽理論Ⅱ |
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担当講師名 | 松永 加津子 |
学科 | 音楽総合アカデミー学科 |
コース | ピアノコース |
専攻/楽器/グレード等 | |
年次 | 1年次 |
学期 | 秋学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
講師はビッグバンドやジャズコンボでピアノ演奏、ライブハウスで活躍中。アレンジや作曲も。また、スチューデントジャズ、セイコーサマージャズキャンプなど、子供達へのジャズ教育にも関わっています。
授業内容
春学期に学習したコードを確実に理解した上で、コード進行を学んでいきます。ドミナントモーション、エクステンションオブツーファイブドミナントモーション、セカンダリードミナント、順次進行など、いろいろな名曲を参考にしながら自分のものにしていきます。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
コード、コード進行、ビートを学習しながら、オリジナル曲制作にチャレンジします。様々なジャンルのスタイルを参考にして、スコア譜の書き方を学びましょう。このクオーターでは、16バウンス、ボサノバ、スィングのリズムを学習、アレンジの参考にし、2年のアンサンブルのためのオリジナル曲を仕上げます。
授業計画
第1回 | 初めてコード進行を学習していきます。はじめは、ドミナントモーション。4度進行の確認をしましょう。 |
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第2回 | 前回に引き続き、ドミナントモーションを膨らませて、ツーファイブドミナントモーションをダイアトニックコードを思い出して確認しましょう。 |
第3回 | us4から3rdへの進行そしてドミナントモーション。7sus4からのドミナントモーション、内声の動きを確認しましょう。 |
第4回 | 順次進行の勉強をします。ベースラインを上手に作って、流れを作っていきます。 |
第5回 | シンプルな2声のボイシングを考えます。どの音が必要か、必要な音が複数あった場合、どう選択するかを考える力をつけます。 |
第6回 | コード進行をボイシング。必要な音をつないで、内声の流れを作っていきます。 |
第7回 | 移調したスコア譜を提出。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
出席を重視、普段の課題の取り組みも採点に反映させます。今クオーターで学んだコード進行を取り入れ、参考にしながらオリジナル曲やアレンジを考えて譜面にします。ビートレッスンで学んだ4リズムの譜面の書き方が出来ているかをチェックします。 出席:30%、平常点:30%、試験40% | |
第8回 | セカンダリードミナントを学習します。参考曲の譜面に、ドミナントモーションやツーファイブの印を書き込んで学習します。 |
第9回 | ボサノバのリズムを学び、使われているコードのテンションやコード進行を確認していきます。 |
第10回 | ビートの曲を勉強します。どのように譜面に表すのか、どんなノリで演奏するのか、弾いたり書いたりしてみましょう。 |
第11回 | マイナーキー、スケール3種類、トニックマイナーに向かうツーファイブドミナントモーションなど、確認しましょう。 |
第12回 | テンションコードとコード進行の確認をします。また、オリジナル曲を考えます。 |
第13回 | これまでに学習したビートの復習です。様々なビートの書き表し方を確認。オリジナル曲の参考にしましょう。 |
第14回 | 2声3声のボイシングの復習をしていきます。オリジナル曲の制作、アレンジをしっかりまとめていきます。 |
第15回 | オリジナル曲をスコア譜で提出 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
出席を重視します。普段の課題をしっかり取り組んでいれば、いい作品が出来ているのではないかとお思います。ボイシングのやり方を覚え、演奏する時に役立ててほしいと思います。スコア譜の書き方も採点します。 出席:30%、平常点:30%、試験40% |