科目名 | インプロヴィゼーションⅣ |
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担当講師名 | 宮本 裕史 |
学科 | ジャズ・ポピュラー学科 |
コース | |
専攻/楽器/グレード等 | 金管楽器 |
年次 | 2年次 |
学期 | 秋学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
ジャズオーケストラのソリスト、セクションプレイヤー、コンボ編成での奏者や作・編曲家として活動しています。
授業内容
1年時に身につけた技法の洗練と新たな手法の導入を並行して行います。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
ビバップスタイルを基礎にした単音楽器での即興的メロディ創造表現を実現するため、ドミナントモーションの分散和音的表現と音階的表現、そしてアプローチノート各種の習得を目標とします。
授業計画
第1回 | 現在得ている技術を総合し、自分の能力、自分の楽器の特性の中で無理のない範囲の高速フレーズを制作します。 |
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第2回 | 週の制作フレーズの練習や応用。そしてさらに同様な制作作業をします。 |
第3回 | 制作した高速フレーズの拍ずらし、連結、即興微調整を訓練します。 |
第4回 | 前週までの応用で、バラードでの2倍、4倍テンポでのアドリブを。伴奏と違うビート階層で演奏する手法を学びます。 |
第5回 | バラードにおける様々な音価を使うメロディアスなアドリブ。多様なインターバルの魅力を応用した旋律作りをします。 |
第6回 | バラードにおける様々な手法を総合的にあつかいソロの成立と多様性の獲得を目指します。 |
第7回 | 期末試験として、オーソドックスな曲を8曲ほど事前に決めておき、それをジャムセッション的にアドリブ合戦してみます。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
各技法の偏りは問題とせず、講師が個々の生徒の演奏をソリストとして魅力を感じたかどうか、どれくらい魅力を感じたかを重視し評価します。明らかな間違いや重度の理解不足を見つけない限り減点はしません。出席40%、平常点20%、試験40% | |
第8回 | Caravan/Ⅴ7でのsus4、Combination of Diminished、Alterdの実践的な使用を研究します。 |
第9回 | 3拍子でのアドリブを様々な曲を題材に演習します。 |
第10回 | アドリブ中の合図の発信と受信、そしてその項目について研究します。 |
第11回 | アドリブにおける情報処理速度を長期休暇中にどれだけアップできたかを確認します。 |
第12回 | 無伴奏でも成立するソロや管楽器同士のデュオでのアドリブの実現を目指します。 |
第13回 | 無伴奏とインタープレイ/モチーフの模倣や定石的掛け合いなどを多用したリレーを、数小節単位でソロ交代をし続けます。 |
第14回 | 次週行うジャズ曲アドリブの筆記提出、提出譜面演奏、リアルタイム即興実演の模擬試験を行います。曲は選択自由。 |
第15回 | ジャズ曲アドリブの筆記提出、提出譜面演奏、リアルタイム即興実演。 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
各技法の偏りは問題とせず、講師が個々の生徒の演奏をソリストとして魅力を感じたかどうか、どれくらい魅力を感じたかを重視し評価します。明らかな間違いや重度の理解不足を見つけない限り減点はしません。出席40%、平常点20%、試験40% |