2023年度シラバス

尚美ミュージックカレッジ専門学校

科目名朗読Ⅱ
担当講師名成田 浬
学科声優学科
コース
専攻楽器グレード等
年次1年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

「野菊の墓」伊藤左千夫/「りゅうの目のなみだ」浜田広介/「山椒大夫」森鴎外/「少年探偵団」江戸川乱歩/「ひやめし物語」山本周五郎/以上、演劇倶楽部「座」詠み芝居。「動員挿話」岸田国士/Mandala Presents 岸田国士を読む。「手紙ー届かなかったラブレター」得丸伸二/TB スタジオ企画 等。

授業内容

古今東西の優れた作家の文章を読むことで、 現代を生きる自身の言語感性を磨きます。また朗読に必要な呼吸、発声、肉体づくりを行います。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

朗読を通して作者の思いと意図を感じ取り、音読と朗読の違いを認識しながら適切に文章を読むことで、自らの心が動く喜びを感じられるようになる。 また人前で声を発することの心地よさを感じられるようになると同時に、しつかりとした声を出し言葉を人に届けるために必要な肉体、姿勢、呼吸、発声を習得する。これらを通して、今を生きる現代人として、時代と社会を生き抜く力を身につけてもらいたいと思っています。

授業計画

第1回テキストを用いて朗読します。
第2回作者の文体、思考、言葉の使い方を学びます。
第3回登場人物を分析し、役を演ずることに挑戦します。
第4回役を深め、キャラクターを掴むことに挑戦します。
第5回相手役の言葉を心で聞くことを体感してもらいます。
第6回自分と相手の役を通じて、物語を進めていきます。
第7回試験で成果を見ます。
中間試験評価方法・評価基準
出席点50%、通常点30%、試験20%。
春学期からの積み重ねがあるか、さらなる本人の成長意欲があるかを大切に見たいと思います。
第8回作品全体を読み込んでもらいます。
第9回作品の全体像を把握したうえで、自分で選んだ箇所を読み込んでもらいます。
第10回苦手な部分、癖などを意識しながら、その克服に挑戦してもらいます。
第11回呼吸、姿勢、発声、適切な声量、意識の方向性を見つめ直してもらいます。
第12回聞き手にどのように聞こえるかを意識することに挑戦してもらいます。
第13回繰り返し読み込みます①。
第14回繰り返し読み込みます②。
第15回これまでの成果を試験で見せてもらいます。
期末試験評価方法・評価基準
出席点50%、通常点30%、試験20%。
1年間を通しての意欲、努力、成長を見ます。明るいか暗いかではなく、前向きな姿勢から人にプラスの影響を発せられているかも見たいと思います。

特記事項

必要な場合はオンラインレッスンでの対応を予定しております。
授業の進捗具合によっては、内容の変更も検討して対応します。