2024年度シラバス

尚美ミュージックカレッジ専門学校

音楽総合アカデミー学科専門科目群ピアノコース

科目名ソルフェージュⅠ
担当講師名宇都宮 三花、栗原 里沙、芳賀 傑、藤本 暁子、山ノ内 貴子
専攻楽器グレード等
年次1年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

作編曲家、演奏家としての経験に基づき、学生それぞれが直面している悩みも取り上げ、授業内で解決できるよう進めていきます

授業内容

【視唱】【読譜】【記譜】【聴音】の訓練をしていきます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

自分が思う音と、実際に出ている音が一致しているかどうかが確認できるようになること。
同時に、「音」だけではなく、ダイナミクス、アーテキュレーション等も読み取り、感じ取ることができるようになること。
自分の楽器の音部記号だけでなく、色々な音部記号、譜表で楽譜が読めるようにする。

授業計画

第1回視唱 & 聴音①:新曲視唱、移調奏、リズム打ち、クレ読み、メロディー聴音
第2回視唱 & 聴音②:新曲視唱、移調奏、リズム打ち、クレ読み、メロディー聴音
第3回視唱 & 聴音③:新曲視唱、移調奏、リズム打ち、クレ読み、メロディー聴音
第4回視唱 & 聴音④:新曲視唱、移調奏、リズム打ち、クレ読み、メロディー聴音
第5回唱 & 聴音⑤:新曲視唱、移調奏、リズム打ち、クレ読み、メロディー聴音
第6回試験:聴音試験
第7回試験 & 総括:聴音試験答え合わせ、視唱試験
中間試験評価方法・評価基準
【視唱】と【聴音】の2項目の評価をします。加えて、毎回の授業への取り組み方でも評価します。出席・遅刻もおおいに関係しますので授業には積極的に取り組みましょう。
出席:30% 平常点:30% 試験:40%
第8回視唱 & 聴音⑥:新曲視唱、移調奏、リズム打ち、クレ読み、メロディー聴音
第9回視唱 & 聴音⑦:新曲視唱、移調奏、リズム打ち、クレ読み、メロディー聴音
第10回視唱 & 聴音⑧:新曲視唱、移調奏、リズム打ち、クレ読み、メロディー聴音
第11回視唱 & 聴音⑨:新曲視唱、移調奏、リズム打ち、クレ読み、メロディー聴音
第12回視唱 & 聴音⑩:新曲視唱、移調奏、リズム打ち、クレ読み、メロディー聴音
第13回視唱 & 聴音⑪:新曲視唱、移調奏、リズム打ち、クレ読み、メロディー聴音
第14回試験:聴音試験
第15回試験 & 総括:聴音試験答え合わせ、視唱試験
期末試験評価方法・評価基準
【視唱】と【聴音】の2項目の評価をします。加えて、毎回の授業への取り組み方でも評価します。出席・遅刻もおおいに関係しますので授業には積極的に取り組みましょう。
出席:30% 平常点:30% 試験:40%

特記事項

このクラスはレベル別に4クラスに分かれています。
クラスによっては、上記の授業計画から少し外れてしまうこともありますが、その時は担当講師の指示に従ってください。

科目名ソルフェージュⅡ
担当講師名宇都宮 三花、栗原 里沙、芳賀 傑、藤本 暁子、山ノ内 貴子
専攻楽器グレード等
年次1年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

作編曲家、演奏家としての経験に基づき、学生それぞれが直面している悩みも取り上げ、授業内で解決できるよう進めていきます。

授業内容

【視唱】【読譜】【記譜】【聴音】の訓練をしていきます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

自分が思う音と、実際に出ている音が一致しているかどうかが確認できるようになること。
同時に、「音」だけではなく、ダイナミクス、アーテキュレーション等も読み取り、感じ取ることができるようになること。
自分の楽器の音部記号だけでなく、色々な音部記号、譜表で楽譜が読めるようにする。

授業計画

第1回視唱 & 聴音①:新曲視唱、移調奏、リズム打ち、クレ読み、メロディー聴音
第2回視唱 & 聴音②:新曲視唱、移調奏、リズム打ち、クレ読み、メロディー聴音
第3回視唱 & 聴音③:新曲視唱、移調奏、リズム打ち、クレ読み、メロディー聴音
第4回視唱 & 聴音④:新曲視唱、移調奏、リズム打ち、クレ読み、メロディー聴音
第5回視唱 & 聴音⑤:新曲視唱、移調奏、リズム打ち、クレ読み、メロディー聴音
第6回試験:聴音試験
第7回試験 & 総括:聴音試験答え合わせ、視唱試験
中間試験評価方法・評価基準
【視唱】と【聴音】の2項目の評価をします。加えて、毎回の授業への取り組み方でも評価します。出席・遅刻もおおいに関係しますので授業には積極的に取り組みましょう。
出席:30% 平常点:30% 試験:40%
第8回視唱 & 聴音⑥:新曲視唱、移調奏、リズム打ち、クレ読み、メロディー聴音
第9回視唱 & 聴音⑦:新曲視唱、移調奏、リズム打ち、クレ読み、メロディー聴音
第10回視唱 & 聴音⑧:新曲視唱、移調奏、リズム打ち、クレ読み、メロディー聴音
第11回視唱 & 聴音⑨:新曲視唱、移調奏、リズム打ち、クレ読み、メロディー聴音
第12回視唱 & 聴音⑩:新曲視唱、移調奏、リズム打ち、クレ読み、メロディー聴音
第13回視唱 & 聴音⑪:新曲視唱、移調奏、リズム打ち、クレ読み、メロディー聴音
第14回試験:聴音試験
第15回試験 & 総括:聴音試験答え合わせ、視唱試験
期末試験評価方法・評価基準
【視唱】と【聴音】の2項目の評価をします。加えて、毎回の授業への取り組み方でも評価します。出席・遅刻もおおいに関係しますので授業には積極的に取り組みましょう。
出席:30% 平常点:30% 試験:40%

特記事項

このクラスはレベル別に4クラスに分かれています。
クラスによっては、上記の授業計画から少し外れてしまうこともありますが、その時は担当講師の指示に従ってください。

科目名ソルフェージュⅢ
担当講師名野崎 玲欧
専攻楽器グレード等ピアノ
年次2年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は、音楽大学等でピアノとソルフェージュの指導経験があり、多くの音大合格者やコンクール入賞者を輩出しています。

授業内容

音楽を演奏することに必要な「基礎能力」を養っていくのが「ソルフェージュ」です。
春学期は、主に楽典を中心とした基礎知識の習得と聴音力を養います。基礎トレーニングを積むことで、実際の演奏に役立つ総合的な音楽能力の向上を目指します。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

(1)基礎的な音楽理論が理解できる。
(2)読譜、視唱、リズム打ち、及び様々な形態による聴音ができる。
(3)理解した知識や方法論を応用し、実際の音楽表現に活かすことができる。

授業計画

第1回ガイダンス:授業の説明、小テスト、楽典の基礎
第2回聴音・楽典:単旋律聴音、リズムと拍子
第3回聴音・楽典:単旋律聴音、音程の理論と実践
第4回聴音・楽典:単旋律聴音、近親調と転調の理解
第5回聴音・楽典:単旋律聴音、三和音と七の和音
第6回聴音・楽典:単旋律聴音、非和声音の理解
第7回中間試験:単旋律聴音、楽典の試験
中間試験評価方法・評価基準
毎回の個々のチェックと、試験結果から評価します。学習意欲と出欠、遅刻も考慮します。
実技・提出50% 出席30% 平常20%
第8回聴音・楽典:二声聴音導入、長音階と短音階
第9回聴音・楽典:二声聴音、教会旋法と様々な音階
第10回聴音・楽典:二声聴音、移調楽器の理解①
第11回聴音・楽典:二声聴音、移調楽器の理解②
第12回聴音・楽典:二声聴音、移調の実践
第13回聴音・楽典:二声聴音、調判定の実践
第14回復習と補完:春学期の総復習
第15回期末試験:春学期まとめの試験
期末試験評価方法・評価基準
毎回の個々のチェックと、試験結果から評価します。学習意欲と出欠、遅刻も考慮します。
実技・提出50% 出席30% 平常20%

特記事項

五線紙と筆記用具は必ず持参のこと。プリント類をまとめるバインダーも用意して下さい。

科目名ソルフェージュⅣ
担当講師名野崎 玲欧
専攻楽器グレード等ピアノ
年次2年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は、音楽大学等でピアノとソルフェージュの指導経験があり、多くの音大合格者やコンクール入賞者を輩出しています。

授業内容

音楽を演奏することに必要な「基礎能力」を養っていくのが「ソルフェージュ」です。
秋学期は、実際の楽曲を使用しながら、聴きとる、または歌う、リズムを叩くなど、試行錯誤しながら学んでいきます。幅広い音楽に触れながら、音楽的な感性も伸ばしていきます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

(1)基礎的な音楽理論が理解できる。
(2)読譜、視唱、リズム打ち、及び様々な形態による聴音ができる。
(3)理解した知識や方法論を応用し、実際の音楽表現に活かすことができる。

授業計画

第1回聴音・リズム・視唱:聴音、ルネサンス期のリズム&視唱
第2回聴音・リズム・視唱:聴音、バロック期のリズム&視唱①
第3回聴音・リズム・視唱:聴音、バロック期のリズム&視唱②
第4回聴音・リズム・視唱:聴音、古典派のリズム&視唱①
第5回聴音・リズム・視唱:聴音、古典派のリズム&視唱②
第6回聴音・リズム・視唱:聴音、古典派のリズム&視唱③
第7回中間試験:聴音、リズム、視唱の試験
中間試験評価方法・評価基準
毎回の個々のチェックと、試験結果から評価します。学習意欲と出欠、遅刻も考慮します。
実技・提出50% 出席30% 平常20%
第8回聴音・リズム・視唱:聴音、ロマン派のリズム&視唱①
第9回聴音・リズム・視唱:聴音、ロマン派のリズム&視唱②
第10回聴音・リズム・視唱:聴音、ロマン派のリズム&視唱③
第11回聴音・リズム・視唱:聴音、近現代のリズム&視唱①
第12回聴音・リズム・視唱:聴音、近現代のリズム&視唱②
第13回聴音・リズム・視唱:聴音、近現代のリズム&視唱③
第14回復習と補完:秋学期の総復習
第15回期末試験:秋学期まとめの試験
期末試験評価方法・評価基準
毎回の個々のチェックと、試験結果から評価します。学習意欲と出欠、遅刻も考慮します。
実技・提出50% 出席30% 平常20%

特記事項

五線紙と筆記用具は必ず持参のこと。プリント類をまとめるバインダーも用意して下さい。

科目名音楽理論Ⅰ
担当講師名松永 加津子
専攻楽器グレード等
年次1年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師はビッグバンドやジャズコンボでピアノ演奏、ライブハウスで活躍中。アレンジや作曲も。また、スチューデントジャズ、セイコーサマージャズキャンプなど、子供達へのジャズ教育にも関わっています。

授業内容

テキストの10チャプターの様々なジャンルを勉強しながら、音程、コード、コード進行など学んでいきます。1チャプターを2回に分けて、毎回エクササイズの問題をやりながら、少しずつ確実に学んでいきます。それぞれのチャプターのスコア譜を読む、書く練習もしていきます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

尚美で学ぶからには、作曲や簡単なアレンジは誰でも出来るようになって欲しいですね。ただ作るだけではなく、スコア譜に書けるようになると、作編曲が楽しくなりますよ。そして、自分の作った曲をみんなで演奏できるようになりましょう。

授業計画

第1回まず、基本のメジャーのコード、マイナーコードがわかるように勉強します。主要3和音を覚えましょう。
第2回主要3和音をしっかり学びます。ダイアトニックコードは4声で考えます。
第3回7thの音程を確認し、コードにした時の書き方を覚えます。また、ドラムの譜面やキーボード上のアサイン先も確認しましょう。DTMに役立ちますよ。
第4回m7thのコードを学習。ベースの譜面の書き方を学びます。また、ブルース形式のコード進行も学習していきます。
第5回M7thのコードを学習。ベースのアレンジの仕方、譜面の書き方などを学習。バスドラとベースの関係をしっかり把握するとかっこいいアレンジが出来ますよ。
第6回オーギュメントのコードを学び、5thの変化を確認します。ギターの譜面の書き方も学習します。
第7回中間試験 指示されたスコア譜に書いて提出
中間試験評価方法・評価基準
毎回の授業の取り組みをチェックしますので、出席を重視することになります。また、スコア譜は、コードネームとコードが合っているか、指示されたようにベーストバスドラの動きを合わせて書いてあるかなどを採点します。出席:30%、平常点:30%、試験40%
第8回転回コードを勉強していきます。コードトーンのそれぞれの音を最低音にして考えます。また、16ビートのリズムも学習します。
第9回ディミニッシュコードを4声で考えます。転回形も考えます。4リズムのアレンジも学習していきます。
第10回7sus4のコード・代理和音としての分数コードを勉強します。ビートレッスンでは、シャッフルのリズムを学習します。
第11回リード音指定の転回コードを勉強していきます。シャッフルの譜面をどう書くのか、基本を学びます。
第12回ここまでで学習したコードの、3rd、7th、5th、sus4の音程を確認します
第13回ここまでで学習したビートの8ビート、16ビート、シャッフルのバーと確認をします。
第14回短くてもいいので、オリジナル曲を作り、スコア譜に書いていきます。
第15回オルジナル曲をスコア譜に書いて提出
期末試験評価方法・評価基準
毎回の授業の取り組みをチェックしますので、出席を重視することになります。曲名、テンポ表示、楽器名、スコア譜の省略する書き方やしっかりコードが書けているかをチェックします。出席:30%、平常点:30%、試験40%
科目名音楽理論Ⅱ
担当講師名松永 加津子
専攻楽器グレード等
年次1年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師はビッグバンドやジャズコンボでピアノ演奏、ライブハウスで活躍中。アレンジや作曲も。また、スチューデントジャズ、セイコーサマージャズキャンプなど、子供達へのジャズ教育にも関わっています。

授業内容

春学期に学習したコードを確実に理解した上で、コード進行を学んでいきます。ドミナントモーション、エクステンションオブツーファイブドミナントモーション、セカンダリードミナント、順次進行など、いろいろな名曲を参考にしながら自分のものにしていきます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

コード、コード進行、ビートを学習しながら、オリジナル曲制作にチャレンジします。様々なジャンルのスタイルを参考にして、スコア譜の書き方を学びましょう。このクォーターでは、16バウンス、ボサノバ、スィングのリズムを学習、アレンジの参考にし、2年のアンサンブルのためのオリジナル曲を仕上げます。

授業計画

第1回初めてコード進行を学習していきます。はじめは、ドミナントモーション。4度進行の確認をしましょう。
第2回前回に引き続き、ドミナントモーションを膨らませて、ツーファイブドミナントモーションをダイアトニックコードを思い出して確認しましょう。
第3回us4から3rdへの進行そしてドミナントモーション。7sus4からのドミナントモーション、内声の動きを確認しましょう。
第4回順次進行の勉強をします。ベースラインを上手に作って、流れを作っていきます。
第5回シンプルな2声のボイシングを考えます。どの音が必要か、必要な音が複数あった場合、どう選択するかを考える力をつけます。
第6回コード進行をボイシング。必要な音をつないで、内声の流れを作っていきます。
第7回移調したスコア譜を提出。
中間試験評価方法・評価基準
出席を重視、普段の課題の取り組みも採点に反映させます。今クォーターで学んだコード進行を取り入れ、参考にしながらオリジナル曲やアレンジを考えて譜面にします。ビートレッスンで学んだ4リズムの譜面の書き方が出来ているかをチェックします。
出席:30%、平常点:30%、試験40%
第8回セカンダリードミナントを学習します。参考曲の譜面に、ドミナントモーションやツーファイブの印を書き込んで学習します。
第9回ボサノバのリズムを学び、使われているコードのテンションやコード進行を確認していきます。
第10回ビートの曲を勉強します。どのように譜面に表すのか、どんなノリで演奏するのか、弾いたり書いたりしてみましょう。
第11回マイナーキー、スケール3種類、トニックマイナーに向かうツーファイブドミナントモーションなど、確認しましょう。
第12回テンションコードとコード進行の確認をします。また、オリジナル曲を考えます。
第13回これまでに学習したビートの復習です。様々なビートの書き表し方を確認。オリジナル曲の参考にしましょう。
第14回2声3声のボイシングの復習をしていきます。オリジナル曲の制作、アレンジをしっかりまとめていきます。
第15回オリジナル曲をスコア譜で提出
期末試験評価方法・評価基準
出席を重視します。普段の課題をしっかり取り組んでいれば、いい作品が出来ているのではないかとお思います。ボイシングのやり方を覚え、演奏する時に役立ててほしいと思います。スコア譜の書き方も採点します。
出席:30%、平常点:30%、試験40%
科目名音楽理論Ⅲ
担当講師名小松 真理
専攻楽器グレード等
年次2年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は映画、番組の音楽を担当する等、実務経験を持ちます。

授業内容

コードとコード進行 / スケール / スコア / 移調楽器 / リズム楽器など、作曲に必要な事柄を学んで行きます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

理論学習と実習を繰り返し、学んだ事を自作曲に活かせる様、進めて行きます。

授業計画

第1回ペンタトニック・スケール / 様々なジャンルから、ペンタトニック・スケールで構成されている楽曲をリストアップします。
第2回セカンダリー・ドミナントを復習します。
第3回パッシング・ディミニシュを学びます。
第4回循環コードのパターンを分析し、フレーズを作成します。
第5回4週で作成したフレーズを移調楽器用にパート譜を作成します。
第6回互いに問題を提示し、コードづけし演奏します。
第7回KBDハーモニー筆記実技試験
中間試験評価方法・評価基準
試験 50%
出席 30%
授業内課題等 20%
第8回サブドミナント・マイナーの用法を学びます
第9回duo曲の伴奏を分析し、メロ譜に伴奏を付けます。
第10回様々なカノンを分析し、カノンを作成します。
第11回リズム譜を読み、2人一組で実習します。
第12回カウンターライン・カウンターメロディについて
第13回既存曲のリフを分析し、リフからテーマを作成します。
第14回互いに問題を提示し、コードづけし演奏します。
第15回KBDハーモニー筆記実技試験
期末試験評価方法・評価基準
試験 50%
出席 30%
授業内課題等 20%
科目名音楽理論Ⅳ
担当講師名小松 真理
専攻楽器グレード等
年次2年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は映画、番組の音楽を担当する等、実務経験を持ちます。

授業内容

春学期の学習内容を踏まえて、オリジナル作品制作に役立つ理論等を学びます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

実習で作成した楽曲の試演を取り入れ、演奏しやすい譜面作りを行います。

授業計画

第1回裏コードの用法を学びます。
第2回ホルンの5度の用法を学びます。
第3回前回作成したフレーズをホルン用にパート譜を作成します。
第4回ナポリの和音の用法を学びます。
第5回4週で作成したフレーズを移調楽器用にパート譜を作成します。
第6回互いに問題を提示し、コードづけし演奏します。
第7回KBDハーモニー筆記実技試験
中間試験評価方法・評価基準
試験 50%
出席 30%
授業内課題等 20%
第8回ドリアン・スケールを使用し、フレーズとコードを作成します。
第9回作成したフレーズを試演します。
第10回ミクソリディアン・スケールを使用し、フレーズとコードを作成します。
第11回作成したフレーズを試演します。
第12回フリジアン・スケールを使用し、フレーズとコードを作成します。
第13回作成したフレーズを試演します。
第14回互いに問題を提示し、コードづけし演奏します。
第15回KBDハーモニー筆記実技試験
期末試験評価方法・評価基準
試験 50%
出席 30%
授業内課題等 20%
科目名作編曲技法Ⅰ
担当講師名下田 和輝
専攻楽器グレード等
年次3年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

主に吹奏楽曲の作編曲、コンクールの審査等の実務経験があります。

授業内容

テキストに沿って、ピアノの書法をよく理解し、スコアを書く力をつけていくこと。大譜表で考える力をつけて、大きな編成のスコアも理解できる力をつけていく。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

作編曲試演実習の授業と連動したデュオ作品を制作し、そのスコアを提出する。

授業計画

第1回ピアノの音色と音域について、楽器の特徴。機能についての概要の説明
第2回ピアノの伴奏に適した音域について、ピアノ・ソロの曲で、左手で伴奏する際に適している音域を学ぶ。
第3回和音での伴奏から様々な音型へ発展、単純なベタ弾きの和音から、リズムを加え、バスを独立させていく方法を学びます。
第4回ワルツやマーチの伴奏、単純なワルツやマーチのバスを独立させて行う伴奏とオルタネーティング・ベースを学びます。
第5回アルペジオの伴奏について、音域に留意して、アルペジオによる伴奏を試作し、これを学びます。
第6回和声形からアルペジオの音楽へ、バッハの平均律などのアルペジオの音楽の書法を分析し、いくつかの和声形から、アルペジオだけの音楽を試作します。
第7回ピアノの伴奏に適した音域について、単純なベタ弾きの和音から、リズムを加え、バスを独立させていく方法を学びます。
中間試験評価方法・評価基準
簡単なメロディー+伴奏のピアノの曲を書き、それを提出する。ピアノの音域の特徴を生かした伴奏が書けているか、メロディーの音域が極端になっていないかなどを考慮し、評価する。試験80%、出席点20%。
第8回ピアノでの伴奏法、片手で行っていた伴奏を、両手に拡大し、伴奏を更に充実させる方法について説明
第9回リズミックな伴奏パターン、マーチやワルツでのリズミックなパターンでの両手伴奏の方法を学びます。
第10回アルペジオ伴奏、アルペジオで両手にアルペジオを持つもの、左手がバスのもの、両手同時のアルペジオとなるものなどを学びます。
第11回バスの強調、バスを延ばしたり、保続したりして、バスのラインをを強調することで、音楽を立体的に聞かせる方法を学びます
第12回オブリガートの書き方、カウンター・メロディーで、音楽を立体的に聞かせる方法を学びます。
第13回独奏楽器の伴奏でピアノにメロディーを弾かせる方法、独奏楽器と役割を換えての場合の独奏楽器のバートの書き方とピアノの音域のスプリット
第14回アンサンブルでの休みについて、休符をソロにどれだけ与えるか、またピアノは休みはあるのかなど、全休符について学びます。(予備日)
第15回制作した作品のスコアを浄書し、それを提出する。
期末試験評価方法・評価基準
制作した作品のスコアを提出する。
複合形式によるアンサンブルとしての完成度を楽器法、和声、構成などを、総合的にみて評価する。試験80%、出席点20%。
科目名作編曲技法Ⅱ
担当講師名下田 和輝
専攻楽器グレード等
年次3年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

主に吹奏楽曲の作編曲、コンクールの審査等の実務経験があります。

授業内容

弦楽四重奏の各楽器の性能、特色を理解し、有名曲などを分析しながら、楽器の特性を生かした書法について学び、さらに弦楽四重奏などのアンサンブルの書法にまで理解を深める。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

作編曲試演実習の授業と連動しつつ、弦楽三重奏、もしくは四重奏とそれぞれの専攻楽器とのアンサンブル作品を制作し、そのスコアを提出する。

授業計画

第1回ヴァイオリンについて、Violinの調弦、弓の扱い方、特色などを説明し、ゴセックのガヴォットを分析して弦の書き方を学ぶ
第2回ベートーヴェンのスプリング・ソナタの第1楽章の分析、ベートーヴェンのスプリング・ソナタの第1楽章の分析を通じて、ヴァイオリンの伴奏など、役割の交換や分担のあり方を学ぶ
第3回ダブルストップの可能性、バッハの無伴奏パルティータからシャコンヌを分析し、ダブルストップの様々な可能性を学ぶ
第4回サラサーテのツィゴイネルワイゼンの分析、ヴィルトゥーソ作品におけるヴァイオリンの可能性を学ぶ
第5回ヴィオラ、チェロについて、Viola、Violoncelloの調弦、特色などを説明し、グラズノフのエレジー(Op.44)
第6回フォーレのパピヨン/ポッパーの妖精の踊りの分析、フォーレのパピヨン/ポッパーの妖精の踊りの分析により、チェロの楽器の特色などを研究する
第7回サン=サーンスの「白鳥」フォーレの「夢の後に」などの分析、チェロの大きな歌い回しと、伴奏の関係を考察する
中間試験評価方法・評価基準
試作した楽譜を提出し、アンサンブルの書法を理解しているか、正しい和音が付けられているか、複合形式を理解しているかなどを総合的に評価する。
第8回弦楽器の基本的な説明、楽器の性能・機能、 編成の特徴について基本的な理論をまず理解します。
第9回ハイドンの弦楽四重奏曲「皇帝」の分析、ハイドンの弦楽四重奏曲「皇帝」の第2楽章を分析し、簡単なメロディーと伴奏の編曲をします。
第10回モーツァルトの弦楽四重奏曲「狩り」の分析、モーツァルトの弦楽四重奏曲「狩り」の第1楽章を分析し、ハーモナイズされた作品のコンデンスからの編曲を試作してみます。
第11回モーツァルトの弦楽四重奏曲「不協和音」の分析、モーツァルトの弦楽四重奏曲「不協和音」の第1楽章冒頭を分析し、和声的な作品の弦楽との相性の良さを学びます。
第12回ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第1番の分析、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲第1番の第1楽章冒頭を分析とし、効果的なトゥッティの書き方について学び、試作します。
第13回ドビュッシーの弦楽四重奏曲の分析、ドビュッシーの弦楽四重奏曲の分析し、その曲からコンデンスを書き出して、書法を詳しく学び、それを応用して試作します。
第14回ラヴェルの弦楽四重奏曲の分析、ラヴェルの弦楽四重奏曲の分析し、トレモロ、分散和音などの弦楽器特有の書法を学びます。
第15回制作した作品のスコアを提出する。
期末試験評価方法・評価基準
効果的なアンサンブル作品となっているかなどに留意し、作品の完成度を楽器法、和声、構成などを、総合的にみて評価する。試験80%、出席点20%。
科目名作編曲技法Ⅲ
担当講師名岡澤 理絵
専攻楽器グレード等
年次4年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は音楽史の講義、作曲家としてこの内容に関係する音楽の制作・アレンジ・演奏などの実務経験があります。

授業内容

作編曲試演実習の授業と連動して、近現代の技法から今日でも使えるモード技法などを学び、その様式によって作品を制作する

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

学んだ様々な様式・技法を用いてコンデンススコアを制作し、木管を中心とした五重奏以上の室内楽作品に編曲。そのスコアを提出する。

授業計画

第1回教会旋法について、古典モードの基本的説明
第2回ドビュッシーの夜想曲の分析、ドビュッシーの夜想曲より「祭り」(各種モードの使用について)
第3回ドビュッシーの「沈める寺」の分析、ドビュッシーの「沈める寺」の分析(各種モードの使用について)
第4回オネゲルのミクソリディア、オネゲルの「夏の牧歌」を分析し、オスティナート上の旋法の作法を分析します。
第5回芥川也寸志のオスティナート技法、芥川也寸志の交響管弦楽のための二章の分析。オスティナート作法の可能性について
第6回4度構成の和音、ストラヴィンスキーの小管弦楽のための組曲を分析し、4度構成のハーモナイズの方法を学びます。
第7回バルトークの音楽について、バルトークのミクロコスモスの分析、4度構成のハーモナイズについて学びます
中間試験評価方法・評価基準
旋法などの技法を積極的に用いてコンデンス・スコアを制作し、提出する。試験80%、出席点20%。
第8回近代旋法について、近代のモード、ペンタトニック、ヘキサトニックについて基本的な説明
第9回イベールの「寄港地」の分析、イベールの「寄港地」第2楽章を中心に分析し、その使用方法を理解する。
第10回多調性音楽について、ミヨーの小交響曲第1番「春」の分析を行い、多調性音楽の最も最初の姿を学び、その基本を理解します。
第11回多調性の作品の試作、ホルストの三重奏曲の分析をを行い、多調性音楽の多様性について理解を深めます。
第12回近衛秀麿の「越天楽」の分析、雅楽のオーケストレーションを近衛秀麿が様々に工夫をして行った、昭和初期の日本的なるものの表現の可能性を学びます
第13回深井史郎の「パロディ的な4章」「日本の笛」の分析、深井史郎の作品を通じて昭和初期のモダニズムのもたらしたものを理解します。
第14回日本音階で書いてみよう、日本の音階を使って旋法による小品を書いてみよう
第15回制作した作品のスコアを提出する。
期末試験評価方法・評価基準
作編曲試演実習の授業と連動しつつ、第1クォーターで制作したコンデンス・スコアをもとに、木管を中心とした五重奏以上の室内楽作品へ編曲し、そのスコアを提出する。試験80%、出席点20%。
科目名作編曲技法Ⅳ
担当講師名岡澤 理絵
専攻楽器グレード等
年次4年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は音楽史の講義、作曲家としてこの内容に関係する音楽の制作・アレンジ・演奏などの実務経験があります。

授業内容

作編曲試演実習の授業と連動して、近現代の技法から今日でも使える簡単ないくつかの技法を作品分析などを通じて学び、それを応用して作曲を行う。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

様々な近代的な様式・技法によるコンデンス・スコアを制作し、そこから10人以上の大編成の室内楽作品に編曲してそのスコアを提出する

授業計画

第1回ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」の分析、ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」の分析により 近代のはじまりの曲の管弦楽作品を学びます。
第2回シベリウスの「悲しきワルツ」の分析、シベリウスの「悲しきワルツ」の分析で、 弦楽の使用法を中心に生美鱒。
第3回バーバーの弦楽のためのアダージョの分析、バーバーの弦楽のためのアダージョの分析により、 弦楽の使用法を学びます。
第4回アイヴズの「答えのない質問」の分析、アイヴズの「答えのない質問」の分析を通じて、20世紀はじめの実験音楽の世界を触れ、20世紀音楽について考えます
第5回マルティヌーの「調理場のレビュー」の分析、マルティヌーの「調理場のレビュー」の分析し、1920年代からのジャズの影響を学びます。
第6回メシアンの世の終わりのための四重奏曲の分析、メシアンの作品の分析を通じて、移調の限られた旋法、不可逆リズムなどの技法を紹介します。
第7回オネゲルの「ダヴィデ王」の多調性のマーチ、オネゲルの「ダヴィデ王」の多調性のマーチを分析して多調性とオスティナートについて学びます。
中間試験評価方法・評価基準
授業でとりあげた技法を使用しての作品作りが出来ているかに留意し、提出された作品を評価する。試験80%、出席点20%。
第8回サティのジムノペティ第1番の分析、サティのジムノペティ第1番の分析により、付加音と単純な和音の繰り返しが描く世界を学びます。
第9回バルトークのルーマニア民俗舞曲の分析、バルトークのルーマニア民俗舞曲(ピアノ版とオーケストラ版)の分析を通じて、 旋法と多調性。オーケストレーションについて学びます。
第10回伊福部 昭のリトミカ・オスティナータの分析、伊福部 昭のリトミカ・オスティナータの分析から奇数拍子へのこだわり。ゴジラの作曲家の民族性について。
第11回ラヴェルのボレロの分析、ラヴェルのボレロの分析を行い、この作品における独特の形式とハーモニーについて。またオーケストレーションについて説明する。
第12回ラヴェルの序奏とアレグロの分析、ラヴェルの序奏とアレグロの分析を行い、モード技法による小編成の傑作を学ぶ。
第13回ウェーベルンが編曲した音楽の捧げ物の分析、ウェーベルンが編曲した音楽の捧げ物の分析を通じて、 音色旋律について学びます。
第14回吉松 隆の朱鷺によせる哀歌の分析、吉松 隆の朱鷺によせる哀歌の分析を行い、 調性で書かれた現代音楽。そして、管理されたぐ偶然性になどの技法について学びます。
第15回制作した作品のスコアを提出する。
期末試験評価方法・評価基準
第3クォーターで制作した作品を、作編曲試演実習の授業と連動しての、大編成の室内楽作品へ編曲し、そのスコアを提出する。試験80%、出席点20%。
科目名作編曲試演実習Ⅰ
担当講師名下田 和輝
専攻楽器グレード等
年次3年次
学期春学期
授業の形態実習

担当科目に関連する実務経歴

主に吹奏楽曲の作編曲、コンクールの審査等の実務経験があります。

授業内容

作編曲技法と連動して、それぞれの専攻楽器とピアノ、あるいはヴァイオリンもしくはフルートなどの高音楽器とピアノによるデュオ作品を、を制作し、それを音出しして録音する。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

作編曲技法の授業と連動して、デュオ作品を制作し、パート譜とスコアを制作、自らが主導して音出しを行う。

授業計画

第1回第1テーマの作曲、音程と調性の不思議な関係と、それからまずワルツかマーチを前提に第1テーマを作ります。
第2回第2テーマの作曲、近親調について説明し、名曲における第1テーマと第2テーマの関係を学び、前の時間で作ったテーマに対する第2テーマを作ります。
第3回大楽節に発展させる、半終止と完全終止を学び、8小節のメロディーを繰り返して16小節の大楽節に発展させます。
第4回最初の部分のブリッジを作る、ブリッジのコード・バターンを説明し、第1主題の一部のゼクエンツでそこに展開させて、ブリッジを作ります。
第5回中間部のブリッジを作る、異なるコード・バターンによる第2主題の動機を使ったブリッジを作ります。
第6回曲にまとめる、AからB、BからAへの転調部分のつなぎを作る
第7回コーダを作る、前奏とコーダをつけて、コンデンススコアを提出する。
中間試験評価方法・評価基準
楽曲から和声の流れを理解し、終止形の基本的な形を(完全終止、半終止等)を理解し、実際の楽曲における用法を書きだし、そのモデル化をして活用できるようにできたかどうかを提出作品から総合的に評価する。試験80%、出席点20%。
第8回ヴァイオリンの楽器法、ヴァイオリンの楽器法を学び、特徴のある奏法(pizz)やトレモロ、重音奏法などを学びます。
第9回デュオ作品への編曲の設計、デュオ作品への編曲の設計を行い、大譜表から2つの楽器にまずメモで振り分けていきます。
第10回デュオ作品への編曲(Aの部分)、最初の部分のデュオ作品への編曲を設計に基づいて行います。
第11回デュオ作品への編曲(中間部)、中間部のデュオ作品への編曲を、設計に基づいて各自行い、の指導をそれぞれに対して行います。
第12回デュオ作品への編曲(再現部)、再現部のデュオ作品への編曲を、設計に基づいて各自行い、の指導をそれぞれに対して行います。
第13回スコアの仕上げ、スコアを仕上げ、清書する。スラーやアーティキュレーション、ディナーミク、テンポの変化などをもれなく書き込む。
第14回バート譜の制作、パート譜の書き方を指導し、それに基づきバート譜を制作する
第15回二重奏作品の音だし、自ら作曲し、編曲したデュオ作品を音出しし、録音する。
期末試験評価方法・評価基準
複合形式によるデュオ作品らしいやりとりが出来ているか。和音が単純であっても正確につけられているか。等を、音出しでの演奏結果と総合的に判断し、評価する。試験80%、出席点20%。
科目名作編曲試演実習Ⅱ
担当講師名下田 和輝
専攻楽器グレード等
年次3年次
学期秋学期
授業の形態実習

担当科目に関連する実務経歴

主に吹奏楽曲の作編曲、コンクールの審査等の実務経験があります。

授業内容

作編曲試演実習の内容と連動して、それぞれの専攻楽器と弦楽三重奏、もしくは四重奏の演奏会用の室内楽作品を、まず下書きとしてコンデンス・スコアを制作し、そこからアンサンブルへと編曲。演奏会用の小品を制作し、それを音出しして録音する。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

作編曲試演実習の授業と連動しつつ、弦楽三重奏、もしくは四重奏とそれぞれの専攻楽器とのアンサンブル作品のスコアとパート譜を制作し、自らが主導する形で音出しを行う。

授業計画

第1回コンデンス・スコアの書き方について。大譜表に下書きをする意味と重要性について理解する
第2回第1テーマの作曲 : 曲の性格を決めて制作し、それに関連づけての第2テーマを制作する。
第3回大楽節に発展させる : 春学期のことを復習しつつ、テーマを発展させ、コンデンス・スコアを制作
第4回最初の部分のブリッジを作る : ブリッジのコード・バターンを復習。第1主題の一部のゼクエンツでそこに展開させて、ブリッジを作ります。
第5回中間部のブリッジを作る : 中間部も同様にコンデンス・スコアを制作する。
第6回曲にまとめる : AからB、BからAへの転調部分のつなぎを作ります。
第7回前奏とコーダをつけて、コンデンススコアを提出。
中間試験評価方法・評価基準
楽器法を理解した、効果的なアンサンブル作品となっているかなどに留意しつつ、作品の完成度を総合的に評価する。 試験80%、出席点20%。
第8回楽器法 : 弦楽の楽器法を学び、特徴のある奏法(pizz)やトレモロ、重音奏法などを学びます。
第9回コンデンス・スコアから弦楽四重奏のスコアへの編曲の試作を、特にピツィカートを使って行う。
第10回コンデンス・スコアから弦楽四重奏のスコアへの編曲の試作を、特にトレモロを使って行う。
第11回コンデンス・スコアから弦楽四重奏のスコアへの編曲の試作を、特に重音奏法を使って行う。
第12回コンデンス・スコアから弦楽四重奏のスコアへの編曲の試作を、特に重音奏法を応用した分散和音を使って行う。
第13回コンデンス・スコアから弦楽四重奏のスコアへの編曲の試作を、特にハーモニクスを応用した分散和音を使って行う。
第14回スコアを完成させ、パート譜の制作を行う。
第15回制作した作品の試演・録音を各々が主導して行う。
期末試験評価方法・評価基準
楽器法を理解した、効果的なアンサンブル作品となっているかなどに留意しつつ、作品の完成度を総合的に評価する。 試験80%、出席点20%。
科目名作編曲試演実習Ⅲ
担当講師名岡澤 理絵
専攻楽器グレード等
年次4年次
学期春学期
授業の形態実習

担当科目に関連する実務経歴

講師は音楽史の講義、作曲家としてこの内容に関係する音楽の制作・アレンジ・演奏などの実務経験があります。

授業内容

木管五重奏、金管五重奏、あるいはサクソフォン四重奏などの編成による演奏会なとで演奏できる小品を制作し、自らが主導してその音だしを行う

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

自らが参加する室内楽作品であることを前提として、下書き(二段譜)を制作し、その楽譜を提出する。

授業計画

第1回編成の説明、編成の説明と書法についての説明
第2回第1テーマを作る、各自選んだ編成のための第1テーマを作る。
第3回第2テーマを作る、第2テーマの作り方について復習し、その方法により第2テーマを作曲する。
第4回第1部のブリッジを作る、第1テーマを大楽節に発展させ、続けてブリッジを作る。
第5回中間部のブリッジを作る、第2テーマを大楽節に発展させ、続けてブリッジを作る。
第6回転調部分の制作、第1部から中間部へ、そして中間部から再現部への移行部(転調)を作る。
第7回コーダを作曲する、主題を使って、作品に相応しいコーダを作り、曲を仕上げる。
中間試験評価方法・評価基準
大譜表で提出されたオリジナル作品をメロディーとハーモニーのミスはないか、あるいは五重奏などの編成を想定した楽譜になっているかなどを考慮しつつ、総合的に判断し評価する。試験80%、出席点20%。
第8回フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、バスーンの各楽器の音域、特徴などについて説明を行います。またサクソフォン四重奏についても、各楽器の音域、特徴などについて説明を行います。
第9回金管五重奏の各楽器についての説明、トランペット、ホルン、トロンボーン、テューバの各楽器の音域、特徴などについての説明を行います。
第10回編曲の準備、コンデンス・スコアからそれぞれの編成に合った楽器へのふりわけをメモしていく。
第11回最初の部分を編曲、編曲を行い、一部を実際に音出しして確認してみます。
第12回中間部の編曲、中間部の編曲をコンデンスから行う。
第13回再現部の編曲、再現部の編曲をコンデンスから行い、全体を推敲し、仕上げる。
第14回バート譜の制作、完成したスコアを元に、パート譜を制作する。
第15回自ら作曲し、編曲した五重奏作品を音出しし、録音する。
期末試験評価方法・評価基準
それぞれが提出した作品の スコア から、各自が楽器法をよく理解しているか、そしてスコアは正確に書けているかなどを総合的にその完成度を判断し評価する。試験80%、出席点20%。
科目名作編曲試演実習Ⅳ
担当講師名岡澤 理絵
専攻楽器グレード等
年次4年次
学期秋学期
授業の形態実習

担当科目に関連する実務経歴

講師は音楽史の講義、作曲家としてこの内容に関係する音楽の制作・アレンジ・演奏などの実務経験があります。

授業内容

一管編成のオーケストラ編成による演奏会などで演奏できる作品を大譜表にて下書きを完成し、そしてそこから楽器法に留意しつつ、フル・スコアとパート譜を制作し、その音だしをする。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

様々な近代的な様式・技法によるコンデンス・スコアを制作し、そこから10人以上の大編成の室内楽作品に編曲してそのスコアを提出する

授業計画

第1回編成の説明、ブリテンやグノーなどの似た編成の作品のスコアを参考に一管編成のアンサンブルの特徴について説明
第2回第1テーマを作る、一管編成のことを念頭に第1テーマを作る。
第3回第2テーマを作る、第2テーマの作り方について復習し、その方法により第2テーマを作曲する。
第4回第1部のブリッジを作る、第1テーマを大楽節に発展させ、続けてブリッジを作る。
第5回中間部のブリッジを作る、第2テーマを大楽節に発展させ、続けてブリッジを作る。
第6回転調部分の制作、第1部から中間部へ、そして中間部から再現部への移行部(転調)を作る。
第7回コーダを作曲する、主題を使って、作品に相応しいコーダを作り、曲を仕上げる。
中間試験評価方法・評価基準
大譜表で提出されたオリジナル作品をメロディーとハーモニーのミスはないか、一管編成を想定したコンデンスになっているかなどを総合的に判断し評価する。試験80%、出席点20%。
第8回編成の説明、楽器法、弦と管の合わせ方、拡大法などを説明する。
第9回イベールのサクソフォン協奏曲の分析、イベールのサクソフォン協奏曲など似た編成の作品のスコアを参考に一管編成のアンサンブルの特徴について説明
第10回編曲の準備、コンデンス・スコアからそれぞれの編成に合った楽器へのふりわけをメモしていく。
第11回最初の部分を編曲、編曲を行い、一部をFinaleなどの音源を使用して音出しして、どういう曲になるか確認して更に編曲を進めていきます。
第12回中間部の編曲、中間部の編曲をコンデンスから行う。
第13回再現部の編曲、再現部の編曲をコンデンスから行い、全体を推敲し、仕上げる。
第14回バート譜の制作、バート譜を制作し、試演の準備を行う。
第15回自ら作曲し、編曲した一管編成作品を作曲者それぞれが指揮をして音出しし、録音する。
期末試験評価方法・評価基準
第3クォーターで制作した作品を、大編成の室内楽作品へ編曲し、スコアとパート譜を制作し、自らが主導して音出しを行う。提試験80%、出席点20%。
科目名DTM基礎Ⅰ
担当講師名傘木 亮介
専攻楽器グレード等
年次1年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は作編曲家、キーボーディスト、ラジオパーソナリティとしての実務経験があります。

授業内容

パソコンの基本的な使い方、MIDIシーケンサー『CUBASE』、音源の基本操作、およびMIDIの基礎を習得し、2年生で学習する譜面浄書ソフトや上級生でのDAWへの学習の基礎の習得とします。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

Cubaseの基本操作を習得し、MIDIファイルを作成できるようになります。新規作成、プロジェクト名、保存法、トラックの設定を理解します。

授業計画

第1回PCの基本操作を学びます。
第2回Cubaseを起動し楽器の設定をして音を出します。プロジェクトの作成と保存
第3回Cubaseにデータを書いて音を出します。ドラムのパートを作成します。
第4回与えられた楽譜からデータを作成します。ピアノロールの使い方。
第5回ドラムパートを追加します。名前を変えて保存します。
第6回パーカッションパートを追加します。名前を変えて保存します。
第7回完成したデータを提出します。
中間試験評価方法・評価基準
課題提出。授業内容を理解しているか確認します。
欠席5点、遅刻3点を減点します。USBメモリー、ヘッドホン、アダプターなどの忘れ物は各5点減点します。出席25% 平常点25% 試験50%
第8回プログラムチェンジを使って使用する楽器を指定します。
第9回MIDIについて学習します。MIDIチャンネルについて
第10回アンサンブルの楽譜を入力します。連符の設定、クオンタイズの設定。
第11回ピアノの楽譜を入力します。コードの入力について学習します。
第12回拍子、テンポを設定します
第13回課題作成作業
第14回課題作成作業
第15回課題提出
期末試験評価方法・評価基準
課題提出。授業内容を理解しているか確認します。
欠席5点、遅刻3点を減点します。
出席25% 平常点25% 試験50%
科目名DTM基礎Ⅱ
担当講師名傘木 亮介
専攻楽器グレード等
年次1年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は作編曲家、キーボーディスト、ラジオパーソナリティとしての実務経験があります。

授業内容

MIDI規格を理解し、細かい音楽表現を学習します。春学期に習得した技術を応用し、多くの楽曲のデータを作成し実践します。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

Cubaseで音楽を表現します。音の長さ、強弱を設定して、音楽的なデータを作成します。データをただ入力するだけではなく、記譜されている記号を読み取り、人間の演奏に近い表現を目指します。

授業計画

第1回春学期の復習。ベロシティーを設定してドラムのアクセントをつけます。
第2回プログラムチェンジ、ボリューム、パン、ピッチベンドを設定します。
第3回クオンタイズについて、内容と設定を学習します。リムパターン作成。
第4回ベース、ドラム、コードでいろいろなパターンを作成します。
第5回パーカッションパートを追加します。
第6回課題作成作業
第7回課題提出
中間試験評価方法・評価基準
課題提出。授業内容を理解しているか確認します。
欠席5点、遅刻3点を減点します。USBメモリー、ヘッドホン、アダプターなどの忘れ物は各5点減点します。出席25% 平常点25% 試験50%
第8回ピアノ曲のデータを入力します。正確に譜面通り入力します。
第9回ピアノ曲のデータに、強弱、テンポ変化をつけます。
第10回課題曲のスコアを入力します。正確に譜面通り入力します。
第11回課題曲のスコアを入力します。正確に譜面通り入力します。データを提出します。
第12回トラックをコピーして、パートを増やし、アレンジします。
第13回トラックをコピーして、パートを増やし、アレンジします。
第14回全体のバランスを取り完成させます。
第15回課題提出
期末試験評価方法・評価基準
課題提出。授業内容を理解しているか確認します。
欠席5点、遅刻3点を減点します。
出席25% 平常点25% 試験50%
科目名ピアノ伴奏法Ⅰ
担当講師名多 紗於里
専攻楽器グレード等ピアノ
年次2年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は管・弦・打楽器・声楽・オペラの伴奏、オーケストラピアノ、伴奏法セミナー指導と音楽祭伴奏スタッフのマネージメントなどの実務経験を持ちます

授業内容

様々な伴奏スタイル、伴奏スキル、リハーサルテクニックなどを学び、他の楽器の特徴的なポイント、楽譜の読み方、歌詞の理解と発音などを研究していきます。初見トレーニングも定期的に行います

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

伴奏レパートリーを研究し、多面的な伴奏能力を身につけます。「伴奏」の理解、パートの練習法を学びます。1Qは楽器の伴奏について、2Qは歌の伴奏について学びます

授業計画

第1回授業内容の確認に続き、伴奏者に必要なスキルなどを学びます。初見トレーニングも始めます
第2回ハイドン・チェロ・コンチェルト前奏のカットを練習します。理想的なカットのタイミングを考えます
第3回モーツァルト・ヴァイオリン協奏曲の前奏カットを練習します。弦楽器とのバランスについて考えます
第4回シュターミッツとホーフマイスター・ヴィオラ・コンチェルトの伴奏法とハ音記号の読み方を学びます
第5回モーツァルト・クラリネット・コンチェルト前奏のカットの他、移調楽譜の読み方を学びます
第6回モーツァルト・ホルン・コンチェルト3曲の前奏カットと多数の移調楽器について学びます
第7回指定されたピアノ・コンチェルト前奏の伴奏パートを演奏。初見(ピアノ曲)
中間試験評価方法・評価基準
授業出席と準備・参加 70%
試験・演奏実技 30%
欠席、遅刻は減点
第8回様々な声楽スタイルの伴奏と歌詞の理解と発音の重要性について学びます
第9回コラールの伴奏と練習方法について学びます。コラールのテキストの言語を見分けられるか確認します
第10回ソリスト、合唱とオーケストラのための大曲の伴奏と練習方法とラテン語の発音について学びます
第11回ドイツ語リートレパートリーより複数の曲目を分析します。ドイツ語の歌詞の発音を聴き取りリピートします
第12回フランス語の歌曲を分析し、発音について学びます。フランス語の歌詞を聴き取りリピートします
第13回バロックと古典派オペラの伴奏について学びます。オールドイングリッシュとドイツ語発音の確認します
第14回ロマン派のオペラの伴奏について学びます。ヴェルディのオペラの例でイタリア語発音について学びます
第15回ドイツ語歌曲の分析と解説(口頭)とピアノパートの演奏発表。初見(4声コラール
期末試験評価方法・評価基準
授業出席と準備・参加 70%
試験:実技・解説・初見 30%
欠席、遅刻は減点
科目名ピアノ伴奏法Ⅱ
担当講師名多 紗於里
専攻楽器グレード等ピアノ
年次2年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は管・弦・打楽器・声楽・オペラの伴奏、オーケストラピアノ、伴奏法セミナー指導と音楽祭伴奏スタッフのマネージメントなどの実務経験を持ちます

授業内容

秋学期のキーワードは「コラボレーション」で、弦楽器、木管楽器とヴォーカルのソリストと実際に合わせてみます。相手とのコミュニケーションスキル、リハーサルテクニック等を高めます

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

伴奏レパートリーの知識を深めて、ソリストと共に曲を作り上げていきます。
春学期に続けて初見トレーニングもグレードアップします

授業計画

第1回ドイツ語歌曲の合わせを準備し、パートを練習します。歌詞の発音と内容理解を確認します
第2回ヴォーカルのソリストと準備した歌曲を合わせてみます。アンサンブル、ブレスのタイミングなどに注目します
第3回ヴァイオリンとの伴奏を準備してパートの練習を行い、カットなどを確認します
第4回準備した曲目をヴァイオリン奏者と合わせてみます。弦楽器、弓と奏法について学びます
第5回木管楽器の伴奏を準備してパートの練習を行い、カットなどを確認します
第6回準備した曲目を木管楽器奏者と合わせてみます。木管楽器の特徴と奏法について学びます
第7回合唱の伴奏。中学校・高等学校教科書の歌の伴奏(日本語)。初見(伴奏曲)
中間試験評価方法・評価基準
授業出席と準備・参加 70%
試験・演奏実技:30% 欠席、遅刻は減点
第8回ドイツ語歌曲の合わせを準備・練習し、歌詞の発音と内容理解を確認します
第9回ヴォーカリストと準備した曲目を合わせてみます。ブレスのタイミングなどに注目します
第10回ヴァイオリンと木管の伴奏の準備を続けます。パートを練習し、理想的なテンポで合わせをできるようにします
第11回ヴァイオリンとの合わせを続けます。1回目の合わせで学んだスキルの確認とボーイングに注目します
第12回木管楽器との合わせを続けます。1回目の合わせで学んだスキルの確認とブレスのタイミングなどに注目します
第13回ヴァイオリンとの合わせを続け、ヴァイオリニストにとって理想的なテンポで通せるか最終確認します
第14回木管楽器と合わせを続け、木管楽器奏者にとって理想的なテンポで通せるか最終確認します
第15回秋学期中重ねて練習してきたヴァイオリン・木管の伴奏を演奏発表します。初見(ピアノ曲)
期末試験評価方法・評価基準
授業出席と準備・参加 70%
試験・演奏実技:30%
欠席、遅刻は減点
科目名ピアノ音楽史Ⅰ
担当講師名武正 久美子
専攻楽器グレード等ピアノ
年次1年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師はピアニストとして演奏会出演、企画、国内外の演奏家との共演の他、国際音楽祭、マスタークラスレッスン、講習会での英語通訳・コレぺティトゥアの実務経験を持ちます。

授業内容

西洋音楽、クラシック音楽の歴史を学びます。春学期は、中世ヨーロッパからバロック時代、古典派を中心に、当時の作曲家たちやその作品のスタイルを知り、どのように音楽が発展したかを考察します。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

日ごろ親しんでいる楽曲に、どのような背景があるのかを知り、作品とその作曲家への理解を深めることを目的としています。幅広い視点と知識を持つことで、より豊かな感性を持って音楽に向きあえるよう目指します。

授業計画

第1回音楽史概要/中世ヨーロッパ・キリスト教音楽の始まり/グレゴリオ聖歌の発展とポリフォニー音楽の起源
第2回教会旋法の響きとは/ゴシック様式の芸術/ノートルダム大聖堂の音楽/中世の楽譜とリズム表記/アルス ノヴァ
第3回ルネサンスの音楽/世俗音楽の興隆
第4回バロック時代/概要と音楽の特徴/通奏低音、対位法/長・短調の確立
第5回器楽・鍵盤音楽作品の種類~J.S.バッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディの作品を通して~
第6回舞曲・組曲の種類と特徴/変奏曲、トッカータ、コンチェルト グロッソ 他
第7回授業内試験
中間試験評価方法・評価基準
実施前にあらかじめ出題する設問に対して、各自自作の文章にて回答する記述式試験を行います。
試験結果:70% 出席:20% 平常点:10%
第8回古典派/概要と音楽の特徴/前古典派の作曲家たちと作風
第9回多感様式・C.P.E.バッハのソナタ/オーケストラの発展・マンハイム楽派
第10回ウィーン古典派三大巨匠/ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの交響曲と弦楽四重奏曲
第11回ウィーン古典派・様々な作品/オーケストラのしくみと楽器の音色
第12回ソナタ形式、ロンド形式の構成/主題労作・モーツァルトの協奏曲、交響曲の分析から知る
第13回ベートーヴェンのピアノソナタ/作風、音域、ペダルの使用に見るピアノの発達
第14回18世紀のオペラ/オペラの種類と名作
第15回授業内試験
期末試験評価方法・評価基準
実施前にあらかじめ出題する設問に対して、各自自作の文章にて回答する記述式試験を行います。
試験結果:70% 出席:20% 平常点:10%
科目名ピアノ音楽史Ⅱ
担当講師名武正 久美子
専攻楽器グレード等ピアノ
年次1年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は、ピアニストとして演奏会出演、企画、国内外の演奏家との共演の他、国際音楽祭、マスタークラス、講習会での英語通訳・コレぺティトゥアの実務経験を持ちます。

授業内容

ロマン派から近現代をピアノ音楽中心に学びます。また、協奏曲、交響曲、オペラなど多様なスタイルの作品も紹介しながら、各時代の作曲家の個性に触れていきます。20世紀以降は、新しい感性や思想を追求した現代音楽家、ジャズの影響、邦人音楽家も取り上げ、現代に至る迄の音楽の発展や変化を辿ります。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

時代の流れと背景を学び、各時代の音楽的特徴、活躍した音楽家や作品への理解を深めていくことが目標です。楽器の機能、演奏会のスタイル、音楽家の在り方など歴史上でのクラシック音楽の変化と過程を知り、その価値を再確認する事を目指します。

授業計画

第1回ロマン派概要/時代背景と文化の特色、文学とのつながり
第2回ロマン派を支えるピアノ音楽/古典派的なロマン派作曲家たち/シューベルトのドイツ歌曲
第3回シューマンの歌曲とピアノ作品/ヴィルトゥオーゾの活躍/ピアノの発達と演奏会スタイルの変化
第4回標題音楽/リストの交響詩
第5回国民楽派の音楽/東欧、北欧、ヨーロッパ諸国の音楽家/ロシア五人組
第6回ロマン派のオペラ~イタリア、ドイツ、フランス~作曲家と作品
第7回授業内試験
中間試験評価方法・評価基準
実施前にあらかじめに出題する設問に対し、自作の文章で答える記述式試験を行います。
試験結果:70%  出席:20% 平常点:10%
第8回19世紀末のウィーン・アールヌーヴォーの芸術/フランス音楽の再始動/印象主義の絵画と音楽への影響
第9回ドビュッシーの音楽/前音音階の響きと音色に表れる印象派の趣
第10回近代ロシアの作曲家/スクリャービンの神秘和音/ラフマニノフ
第11回新ウィーン楽派/シェーンベルクの十二音技法/リズムの改革・ストラヴィンスキー、バルトーク
第12回新古典主義・フランス六人組の作風/ジャズの影響
第13回メシアン/その音楽観・日本人音楽家とのつながり
第14回ケージ・偶然性の音楽/新発想のピアノ奏法/プリペアドピアノ他、日本における西洋音楽
第15回授業内試験
期末試験評価方法・評価基準
実施前にあらかじめに出題する設問に対し、自作の文章で答える記述式試験を行います。
試験結果:70%  出席:20% 平常点:10%
科目名ステージング研究
担当講師名大導寺 錬太郎
専攻楽器グレード等ピアノ
年次2年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は国内のコンクール審査員、PTNAステップのアドバイザーを担当、30回以上の発表会・勉強会の主催、リサイタル他の定期的な活動行なう等、指導・演奏面での実務経験を持ちます。

授業内容

コンサートを企画運営する事の難しさ、楽しさを体験。具体的な聴衆をイメージしたコンサートを企画します。チラシやプログラムノートも作成、プレイヤーとしての更なる自覚、責任を持ちましょう。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

舞台上の振舞の良し悪しが、観客の印象を大きく左右する事を良く理解し、無駄の無い美しいステージマナーを実践できることが目標です。ステージマナーに集中する為には演奏に余裕が必要、クレ読み・初見を行ない読譜力を高めます。

授業計画

第1回良いステージマナー・悪いステージマナー:コンサート・発表会の映像を鑑賞し、ステージ上の振る舞いで注意すべきポイントを解説します。
第2回ピアノソロステージマナーVol.1(+初見):演奏を伴ったステージマナーの実践。各学生1~2曲演奏し、その際のステージマナーをチェックします。
第3回ピアノソロステージマナーVol.2(+初見): Vol.1の講評まとめを配付、各自確認しVol.2に活かします。前回と異なる曲を演奏。初見を行なう事もあります。
第4回連弾ステージマナーVol.1(+初見):3人1組の班を作り、各班数曲を披露。3回の授業内で必ずPrimo・Secondo・譜めくりの役割を体験して頂きます。
第5回連弾ステージマナーVol.2(+初見・クレ読み):第4回の時と役割を変えて実施。読譜力向上の為、初見に加えクレ読みを行なうこともあります。
第6回連弾ステージマナーVol.3(+初見・クレ読み):第4・5回の時と役割を変えて実施。更に高度な初見・クレ読み課題を行ないます。
第7回授業のまとめ(3クォーター末試験):自由曲(任意のソロ又は連弾曲)の演奏を伴ったステージマナーの実践、初見とクレ読み課題を実施します。
中間試験評価方法・評価基準
出席25%(第1回~第6回各3.5点、第7回のみ4点で計算。遅刻は減点1)、平常点25%(受講態度の他、授業内での演奏内容や講評記入内容も含みます)、試験50%の割合で評価します。
第8回連弾ステージマナーVol.5(6手連弾): 6手連弾のステージマナーを学びます。人数が増えることで注意すべきポイントも多くなります。
第9回連弾ステージマナーVol.6(6手連弾): 第1回と曲又は担当を変えて実施。ステージマナーの他、演奏面(アンサンブルのポイント等)も指導します。
第10回2台ピアノステージマナーVol.1: 初見演奏を伴う2台PFのステージマナーを学びます。各パートの演奏・譜捲りを体験し注意点を整理します。
第11回2台ピアノステージマナーVol.2:中規模の作品でステージマナーを確認します。演奏面(主にリズムやテンポの正確さ等)も指導します。
第12回2台ピアノステージマナーVol.3:中規模の作品でステージマナーを確認します。演奏面(合図の出し方、響きのバランス等)も指導します。
第13回2台ピアノステージマナーVol.4:中規模の作品でのステージマナー確認。演奏面(細部の表現等)も指導します。
第14回2台ピアノステージマナーVol.5:試験に向けてのリハーサルを行ないます。問題点を整理し、試験までの調整の仕方を考えます。
第15回授業のまとめ(4クォーター末試験):演奏(2台ピアノ)を伴ったステージマナーの披露。又ステージマナーの注意点を問う筆記試験も行ないます。
期末試験評価方法・評価基準
出席25%(第1回~第7回各3点、第8回のみ4点で計算。遅刻は減点1)、平常点25%(受講態度の他、授業内での演奏内容や講評記入内容も含みます)、試験50%の割合で評価します。3・4両クォーターの平均が学年末評価となります。
科目名コンサート企画研究
担当講師名大導寺 錬太郎
専攻楽器グレード等ピアノ
年次2年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は国内のコンクール審査員、PTNAステップのアドバイザーを担当、30回以上の発表会・勉強会の主催、リサイタル他の定期的な活動を行なう等、指導・演奏面での実務経験を持ちます。

授業内容

コンサートを企画運営する事の難しさ、楽しさを体験。具体的な聴衆をイメージしたコンサートを企画します。チラシやプログラムノートも作成、プレイヤーとしての更なる自覚、責任を持ちましょう。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

決められた時間(30~40分)の中で、対象となる聴衆やテーマに沿った内容で楽しめるコンサートを披露する事が目標です。その為に必要なノウハウを体得できる上、グループの中で作業を進めるうちに調整力や忍耐力も養われます。

授業計画

第1回試験(コンサート)に向け:6回の授業の中でどのように準備を進めていくかを解説します。チラシ等の提出締切日も告知します。
第2回演奏会のプログラムを考えよう Vol.1:幾つかの班に分かれてテーマを決め、それに沿ったプログラムを考えます。演奏時間の計測等も行ないます。
第3回演奏会のプログラムを考えよう Vol.2:幾つかの班に分かれてテーマを決め、それに沿ったプログラムを考え、完成させます。
第4回チラシ及びプログラムノートの作成 Vol.1:チラシのデザインや盛り込む内容を検討します。字体や文字の大きさも考える必要があります。
第5回チラシ及びプログラムノートの作成 Vol.2:演奏曲について調べ、曲目解説を仕上げます(文字校正含む)。レイアウトも検討します。
第6回リハーサル:本番と同じように全体を通します。演奏面・ステージマナー等様々な角度から確認、問題点を整理します。
第7回1クォーター末試験(ミニコンサート):30~40分程度の演奏会を実施。他班に対しての講評も記入、客観的に見ることで自身の反省へとつなげます。
中間試験評価方法・評価基準
出席25%、平常点25%(試験の講評内容、普段の受講態度等)、試験50%(チラシ・プログラムノートの完成度、ステージマナー、演奏内容等、複数項目を採点し50点に換算)の割合で評価します。
第8回演奏会を企画しよう/スケジュール検討:具体的な聴衆をイメージして演奏会を企画します。試験に向けた準備のスケジュールを検討します。
第9回演奏会のプログラムを考えよう Vol.3:幾つかの班に分かれ、初回で決めた具体的な対象をイメージしたプログラムを考えます。
第10回演奏会のプログラムを考えよう Vol.4:プログラムを完成させます。選曲に負担はないか、全体の時間に過不足ないか等、最終確認を行ないます。
第11回チラシ及びプログラムノートの作成 Vol.3:チラシを作成します。見易く、対象に相応しい雰囲気になるよう、アイデアを練ります
第12回チラシ及びプログラムノートの作成 Vol.4:内容の確認や文字校正を行ないチラシを完成させます。プログラムノートにも着手します。
第13回チラシ及びプログラムノートの作成 Vol.5:必要事項が過不足なく盛り込まれているかを確認し、文字校正を経てプログラムノートを完成させます。
第14回リハーサル: 本番と同様に全体を通します。演奏面・ステージマナー等様々な角度から確認、問題点を整理します。
第15回2クォーター末試験(ミニコンサート):ミニコンサートの実施及び講評記入。授業の総括にふさわしい応しい内容かチェックします。
期末試験評価方法・評価基準
出席25%、平常点25%(試験の講評内容、普段の受講態度等)、試験50%(チラシ・プログラムノートの完成度、ステージマナー、演奏内容等、複数項目を採点し50点に換算)の割合で評価します。3・4両クォーターの平均が学年末評価となります。
科目名ピアノアンサンブル技法Ⅰ
担当講師名小野 哲也
専攻楽器グレード等ピアノ
年次1年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師はソロ演奏と共に声楽や器楽の伴奏、室内楽、2台ピアノ等、アンサンブルの演奏活動経験を持ちます。

授業内容

春学期はピアノで表現力のある演奏をするための基礎となる様々な知識や奏法について学んでいきます。ピアノという楽器をどのように魅力的に響かせるか、また聞いている人が心を動かす表現をするために演奏者は何をするべきか、を学びます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

まずはピアノの構造、身体の使い方を学び、楽譜を正確に読み取る力をつけて演奏をすることを目標とします。学期の後半では課題曲を使い、楽譜の情報から曲のイメージを膨らませて音楽的表現力をつけていきます。

授業計画

第1回ピアノの成り立ちや構造について学びます。
第2回ピアノを演奏する時の体の使い方について学びます。
第3回鍵盤へのタッチをコントロールするための、指や手の使い方を実習します。
第4回色々な曲の拍子・リズムについて学びます。
第5回楽譜に書かれた題名、テンポ、強弱、記号などを確認して音出しをします。
第6回音楽用語やフレーズ、アーティキュレーションなどを確認して音出しをします。
第7回中間試験:ペーパーテストと自由曲を1曲演奏します。
中間試験評価方法・評価基準
試験では、ペーパーテストや実技演奏に授業内容を活かせたかどうか、を評価します。出席率:40%、試験:60%
第8回課題曲を選び、実際に演奏することと共に解釈について学びます。
第9回音楽の形式や構造について学びます。ソナタ形式など、様々な曲の構造を考えていきます。
第10回拍節法や和声分析などについて学びます。
第11回課題曲を使って、練習法について研究します。
第12回課題曲を使って、イメージの具体化について研究します。
第13回ペダルの使い方による、表現の可能性の拡がりを学びます。
第14回課題曲を使って、ピアノという楽器の響きや音色について演習します。
第15回期末試験:ペーパーテストと課題曲を1曲演奏します。
期末試験評価方法・評価基準
試験では、ペーパーテストや実技演奏に授業内容を活かせたかどうか、を評価します。出席率:40% 試験60%
科目名ピアノアンサンブル技法Ⅱ
担当講師名小野 哲也
専攻楽器グレード等ピアノ
年次1年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師はソロ演奏と共に声楽や器楽の伴奏、室内楽、2台ピアノ等、アンサンブルの演奏活動経験を持ちます。

授業内容

秋学期は、ピアノアンサンブルとして連弾と2台ピアノを実習していきます。息の合わせ方やバランスのとり方など、パートナーと一緒に音楽的表現を追求していきましょう。学期の前半は定番の連弾曲を、後半は2台ピアノに取り組み、学科コンサートへの活用を目指します。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

個人の練習を基本とし、相手のパートについても理解した上でお互いに良く聴き合い、良いアンサンブルが出来る様に意見を出し合って、共にに一つの音楽表現を作り上げていきます。

授業計画

第1回簡単な連弾曲を使って実際にパートナーと合わせて、アンサンブルの楽しさを体験します。
第2回古典派の連弾作品を演習します。バランスのとり方を実習します。
第3回古典派の連弾作品を演習します。曲の構造、調性について考察します。
第4回ロマン派の連弾作品を演習します。バランスのとり方を実習します。
第5回ロマン派の連弾作品を演習します。テンポが変化する時の呼吸の合わせ方などを学びます。
第6回試験に向けて、曲を仕上げていきます。
第7回中間試験:このクォーターで学んだ曲の中から1曲、または2曲演奏します。
中間試験評価方法・評価基準
試験では、充実した連弾アンサンブルが出来たかどうかを評価します。出席率:40% 試験:60%
第8回期末試験と学科コンサートに向けてのプログラムを準備します。音源を聴き、スコアリーディングをします。
第9回2台ピアノ演習① 自分のパートが受け持つ役割を理解して、合わせに臨みます。
第10回2台ピアノ演習② 自分の音とパートナーの音を聴き、お互いに意見を出し合います。
第11回2台ピアノ演習③ クラスメイトの演奏を聴いて、バランスの良い響きやペダリング、表現力について考えます。
第12回2台ピアノ演習④ 楽譜を正確に読み取っているか、確かめていきます。
第13回2台ピアノ演習⑤ 仕上がりをイメージして、テンポやアンサンブルの精度を確認します。
第14回2台ピアノ演習⑥ 試験に向けて、曲を仕上げていきます。
第15回期末試験: このクォーターで学んだ曲を演奏します。お客様に聴いてもらう事を意識しましょう。
期末試験評価方法・評価基準
試験では、充実した2台ピアノアンサンブルが出来たかどうかを評価します。出席率:40% 試験:60%
科目名ピアノアンサンブル技法Ⅲ
担当講師名加藤 明子
専攻楽器グレード等ピアノ
年次2年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師はコンサートにおいてピアノアンサンブルをはじめ弦楽器・管楽器とのアンサンブル経験も数多くあり、本校及び他の教育機関において、幅広い年代を対象に長年授業・実技の指導育成に携わるなどの実務経歴を有しています。

授業内容

1年時に学んだアンサンブル技法の基礎を元に、様々な時代、様々な編成のアンサンブル作品にチャレンジしていきます。又春学期はオリジナル作品を中心にアンサンブル能力のアップを図ります。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

ピアノは本来1人で音楽創りをする事が基本ですが、アンサンブルを経験することによって、音量・ダイナミクス・アゴ―ギグの変化など、他者と共に音楽創りをする事を経験し、柔軟で幅広い表現力、より高い音楽的技量を身につける事を目標とします。

授業計画

第1回〔テーマ〕アンサンブルの歴史
〔授業内容〕アンサンブル作品がどのようにして生まれたのか、どのような軌跡を辿って現在に至ったのかを学びます。
第2回〔テーマ〕連弾演奏の基礎知識
〔授業内容〕特に連弾で起きる問題点にフォーカスしながら、アンサンブルにおける基本的な注意点を学んでいきます。
第3回〔テーマ〕アンサンブル演奏法・連弾(1)​
〔授業内容〕連弾の「オリジナル作品」を実際に演奏しながら、アンサンブル作品の曲創りを学びます。
第4回〔テーマ〕アンサンブル演奏法・連弾(2)​
〔授業内容〕まずは作曲家の生涯を把握し、楽曲分析をした後、サウンドチェックをしながら進めていきます。
第5回〔テーマ〕アンサンブル演奏法・連弾(3)​
〔授業内容〕演奏家だけでなく聴き手としての「耳」を育て、皆で意見交換をしながら音楽創りをしていきます。
第6回〔テーマ〕1クウォーターまとめ
〔授業内容〕試験に向けてリハーサルをしながら最終確認をしていきます。
第7回〔テーマ〕試験
〔授業内容〕コンサート形式で各曲の解説もスピーチしながら進行していきます。
中間試験評価方法・評価基準
演奏(100点満点)、演奏時の曲目解説・コメント(100点満点) の平均点に出席点を加減します。
第8回〔テーマ〕連弾・「編曲作品」にチャレンジ
〔授業内容〕オリジナル作品との違い、そして原曲を理解した上でどのようにピアノでの演奏へつなげていくかを学びます。
第9回〔テーマ〕連弾・編曲作品の演奏法(1)
〔授業内容〕作曲家の生涯を把握し、楽曲分析、又原曲との比較をしながら曲をしっかり理解していきます。
第10回〔テーマ〕連弾・編曲作品の演奏法(2)
〔授業内容〕録音をとりサウンドチェックをしたり、クラス内でお互いの演奏を聴き合い、意見交換をしながら音楽創りをしていきます。
第11回〔テーマ〕2台ピアノ・オリジナル作品
〔授業内容〕今度は編成を変え、2台ピアノ・オリジナル作品に挑戦します。
第12回〔テーマ〕連弾と2台ピアノとの相違
〔授業内容〕基本要素(作曲家生涯・楽曲分析)を把握し、連弾と2台ピアノの演奏法の違いについて学びます。
第13回〔テーマ〕2台ピアノ作品の演奏法(1)
〔授業内容〕録音をとりサウンドチェックをしたり、クラス内でお互いの演奏を聴き合い、意見交換をしながら音楽創りをしていきます。
第14回〔テーマ〕2クウォーターまとめ
〔授業内容〕試験に向けてリハーサルをしながら最終確認をしていきます。
第15回〔テーマ〕試験
〔授業内容〕コンサート形式で各曲の解説もスピーチしながら進行していきます。
期末試験評価方法・評価基準
演奏(100点満点)、演奏時の曲目解説・コメント(100点満点) の平均点に出席点を加減します。
科目名ピアノアンサンブル技法Ⅳ
担当講師名加藤 明子
専攻楽器グレード等ピアノ
年次2年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

本科目では講師自身のコンサート活動及びコンサート企画、数多くのコンクール審査と云った実体験と、様々な場において幅広い年代を対象とした指導育成に携わった実務経験が有効に生かせると考えます。

授業内容

アンサンブル技法応用編として、広い視野から音楽を捉えられるように、アンサンブル
能力の向上を図ります。3月のアンサンブルコンサート『infinity』でのステージ演奏をイメージしながら進めていきます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

各作品(オリジナル作品・編曲作品)、各編成(1台4手・2台4手・2台8手・1台8手)、のどのような作品にも対応できる能力を身につけていきます。最終的にはステージ上で、いかに豊かなパフォーマンスが出来るか!を目標とします。

授業計画

第1回〔テーマ〕アンサンブルの発展Ⅰ
〔授業内容〕オーケストラ作品の2台ピアノ用に編曲された作品に取り組んでいきます。3月のインフィニティーコンサート出演を視野に。
第2回〔テーマ〕スコアリーディング
〔授業内容〕オーケストラ用スコアを見ながら各楽器がどのようにピアノパートへ変換されているかを学んでいきます。
第3回〔テーマ〕2台ピアノ(オケ編)演奏法(1)
〔授業内容〕オーケストラ作品を2台ピア ノで再現するダイナミックなサウンドを体感し追及していきます。
第4回〔テーマ〕2台ピアノ(オケ編)演奏法(2)
〔授業内容〕パートナーといかにアーティキュレーションを合わせ、ダイナミクスを創っていくかを学んでいきます。
第5回[テーマ〕2台ピアノ(オケ編)演奏法(3)
〔授業内容〕録音をとりサウンドチェックをしたり、クラス内でお互いの演奏を聴き合い、意見交換をしながら音楽創りをしていきます。
第6回〔テーマ〕3クウォーターまとめ
〔授業内容〕試験に向けてリハーサルをしながら最終確認をしていきます。
第7回〔テーマ〕試験
〔授業内容〕コンサート形式で演奏をしていく。又スコアリ―ディングのテストを実施します。
中間試験評価方法・評価基準
下記各100点満点の平均点に出席点を加減します。
・演奏技法=課題曲より任意の曲を演奏
・レポート=曲目解説・作品分析
第8回〔テーマ〕アンサンブルの発展Ⅱ
〔授業内容〕ここからは2台8手・1台8手など今まで経験していない様々な編成の作品にチャレンジしていきます。
第9回〔テーマ〕新しい編成へ
〔授業内容〕新しい編成の作品についても、原曲把握、スコアリーディング、楽曲分析を経て作品への理解を深めていきます。
第10回〔テーマ〕2台8手作品の演奏法(1)
〔授業内容〕引き続き楽曲分析やスコアリーディングを並行しながら音楽創りをしていきます。
第11回〔テーマ〕2台8手作品の演奏法(2)
〔授業内容〕録音をとりサウンドチェックをしたり、クラス内でお互いの演奏を聴き合い、意見交換をしながら音楽創りをしていきます。
第12回〔テーマ〕2台8手作品の演奏法(3)まとめ
〔授業内容〕自分達の演奏の録音を客観的に聴き、細かいニュアンス・様々なコントロールなどをチェックしながら追求していきます。
第13回〔テーマ〕1台8手作品の演奏法(1)
〔授業内容〕狭いキャパシティーの中でどのように様々なコントロールをし、8手のバランスを作っていくのか、実際に体感・演奏していきます。
第14回〔テーマ〕年度末・総括
〔授業内容〕この一年間学んできた様々な編成のアンサンブル作品について、夫々の注意点を確認していきます。
第15回〔テーマ〕試験
〔授業内容〕コンサート形式で進行していきます。
期末試験評価方法・評価基準
下記各100点満点の平均点に出席点を加減します。
・演奏技法=課題曲より任意の曲を演奏
・レポート=曲目解説・作品分析
科目名専攻ソルフェージュAⅠ
担当講師名宇都宮 三花
専攻楽器グレード等ピアノ
年次3年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

授業内容

コールユーブンゲン・リズム打ち・新曲視唱・初見演奏・聴音(メロディー・暗記)。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

音楽を構成する様々な要素を集中的に訓練することで音やリズムに対する意識が高まり、音楽的表現に結びつける目的。

授業計画

第1回レベル確認テスト
第2回ソルフェージュ基礎(2度音程・2/4拍子)
第3回ソルフェージュ基礎(3度音程・3/4拍子)
第4回ソルフェージュ基礎(4度音程・4/4拍子)
第5回ソルフェージュ基礎(5度音程・2/2拍子)
第6回ソルフェージュ基礎まとめ
第7回試験
中間試験評価方法・評価基準
出席率:40% 平常点:30% 試験:30%
第8回ソルフェージュ基礎(6度音程・3/2拍子)
第9回ソルフェージュ基礎(7度音程・4/2拍子)
第10回ソルフェージュ基礎(8度音程・3/8拍子)
第11回ソルフェージュ基礎(複音程・6/8拍子)
第12回ソルフェージュ基礎(転回音程・9/8拍子)
第13回ソルフェージュ基礎(変拍子・12/8拍子)
第14回ソルフェージュ基礎まとめ
第15回試験
期末試験評価方法・評価基準
出席率:40% 平常点:30% 試験:30%
科目名専攻ソルフェージュAⅡ
担当講師名宇都宮 三花
専攻楽器グレード等ピアノ
年次3年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

授業内容

コールユーブンゲン・リズム打ち・新曲視唱・初見演奏・聴音(メロディー・暗記)。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

音楽を構成する様々な要素を集中的に訓練することで音やリズムに対する意識が高まり、音楽的表現に結びつける目的。

授業計画

第1回ソルフェージュ基礎(調性と長音階)
第2回ソルフェージュ基礎(調性と自然短音階)
第3回ソルフェージュ基礎(調性と和声短音階)
第4回ソルフェージュ基礎(調性と旋律短音階)
第5回ソルフェージュ基礎(半音階・臨時記号)
第6回ソルフェージュ基礎まとめ
第7回試験
中間試験評価方法・評価基準
出席率:40% 平常点:30% 試験:30%
第8回ソルフェージュ基礎(転調・属調)
第9回ソルフェージュ基礎(転調・下属調)
第10回ソルフェージュ基礎(転調・平行調)
第11回ソルフェージュ基礎(転調・同主調)
第12回ソルフェージュ基礎(移調・ハ音記号)
第13回ソルフェージュ基礎(移調・ハ音記号)
第14回ソルフェージュ基礎まとめ
第15回試験
期末試験評価方法・評価基準
出席率:40% 平常点:30% 試験30%
科目名専攻ソルフェージュAⅢ
担当講師名宇都宮 三花
専攻楽器グレード等ピアノ
年次4年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

授業内容

コールユーブンゲン・視唱リズム・伴奏付きソルフェージュ・初見演奏・聴音(ハーモニー)。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

音楽を構成する様々な要素を集中的に訓練することで音やリズムに対する意識が高まり、音楽的表現に結びつける目的。

授業計画

第1回レベル確認テスト
第2回ソルフェージュ応用(低音部譜表と二声聴音)
第3回ソルフェージュ応用(長音階の基和音)
第4回ソルフェージュ応用(短音階の基和音)
第5回ソルフェージュ応用(七の和音・九の和音)
第6回ソルフェージュ応用まとめ
第7回試験
中間試験評価方法・評価基準
出席率:40% 平常点:30% 試験:30%
第8回ソルフェージュ応用(三声聴音・増三和音)
第9回ソルフェージュ応用(三声聴音・減三和音)
第10回ソルフェージュ応用(和音の転回)
第11回ソルフェージュ応用(終止形)
第12回ソルフェージュ応用(長調のカデンツ)
第13回ソルフェージュ応用(短調のカデンツ)
第14回ソルフェージュ応用まとめ
第15回試験
期末試験評価方法・評価基準
出席率:40% 平常点:30% 試験:30%
科目名専攻ソルフェージュAⅣ
担当講師名宇都宮 三花
専攻楽器グレード等ピアノ
年次4年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

授業内容

コールユーブンゲン・視唱リズム・伴奏付きソルフェージュ・初見演奏・聴音(ハーモニー)・歌曲。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

音楽を構成する様々な要素を集中的に訓練することで音やリズムに対する意識が高まり、音楽的表現に結びつける目的。

授業計画

第1回ソルフェージュ発展(四声聴音密集体とドイツ歌曲①)
第2回ソルフェージュ発展(四声聴音密集体とドイツ歌曲②)
第3回ソルフェージュ発展(四声聴音密集体とドイツ歌曲③)
第4回ソルフェージュ発展(四声聴音密集体とドイツ歌曲④)
第5回ソルフェージュ発展(四声聴音密集体とドイツ歌曲⑤)
第6回ソルフェージュ発展(四声聴音密集体とドイツ歌曲⑥)
第7回試験
中間試験評価方法・評価基準
出席率:40% 平常点:30% 試験:30%
第8回ソルフェージュ発展(四声聴音開離体とイタリア歌曲①)
第9回ソルフェージュ発展(四声聴音開離体とイタリア歌曲②)
第10回ソルフェージュ発展(四声聴音開離体とイタリア歌曲③)
第11回ソルフェージュ発展(四声聴音開離体とイタリア歌曲④)
第12回ソルフェージュ発展(四声聴音開離体とイタリア歌曲⑤)
第13回ソルフェージュ発展(四声聴音開離体とイタリア歌曲⑥)
第14回ソルフェージュ発展まとめ
第15回試験
期末試験評価方法・評価基準
出席率:40% 平常点:30% 試験:30%
科目名専攻ソルフェージュBⅠ
担当講師名土屋 淑子
専攻楽器グレード等ピアノ
年次3年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

BLUE NOTE TOKYO、オーチャードホール他、多数のコンサートの実務経験、及び、舞台・テレビドラマ等での劇伴の作曲/編曲の経験を持ちます。また個人で主宰する音楽教室でのクラシック〜ポピュラー・ジャズのピアノ実技、ソルフェージュレッスンの実績は30年以上となります。

授業内容

「ソルフェージュ」という言葉から何を連想しますか?聴音、新曲視唱、等々のイメージが漠然と浮かぶかもしれません。そうした「点」を「線」へとつなげることが、この授業で意味する「ソルフェージュ」です。Cメロ譜の初見など、実戦につながる課題もこなしていきます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

聴音力、初見力、コードを聴く力、弾く力も付けていきます。

授業計画

第1回ガイダンス〜この授業の紹介
第2回町で聞くあの音〜①(日常にある音の聴音(4小節程度)、初見sol.)
第3回町で聞くあの音〜②(日常にある音の聴音(8小節程度)、初見sol.)
第4回小テスト〜今までのまとめ
第5回コードについて(基礎の確認と聴音、初見、sol.)
第6回スケールについて(基礎の確認と聴音、初見、sol.)
第7回中間試験〜今までのまとめ
中間試験評価方法・評価基準
出席率、平常点(授業に臨む態度)を重視します。テスト点数40%、出席率20%、平常点20%、その他20%
第8回聴く・書く・歌う〜①/旋律・2声聴音(Major、minor)、初見sol.
第9回聴く・書く・歌う〜②/旋律・2声聴音(M、m〜♯×1)、初見sol.
第10回聴く・書く・歌う〜②/旋律・2声聴音(M、m〜♭×1)、初見sol.
第11回小テスト〜今までのまとめ
第12回聴く・書く・歌う〜④/旋律・2声聴音(M、m〜♯×2)、初見sol.
第13回聴く・書く・歌う〜⑤/旋律・2声聴音 (M、m〜♭×2)、初見sol.
第14回聴く・書く・歌う〜⑥/旋律・2声聴音(M、m〜♯、♭×2まで)、初見sol.
第15回期末試験〜今までのまとめ
期末試験評価方法・評価基準
授業で扱った聴音、ソルフェージュ、初見等、総合的にどこまで身についたか、個人個人の到達点を重視します。出席率、平常点(授業に臨む態度)を重視します。
テスト点数40%、出席率20%、平常点20%、その他20%

特記事項

授業には五線ノートを必ず持ってきてください。

科目名専攻ソルフェージュBⅡ
担当講師名土屋 淑子
専攻楽器グレード等ピアノ
年次3年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

BLUE NOTE TOKYO、オーチャードホール他、多数のコンサートの実務経験、及び、舞台・テレビドラマ等での劇伴の作曲/編曲の経験を持ちます。また個人で主宰する音楽教室でのクラシック〜ポピュラー・ジャズのピアノ実技、ソルフェージュレッスンの実績は30年以上となります。

授業内容

ソルフェージュとは、音楽の総合力と捉えます。日常生活の中にも、たくさんのミュージカルナンバーやオペラのアリアがあります。初見力、耳コピーの力、コード付けの力・・・等々。実際のミュージカルやオペラから題材をとって、総合的な力を身につけていきましょう。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

聴音力、初見力、耳コピーやコード付けの力。

授業計画

第1回ミュージカル①〜ミュージカルナンバーから初見、聴音、sol.①
第2回ミュージカル②〜ミュージカルナンバーから初見、聴音、sol.②
第3回ミュージカル③〜ミュージカルナンバーから初見、聴音、sol.③
第4回小テスト〜今までのまとめ
第5回オペラ①〜オペラのアリアから初見、聴音、sol.①
第6回オペラ②〜オペラのアリアから初見、聴音、sol.②
第7回中間試験〜今までのまとめ
中間試験評価方法・評価基準
出席率、平常点(授業に臨む態度)を重視します。テスト点数40%、出席率20%、平常点20%、その他20%
第8回ミュージカル④〜ミュージカルナンバーから初見、聴音、sol.④
第9回ミュージカル⑤〜ミュージカルナンバーから初見、聴音、sol.⑤
第10回ミュージカル⑥〜ミュージカルナンバーから初見、聴音、sol.⑥
第11回小テスト〜今までのまとめ
第12回オペラ③〜オペラのアリアから初見、聴音、sol.③
第13回オペラ④〜オペラのアリアから初見、聴音、sol.④
第14回オペラ⑤〜オペラのアリアから初見、聴音、sol.⑤
第15回期末試験〜今までのまとめ
期末試験評価方法・評価基準
授業で扱った聴音、ソルフェージュ、初見等、総合的にどこまで身についたか、個人個人の到達点を重視します。出席率、平常点(授業に臨む態度)を重視します。
テスト点数40%、出席率20%、平常点20%、その他20%

特記事項

授業には必ずノートを持ってきてください

科目名専攻ソルフェージュBⅢ
担当講師名土屋 淑子
専攻楽器グレード等ピアノ
年次4年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

BLUE NOTE TOKYO、オーチャードホール他、多数のコンサートの実務経験、及び、舞台・テレビドラマ等での劇伴の作曲/編曲の経験を持ちます。また個人で主宰する音楽教室でのクラシック〜ポピュラー・ジャズのピアノ実技、ソルフェージュレッスンの実績は30年以上となります。

授業内容

「ソルフェージュ」とは音楽力の基盤ととらえます。見たもの・聴いたものを正確に弾く、歌う、書くことができるためには、耳で聴きとる力、心の耳で鳴らすことのできる力、この2つが対等に必要です。この両方とも音楽をする上で必要不可欠なものです。それによってメロディーに対してすぐにコード付けができたり、初見は正確さにもつながります。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

今学期は、1段譜の初見からヴォイシングを通じて、アナリーゼをしながら曲の全体像をつかんでいきます。

授業計画

第1回ヴォイシング〜1(初見で早く、正確に)
第2回ヴォイシング〜2(初見で早く、正確に)
第3回小テスト〜今までのまとめ
第4回ヴォイシング〜3(初見で早く、正確に)
第5回ヴォイシング〜4(初見で早く、正確に)
第6回ヴォイシング〜5(初見で早く、正確に)
第7回中間試験〜今までのまとめ
中間試験評価方法・評価基準
出席率、平常点(授業に臨む態度)を重視します。テスト点数40%、出席率20%、平常点20%、その他20%
第8回聴く・書く・歌う〜1(旋律・4声(Open,Close)Major 初見sol.)
第9回聴く・書く・歌う〜2(旋律・4声(Open,Close)minor 初見sol.)
第10回聴く・書く・歌う〜3(旋律・4声(Open,Close)M、m 初見sol.)
第11回小テスト〜今までのまとめ
第12回聴く・書く・歌う〜4(旋律聴音+コード付け Major 初見sol.)
第13回聴く・書く・歌う〜5(旋律聴音+コード付け minor 初見sol.)
第14回聴く・書く・歌う〜6(旋律聴音+コード付け M、m 初見sol.)
第15回学期末試験〜今までのまとめ
期末試験評価方法・評価基準
授業で扱った聴音、ソルフェージュ、初見等、総合的にどこまで身についたか、個人個人の到達点を重視します。出席率、平常点(授業に臨む態度)を重視します。テスト点数40%、出席率20%、平常点20%、その他20%

特記事項

この授業は必ず五線紙ノートを持ってきてください

科目名専攻ソルフェージュBⅣ
担当講師名土屋 淑子
専攻楽器グレード等ピアノ
年次4年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

BLUE NOTE TOKYO、オーチャードホール他、多数のコンサートの実務経験、及び、舞台・テレビドラマ等での劇伴の作曲/編曲の経験を持ちます。また個人で主宰する音楽教室でのクラシック〜ポピュラー・ジャズのピアノ実技、ソルフェージュレッスンの実績は30年以上となります。

授業内容

クラシック以外の分野では、いわゆる耳コピーを必要とする場面が多々あります。よく知られている歌謡曲でも、改めて聴音してみると新しい発見もあります。「聴いたものをそれらしく再現する」力はとても重要なスキルです。授業ではそのスキルを身につけるために、いろいろな曲を取り上げていきます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

秋学期では、ポピュラーソングのメロディーを聴音したのちに、頭の中で鳴っているハーモニーをつけていきます。そして改めて原曲の楽譜を比べてみましょう。

授業計画

第1回聴音とコード付け〜1(ポップスの旋律聴音・コード付け(M)/初見sol.)
第2回聴音とコード付け〜2(ポップスの旋律聴音・コード付け(M)/初見sol.)
第3回小テスト〜今までのまとめ
第4回聴音とコード付け〜3(ポップスの旋律聴音・コード付け(m)/初見sol.)
第5回聴音とコード付け〜4(ポップスの旋律聴音・コード付け(m)/初見sol.)
第6回聴音とコード付け〜5(ポップスの旋律聴付けコード聴音/(M、m)、初見sol.)
第7回中間試験〜今までのまとめ
中間試験評価方法・評価基準
出席率、平常点(授業に臨む態度)を重視します。テスト点数40%、出席率20%、平常点20%、その他20%
第8回聴音とコード付け〜1(旋律・4声(Open,Close)Major 初見sol.)
第9回聴音とコード付け〜2(旋律・4声(Open,Close)minor 初見sol.)
第10回聴音とコード付け〜3(旋律・4声(Open,Close)M、m 初見sol.)
第11回小テスト〜今までのまとめ
第12回フレーズとコード〜1(ジャズの耳コピーに挑戦(2小節程度)、初見sol.)
第13回フレーズとコード〜2(ジャズの耳コピーに挑戦(4小節程度)、初見sol.)
第14回フレーズとコード〜3(ジャズの耳コピーに挑戦(8小節程度)、初見sol.)
第15回期末試験〜今までのまとめ
期末試験評価方法・評価基準
授業で扱った聴音、ソルフェージュ、初見等、総合的にどこまで身についたか、個人個人の到達点を重視します。出席率、平常点(授業に臨む態度)を重視します。
テスト点数40%、出席率20%、平常点20%、その他20%

特記事項

この授業は必ず五線紙ノートを持ってきてください

科目名クラシック演奏法研究Ⅰ
担当講師名大導寺 錬太郎
専攻楽器グレード等ピアノ
年次1年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

授業内容

バロック、特にバッハはクラシックを勉強する上で必要不可欠な作曲家です。しかしその緻密で複雑な作曲構造の為、苦手意識を持たれ易いのも事実。バッハのオリジナル(鍵盤)作品の分析は勿論、ポピュラー編曲、ジャズ編曲作品も取り上げ、様々なジャンルの音楽にも対応できるバッハ音楽の懐の深さも紹介します。CD鑑賞や実演を通して、耳で体でバッハを楽しみましょう。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

ポリフォニー作品の演奏に必要な分析力(テーマ調べ・転調調べ・各種舞曲の特徴の理解等)を身につけ、複数の声部を聴き分ける耳を養い、当時の様式から逸脱しない立体的な響きの演奏を目指します。

授業計画

第1回バロック以前の音楽~バッハの登場:バッハ登場以前の音楽の歴史や活躍した作曲家を学び、各時代の特徴を整理して覚えます。
第2回ポリフォニー音楽とは/J.S.バッハの作品:ポリフォニー音楽の特徴を学び、作品の簡単な分析や小品を実際に演奏することによって理解を深めます。
第3回インヴェンション①/いろいろな版:当時と現在の記譜の違いをバッハの自筆譜を通して理解します。また、様々な版の特徴を学びます。
第4回インヴェンション②/作品分析:第1番の分析を実施します。演奏に必要な最低限のアナリーゼの仕方を学びます。
第5回シンフォニア①/作品分析・演奏:第8番の分析を行ないます。各声部の横の動きを把握し、どのように絡んでいるか、演奏を通して理解します。
第6回シンフォニア②/装飾音・曲の配列/第5番を取り上げ、多種多様な装飾の記号・名称・奏法を学びます。また全15曲の配列の特徴を解説します。
第7回授業のまとめ(1クォーター試験):授業のまとめとして、筆記・実技の試験を実施します。実技課題は授業で取り上げた作品より指定します。
中間試験評価方法・評価基準
出席25%(第1回~第6回は各3.5点、第7回のみ4点で計算。遅刻は減点1)、平常点25%(授業態度及び授業内での演奏内容等)、試験50%で評価。成績は2クォーター初回授業時に配付します。
第8回BWV番号の解説:バッハ作品主題目録番号を学び、ジャンルごとに分類された番号を覚えます。
第9回平均律①/作品の成り立ち:作品の成立年・評価・特徴を学び、タイトルの「平均律」について当時の調律法を絡めて考察します。
第10回平均律②/プレリュードの多様性他:第1巻全24曲の前奏曲を5つの特徴に分けて解説します。また各曲の適切なテンポについても考察します。
第11回平均律③/グノーの〈アヴェ・マリア〉との関連:グノーの〈アヴェ・マリア〉の伴奏としても知られる第1番のプレリュードを分析し、2曲の関連を学びます。
第12回平均律④/フーガの分析・演奏聴き比べ:第1巻第1番の分析を通して、フーガの特性を理解します。また様々は演奏を鑑賞し、解釈の多様性を実感します。
第13回組曲①/バッハの残した組曲:代表的な組曲作品の大まかな特徴を学び、そこに登場する舞曲の名称・特徴を覚えます。
第14回組曲②/その他の名作/D.スカルラッティ:舞曲、平均律以外の主要な鍵盤作品やその他の名曲、D.スカルラッティ作品の解説・鑑賞を行ないます。
第15回授業のまとめ(2クォーター試験):授業のまとめとして筆記・実技の試験を実施します。実技は指定した課題の演奏となります。
期末試験評価方法・評価基準
出席25%(第8回~第14回は各3点、第15回のみ4点で計算。遅刻は減点1)、平常点25%(受講態度及び授業内での演奏内容など)、試験50%の割合で算出。1・2両クォーターの成績の平均が学期末の評価となります。
科目名クラシック演奏法研究Ⅱ
担当講師名大導寺 錬太郎
専攻楽器グレード等
年次1年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

授業内容

バロックの次に登場する古典派について、基本的な知識を学びます。古典派三大巨匠のハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの代表的な作品を取り上げ、簡単な形式論を学び、分析を通して演奏法を研究します。同時にピアノ作品と他ジャンルの関連性やピアノの発達についても研究し、CD等の鑑賞と実習を織り交ぜながら演奏表現法を考えます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

古典派の基本的な知識を身につけ、感性だけに頼らない説得力のある演奏ができるようにします。また鍵盤作品以外の名曲を学ぶことで、作曲家の音楽的な特徴を深く理解し、適切なタッチやフレージング等を自ら考えることのできる力を養います。

授業計画

第1回バロック時代から古典派の時代へ:J.S.バッハ没後からハイドン・モーツァルト・ベートーヴェンが活躍するまでの歴史を学びます。
第2回古典派時代の「ソナタ」/様々な形式①:古典派時代に確立された「ソナタ」の構成他、様々な形式を学びます。
第3回様々な形式②/ソナチネ演奏:様々な形式が実際の作品にどう当てはめられているかを、演奏を通して理解します。
第4回J.ハイドン①~その生涯~:77年の生涯を解説。仕えた貴族や師匠、モーツァルトとの友情、人物像などを知り、名作の生まれた背景を理解します。
第5回J.ハイドン②~交響曲他、Hob.番号~:ハイドンの残した主要な作品の解説と鑑賞。ハイドン作品目録番号を学び、膨大な作品を整理します。
第6回J.ハイドン③~ピアノソナタの分析~:代表的なピアノソナタを分析し、ハイドンの作曲上の工夫を知り、適切な表現の仕方を学びます。
第7回授業のまとめ(3クォーター試験):第1回~第6回までの授業のまとめとして筆記・実技の試験を実施します。実技は事前に指定した課題の演奏となります。
中間試験評価方法・評価基準
出席25%(第1回~第6回は各3.5点、第7回のみ4点で計算。遅刻は減点1)、平常点25%(授業態度及び授業内での演奏内容)、試験50%。成績は4クォーター初回授業時に配付します。
第8回モーツァルト①~幼年時代の演奏旅行~:父親と長きにわたる演奏旅行で起きた出来事や、影響を受けた人物、彼の天才ぶりを表すエピソードなどを解説します。
第9回モーツァルト②~初期作品演奏/K.番号~:記念すべき第1作他、初期の小品を演奏し、彼の音楽・感性を体感します。K.番号の解説も行ないます。
第10回モーツァルト③~作風・ピアノソナタ~作品の特徴を解説。また全18曲のピアノソナタより、有名な数曲を解説・鑑賞します。
第11回モーツァルト④~その他ジャンルの名曲~様々なジャンルの名曲解説と鑑賞。鑑賞を通して彼の魅力に迫り、ピアノ作品との関連も学びます。
第12回ベートーヴェン①~交響曲~:ベートーヴェンの交響曲についての解説・鑑賞。鑑賞に伴い、スコアの基本的な読み方を学びます。
第13回ベートーヴェン②~ピアノ協奏曲・ソナタ~:彼の協奏曲及びピアノソナタの特徴を解説・鑑賞を通して学びます。ピアノの発達についても触れます。
第14回ベートーヴェン③~小品他~/シューベルト:小品や変奏曲、室内楽など、またF.シューベルトのピアノ作品やD番号についても学びます。
第15回授業のまとめ(4クォーター試験):第8回~第14回の授業のまとめとして筆記・実技の試験を実施します。実技は事前に指定した課題の演奏となります。
期末試験評価方法・評価基準
出席25%(第8回~第14回各3点、第15回のみ4点で計算。遅刻は減点1)、平常点25%(授業態度及び授業内での演奏内容など)、試験50%の割合で算出。3・4クォーターの成績の平均が、学期末の評価となります。
科目名クラシック演奏法研究Ⅲ
担当講師名岡野 勇仁
専攻楽器グレード等ピアノ
年次2年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

ロマン派音楽のコンサート活動実績があり、音楽史に関する研究もおこなっています。

授業内容

ロマン派ピアノ作品を中心に、その様式感や演奏技法を学びます。作曲家の生きざまや時代背景を知ることで、ロマン派作品の理解を深め、学生それぞれの豊かな表現力を育てていきます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

授業内で学んだ事を元に、譜読み[読譜力]から本番までのプロセスを自身でしっかり考えられ、そして本番で多彩で豊かな音楽を表現でき、伝えられるピアニストになる事を目標とします。

授業計画

第1回ロマン派への流れ 1年時に学んだバロック・古典時代の復習・確認をした上で、どのようにロマン派へと引継がれていくかを学びます。
第2回ショパン(1) ショパンの生涯を把握し、その生きざまがどのように作品に影響しているのかを学びます。ピアノ協奏曲など
第3回ショパン(2) ショパンの作品を分析・演奏を通して学んでいきます。ワルツ・マズルカ・ポロネーズ
第4回ショパン(3) ショパンの作品を分析・演奏を通して学んでいきます。即興曲・バラード・スケルツォ
第5回ショパン(4) ショパンの作品を分析・演奏を通して学んでいきます。前奏曲など
第6回ヴィルトゥオ―ゾ・リスト リストの生涯を把握し、ヴィルトゥオ―ゾ作品の演奏法、又リストの音楽界への功績やオーケストラ作品についても学びます。
第7回試験 授業で指定した試験用課題曲を演奏。授業内容についての口頭試問。作曲家の様式や思想を理解しているかを評価します。
中間試験評価方法・評価基準
出席と授業内容の理解度により評価します。試験50%、出席30%、平常点20%
第8回シューマン(1) シューマンの生涯を把握し、ピアノ作品の分析・演奏法の研究をおこないます。
第9回シューマン(2) シューマンのピアノ作品の分析・演奏法の研究の第2回目。
第10回シューマン⑶ シューマンの歌曲、協奏曲、室内楽の分析をおこないます。
第11回メンデルスゾーン メンデルスゾーンの生涯を把握し、その生きざまがどのように作品に影響をしているかを学びます。
第12回ブラームス(1) ブラームスの生涯を把握し、ピアノ作品の分析・演奏法の研究をおこないます。
第13回ブラームス(2) ブラームスのピアノ作品の分析・演奏法の研究の第2回目。
第14回ブラームス(3) ブラームスの協奏曲、室内楽、交響曲の分析をおこないます。
第15回試験 授業で指定した試験用課題曲を演奏。授業内容についての口頭試問。作曲家の様式や思想を理解しているかを評価します。
期末試験評価方法・評価基準
出席と授業内容の理解度により評価します。試験50%、出席30%、平常点20%
科目名クラシック演奏法研究Ⅳ
担当講師名岡野 勇仁
専攻楽器グレード等
年次2年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

近代音楽・現代音楽のコンサート活動実績があり、音楽史に関する研究もおこなっています。

授業内容

レパートリーの拡充と音楽的視野を拡大する観点から、ピアニストに必要な近代以降のピアノ作品を紹介します。現代音楽の授業では時代背景や思想、音楽観などの解説もおこないます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

授業でとりあつかった内容を参考に、オリジナリティのあるプログラミングができるようになることが目標です。様々な様式の音楽を総合的に理解することにより、自分で音楽を分析する力も身につけます。

授業計画

第1回ドビュッシー 主要なピアノ楽曲の奏法や管弦楽曲を紹介します。絵画や詩との関連性も解説します。印象派と旋法についての理解を目標とします。
第2回ラヴェル 主要なピアノ楽曲の奏法や管弦楽曲を解説します。全作品の特徴を把握することを目標とします。
第3回フランスの作曲家とサティ ミヨー、プーランク、シャブリエ、セヴェラック、デュティーユ、サティの作品と時代背景を理解します。
第4回フランス~バロック、古典への回帰 サン・サーンス、フォーレ、フランクの楽曲の様式を学習します。同時代の作品と比較することにより、古典様式への理解を深めます。
第5回北欧~グリーグを中心に グリーグ、カスキ、シベリウス等の作品を紹介し、北欧の音楽の雰囲気を理解することを目標とします。
第6回スペインの作曲家 アルベニス、グラナドス、ファリャ、モンポウの作品を学習します。スペインのギター音楽等との関連性の理解も目標とします。
第7回試験 授業で指定した試験用課題曲を演奏。授業内容についての口頭試問。作曲家の様式や思想を理解しているかを評価します。
中間試験評価方法・評価基準
出席と授業内容の理解度により評価します。試験50%、出席30%、平常点20%
第8回バルトーク・東欧 バルトーク、シマノフスキー、チェコの作曲家をとりあげます。バルトークの作曲法や思想を理解することを目標とします。
第9回プロコフィエフ・ロシア ロシア5人組、ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィッチ、カバレフスキー等の作品を紹介します。
第10回ラフマニノフ ラフマニノフのピアノ楽曲の奏法や管弦楽曲の紹介をおこないます。同時代の他の作品と比較しながら、特長を学びます。
第11回スクリャービン スクリャービンのピアノソナタを中心としたピアノ曲や管弦楽曲を学習します。スクリャービンの様式、和声、旋法等を理解します。
第12回現代音楽のメインストリームと特殊奏法 新ウィーン楽派~クセナキス、メシアン、シュトックハウゼン、リゲティなどの語法と歴史を学習します。
第13回アメリカの現代音楽と南米の作曲家ミ ニマル音楽、即興音楽、ジョン・ケージとプリペアード・ピアノ、ヴィラ・ロボス、ヒナステラ、アストル・ピアソラ等の音楽を学習します。
第14回同時代の作曲家西村朗、野村誠、武満徹、伊左治直、ジョン・ウィリアムズ、エンニオ・モリコーネ等同時代の作曲家の作品を学習します。
第15回試験 授業で指定した試験用課題曲を演奏。授業内容についての口頭試問。作曲家の様式や思想を理解しているかを評価します。
期末試験評価方法・評価基準
出席と授業内容の理解度により評価します。試験50%、出席30%、平常点20%
科目名ジャズ・ポピュラーピアノ研究Ⅰ
担当講師名秋谷 えりこ
専攻楽器グレード等ピアノ
年次1年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は、TV、CM、ポップス業界において、演奏、作・編曲、プロデュースの実務経験を持ちます。

授業内容

演奏、作・編曲に必要なコード基礎、テンションをのクローズ・ヴォイシング全般を習得。また様々なポップス例題を通し、リズム・ダイアトニック・コード進行を学びます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

コードの基本「クローズ・ヴォイシング」と「長調のダイアトニック・コード進行」の基礎知識を習得します。

授業計画

第1回メジャー&マイナーのトライアド、全キーの習得。演習曲:スタンド・バイ・ミー
第2回トライアドを曲中で実践。演習曲:恋はあせらずに
第3回4和音の全キー習得。演習曲:ヘイ・ジュード
第4回SUS4&ディミニッシュ7th・コードの習得。演習曲:ラヴィン・ユー
第5回3&4和音を含む曲の演習とコード使用するオブリ。演習曲:レット・イット・ビー
第6回総復習と試験の準備。
第7回中間試験:クローズ・ヴォイシング筆記試験と曲の演奏。
中間試験評価方法・評価基準
出席:10%、平常点:20%、試験:70%
第8回テンションの種類(9th,11th,13th)の置き換え。9th演習曲:タイム・アフター・タイム
第9回6種の裏技エクササイズ。II-V演習。演習曲:イパネマの娘
第10回長調のダイアトニック① 表を覚える。演習曲:ティアーズ・イン・ヘブン
第11回長調の曲作り① 主要三和音をモチーフに代理コードを当てはめ主題をつくる。
第12回長調のダイアトニック② アナライズ 演習曲;ユア・ソング、オネスティー
第13回長調の曲作り② サビをダイアトニック並進行を使ってつくる。
第14回長調のダイアトニック③ ベースを重視した進行。演習曲:イエスタデイ・ワンス・モア
第15回期末試験:長調のオリジナル曲の提出。テンションを含む楽曲の演奏。筆記。
期末試験評価方法・評価基準
筆記と演習を実施の中、テンションの理解度と長調のダイアトニックの理解度で評価。
出席:10%、平常点:20%、試験:70%
科目名ジャズ・ポピュラーピアノ研究Ⅱ
担当講師名秋谷 えりこ
専攻楽器グレード等ピアノ
年次1年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は、TV、CM、ポップス業界において、演奏、作・編曲、プロデュースの実務経験を持ちます。

授業内容

短調のダイアトニックを理解し演奏。またオープン・ヴォイシングを習得し、ソロ・ピアノと作・編曲の幅を広げます。4Qでは基本的アドリブ方法を学び、スケール理解を深めます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

「短調ダイアトニック・コード進行」の基礎知識、ソロピアノに欠かせない「オープン・ヴォイシング」、及び「アドリブ基本知識」を習得します。

授業計画

第1回オープン・ヴォイシング① ベーシック・ヴォイシング(R.5.3&R.♭7.3)の捉え方。
第2回オープン・ヴォイシング② 演習曲:オーバー・ジョイド
第3回オープン・ヴォイシング③ 演習曲:ドント・ノー・ワイ
第4回短調のダイアトニック① 表を覚える。演習曲:キリング・ミー・ソフトリー
第5回短調のダイアトニック② ベースを重視した進行。演習曲:パート・タイム・ラバー
第6回短調のダイアトニック③ 特殊なコード(IIm7,IV7,Vm7)。演習曲:恋のパプニング
第7回総復習と試験の準備。
中間試験評価方法・評価基準
筆記と演習を実施する中、クローズ&オープンのつかい分け方、短調ダイアトニックの理解度で評価します。
第8回アドリブ① ペンタ・トニック。演習曲:ケアレス・ウィスパー
第9回アドリブ② ペンタ・トニック&ブルーノート・スケール。演習曲:イッツ・トュー・レイト
第10回アドリブ③ ドリアン・スケールを混ぜる。演習曲:イッツ・トュー・レイト
第11回アドリブ④ ブルー・ノート・スケール。演習曲:チェンジ・ザ・ワールド
第12回アドリブ⑤ 混合。演習曲:高熱大陸
第13回アドリブ⑥ リディアンとドリアン・スケール。演習曲:高熱大陸
第14回アドリブ総復習と試験準備。
第15回期末試験。筆記とアドリブの演奏。
期末試験評価方法・評価基準
筆記と演習を実施する中、アドリブに必要な基本スケール、使用方法の理解度で評価します。
出席:10%、平常点:20%、試験:70%
科目名ジャズ・ポピュラーピアノ研究Ⅲ
担当講師名秋谷 えりこ
専攻楽器グレード等
年次2年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は、ジャズ系の演奏、作・編曲、プロデューサーとして、多数の海外アーティストとレコーディングの実務経験を持ちます。

授業内容

ジャズやラテン系の曲を通し「3つの主要借用コードを含むコード進行」「2つの主要なヴォイシングの実践」「リード・シートでのアドリブ」を演習形式でマスターしていきます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

ジャズ系の基本の形式の理解、2種のヴォイシングを混ぜる実践、3つの主要借用コードを理解し、スタンダードのレパートリーが増えます。

授業計画

第1回ヴォイシングと借用① / クローズ・ヴォイシングとSubV7。
演習曲:フィール・ライク・メイキン・ラブ
第2回ヴォイシングと借用② / テンション裏技とサブドミナント・マイナー。
演習曲:モーニング・ダンス
第3回ヴォイシングと借用③ / ダブル・リードとセカンダリー・ドミナント。
演習曲:ジョージー・ポージー
第4回アドリブ応用① / ペンタ・トニック、ブルー・ノート、ドリアン・スケール。
演習曲:モーニン
第5回アドリブ応用② /ペンタ・トニック、リディアン・スケール。
演習曲:くよくよするなよ
第6回総復習と試験の用意。
第7回中間試験;アドリブ曲の演奏。スケールト3つの主要な借用コードの筆記問題。
中間試験評価方法・評価基準
筆記と演習実施の中、2種のヴォイシングの使い分け、3つの主要借用コード、アドリブの理解度で評価します。出席:10%、平常点:20%、試験:70%
第8回ジャズのノリと譜読みに強くなる初見コーチング・5つのポイント。
演習曲:フライミー・トュー・ザ・ムーン
第9回ジャズ・ソロ① /オープン・ヴォイシングの基本。演習曲:いつか王子様が
第10回ジャズ・ソロ② /クローズとオープン・ヴォイシング混合。演習曲:A列車で行こう
第11回ジャズ・ソロ③ / ラテンと4ビートの混合曲。演習曲:アイ・リメンバー・エイブリル
第12回ジャズ・ソロ④ /カプリングとヴォイシングアレンジ。演習曲:枯葉
第13回ジャズ・ソロ⑤ /オスティナートを使うソロ。 演奏曲:サマー・タイム
第14回総復習と試験の用意。
第15回期末試験:スtナンダード曲の演奏とヴォイシングの筆記。
期末試験評価方法・評価基準
筆記テストと演習をする中、ジャズやラテンのノリや、ソロピアノに必要なヴォイシングが使いこなせているか、で評価します。出席:10%、平常点:20%、試験:70%
科目名ジャズ・ポピュラーピアノ研究Ⅳ
担当講師名秋谷 えりこ
専攻楽器グレード等
年次2年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は、ジャズ系の演奏家、作・編曲家、プロデューサーとして多数の海外アーティストレコーディングの実績経験を持ちます。

授業内容

IIIクウォーターに続き、スタンダード曲を通し、ジャズ・ラテン系の楽曲演奏に必要なコード進行・ヴォイシング方・アドリブを演習形式でマスターしていきます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

様々なリズムノジャズを弾きこなし、借用コードと定番コード進行の理解と応用力をつけ、スタンダードのレパートリーを増やしていきます。

授業計画

第1回3種の借用コード / 演習曲:オーバー・ザ・レインボウ
第2回リード・シートでスプレッド・ヴォイシング / 演習曲;ジョージア・オン・マイ・マインド
第3回ブルージーな奏法とブルー・ノート / 演習曲;ジョージア・オン・マイ・マインド
第4回Bop曲のオスティナート& セカンダリードミナントとSubV7 / 演習曲;チュニジアの夜
第5回リード・シートで演奏 / 演習曲;チュニジアの夜
第6回オルタードとリディアン♭7 / 演習曲:チュニジアの夜
第7回総復習と試験の用意。
中間試験評価方法・評価基準
演習を実施する中、借用コードと様々なジャンルのリズムに対応できたか?で評価します。
第8回ジャズ・アレンジ・コーチング / 3つの定番と借用を使う。演習曲:サイレント・ナイト
第9回変拍子のスタンダード演奏 / 演習曲:テイク・ファイブ
第10回変拍子のスタンダードをリード・シートで弾く / 演習曲:テイク・ファイブ
第11回ラテン・フュージョンをリード・シートで弾く / 演習曲;スペイン
第12回コンビネーション・オヴ・ディミニッシュの理解① / 演習曲;スペイン
第13回コンビネーション・オヴ・ディミニッシュの理解 ②/ 演習曲;スペイン
第14回本番で実力を出すためのコーチング。総復習と試験の用意。
第15回期末試験:スタンダード曲の演奏。様々な用法の筆記テスト
期末試験評価方法・評価基準
ジャズ演奏に必要なコード進行・ヴォイシング方法・アドリブに使用するスケールの理解度で評価します。出席:10%、平常点:20%、試験70%
科目名ポピュラー・レパートリー研究Ⅰ
担当講師名秋谷 えりこ
専攻楽器グレード等ピアノ
年次3,4年次どちらかで履修(共通科目等)
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

演奏家、指導者としての実務経験があります。

授業内容

ディズニーやボサノバ楽曲のレパートリーを学びます。「ノンダイアトニックの代理コード」等、難解なコード進行での「メロディー・フェイク」をマスターしていきます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

イベントや仕事で要求される「ディズニーとボサノバのレパートリーの取得」及び、難解なコード進行におけるアドリブ「メロディー・フェイク」の方法を習得します。

授業計画

第1回ディズニー1/セカンダリー・ドミナント 例題曲:パート・オヴ・ザ・ワールド
第2回ディズニー2/SubV7 例題曲:ア・ホール・ニュー・ワールド
第3回ディズニー3/III7のメロ・フェイク 例題曲:いつか王子様が
第4回ディズニー4/ディミニッシュのメロ・フェイク 例題曲:星に願いを
第5回ディズニー5/ ヴォイシング・アレンジ 例題曲:アンダー・ザ・シー
第6回ディズニー6/メドレーでつなぐ方法
第7回ディズニー曲の演奏とメロディー・フェイクについての筆記。
中間試験評価方法・評価基準
出席:10% 平常点:20% 試験:70%
第8回ボサノバ1/II7のメロ・フェイク 例題曲:イパネマの娘
第9回ボサノバ2/SubV7のメロ・フェイク 例題曲:ワン・ノート・サンバ
第10回ボサノバ3/Modal Inter Changeのメロ・フェイ 例題曲:Look To The Sky
第11回ボサノバ4/サブ・ドミナント・マイナーのメロフェイク 例題曲:Triste
第12回ボサノバ5/ディミニッシュのメロ・フェイク 例題曲:Wave
第13回ボサノバ6/モチーフの展開的なメロ・フェイク 例題曲:想いあふれて
第14回総復習
第15回期末試験:ボサノバ曲の演奏と、メロディー・フェイクの筆記。
期末試験評価方法・評価基準
出席:10% 平常点:20% 試験:70%
科目名ポピュラー・レパートリー研究Ⅱ
担当講師名秋谷 えりこ
専攻楽器グレード等ピアノ
年次3,4年次どちらかで履修(共通科目等)
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

演奏家、指導者としての実務経験があります。

授業内容

洋楽や映画・季節の曲・現代曲のレパートリーの取得。「転調」「モード」「イントロ&エンディング」「オブリ」を含む、多ジャンルでの演奏。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

イベントや仕事で要求される「レパートリー」を増やすと同時に、「転調」や「モード」「イントロ&エンディング」「オブリ」など、「アレンジ・スキル」を習得します。

授業計画

第1回洋楽1/イントロ&エンディング 例題曲:ユア・ソング
第2回映画音楽1/イントロ&エンディング 例題曲:戦場のメリー・クリスマス
第3回洋楽2/クリシェのアドリブ 例題曲:グレイテスト・ラブ・オヴ・オール
第4回映画音楽2/ペダルとオブリ 例題曲:オー・ハッピー・デイ
第5回アレンジ1/ 3つの定番 例題曲:クリスマス曲
第6回アレンジ2/ メロ・フェイク 例題曲:クリスマス曲
第7回中間試験:楽曲の演奏とコード進行の筆記試験
中間試験評価方法・評価基準
出席:10% 平常点:20% 試験:70%
第8回現代曲1/ミクソリディアン・モード 例題曲:ノルウェイの森
第9回現代曲2/ フリジアン・モード 例題曲:ラ・フィエスタ
第10回映画音楽3/転調 例題曲:ムーン・リバー
第11回映画音楽4/ノン・ダイアトダイアニックの代理 例題曲:コーリング・ユー
第12回映画音楽5/ソロピアノのオブリ 例題曲:ニュー・シネマ・パラダイス
第13回現代曲3/ ソロピアノ・北欧ジャズ 例題曲:マリオネット(L.ヤンソン)
第14回総復習
第15回上記の曲より演奏と、転調・オブリ・ソロピアノに関する筆記
期末試験評価方法・評価基準
出席:10% 平常点:20% 試験:70%
科目名ポピュラー・レパートリー研究Ⅲ
担当講師名秋谷 えりこ
専攻楽器グレード等ピアノ
年次3,4年次どちらかで履修(共通科目等)
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

演奏家、指導者としての実務経験があります。

授業内容

ディズニーやボサノバ楽曲のレパートリーを学びます。「ノンダイアトニックの代理コード」等、難解なコード進行での「メロディー・フェイク」をマスターしていきます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

イベントや仕事で要求される「ディズニーとボサノバのレパートリーの取得」及び、難解なコード進行におけるアドリブ「メロディー・フェイク」の方法を習得します。

授業計画

第1回ディズニー1/セカンダリー・ドミナント 例題曲:パート・オヴ・ザ・ワールド
第2回ディズニー2/SubV7 例題曲:ア・ホール・ニュー・ワールド
第3回ディズニー3/III7のメロ・フェイク 例題曲:いつか王子様が
第4回ディズニー4/ディミニッシュのメロ・フェイク 例題曲:星に願いを
第5回ディズニー5/ ヴォイシング・アレンジ 例題曲:アンダー・ザ・シー
第6回ディズニー6/メドレーでつなぐ方法
第7回ディズニー曲の演奏とメロディー・フェイクについての筆記。
中間試験評価方法・評価基準
出席:10% 平常点:20% 試験:70%
第8回ボサノバ1/II7のメロ・フェイク 例題曲:イパネマの娘
第9回ボサノバ2/SubV7のメロ・フェイク 例題曲:ワン・ノート・サンバ
第10回ボサノバ3/Modal Inter Changeのメロ・フェイ 例題曲:Look To The Sky
第11回ボサノバ4/サブ・ドミナント・マイナーのメロフェイク 例題曲:Triste
第12回ボサノバ5/ディミニッシュのメロ・フェイク 例題曲:Wave
第13回ボサノバ6/モチーフの展開的なメロ・フェイク 例題曲:想いあふれて
第14回総復習
第15回期末試験:ボサノバ曲の演奏と、メロディー・フェイクの筆記。
期末試験評価方法・評価基準
出席:10% 平常点:20% 試験:70%
科目名ポピュラー・レパートリー研究Ⅳ
担当講師名秋谷 えりこ
専攻楽器グレード等ピアノ
年次3,4年次どちらかで履修(共通科目等)
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

演奏家、指導者としての実務経験があります。

授業内容

洋楽や映画・季節の曲・現代曲のレパートリーの取得。「転調」「モード」「イントロ&エンディング」「オブリ」を含む、多ジャンルでの演奏。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

イベントや仕事で要求される「レパートリー」を増やすと同時に、「転調」や「モード」「イントロ&エンディング」「オブリ」など、「アレンジ・スキル」を習得します。

授業計画

第1回洋楽1/イントロ&エンディング 例題曲:ユア・ソング
第2回映画音楽1/イントロ&エンディング 例題曲:戦場のメリー・クリスマス
第3回洋楽2/クリシェのアドリブ 例題曲:グレイテスト・ラブ・オヴ・オール
第4回映画音楽2/ペダルとオブリ 例題曲:オー・ハッピー・デイ
第5回アレンジ1/ 3つの定番 例題曲:クリスマス曲
第6回アレンジ2/ メロ・フェイク 例題曲:クリスマス曲
第7回中間試験:楽曲の演奏とコード進行の筆記試験
中間試験評価方法・評価基準
出席:10% 平常点:20% 試験:70%
第8回現代曲1/ミクソリディアン・モード 例題曲:ノルウェイの森
第9回現代曲2/ フリジアン・モード 例題曲:ラ・フィエスタ
第10回映画音楽3/転調 例題曲:ムーン・リバー
第11回映画音楽4/ノン・ダイアトダイアニックの代理 例題曲:コーリング・ユー
第12回映画音楽5/ソロピアノのオブリ 例題曲:ニュー・シネマ・パラダイス
第13回現代曲3/ ソロピアノ・北欧ジャズ 例題曲:マリオネット(L.ヤンソン)
第14回総復習
第15回上記の曲より演奏と、転調・オブリ・ソロピアノに関する筆記
期末試験評価方法・評価基準
出席:10% 平常点:20% 試験:70%
科目名クラシック・レパートリー研究Ⅰ
担当講師名小野 哲也
専攻楽器グレード等ピアノ
年次3年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は主にクラシックピアニストとしての演奏経験を持ちます。

授業内容

ピアノ音楽の幅広い時代のレパートリーの中から、演奏を通じて表現すべきことを各々見つけ出します。春学期はバロックの時代後半からロマン派の時代前半までの鍵盤楽器作品を演奏します。学期の後半では、受講生の皆さんが春学期で学ぶ時代の範囲から課題曲を選びます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

この時代の背景や音楽作品の特徴を学んだ上で、それを演奏に活かせる様にします。遠い時代の作品と、今を生きる私たちとの関わりの中から、表現できることを見つけていきます。

授業計画

第1回バロックの時代〜ロマン派前半までの鍵盤楽器作品群からの課題曲を紹介します。
第2回バロックの時代の鍵盤楽器作品群に触れ、その音楽的特徴を学びます。
第3回古典派の時代のピアノ作品群に触れ、その音楽的特徴を学びます。
第4回課題曲のレッスン① 課題曲以外の試聴・試奏も並行します。
第5回課題曲のレッスン② 課題曲以外の試聴・試奏も並行します。
第6回課題曲のレッスン③ 課題曲以外の試聴・試奏も並行します。
第7回中間試験: 課題曲の演奏をします。
中間試験評価方法・評価基準
試験の演奏では、作品への理解力と表現意欲を重視して評価します。出席率: 40% 試験:60%
第8回古典派からロマン派への移り変わりを、その時代の作品群に触れて学びます。
第9回19世紀前半のピアノ作品群に触れ、その音楽的特徴を学びます。
第10回バロック〜ロマン派前半の範囲の鍵盤楽器作品群から、受講生の皆さん自身が課題曲を決めて、選曲の動機も含めて発表します。
第11回課題曲のレッスン① 課題曲以外の試聴・試奏も並行します。
第12回課題曲のレッスン② 課題曲以外の試聴・試奏も並行します。
第13回課題曲のレッスン③ 課題曲以外の試聴・試奏も並行します。
第14回課題曲のレッスン④ 課題曲以外の試聴・試奏も並行します。
第15回期末試験: 課題曲の演奏をします。その曲についてのレポート1枚(B5またはA4)を提出します。
期末試験評価方法・評価基準
期末試験では、演奏での表現力を重視して評価します。出席率: 40% 試験60%
科目名クラシック・レパートリー研究Ⅱ
担当講師名小野 哲也
専攻楽器グレード等ピアノ
年次3年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は主にクラシックピアニストとしての演奏活動経験を持ちます。

授業内容

ピアノ音楽の幅広い時代のレパートリーの中から、演奏を通じて表現すべき事を各々見つけ出します。秋学期は、ロマン派後期から近現代音楽(19世紀後半〜20世紀前半まで)のピアノ作品を演奏します。学期の後半では、受講生の皆さんが秋学期で学ぶ時代の範囲から課題曲を選びます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

この時代の背景や音楽作品の特徴を学んだ上で、それを演奏に活かせる様にしていきます。学期の後半では、曲選び自体も各々の意思を持って取り組める様にします。演奏上の個性と客観性の両立を目指します。

授業計画

第1回ロマン派後期から近現代までのピアノ作品群からの課題曲を紹介します。
第2回ロマン派後期のピアノ作品群に触れ、その音楽的特徴を学びます。
第3回国民楽派のピアノ作品群に触れ、その音楽的特徴を学びます。
第4回課題曲のレッスン① 課題曲以外の試聴・試奏も並行します。
第5回課題曲のレッスン② 課題曲以外の試聴・試奏も並行します。
第6回課題曲のレッスン③ ロマン派後期や国民楽派の音楽についての復習もします。
第7回中間試験: 課題曲を演奏します。
中間試験評価方法・評価基準
試験の演奏は、作品への理解力と表現意欲を重視して評価します。出席率: 40% 試験: 60%
第8回19世紀後半から20世紀初頭の作品群に触れ、その音楽的特徴を学びます。
第9回1950年代までの作品群に触れ、時代背景の変化を含め、その音楽的特徴を学びます。
第10回ロマン派後期〜近現代の範囲のピアノ作品群から、受講生の皆さん自身が課題曲を決め、選曲の動機も含めて発表します。
第11回課題曲のレッスン① 課題曲以外の試聴・試奏も並行します。
第12回課題曲のレッスン② 課題曲以外の試聴・試奏も並行します。
第13回課題曲のレッスン③ 課題曲以外の試聴・試奏も並行します。
第14回課題曲のレッスン④ 20世紀半ばまでのピアノ音楽についての復習もします。
第15回期末試験: 課題曲を演奏します。その曲についてのレポート1枚(A4またはB5)も提出します。
期末試験評価方法・評価基準
期末試験では、作品の理解力と演奏での表現力を重視して評価します。出席率: 40% 試験60%
科目名クラシック・レパートリー研究Ⅲ
担当講師名小野 哲也
専攻楽器グレード等ピアノ
年次4年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は主にクラシックピアニストとしての演奏活動経験を持ちます。

授業内容

ピアノ音楽の幅広いレパートリーの中から、演奏を通じて表現すべきことを各々見つけ出します。春学期は、20世紀から現在までのピアノ作品を学びます。学期の後半では、受講生の皆さんが各々テーマを設定し、19世紀末までと20世紀後半以降の作品を1曲ずつ(計2曲)を選び、演奏します。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

様々な地域や思想から生み出された音楽作品を特徴を学び、それを演奏表現に活かせる様にします。学期の後半は、各自テーマを設定することで時代や民族を超えて共通する内容を見つけていき、独自でプログラム作りをする能力をつけていきます。

授業計画

第1回20世紀か~現在までのピアノ作品群からの課題曲を紹介します。
第2回20世紀のピアノ作品群に触れ、その音楽的特徴を学びます。
第3回20~21世紀のピアノ作品群に触れ、その音楽的特徴を学びます。
第4回課題曲のレッスン① 課題曲以外の視聴・試奏も並行します。
第5回課題曲のレッスン② 課題曲以外の視聴・試奏も並行します。
第6回課題曲のレッスン③ 現代の音楽について、復習もします。
第7回中間試験:課題曲を演奏します。
中間試験評価方法・評価基準
試験の演奏では、表現意欲や実現力を重視して評価します。出席率:40% 試験:60%
第8回明治時代以降、日本はどのように西洋クラシック音楽を受け入れていったかを作品に触れて学びます。日本の現代音楽の発展を作品に触れて学び、私たち自身との関係を考えます。
第9回日本の現代音楽の発展を作品に触れて学び、私たち自身との関係を考えます。
第10回受講生の皆さんが選んだ2曲について、各自設定したテーマを含めて発表します。
第11回課題曲のレッスン① 課題曲以外の視聴・試奏も並行します。
第12回課題曲のレッスン② 課題曲以外の視聴・試奏も並行します。
第13回課題曲のレッスン③ 課題曲以外の視聴・試奏も並行します。
第14回課題曲のレッスン④ 各々の課題の曲目解説(2曲合計400字前後)も提出します。
第15回期末試験:課題曲を演奏します。
期末試験評価方法・評価基準
試験では、テーマ設定や演奏の創造性を重視して評価します。出席率:40% 試験:60%
科目名クラシック・レパートリー研究Ⅳ
担当講師名小野 哲也
専攻楽器グレード等ピアノ
年次4年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は主にクラシックピアニストとしての演奏活動経験を持ちます。

授業内容

ピアノ音楽の幅広いレパートリーの中から、演奏を通じて表現すべきことを各々見つけ出します。秋学期は、前年度から学び続けてきた時代の流れをもう一度振り返り、今後の活動にどう繋げていくかを見つけ出します。学期の後半では、受講生の皆さんが各々テーマを設定し、全ての時代の鍵盤楽器作品から2曲を選び、演奏します。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

膨大なクラシックピアノのレパートリーの中から、それぞれが専門家として何を伝えられるか、将来を見据えて各自選択する力をつけていきます。演奏技術と表現力の一致も目指します。

授業計画

第1回20~21世紀のピアノ連弾(または2台ピアノ)作品からの課題曲を紹介します。
第2回17~18世紀の音楽を俯瞰して、演奏を通じてその特徴を復習します。
第3回19世紀の音楽を俯瞰して、演奏を通じてその特徴を復習します。
第4回課題曲のレッスン① 課題曲以外の視聴・試奏も並行します。
第5回課題曲のレッスン② 課題曲以外の視聴・試奏も並行します。
第6回課題曲のレッスン③ 課題曲以外の視聴・試奏も並行します。
第7回中間試験:課題曲を演奏します。
中間試験評価方法・評価基準
試験の演奏では、作品への立体的な視野と、アンサンブル能力を重視して評価します。出席率:40% 試験:60%
第8回近現代のピアノ音楽を俯瞰して、その特徴を復習します。
第9回全ての時代の音楽を俯瞰して、過去から未来につながる音楽の普遍的意味を考えます。
第10回受講生の皆さんが選んだ2曲について、各自設定したテーマも含めて発表します。
第11回課題曲のレッスン① 課題曲以外の視聴・試奏も並行します。
第12回課題曲のレッスン② 課題曲以外の視聴・試奏も並行します。
第13回課題曲のレッスン③ 課題曲以外の視聴・試奏も並行します。
第14回課題曲のレッスン④ 各々の課題の曲目解説(2曲合計400字前後)も提出します。
第15回期末試験:課題曲を演奏します。
期末試験評価方法・評価基準
テーマ設定や演奏の創造性を重視し、演奏の完成度も加えて評価します。出席率:40% 試験60%
科目名作品分析Ⅰ
担当講師名西上 和子
専攻楽器グレード等ピアノ
年次1年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

作編曲家として活動。幅広いジャンルのピアノ演奏で活躍中。その他CDプロデュースや、楽譜出版などもおこなう。

授業内容

基礎的な音楽理論、楽典などから学び、音楽のなりたち(形式、メロディー分析、コード分析やモチーフのさまざまな用い方など)を分析していく。またアレンジ能力を総合的に身につけさまざまなジャンルに対応できるような伴奏型を学ぶ。クォーター毎にオリジナル作品を作曲し、発表する

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

楽譜を正しく書く。バイエル程度の曲を自身の力でアナリーゼし、演奏表現につなげていく。オリジナル作品を計画性を持って完成させる。

授業計画

第1回音楽のなりたち。メロディーとコードの関係について。非和声音について学ぶ。与えられたコード進行にメロディーを作成してみよう。
第2回音楽のなりたち。非和声音を取り入れてメロディー制作に反映させる。モチーフの研究。
第3回音楽のなりたち。ピアノ伴奏型を学ぶ。与えられたコードにしたがっていろんな種類の伴奏型を作ってみよう。
第4回作品制作。オリジナル作曲をするにあたって。構成を考えよう。イメージをふくらませよう。計画をたてよう。
第5回作品制作。メロディーを書き始める。コードとの関係。伴奏型を工夫して作ってみよう。
第6回作品制作。仕上げに向けて。速度表示、アーティキレーション、強弱など、表現を考えてみよう。
第7回1クォーター試験。1クォーターオリジナルピアノ曲楽譜提出。
中間試験評価方法・評価基準
オリジナルピアノ曲、楽譜提出(40%)、出席(30%)、平常点(30%)
第8回音楽のなりたち。長音階、短音階についてしっかり理解し、演奏する。調性について学ぶ。調判定の課題を実施。
第9回音楽のなりたち。形式について。二部形式、三部形式について。モチーフの展開について考えてみよう。
第10回楽曲分析:ソナチネ。 ソナチネ作品を分析する。形式、調判定や転調など、メロディーと和声の関係について。
第11回楽曲分析:各自の楽曲 。自身のピアノ実技試験で演奏する曲をアナリーゼする。時代、形式、調や転調について、モチーフの展開について。
第12回楽曲分析:各自の楽曲 。自身のピアノ実技試験で演奏する曲をアナリーゼする。前回の授業内容のつづき。
第13回作品制作。オリジナルピアノ作品を作る。<夏>をテーマに、イメージをふくらませよう。
第14回作品制作。オリジナルピアノ作品を作る。<夏>をテーマに、メロディーを書き進める。形式感を意識して曲の頂点となる部分をしっかり作ろう。
第15回2クォーター試験。2クォーターオリジナルピアノ曲楽譜提出。音楽理論筆記試験。
期末試験評価方法・評価基準
オリジナルピアノ曲、楽譜提出(40%)、出席(30%)、平常点(30%)
科目名作品分析Ⅱ
担当講師名西上 和子
専攻楽器グレード等ピアノ
年次1年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

作編曲家として活動。幅広いジャンルのピアノ演奏で活躍中。その他CDプロデュースや、楽譜出版などもおこなう。

授業内容

音楽理論、楽典などを学び、音楽のなりたち(形式、メロディー分析、コード分析やモチーフのさまざまな用い方など)を分析していく。またアレンジ能力を総合的に身につけさまざまなジャンルに対応できるような伴奏型を学ぶ。クォーター毎にオリジナル作品を作曲し、発表する。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

ロンド、ソナタ形式の曲を自身の力でアナリーゼし、演奏表現につなげていく。オリジナル作品を計画性を持って完成させる。

授業計画

第1回作品分析:和音 和声について。調判定をしっかり理解できるように学ぶ。和音の機能を学び、ドミナント進行をしっかり意識する。
第2回作品分析:ロンド形式  ロンド形式について学ぶ。小ロンド形式Mozart SONATAハ長調3楽章をアナリーゼし、発表しよう。
第3回作品分析:ロンド形式  ロンド形式について続き。ロンドソナタ形式をアナリーゼし、発表しよう。
第4回作品制作 オリジナルピアノ曲を作ろう。形式や構成を考える。イメージをふくらませる。メロディーの方向性を考える。
第5回作品制作 オリジナルピアノ曲を作ろう。形式や構成を考える。イメージをふくらませる。和音の工夫を考えてみよう。
第6回作品制作 オリジナルピアノ曲仕上げに向けて。アーティキレーション、表現を考える。
第7回3クォーター試験 3クォーターオリジナルピアノ曲楽譜提出。
中間試験評価方法・評価基準
オリジナルピアノ曲、楽譜提出(40%)、出席(30%)、平常点(30%)
第8回作品分析:和声 和声について。和音の機能についておさらい。借用和音、偶成和音について学ぶ。
第9回作品分析:ソナタ形式  ソナタ形式についてテキストに沿って学ぶ。形式、第一テーマと第二テーマの調整について。
第10回作品分析:ソナタ形式  ソナタ形式についての続き。Beethoven SONATA No.1 f moll
一楽章をアナリーゼし、意見を出し合う。
第11回作品分析:各自の楽曲  自身のピアノ実技試験で演奏する曲をアナリーゼする。時代、形式、調や転調について、モチーフの展開について。
第12回作品分析:各自の楽曲  自身のピアノ実技試験で演奏する曲をアナリーゼする。第4回目の授業内容のつづき。
第13回作品制作 オリジナルピアノ曲を作ろう。形式や構成を考える。イメージをふくらませる。メロディーの方向性を考える。
第14回作品制作 オリジナルピアノ曲仕上げに向けて。アーティキレーション、表現を考え仕上げる。
第15回4クォーター試験 4クォーターオリジナルピアノ曲楽譜提出。筆記試験
期末試験評価方法・評価基準
オリジナルピアノ曲、楽譜提出(40%)、筆記試験(30%)、出席(20%)、平常点(10%)
科目名作品分析Ⅲ
担当講師名西上 和子
専攻楽器グレード等ピアノ
年次2年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

作編曲家として活動。幅広いジャンルのピアノ演奏で活躍中。その他CDプロデュースや、楽譜出版などもおこなう。

授業内容

ピアノ作品の分析、歴史的背景、楽曲分析などのアナリーゼを実施し学習する。和声の知識を深める。またクォーター事にオリジナル作品を制作し、発表する。様々なスタイルの楽曲を例に学び、レパートリーの充実をはかる。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

和声の課題実施を通して正しく理解する。バロック、古典派、ロマン派などのピアノ作品をアナリーゼし、どのように演奏表現に反映させていけるか、を自身の力で考えていけるように学習する。

授業計画

第1回和声課題実施 。四声体の和声課題の実施。第一章、予備知識、第二章基本位置3和音の配置について学ぶ。
第2回和声課題実施 。四声体の和声課題の実施。第二章、基本位置3和音の配置の続き。第三章、基本位置3和音の連結<共通音のある和声連結>
第3回楽曲分析:インベンション。対位法的楽曲について。Bach インベンションのアナリーゼをしよう。
第4回楽曲分析:平均律。対位法的楽曲について。Bach 平均律プレリュードとフーガのアナリーゼをしよう。
第5回楽曲制作。オリジナルピアノ曲を作ろう。形式や構成を考える。イメージをふくらませる。メロディーの方向性を考える。
第6回楽曲制作。オリジナルピアノ曲仕上げに向けて。アーティキレーション、表現を考え仕上げる。
第7回楽曲制作。オリジナルピアノ曲仕上げに向けて。アーティキレーション、表現を考え仕上げる。
中間試験評価方法・評価基準
筆記試験(30%)、楽譜提出(30%)、出席(20%)、平常点(20%)
第8回和声課題実施 。四声体の和声課題の実施。第三章、基本位置3和音の連結の続き。<共通音のない和声連結>
第9回和声課題実施 。四声体の和声課題の実施。第三章、基本位置3和音の連結の続き。<Ⅱ→Ⅴの連結について>
第10回和声課題実施。楽曲分析。四声体の和声課題の実施。第三章、の続き。<Ⅴ→Ⅵの連結について>自身のピアノ実技試験で演奏する曲をアナリーゼする。
第11回和声課題実施。楽曲分析。四声体の和声課題の実施。第四章、和音設定の原理。自身のピアノ実技試験で演奏する曲をアナリーゼする。
第12回和声課題実施。楽曲分析。四声体の和声課題の実施。第五章、8小節課題の実施。自身のピアノ実技試験で演奏する曲をアナリーゼする。
第13回和声課題実施。楽曲制作。四声体の和声課題の実施。第六章、各種の調、課題実施。オリジナルピアノ曲を作ろう。
第14回和声課題実施。楽曲制作。四声体の和声課題の実施。第六章、各種の調、課題実施。オリジナルピアノ曲制作仕上げに向けて。
第15回Ⅱクォーター試験実施 。Ⅱクォーター―試験実施。オリジナルピアノ作品楽譜提出。和声課題の試験。
期末試験評価方法・評価基準
筆記試験(30%)、楽譜提出(30%)、出席(20%)、平常点(20%)
科目名作品分析Ⅳ
担当講師名西上 和子
専攻楽器グレード等ピアノ
年次2年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

作編曲家として活動。幅広いジャンルのピアノ演奏で活躍中。その他CDプロデュースや、楽譜出版などもおこなう。

授業内容

ピアノ作品の分析、歴史的背景、楽曲分析などのアナリーゼを実施し学習する。和声の知識を深める。またクォーター事にオリジナル作品を制作し、発表する。様々なスタイルの楽曲を例に学び、レパートリーの充実をはかる。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

和声の課題を積み重ねることによって、盤石な和声感覚を身につけ、演奏表現に反映させていく。二年間の集大成となる楽曲を制作する。

授業計画

第1回和声課題実施 。四声体の和声課題実施。第六章、三和音の第一転回位置について
第2回和声課題実施 。四声体の和声課題実施。第六章、三和音の第一転回位置の続き。8小節課題
第3回和声課題実施。楽曲分析。四声体の和声課題実施。第七章、3和音の第二転回位置。自身の試験曲:アナリーゼ
第4回和声課題実施。楽曲分析。四声体の和声課題実施。第八章、Ⅴ7の和音について。自身の試験曲:アナリーゼ
第5回和声課題実施。楽曲制作。四声体の和声課題実施。第八章、Ⅴ7の和音について。オリジナル作品の制作をはじめる。
第6回和声課題実施。楽曲制作。四声体の和声課題実施。第八章、Ⅴ7のつづき。オリジナル作品の制作を進めて仕上げに向ける。
第7回Ⅲクォーター試験実施 。Ⅲクォーター―試験実施。オリジナルピアノ作品楽譜提出。和声課題の試験。
中間試験評価方法・評価基準
筆記試験(40%)、楽譜提出(30%)、出席(20%)、平常点(10%)
第8回和声課題実施。四声体の和声課題実施。第九章、Ⅴ9の和音について
第9回和声課題実施。楽曲分析。四声体の和声課題実施。第十章、D諸和音の総括について。
自身のレッスン曲や発表曲などのアナリーゼ
第10回和声課題実施。楽曲分析。四声体の和声課題実施。カデンツの総括について。自身のレッスン曲や発表曲のアナリーゼ
第11回和声課題実施。楽曲分析。四声体の和声課題実施。補充課題。自身のレッスン曲や発表曲などのアナリーゼ
第12回和声課題実施。楽曲制作。四声体の和声課題実施。S諸和音について。自身の試験曲や発表曲のアナリーゼ
第13回和声課題実施。楽曲制作。四声体の和声課題実施。借用和音について。オリジナル作品の制作をはじめ、進める。
第14回和声課題実施。楽曲制作。四声体の和声課題実施。ソプラノ課題について。オリジナル作品の制作をまとめ仕上げに向けて。
第15回Ⅳクォーター試験実施 。Ⅳクォーター試験実施。オリジナルピアノ作品、楽譜提出。
和声課題の試験
期末試験評価方法・評価基準
筆記試験(40%)、楽譜提出(30%)、出席(20%)、平常点(10%)
科目名作品分析Ⅴ
担当講師名篠田 昌伸
専攻楽器グレード等ピアノ
年次3年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は実務経験として、作曲科を出たのち、多くの作曲のコンクールに入賞するとともに、クラシック、現代音楽のピアノソロや伴奏等の演奏幅広く活動しており、多くの録音等にも参加、その分析的視点による演奏も高く評価されている。

授業内容

「作品分析V」では、ピアノ科にとって重要なレパートリーである、ロマン派の作曲家「ショパン」と「シューマン」に焦点を当て、作品を分析することの基礎を復習するとともに、それぞれの作曲家の代表的な作品を各回に分けて分析していく。作曲家ごとの和声や構成の違い、また歴史的背景などにも触れていく。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

それぞれ作曲家の特徴、ロマン派の作風などを俯瞰しつつ、作品を分析的に理解すること、さらに、自分でも実際の作品を掘り下げて分析することができることを、目標とする。

授業計画

第1回分析の基礎。ショパンのピアノ曲概説とバラード第1番、第3番の分析。
第2回ショパン スケルツォ第1番、第2番の分析。
第3回ショパン ソナタ形式と、ピアノソナタ第2番、第3番第1楽章の分析。
第4回ショパン 24の前奏曲op28より、任意の曲の分析。
第5回ショパン 12の練習曲op10,25より、任意の曲の分析。
第6回ショパン 幻想曲へ短調、子守歌、舟歌、の分析。
第7回中間試験 ショパンの練習曲から、任意の曲の分析を、自分で行い、提出する。
中間試験評価方法・評価基準
各回の課題30% 平常点30% 試験40%
第8回シューマンの生涯とピアノ曲概説。「子供の情景」の分析。
第9回シューマン 「謝肉祭」構成と各曲の分析。
第10回シューマン 「アベッグ変奏曲」「交響的練習曲」の分析。
第11回シューマン 「ピアノソナタ第2番」「幻想曲ハ長調」第1楽章の分析。
第12回シューマン 「クライスレリアーナ」各曲の分析。
第13回シューマン 歌曲集「女の愛と生涯」各曲の分析。
第14回シューマン 「ピアノ協奏曲イ短調」各楽章の分析。
第15回期末試験 シューマン「幻想小曲集」から、任意の曲の分析を、自分で行い、提出する。
期末試験評価方法・評価基準
各回の課題30% 平常点30% 試験40%
科目名作品分析Ⅵ
担当講師名篠田 昌伸
専攻楽器グレード等ピアノ
年次3年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は実務経験として、作曲科を出たのち、多くの作曲のコンクールに入賞するとともに、クラシック、現代音楽のピアノソロや伴奏等の演奏幅広く活動しており、多くの録音等にも参加、その分析的視点による演奏も高く評価されている。

授業内容

「作品分析VI」では、フランス近代の作曲家「ドビュッシー」と「ラヴェル」に焦点を当て、印象派特有の和声法やピアニズム等に注目し、それぞれの作曲家の代表的な作品を各回に分けて分析していく。また、作曲家ごとの和声や構成の違い、また歴史的背景などにも触れていく。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

1クォーターで学んだ基礎的な分析の知識の上で、ロマン派とは違う和声や音階を理解し、どのように使われているか指摘できること。また2作曲家の作風の違いや、フランス音楽特有の構成感などにも注目し演奏につなげていくこと、を目標とする。

授業計画

第1回印象派の音楽について。美術との関係。教会旋法や各種音階、付加音などの特有の和声について。ドビュッシー「ベルガマスク組曲」の和声分析。
第2回ドビュッシー「版画」各曲の分析。
第3回ドビュッシー「ピアノのために」各曲の分析。
第4回ドビュッシー 「映像第1集」各曲の分析。
第5回ドビュッシー 「前奏曲集」から任意の曲の分析。
第6回ドビュッシー 「練習曲集」から任意の曲の分析。
第7回中間試験 ドビュッシー「前奏曲集」の与えられた数曲から自分で選び分析し、提出する。
中間試験評価方法・評価基準
各回の課題30% 平常点30% 試験40%
第8回ラヴェルの作風とピアノ曲について。「ソナチネ」各楽章の分析。
第9回ラヴェル 「鏡」から1,3,4曲の分析。
第10回ラヴェル 「夜のガスパール」各曲の分析。
第11回ラヴェル 「マ・メール・ロワ」「ラ・ヴァルス」の分析。
第12回ラヴェル 「ツィガーヌ」「ヴァイオリンソナタ」の分析
第13回ラヴェル 「クープランの墓」より、1,4,6曲の分析。
第14回ラヴェル 「ピアノ協奏曲ト長調」各楽章の分析。
第15回期末試験 ラヴェル「クープランの墓」2,3,5曲のうちから任意に選び、分析したものを提出する。
期末試験評価方法・評価基準
各回の課題30% 平常点30% 試験40%
科目名作品分析Ⅶ
担当講師名篠田 昌伸
専攻楽器グレード等ピアノ
年次4年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は実務経験として、作曲科を出たのち、多くの作曲のコンクールに入賞するとともに、クラシック、現代音楽のピアノソロや伴奏等の演奏幅広く活動しており、多くの録音等にも参加、その分析的視点による演奏も高く評価されている。

授業内容

1クォーターでは、後期ロマン派の作曲家ブラームスとリストを取り上げ、19世紀後半の音楽の流れを学ぶ。2クォーターでは、ロシアの作曲家ラフマニノフとスクリャービンを取り上げ、その作風や特徴を学ぶ。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

3年次の分析学習の成果を生かし、より自発的なテーマ設定を伴った分析をしていくことを目標とする。また後期ロマン派の流れや、ロシア作曲家の新しい作風の特徴なども理解することができる。

授業計画

第1回ブラームスとリスト、19世紀後半のロマン派の流れ。
ブラームス「ピアノソナタ第1番」「ピアノソナタ第3番」第1楽章の分析。
第2回ブラームス 「ハイドンの主題による変奏曲」の分析。
第3回ブラームス 「2つのラプソディー」「4つのピアノ小品」各曲の分析。
第4回リスト 「超絶技巧練習曲」から任意の曲の分析。
第5回リスト 「ピアノソナタロ短調」の分析。
第6回リスト 「巡礼の年」から任意の曲の分析。
第7回中間試験 ブラームス「間奏曲集」から任意の曲を分析し、提出する。
中間試験評価方法・評価基準
各回の課題30% 平常点30% 試験40%
第8回ロシアの作曲家について。
ラフマニノフ 「前奏曲集」から任意の曲の分析。
第9回ラフマニノフ 「絵画的練習曲集」から任意の曲の分析。
第10回ラフマニノフ 「ピアノソナタ第2番」各楽章の分析。
第11回ラフマニノフ 「ピアノ協奏曲第2番」各楽章の分析。
第12回ラフマニノフ 「コレルリの主題による変奏曲」の分析。
第13回スクリャービンの作風について。「ピアノソナタ第2番、第5番、第9番」の分析
第14回スクリャービン 「ピアノ協奏曲嬰へ短調」の分析。
第15回期末試験 ラフマニノフ「前奏曲集」の与えられた曲から選択し、分析したものを提出する。
期末試験評価方法・評価基準
各回の課題30% 平常点30% 試験40%
科目名作品分析Ⅷ
担当講師名篠田 昌伸
専攻楽器グレード等ピアノ
年次4年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は実務経験として、作曲科を出たのち、多くの作曲のコンクールに入賞するとともに、クラシック、現代音楽のピアノソロや伴奏等の演奏幅広く活動しており、多くの録音等にも参加、その分析的視点による演奏も高く評価されている。

授業内容

3クォーターでは、ロシアの近代の作曲家プロコフィエフとショスタコーヴィチを取り上げ、20世紀音楽の流れとその作風について学ぶ。4クォーターでは、クラシックのメインストリームではない国から、各回につき1人の作曲家を取り上げ、様々な作風や音楽の価値観を学んでいく。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

近代以降のさまざななクラシック音楽の潮流について理解し、学んでいくとともに、今までの分析学習の総復習として、自分のレパートリーを自分で分析し、演奏に生かしていくことができることを目標とする。

授業計画

第1回プロコフィエフ 「ピアノソナタ第1番、第2番、第3番」の分析。
第2回プロコフィエフ 戦争ソナタ「ピアノソナタ第7番」の分析。
第3回プロコフィエフ 「ピアノ協奏曲第3番」各楽章の分析。
第4回プロコフィエフ 「ヴァイオリンソナタ第2番(フルートソナタ)」の分析。
第5回ショスタコーヴィチ「ピアノソナタ第1番、第2番」「24のプレリュード」分析。
第6回ショスタコーヴィチ「24の前奏曲とフーガ」から任意の曲の分析。
第7回中間試験 ショスタコーヴィチ「24の前奏曲とフーガ」の与えられた曲のフーガから選択し、分析したものを提出する。
中間試験評価方法・評価基準
各回の課題30% 平常点30% 試験40%
第8回アルベニス 組曲「スペイン」、「イベリア第1集」各曲の分析。
第9回グラナドス 「ゴイエスカス」各曲の分析
第10回シマノフスキ 「4つの練習曲」「マスク(仮面劇)」各曲の分析
第11回ヤナーチェク 「ピアノソナタ」「霧の中で」各曲の分析
第12回バルトーク 初期の小品と、「ピアノソナタ」各楽章の分析。
第13回リゲティ 「ムジカ・リチェルカータ」「練習曲集」から任意の曲の分析。
第14回カプースチン 「24の前奏曲」「8つの演奏会用練習曲」から任意の曲の分析。
第15回期末試験 バルトークのピアノ小品の与えられた曲から、選択した曲の分析を、提出する。
期末試験評価方法・評価基準
各回の課題30% 平常点30% 試験40%
科目名ピアノ指導法Ⅰ
担当講師名大導寺 錬太郎
専攻楽器グレード等ピアノ
年次1年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は国内のコンクール審査員、PTNAステップアドバイザーを担当、30回以上の発表会・勉強会の主宰、リサイタル他の定期的な活動を行なう等、指導・演奏面での実務経験を持ちます。

授業内容

前半(1Q)は初心者(特に子供)がピアノに触れる前に体験させておきたいことを学びます(教材作りも含む)。後半(2Q)は導入課程のテキストを使って指導のポイントを学びます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

ソルフェージュの大切さを理解し、ピアノ以前に音楽の面白さを伝えること、またソルフェージュをピアノに活かして指導できることを目標とします。

授業計画

第1回教材について:定番の導入教材の紹介。各教材の特徴や進め方を解説します。
第2回導入実践①:ドレミ体操、音当て、音符かるた等
第3回導入実践②:リズムのまね、リズムかるた、リズムリレー等
第4回導入実践③:音符の書取り、聴奏、聴唱、主要三和音を使った伴奏付け①
第5回導入実践④:バーナムテクニック〈ミニブック〉の指導ポイント解説、主要三和音を使った伴奏付け②
第6回導入実践⑤:トンプソン〈小さな手の為のピアノ教本〉、同〈合奏教本〉、バーナムテクニック〈全調の練習〉指導ポイント解説
第7回まとめ:第1~第6回で学んだ内容の確認テストを実施します(筆記・実技)
中間試験評価方法・評価基準
出席率:25%、平常点:25%、試験:50%
第8回導入教材を使って①:トンプソン〈小さな手の為のピアノ教本〉、同〈合奏教本〉、バーナムテクニック〈全調の練習〉の実践
第9回導入教材を使って②: トンプソン〈小さな手の為のピアノ教本〉、同〈合奏教本〉、バーナムテクニック〈全調の練習〉の実践
第10回導入教材を使って③:トンプソン〈小さな手の為のピアノ教本〉、同〈合奏教本〉、バーナムテクニック〈全調の練習〉の実践
第11回導入教材を使って④:トンプソン〈小さな手の為のピアノ教本〉、同〈合奏教本〉、バーナムテクニック〈全調の練習〉の実践
第12回導入教材を使って⑤:トンプソン〈小さな手の為のピアノ教本〉、同〈合奏教本〉、バーナムテクニック〈全調の練習〉の実践
第13回導入教材を使って⑥:トンプソン〈小さな手の為のピアノ教本〉、同〈合奏教本〉、バーナムテクニック〈全調の練習〉の実践
第14回導入教材を使って⑦:トンプソン〈小さな手の為のピアノ教本〉、同〈合奏教本〉、バーナムテクニック〈全調の練習〉の実践
第15回まとめ:第8回~14回で学んだ内容のまとめテストを実施します(筆記・実技)。
期末試験評価方法・評価基準
出席率:25%、平常点:25点、試験:50%
科目名ピアノ指導法Ⅱ
担当講師名大導寺 錬太郎
専攻楽器グレード等ピアノ
年次1年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は国内のコンクール審査員、PTNAステップアドバイザーを担当、30回以上の発表会・勉強会の主宰、リサイタル他定期的な活動を行なう等、指導・演奏面での実務経験を持ちます。

授業内容

主に初心者のテクニックに焦点を当てて勉強します。移調奏を通して調名や音階の仕組み等、楽典の基本をどう教えるかも学びます。また連弾・2台ピアノの作品も適宜入れ、アンサンブルの指導ポイントもおさえます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

単調になりやすいテクニックの練習をどう楽しく飽きずにさせるか、自ら工夫して指導できる力を養うのが目標です。

授業計画

第1回テクニック①:バーナムテクニックの紹介。教材の特徴、長所、得られる技術等を解説します。
第2回テクニック②:バーナムテクニックVol.1 Group1(全12曲)の指導ポイントを解説及び実践(原調、移調奏)。
第3回テクニック③:バーナムテクニックVol.1 Group2(全12曲)の指導ポイントを解説及び実践(原調、移調奏)。
第4回テクニック④:バーナムテクニックVol.1 Group3(全12曲)の指導ポイントを解説及び実践(原調、移調奏)。
第5回テクニック⑤:バーナムテクニックVol.1 Group4(全12曲)の指導ポイントを解説及び実践(原調、移調奏)。
第6回テクニック⑥:バーナムテクニックVol.1 Group5(全12曲)の指導ポイントを解説及び実践(原調、移調奏)。
第7回まとめ:第1回~6回で学んだ内容の確認テストを実施します(実技・筆記)。
中間試験評価方法・評価基準
出席率:25%、平常点:25%、試験:50%
第8回初級教材(バイエル)を使って①:作曲者バイエルの紹介、日本に入ってきた経緯、様々な改訂版、テキストの長所・短所等解説。
第9回初級教材(バイエル)を使って②:No.8・9の指導ポイント解説及び実践(原調、移調奏)。三枝成章編曲「バイエルで遊ぼう」も併用し、アンサンブルの指導の仕方や楽しさを学びます。
第10回初級教材(バイエル)を使って③:No.41・63の指導ポイント解説及び実践(原調、移調奏)。三枝成章編曲「バイエルで遊ぼう」も併用し、アンサンブルの指導の仕方や楽しさを学びます。
第11回初級教材(バイエル)を使って④:No60・64の指導ポイント解説及び実践(原調、移調奏)。三枝成章編曲「バイエルで遊ぼう」も併用し、アンサンブルの指導の仕方や楽しさを学びます。
第12回初級教材(バイエル)を使って⑤:No.76・93の指導ポイント解説及び実践(原調、移調奏)。三枝成章編曲「バイエルで遊ぼう」も併用し、アンサンブルの指導の仕方や楽しさを学びます。
第13回初級教材(バイエル)を使って⑥:No.88・99の指導ポイント解説及び実践(原調、移調奏)。三枝成章編曲「バイエルで遊ぼう」も併用し、アンサンブルの指導の仕方や楽しさを学びます。
第14回初級教材(バイエル)を使って⑦:No.100の指導ポイント解説及び実践(原調、移調奏)。三枝成章編曲「バイエルで遊ぼう」も併用し、アンサンブルの指導の仕方や楽しさを学びます。
第15回まとめ:第8回~第14回で学んだ内容のまとめテストを実施します(筆記・実技)。
期末試験評価方法・評価基準
出席率:25%、平常点:25%、試験:50%
科目名ピアノ指導法Ⅲ
担当講師名大導寺 錬太郎
専攻楽器グレード等ピアノ
年次2年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は国内のコンクール審査員、PTNAステップアドバイザーを担当、30回以上の発表会・勉強会を主宰、リサイタル他定期的な活動を行なう等、指導・演奏面での実務経験を持ちます。

授業内容

1年次で取り扱った教材より、レベルアップしたテキストを使い、さらに高度な指導法を学びます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

作品に応じて練習方法を編み出す力、また併用するにふさわしいテクニック教材を選択できる力を養うことが目標です。

授業計画

第1回初級教材(第1-2課程)を使って①:ブルクミュラー〈25の練習曲〉の指導ポイント解説及び実践。また作品の完成に必要と思われるテクニック課題を考えます。2台ピアノ編曲版も適宜紹介します。
第2回初級教材(第1-2課程)を使って②:ブルクミュラー〈25の練習曲〉の指導ポイント解説及び実践。また作品の完成に必要と思われるテクニック課題を考えます。2台ピアノ編曲版も適宜紹介します。
第3回初級教材(第1-2課程)を使って③:ブルクミュラー〈25の練習曲〉の指導ポイント解説及び実践。また作品の完成に必要と思われるテクニック課題を考えます。2台ピアノ編曲版も適宜紹介します。
第4回初級教材(第1-2課程)を使って④:ブルクミュラー〈25の練習曲〉の指導ポイント解説及び実践。また作品の完成に必要と思われるテクニック課題を考えます。2台ピアノ編曲版も適宜紹介します。
第5回初級教材(第1-2課程)を使って⑤:ブルクミュラー〈25の練習曲〉の指導ポイント解説及び実践。また作品の完成に必要と思われるテクニック課題を考えます。2台ピアノ編曲版も適宜紹介します。
第6回初級教材(第1-2課程)を使って⑥:ブルクミュラー〈25の練習曲〉の指導ポイント解説及び実践。また作品の完成に必要と思われるテクニック課題を考えます。2台ピアノ編曲版も適宜紹介します。
第7回まとめ:第1回~第6回で学んだ内容の確認テストを実施します(筆記・実技)。
中間試験評価方法・評価基準
出席率:25%、平常点:25%、試験:50%
第8回初級教材(第1-2課程)を使って⑦:ブルクミュラー〈25の練習曲〉の指導ポイント解説及び実践。また作品の完成に必要と思われるテクニック課題を考えます。2台ピアノ編曲版も適宜紹介します。
第9回初級教材(第1-2課程)を使って⑧:ブルクミュラー〈25の練習曲〉の指導ポイント解説及び実践。また作品の完成に必要と思われるテクニック課題を考えます。2台ピアノ編曲版も適宜紹介します。
第10回初級教材(第1-2課程)を使って⑨:ブルクミュラー〈25の練習曲〉の指導ポイント解説及び実践。また作品の完成に必要と思われるテクニック課題を考えます。2台ピアノ編曲版も適宜紹介します。
第11回初級教材(第1-2課程)を使って⑩:ブルクミュラー〈25の練習曲〉の指導ポイント解説及び実践。また作品の完成に必要と思われるテクニック課題を考えます。2台ピアノ編曲版も適宜紹介します。
第12回基礎・応用テクニック①:ハノン〈ピアノ教本〉テキスト構成、特徴等の解説。第1部(No.1-20)の実践(原調、移調、リズム変奏)。
第13回基礎・応用テクニック②:ハノン〈ピアノ教本〉第1部(No.1-20)の実践(原調、移調、リズム変奏)。
第14回基礎・応用テクニック③:ハノン〈ピアノ教本〉スケール・アルペジオの指導ポイント解説及び実践。
第15回まとめ:第8~14回で学んだ内容のまとめテストを実施します(筆記・実技)。
期末試験評価方法・評価基準
出席率:25%、平常点:25%、試験:50%
科目名ピアノ指導法Ⅳ
担当講師名大導寺 錬太郎
専攻楽器グレード等ピアノ
年次2年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は国内のコンクール審査員、PTNAステップアドバイザーを担当、30回以上の発表会・勉強会の主宰、リサイタル他の定期的な演奏活動を行なう等、指導・演奏面での実務経験を持ちます。

授業内容

春学期に続き、様々なテクニック教材、ポリフォニーの導入及びリズムを鍛える教材を紹介、また人気のバーナムテクニック他アメリカの作品も取り上げ、さらに深く指導の仕方を学びます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

子供の想像力を喚起させる指導力、またイメージ通りの表現をする為の必要なテクニック課題を提供できる力を身に付けることが目標です。

授業計画

第1回基礎・応用テクニック④:伊藤康英編曲〈ぐるぐるハノン~ピアノで遊ぶ連弾曲集〉実践、ツェルニーOp.802、Op.377の紹介及び実践
第2回基礎・応用テクニック⑤:ブラームス〈51の練習曲〉解説及び実践(No.13,17,19,18ab)/ピッシュナ〈指の訓練の為の練習課題〉解説。
第3回基礎・応用テクニック⑥:ピッシュナ〈指の訓練の為の練習課題〉実践(No.1,29,57,60)/〈新しいピアノのおけいこ〉2Oct.スケール、3種カデンツ、連弾作品の実践。
第4回基礎・応用的ニック⑦:プレディ〈Technical Studies〉実践(SectionⅦ 3度スケール、付録 複雑なリズム練習等)/まとめ
第5回初級教材(アメリカ)を使って①:バーナムテクニックVol.2 Group1 No.1-6の指導ポイント解説及び実践(原調・移調奏・リズム変奏)。
第6回初級教材(アメリカ)を使って②:バーナムテクニックVol.2 Group1 No.7-12の指導ポイント解説及び実践(原調・移調奏・リズム変奏)。
第7回まとめ:第1回~第6回で学んだ内容の確認テストを実施します(筆記・実技)。
中間試験評価方法・評価基準
出席率:25%、平常点25%、試験50%
第8回初級教材(アメリカ)を使って③:バーナムテクニックVol.2 Group2の指導ポイント解説及び実践(原調・移調奏・リズム変奏)。クリスマス定番曲アンサンブル実践①(1台6手)。
第9回初級教材(アメリカ)を使って④:バーナムテクニックVol.2 Group3の指導ポイント解説及び実践(原調・移調奏・リズム変奏)。クリスマス定番曲アンサンブル実践②(1台6手)。
第10回初級教材(アメリカ)を使って⑤:バーナムテクニックVol.2 Group4 No.1-6の指導ポイント解説及び実践(原調・移調奏・リズム変奏)。クリスマス定番曲アンサンブル実践③(1台6手)。
第11回初級教材(アメリカ)を使って⑥:バーナムテクニックVol.2 Group4 No.7-12の指導ポイント解説及び実践(原調・移調奏・リズム変奏)。ギロック〈はじめてのギロック〉解説・実践①。
第12回初級教材(アメリカ)を使って⑦:バーナムテクニックVol.2 Group5 No.1-6の指導ポイント解説及び実践(原調・移調奏・リズム変奏)。〈はじめてのギロック〉解説・実践②。
第13回初級教材(アメリカ)を使って⑧:バーナムテクニックVol.2 Group5 No.7-12の指導ポイント解説及び実践(原調・移調奏・リズム変奏)。〈はじめてのギロック〉解説・実践③。
第14回初級教材(アメリカ)を使って⑨:〈はじめてのギロック〉解説・実践④。
第15回まとめ:第8回~第14回で学んだ内容のまとめテストを実施します(筆記・実技)。
期末試験評価方法・評価基準
出席点:25%、平常点:25%、試験:50%
科目名ピアノ指導法Ⅴ
担当講師名溝部 洋子
専攻楽器グレード等ピアノ
年次3年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は米国でのピアノ教師経験、ピアノ教本の翻訳、指導法講座の開催、企画、ピアノ教室の運営等、ピアノ教育界での実務経験を持ちます。

授業内容

ピアノを教える時に一番必要な知識「テキスト」について深く学びます。「ミドルC」「ランドマーク」「全調」「バイエル」・・・etc. 必ず押さえておかなければならない分類法と大人のレッスンについて学びます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

ピアノ講師になった時に困らないための「テキストの知識」、「子供のレッスン」と「大人のレッスン」の違いを知りましょう。夏休みには誰かを教えて、教えるスキルをアップさせましょう。「3年生」ならではの学び方を修得しましょう。

授業計画

第1回良いテキストの選び方:良いピアノテキストとは?良いピアノテキストの条件について考え、確認しましょう。
第2回ピアノ教本分類法:「ミドルC」「ランドマーク」「全調」アプローチなど、沢山あるピアノテキストを分類方法について学びます。
第3回ミドルCアプローチのテキスト:「ミドルC」アプローチって何?そのテキストにはどういうものがあるの?を学ぶ授業です。
第4回ランドマークアプローチのテキスト:聞き慣れない「ランドマーク」アプローチ、その秘密を探ります。これを導入するとレッスンが大きく変わります。
第5回全調メソードのテキスト:「全調」の指導は必須アイテムです。「全調メソード」のテキストについて学びます。
第6回幼児向けテキスト:幼児向けテキストは沢山あるけれど、何をポイントにどう選び、使えばいいの?を学びます。
第7回私が選んだ良いテキスト:良いと思うテキストを楽譜屋さんに行って調べ、レポートしましょう。なぜそれが良いと思ったのですか?
中間試験評価方法・評価基準
評価方法は次の通りです。
①まず基本は授業にきちんと出席できることです。遅刻、欠席をしないように心がけましょう。②楽譜売り場に行き、授業時の指示に従い、ピアノ教本について調べます。③課題は必ず期限までに提出しましょう。
①出席40% ②平常点20% ③課題40%
第8回大人のレッスン:大人のレッスンと子供のレッスンはどこが違うの?大人のレッスンについて学びます。
第9回大人のピアノテキスト:大人のピアノテキストにはどのようなものがあるか?大人向けには、どういうテキストを使えば良いか?を学びます。
第10回大人の生徒の教え方:子供とは違う大人の生徒への対応の仕方や教え方を細かく考え、学びましょう。
第11回夏休みに教えるレッスン:夏休みに教える生徒について、プレゼンテーションしましょう。どうやって生徒をみつけたか?何を教えるか?など。
第12回夏休みの「レッスンプラン」:どういう風にレッスンするか?どんなテキストや曲を使うか、など夏休みのレッスンについて発表しましょう。
第13回「夏休みのレッスン」の報告:夏休みに行ったレッスンはどうでしたか?自分の行ったレッスンについて発表します。
第14回行ったレッスンを改善するために:夏休みに行ったレッスンで、わからなかったこと、難しかったこと、戸惑ったこと、などを発表し、解決方法を学びましょう。
第15回夏休みに教えたレッスンレポート:実際に行ったレッスン記録を元に、夏休みに教えたレッスンについてレポートしましょう。
期末試験評価方法・評価基準
評価方法は次の通りです。
①まず基本は授業にきちんと出席できることです。遅刻、欠席をしないように心がけましょう。②夏休みに誰かを教えます。③夏休みに教えるレッスンプランの発表をします。④夏休みに教えたレッスンの発表をします。⑤教えたレッスンのレポートを作成します。
①35% ②③④で30% ⑤35%
科目名ピアノ指導法Ⅵ
担当講師名溝部 洋子
専攻楽器グレード等ピアノ
年次3年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は米国でのピアノ教師経験、ピアノ教本の翻訳、指導法講座の開催、企画、ピアノ教室の運営等、ピアノ教育界での実務経験を持ちます。

授業内容

「4期」ではない「5期」の指導とは何か?中級・上級へつなげていくために、押さえておかなければならないテキストの選び方や教え方を学びます。必須の「発表会」、生徒や保護者対応についても学びましょう。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

「5期」が意味するもの、目指すものが何か?それを踏まえてのレッスンの展開の仕方を理解しましょう。講師になった時に困らないための様々な知識をゲットしてください。

授業計画

第1回4期ではなく「5期」の指導:なぜ5期を教える必要があるかを考える授業です。なぜ「5期」なの?
第2回バロック期の教え方:初級・中級ピアノテキストの中から、バロックにつながるページや曲を探し、分析しましょう。
第3回古典派の教え方:初級・中級ピアノテキストの中から、古典のソナチネにつながるページや曲を探し、分析しましょう。
第4回ロマン派の教え方:初級・中級ピアノテキストの中から、ロマン派の曲につながるページや曲を探し、分析していきましょう。
第5回近・現代期の教え方:初級・中級ピアノテキストの中から、近・現代の曲につながるページや曲を探し、分析してみましょう。
第6回ポップス・ジャズを教えるには?:もしポップス・ジャズを教えるとしたら、どうする?レッスン方法を考えましょう。
第7回「私が展開する」レッスン:「5期」の中から、一番興味のある様式を選び、クラスメイトにレッスンしてみましょう。
中間試験評価方法・評価基準
評価方法は次の通りです。
①まず基本は授業にきちんと出席できることです。遅刻、欠席をしないように心がけましょう。②5期の中から1つ選び演奏します。③5期の中から1つ選び、クラスメイトを教えます。④ポップス・ジャズも演奏又は指導します。
①40% ②③④で60%
第8回発表会は、なぜ必要?:発表会の必要性について考え、クラスメイトと話し合いましょう。
第9回発表会の実例:色々な教室の色々な発表会DVDを見ながら、発表会の実例について学びましょう。
第10回発表会の開き方:発表会はどうやって開くの?を考え、発表会の開き方について学んでいきます。
第11回発表会で押さえておくべきポイント:発表会を開催する時に、どうしても押さえておかなくてはならないポイントについて学びます。
第12回講師演奏をするとしたら?:発表会で恒例の「講師演奏」について学びます。注意すべきポイントや理想的なレパートリーについて。
第13回講師演奏の準備:実際にピアノ講師になった時に困らないために、講師演奏ためのレパートリーを弾いてみよう。
第14回生徒と保護者対策:1人1人異なる個々の生徒への対応の仕方や保護者対策について考え学びましょう。
第15回1年間のまとめ:「ピアノ指導法」1年間の授業はどうでしたか?レポートを作成し、発表しましょう。
期末試験評価方法・評価基準
評価方法は次の通りです。
①まず基本は授業にきちんと出席できることです。遅刻、欠席をしないように心がけましょう。②自分が開いてみたい理想の「発表会」像についてプレゼンテーションしましょう。③1年間で何を学んだか、詳細にレポートしましょう。
①40% ②と③で60%
科目名ピアノ指導法Ⅶ
担当講師名溝部 洋子
専攻楽器グレード等ピアノ
年次4年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は米国でのピアノ教師経験、ピアノ教本の翻訳、指導法講座の開催、企画、ピアノ教室の運営等、ピアノ教育界での実務経験を持ちます。

授業内容

3年間の指導法の授業を基に、知っておくべきピアノテキストの内容を分析し、使い方を細かく学びます。卒業後、ピアノ講師になることを前提とした授業を展開します。春学期は、日本人著者によるシリーズのテキストを勉強します。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

3年間の指導法の授業を基盤にして、1年後にピアノ講師になることを想定し、テキストの内容について、しっかり理解しましょう。各テキストの長所や短所、具体的な使い方を確実に理解し、マスターできるようにしましょう。

授業計画

第1回みんなのおけいこ(音友):全3巻の特徴と導入の方法、テキストの使い方について学びます。
第2回うたとピアノの絵本(音友):①みぎて②ひだりて③りょうての全3冊の導入の方法と使い方について学びます。
第3回アキピアノ教本(音友):うたとピアノの絵本の続編であるアキピアノ教本①②③について学びます。
第4回みんなのオルガンピアノの本1、2(ヤマハ):日本で最も歴史のあるテキストです。内容の分析と使い方を学びます。
第5回みんなのオルガンピアノの本3、4(ヤマハ):第4回の授業で学んだテキストの続きがどうなっているのかを学びます。
第6回ピアノひけるよジュニア1、2(ドレミ):みんなが知っている歌や曲ばかりを使っている「ひけるよ」シリーズについて学びます。
第7回ピアノひけるよジュニア3(ドレミ):第3巻の押さえるべきポイント、使い方や教え方を学びます。
中間試験評価方法・評価基準
評価方法は次の通りです。
①まず基本は授業にきちんと出席できることです。遅刻、欠席をしないように心がけましょう。②1クォーターで学んだ全てのテキストについてまとめましょう。③課題は必ず期限までに提出しましょう。
①出席40% ②平常点20% ③課題40%
第8回ピアノひけるよシニア(ドレミ):ひけるよジュニア終了後に使うシニアシリーズはどうなっているのか見ていきましょう。
第9回ピアノランド(音友):このシリーズの中心は何かを中心に学びます。
第10回ぴあのどりーむ(学研):このシリーズの長所と短所について分析します。
第11回こどものひだりて(サーベル):なぜこのテキストが必要かを考え、使い方や対象生徒について考えます。
第12回はじめてのピアノ教本(サーベル):このシリーズの特徴は何か、使う利点、使い方などを学びます。
第13回ソーヨ姫とファーデス王子(全音):このテキストの斬新なアイディアを知り、使い方を考えてみましょう。
第14回わかーるピアノ(全音):邦人のテキストとしては最も新しいテキストのひとつである「わかーるピアノ」について学びます。
第15回夏休みに教えたレッスンレポート:実際に行ったレッスン記録を元に、夏休みに教えたレッスンについてレポートしましょう。
期末試験評価方法・評価基準
評価方法は次の通りです。
①まず基本は授業にきちんと出席できることです。遅刻、欠席をしないように心がけましょう。②授業への取り組み方、積極性など。③春学期に学んだ全てのテキストの中から良いと思うテキストを選び、そのテキストを使って誰かに教え、そのレポートを作成します。
①出席40% ②平常点20% ③課題40%
科目名ピアノ指導法Ⅷ
担当講師名溝部 洋子
専攻楽器グレード等ピアノ
年次4年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は米国でのピアノ教師経験、ピアノ教本の翻訳、指導法講座の開催、企画、ピアノ教室の運営等、ピアノ教育界での実務経験を持ちます。

授業内容

春学期の授業を基に、秋学期は海外のメソードで邦訳されているテキストについて詳しく学びます。導入~上級まで、どのようにつながるのか細かく分析し、使い方を学びます。4クォーターは「演奏」がテーマです。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

あと半年で卒業!ピアノ講師になった時、少しでも困らないよう、テキストの知識を総まとめできるようにしましょう。生徒を教える時のシミュレーションもできるようにしましょう。

授業計画

第1回アルフレッド導入コースA、B(全音):なぜこのテキストが必須なのかを学び、絶対に押さえるべきポイントをマスターしましょう。
第2回アルフレッド導入コースC(全音):このテキストの「必須」のポイントと、その教え方を学びます。
第3回アルフレッド基礎コース(全音):導入コースと何が違うのか、このコースの目指すところは何なのかを学びます。
第4回バスティンピアノパーティー(東音):このテキストの画期的な点が何なのか、なぜそれが重要なのかを中心に勉強します。
第5回バスティンライブラリー(東音):このテキストが目指していること、なぜ良いのかを分析し学びます。
第6回バスティンベーシックス(東音):パーティーシリーズ、ライブラリーシリーズとは何がどう違うのかを中心に学びます。
第7回ラーニングトゥプレイ(全音):このテキストの長所と特徴、もし短所があるとすれば何なのかを見ていきましょう。
中間試験評価方法・評価基準
評価方法は次の通りです。
①まず基本は授業にきちんと出席できることです。遅刻、欠席をしないように心がけましょう。②3クォーターで学んだ全てのテキストについてまとめましょう。③課題は必ず期限までに提出しましょう。
①出席40% ②平常点20% ③課題40%
第8回導入期のレッスンその①:導入期のレッスンで、押さえるべき弾き方のポイントを演奏を通して学びます。
第9回導入期のレッスンその②:導入期のレッスンで、気を付けたい奏法やテクニックを演奏を通して学びます。
第10回導入期のレッスンその③:このレベルでできるアンサンブルを考え、クラスメイトと合わせましょう。
第11回初級のレッスンその①:初級のレッスンで、押さえるべき弾き方のポイントを演奏を通して学びます。
第12回初級のレッスンその②:初級のレッスンで、気を付けたい奏法やテクニックを演奏を通して学びます。
第13回中級のレッスンその①:中級のレッスンは初級の時と何が違うべきなのか、演奏を通して学びます。
第14回中級のレッスンその②:中級のレッスンで、気を付けたい奏法やテクニックを演奏を通して学びます。
第15回学期末試験:中級レベルのソロ、アンサンブルの実技試験です。4年間のまとめとなるハイレベルの演奏を目指しましょう。
期末試験評価方法・評価基準
評価方法は次の通りです。
①まず基本は授業にきちんと出席できることです。遅刻、欠席をしないように心がけましょう。②授業への取り組み方、積極性など。③レパートリーから各々1曲選択して演奏します。
①出席40% ②平常点20% ③課題40%
科目名室内楽演習Ⅰ(伴奏法応用)
担当講師名大導寺 錬太郎
専攻楽器グレード等ピアノ
年次3年次, 4年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は国内のコンクール審査員、PTNAステップのアドバイザーを担当、30回以上の発表会・勉強会の主催、リサイタル他の定期的な活動行なう等、指導・演奏面での実務経験を持ちます。

授業内容

主にピアノのアンサンブル(4手連弾、2台4手、2台8手など)を勉強します。アンサンブルに必要な様々な知識・技術を習得し、より深く多彩な表現を楽しみましょう。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

本授業で学んだ成果を、10月実施予定のコンサートで披露します。各自のレベルで最高の演奏ができることが本授業の目標です。日々の練習方法、気持ちの高め方など、本番を迎えるにあたっての様々な準備の仕方を体得することができます。

授業計画

第1回読譜〈作品の概要を把握する〉:楽譜に書かれている様々な情報を確認し、また音源を聴いて曲の大まかな雰囲気を掴みます。
第2回基本的事項の確認及び練習:確実に弾ける速度で、音・リズムの確認をします。頭に入りにくい部分は何度も反復して覚えます。
第3回音楽的な掘り下げ①〈フレージング〉:スラーの長さから、どこからどこまでが1つのまとまりになっているかを読み解き、音楽の流れを理解します。
第4回技術面の強化①〈苦手な部分の確認〉:技術的に難しい部分の練習を行ないます。1フレーズ又は数小節の単位で確実に弾ける速度で反復し、苦手部分を把握します。
第5回技術面の強化②〈具体的な練習方法の習得〉:技術的に難しい部分の様々な練習方法を学びます。効率の良い練習法を体得し、安定したテクニックを身につけます。
第6回音楽面・技術面のバランスを確認:試験に向け現段階で出来ている部分に磨きをかけます。曲全体を通し俯瞰することで現在の進捗状況を整理します。
第7回授業のまとめ(3クォーター末試験):これまで練習してきた曲を披露します。他の受講学生の演奏の講評も記入し、客観的な耳を養います。
中間試験評価方法・評価基準
出席25%(第1回~第6回各3.5点、第7回のみ4点で計算。遅刻は減点1)、平常点25%(受講態度、試験時の講評記入内容など)、試験50%の割合で評価します。
第8回1クォーターの反省及び練習計画の検討:1クォーター末試験講評まとめを確認、その内容や自身の反省に基づき、本番に向けての練習計画を練ります。
第9回側面から作品を理解する:作品の成り立ちや作曲家について調べ、ピアノに向かう練習以外の視点から曲の理解を深めます。
第10回「耳」を働かせた演奏〈響きの調和〉:ペダリングを検討。和声進行を理解し、響かせ方・歌わせ方の考え方を共有し、統一感のある響きを目指します。
第11回技術面の強化③〈運指のチェック〉:指使いの再確認を行ないます。楽譜の運指が合わない部分は無理をせず、自身の手に合ったものを検討します。
第12回音楽的な掘り下げ②〈相手との絡み〉:呼吸の合わせ方、フレーズの感じ方、cresc.dim.のタイミングなど、細かい部分が共有できているかを確認します。
第13回音楽的な掘り下げ③〈細部の確認〉:アーティキュレーションの再確認をし、アンサンブルの一体感を高め、完成度を上げていきます。
第14回試験に向けて〈ステージマナーの確認〉:演奏とステージマナーの最終確認を行ないます。見た目にも美しい舞台になるよう仕上げていきます。
第15回授業のまとめ(2クォーター末試験):1クォーターから練習してきた曲の総仕上げ。他の受講学生の演奏の講評も記入し、客観的な耳を養います。
期末試験評価方法・評価基準
出席25%(第8回~第14回各3点、第15回のみ4点で計算。遅刻は減点1)、平常点25%(受講態度、試験時の講評記入内容など)、試験50%の割合で評価します。3・4両クォーターの平均が学年末評価となります。
科目名室内楽演習Ⅱ(伴奏法応用)
担当講師名大導寺 錬太郎
専攻楽器グレード等ピアノ
年次3年次, 4年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は国内のコンクール審査員、PTNAステップのアドバイザーを担当、30回以上の発表会・勉強会の主催、リサイタル他の定期的な活動行なう等、指導・演奏面での実務経験を持ちます。

授業内容

春学期で学んでアンサンブルのノウハウやコンサートでの舞台経験を活かし、新たな作品に挑戦します。異なるジャンルを学ぶことでレパートリーが広がり、様々なタイプのアンサンブルへの対応が可能になります。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

秋学期学んだ成果を3月実施予定のコンサートで披露します。春学期で培った練習方法やメンタル面の調整の仕方を活かし、各自のレベルで1年間の集大成にふさわしい演奏ができることが本授業の目標です。

授業計画

第1回読譜〈作品の概要を把握する〉:楽譜に書かれている様々な情報を確認し、音源を聴き、曲の大まかな雰囲気を掴みます。
第2回基本的事項の確認及び練習:確実に弾ける速度で音・リズムの確認をします。頭に入りにくい部分は何度も反復して覚えます。
第3回音楽的な掘り下げ①〈フレージング〉:スラーの長さから、どこからどこまでが1つのまとまりになっているかを読み解き、音楽の流れを理解します。
第4回技術面の強化①〈苦手な部分の確認〉:技術的に難しい部分の練習を行ないます。1フレーズ又は数小節の単位で確実に弾ける速度で反復し、苦手部分を把握します。
第5回技術面の強化②〈具体的な練習方法の習得〉:技術的に難しい部分の様々な練習方法を学びます。効率の良い練習法を体得し、安定したテクニックを身につけます。
第6回音楽面・技術面のバランスを確認:試験に向け現段階で出来ている部分に磨きをかけます。曲全体を通し俯瞰することで現在の進捗状況を整理します
第7回授業のまとめ(3クォーター末試験):これまで練習してきた曲を披露します。他の受講学生の演奏の講評も記入し、客観的な耳を養います。
中間試験評価方法・評価基準
出席25%(第1回~第6回各3.5点、第7回のみ4点で計算。遅刻は減点1)、平常点25%(受講態度、試験時の講評記入内容など)、試験50%の割合で評価します。
第8回3クォーターの反省及び練習計画の検討:3クォーター末試験講評まとめを確認、その内容や自身の反省に基づき、本番に向けての練習計画を練ります。
第9回側面から作品を理解する:作品の成り立ちや作曲家について調べ、ピアノに向かう練習以外の視点から曲の理解を深めます。
第10回「耳」を働かせた演奏〈響きの調和〉:ペダリングを検討。和声進行を理解し、響かせ方・歌わせ方の考え方を共有し、統一感のある響きを目指します。
第11回技術面の強化③〈運指のチェック〉:指使いの再確認を行ないます。楽譜の運指が合わない部分は無理をせず、自身の手に合ったものを検討します。
第12回音楽的な掘り下げ②〈相手との絡み〉:呼吸の合わせ方、フレーズの感じ方、cresc.dim.のタイミングなど、細かい部分が共有できているかを確認します。
第13回音楽的な掘り下げ③〈細部の確認〉:アーティキュレーションの再確認をし、アンサンブルの一体感を高め、完成度を上げていきます。
第14回試験に向けて〈ステージマナーの確認〉:演奏とステージマナーの最終確認を行ないます。見た目にも美しい舞台になるよう仕上げていきます。
第15回授業のまとめ(2クォーター末試験):1クォーターから練習してきた曲の総仕上げ。他の受講学生の演奏の講評も記入し、客観的な耳を養います。
期末試験評価方法・評価基準
出席25%(第8回~第14回各3点、第15回のみ4点で計算。遅刻は減点1)、平常点25%(受講態度、試験時の講評記入内容など)、試験50%の割合で評価します。3・4両クォーターの平均が学年末評価となります。
科目名室内楽演習Ⅲ(室内楽)
担当講師名多 紗於里
専攻楽器グレード等ピアノ
年次3年次, 4年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師はピアノと管・弦楽器、パーカッションアンサンブル、ピアノアンサンブルなどの室内楽演奏と指導の実務経験を持ちます。

授業内容

木管楽器・チェロとピアノによる三重奏のレパートリーを研究します。異なる楽器とのアンサンブルには様々なスキルが必要であります。セメスターを通して指定された曲目を合わせて仕上げます

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

業はレッスンスタイルで進めていきます。高度なアンサンブルスキルを目指してピアノ学科コンサート「Infinity I」に向けて準備し、演奏発表します。

授業計画

第1回今年度の内容に関するミーティングを行います。今後のスケジュール、曲目確認と パートの配布を行います
第2回指定された曲の合わせを始めます。チェロ、及び木管楽器とのチューニング方法などを確認します
第3回合わせを続けます。チェロ、及び木管楽器の音程調整について学びます
第4回合わせを続け、パートの確認も行います。チェロのボーイングに注目し、どのような音色変化が可能か聴き取ります
第5回指使い、ペダリング、フレージングなどを確認します。ピアノパートのアーティキュレーションに注目します
第6回アンサンブルのバランスに注目します。チェロ、及び木管楽器とのタイミング合わせについて学びます
第7回1Qのまとめ。これまで合わせた部分を確認し今後の課題を探し出します
中間試験評価方法・評価基準
出席と準備・パートの練習・アンサンブルスキル 100%
第8回曲目の合わせを続けます。理想のテンポに少しずつ近づけるようにします
第9回ピアノパートのテクニカルな問題を解決できるようにします。ペダリングと指使いも確認します
第10回曲の流れと内容に関して学びます。テンポ通りで合わせをできるか確認します
第11回相手のパートを聴きながら弾けるか確認します。相手のアーティキュレーションに合わせられるようにします
第12回相手のフレージング、ボーイング、ブレスのタイミングを聴き取れるか確認します
第13回曲目を少しずつまとめて仕上げていきます。曲目の内容、表現と全体の流れを確認します
第14回曲目の通しを行い、細かく仕上げていきます。アンサンブル、バランス、テンポの安定感などを確認します
第15回各グループの曲目を演奏し、全体のアンサンブルスキルを確認します
期末試験評価方法・評価基準
出席と準備・パートの練習・アンサンブルスキル 100%
科目名室内楽演習Ⅳ(室内楽)
担当講師名多 紗於里
専攻楽器グレード等ピアノ
年次3年次, 4年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師はピアノと管・弦楽器、パーカッションアンサンブル、ピアノアンサンブルなどの室内楽演奏と指導の実務経験を持ちます

授業内容

春学期のグループを入れ替えて木管楽器とチェロのトリオの研究深めます。セメスターを通して指定された新しい曲目を合わせて仕上げます

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

授業はレッスンスタイルで行います。学科コンサート「Infinity II」に向けて準備し、演奏発表します

授業計画

第1回グループの組み合わせと曲目の確認を行います。秋学期のスケジュール確認も行います
第2回春学期と異なるアンサンブルで合わせを始めます。前期とどのような違いを感じるか考えてみます
第3回パートの確認と問題点を探し出します。ピアノパートの練習法を学びます
第4回指使い、ペダリング、フレージングなどを確認します。相手のフレージングに合わせられるか確認します
第5回バランスとアンサンブルに注目します。音色、タッチ、音の長さななどが一致しているか確認します
第6回相手のアーティキュレーションに注目します。ボーイング、ブレスのタイミングを意識しながら弾けるか確認します
第7回3Qのまとめ。秋学期の曲目がどの程度進んでいるかチェックします
中間試験評価方法・評価基準
出席と準備・パートの練習・アンサンブルスキル 100%
第8回テンポ選びとアンサンブルスキルの確認を行います。理想的なテンポ選びについて考えます
第9回相手のパートを聴きながら弾けるか確認します。相手の細かいパッセージに合わせられるか確認します
第10回相手のアーティキュレーションを聴き取れるか確認します。ダイナミックスとバランスもチェックします
第11回曲目を通して少しずつまとめていきます。曲目の内容を表現できているか確認します
第12回テンポ通りの通しのトライアルをしてみて新たな問題点があるか確認します
第13回曲目の仕上げ。曲目を通してアンサンブル全体のバランスと流れをチェックします
第14回通しリハーサルを行います。ピアノパートの最終確認とステージに向けて準備します
第15回グループの曲目を演奏し、アンサンブルスキルの確認をします。室内楽演奏のステージマナーも確認します
期末試験評価方法・評価基準
出席と準備・パートの練習・アンサンブルスキル 100%
科目名パイプオルガンゼミⅠ
担当講師名山口 綾規
専攻楽器グレード等
年次3年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は、パイプオルガンでのソロ演奏及び吹奏楽との共演経験、また自身の編曲、演奏によるCD、楽譜出版をしています。チャペルウエディングでの演奏経験も豊富です。

授業内容

オルガンの歴史、構造については、音や写真を参考に講義中心に進めます。実技ではテキストを使い、基礎的なオルガン奏法から学習します。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

四声、並びにコラールの演奏の確立、ペダリングの習得を目標とします。

授業計画

第1回楽器の概要について、演奏を取り入れながら、オルガンの世界の話しをします。
第2回オルガンの起源から、現代使用されている実際の楽器の種類など、資料を見ながら説明していきます。
第3回鍵盤の名称(国による違い)パイプの材質、種類など解説していきます。
第4回パイプの形状と音との関係を理解します。テキストを元に打鍵、離鍵、指のトレーニングをします。
第5回ペダル記号、姿勢、奏法を説明し体験します。ドリルプリントを使用し四声体の習得をします。
第6回第3回に配布する試験曲、ラインハルトの中から、課題曲の仕上げを目指します。
第7回中間試験 手鍵盤の課題曲2曲をバリオホールにて演奏します。
中間試験評価方法・評価基準
授業で学んだコラー的要素、対位法要素を含んだ演奏法が習得されているか、完成度を評価します。出席30%、平常点30%、実技試験40%
第8回オルガンの時代背景① ゴシック、ルネッサンスまで音を聞きながら考察していきます。
第9回オルガンの時代背② バロックからロマンティックを考察し、テキストよりアンサンブル体験します。
第10回パイプの種類について① フルー管のプリンツィパルグループ、フルートグループの説明をします。
第11回パイプの種類について② 弦楽器グループ、リード管について楽器で音をだしながら、説明していきます。
第12回パイプの復習をしながら、ペダルのドリルを使ってトレーニングしていきます。
第13回第10回に配布し、パート別奏法を習得したものを、ソロ演奏して仕上がるよう確認していきます。
第14回春学期を通して学習したものを、試験に向けまとめていきます。
第15回期末試験 教室内にて筆記試験、バリオホールにて、J.シュナイダーオルガン曲集より第2番を演奏します。
期末試験評価方法・評価基準
筆記試験では、授業で説明したことの理解度、実技試験では正しいペダリングの確認をします。 出席30% 平常点30% 実技試験40%
科目名パイプオルガンゼミⅡ
担当講師名山口 綾規
専攻楽器グレード等
年次3年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は、パイプオルガンでのソロ演奏及び吹奏楽との共演経験、また、自身の編曲、演奏によるCD、楽譜出版をしています。チャペルウエディングでの演奏経験も豊富です。

授業内容

春学期で学習した演奏法のレベルアップを目指し、レパートリーとなる作品をマスターしていきます。讃美歌となっているアメージンググレイスを題材に編曲体験、J.Sバッハの「8つの小プレリュードとフーガ」第1番を演奏します。併せて、音色の組み合わせも学習します。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

オルガン音楽を意識した編曲の実践、音色(ストップ)の組み合わせの自立を目指します。演奏面では、バッハの作品に触れ、バロックの奏法を習得します。また、教会のクリスマスで演奏される讃美歌の演奏もマスターします。

授業計画

第1回讃美歌の成り立ちの説明、いろいろな編曲をされているアメージンググレイスを分担奏し、内容を考察していきます。
第2回対位法的編曲を説明し、参考曲を挙げ、弾きながら分析していきます。
第3回和声的編曲を説明し、参考曲を挙げ、弾きながら分析していきます。
第4回各自、編曲楽譜を作成していき、個人確認を行っていきます。讃美歌2曲配布します。
第5回個別に確認しながら、編曲の完成を目指します。音色のイメージを作りながら進めます。
第6回編曲の完成と共に、クリスマス讃美歌の奏法を確認していきます。
第7回中間試験 自編曲のアメージンググレイスとクリスマス讃美歌2曲をバリオホールにて、演奏します。
中間試験評価方法・評価基準
自身の編曲楽譜の提出、讃美歌の演奏とも合わせ、完成度を評価します。出席30%、平常点30%、試験40%
第8回作曲技法の基本と言われるカノンを説明し、パッフェルベルのカノンのスコア見ながらアンサンブル体験します。
第9回バリエーション、プレリュード、フーガ、パッサカリア等、実際の曲に触れながら、学習していきます。
第10回ドイツのオルガン音楽を、北部、中部、南部に分け、オルガニストが多数生まれた経緯など、歴史を紐解き進めます。
第11回ドイツとは対照的なフランスのオルガン、音源を聞き、テキストと照らし合わせ考察します。
第12回第10回に配布のバッハのプレリュードについて細かく奏法を説明し、分担奏していきます。
第13回ストップリストを見ながら、バッハの作品に特徴的な音色作りを学習していきます。
第14回秋学期で学んだ授業内容の確認をしながら、実技では、演奏の個別確認をしていきます。
第15回期末試験 教室内にて筆記試験、バリオホールにて、バッハの作品「8つの小プレリュードとフーガ」より第1番を演奏します。
期末試験評価方法・評価基準
筆記試験では、秋学期で学んだことの理解度をみます。実技試験では、演奏の完成度を評価します。 出席30%、平常点30%、試験40%
科目名パイプオルガンゼミⅢ
担当講師名山口 綾規
専攻楽器グレード等
年次4年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は、パイプオルガンでのソロ演奏及び吹奏楽との共演経験、また自身の編曲、演奏によるCD、楽譜出版をしています。チャペルウエディングでの演奏経験も豊富です。

授業内容

2年目に入りましたので、よりオルガン奏法、演奏テクニックの向上を目指します。チャペルウエディングでの演奏の体験として、実際に使用される曲を取り上げ、進行に従っての演奏体験をします。また、コラール作品も演奏、ストップの考察も深めます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

実践で使える演奏力、音色作りの自立も目指します。チャペルウエディングでの演奏では、応用力も身に付け、デビュー出来るよう、もっていきたいと考えています。いずれも、毎回の授業に変化があり、出席が重要になります。

授業計画

第1回日本のブライダル事情について、現状のお話しをします。キリスト教式、人前式等
第2回講師の演奏によるキリスト教式のDVDを鑑賞し、式次第による選曲についての説明をします。
第3回迎賓から入場、アヴェ・ヴェルム・コルプス、ワーグナーの婚礼の合唱、奏法を分析、解説していきます。
第4回讃美歌より合唱、アヴェマリアより、ソリスト、それぞれの伴奏法について学びます。
第5回メンデルスゾーンの結婚行進曲を題材に、退場時の歩幅に合わせた、演奏のタイミング、エンディングの合わせ方、即興力を付ける学習をします。
第6回全5曲を流れに沿って演奏していきます。実際に必要な応用力などを身に付けていきます。
第7回中間試験 バリオホールにて、新郎新婦を想定し、実際に歩き、本番さながらの演奏をします。
中間試験評価方法・評価基準
挙式の流れに沿って5曲を演奏しますが、併せて終止の奏法、歌伴奏のタイミングなども見ていきます。 出席30% 平常点30% 試験40%
第8回オルガン奏法で使われるアーティキュレーションの研究、テキストより選曲して学習します。
第9回歌うコラールとオルガンコラールとの違い、バッハ、ブラームスを取り上げ、比較、考察していきます。
第10回単旋律から四声体、そしてオルガンコラールに変化していく経緯を紐解いていきます。
第11回テキストからの奏法実践① オルガン独特のテクニックが必要な曲をピックアップし奏法実践していきます。
第12回テキストからの奏法実践② ペダルのレガート奏法、主にロマンティックな時代のオルガンで使われるトゥヒールの実践をします。
第13回試験課題曲、テキストのブラームスコラール「一輪のバラに咲きて」完成を目指します。
第14回テキストより選曲した、各時代、国の作品に指示された音色をつくっていきます。ストップの組み合わせの自立を目指します。
第15回期末試験 課題曲ブラームスコラール「一輪のバラに咲きて」をバリオホールにて、演奏します。
期末試験評価方法・評価基準
実技試験での演奏の完成度を評価します。出席30% 平常点30% 試験40%
科目名パイプオルガンゼミⅣ
担当講師名山口 綾規
専攻楽器グレード等
年次4年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は、パイプオルガンでのソロ演奏及び吹奏楽との共演経験、また自身の編曲、演奏によるCD、楽譜出版をしています。チャペルウエディングでの演奏経験も豊富です。

授業内容

春学期で学んだ実践の演奏法をよりステップアップし、完成度の高い演奏を目指します。バロック時代の通奏低音の知識、そして知名度、作品完成度の高い、小フーガト短調の演奏及び2年間使用したテキストから、任意の曲をレパートリーとなるような演奏を目指します。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

オルガン曲の中でも、難易度が高いと言われるフーガ演奏の体験、習得を目指します。また、数曲のオルガンレパートリーを持てることを目標とします。

授業計画

第1回フーガの説明後、テキストの楽譜を見ながら、各声部を織りなす主題に印を付けながらアナリーゼしていきます。
第2回主題の奏法を意識し、アーティキュレーションの分析をしていきます。
第3回各パートを分担奏しながら、指使い、手鍵盤の声部を意識して演奏。ペダリングの確認もしていきます。
第4回装飾の学習として、トリル、モルデント、シュライファーの奏法について、テキストから楽曲を取り出し考察していきます。
第5回パート別に確認しながら、声部を増やし、分担奏から全体を作っていきます。
第6回小節を区切りながら、ソロ演奏を仕上げていきます。
第7回中間試験 J.Sバッハの小フーガト短調 BWV578をバリオホールにて、演奏します。
中間試験評価方法・評価基準
難易度の高い楽曲の挑戦ですが、演奏レベルが上がっていること、楽曲への理解度、ステージマナーも含め評価します。 出席30% 平常点30% 試験40%
第8回通奏低音の説明をし、ヴィバルディ四季より冬を、スコア見ながら、通奏低音の即興的要素を聞き比べします。
第9回数字付き低音に和音を付けていきます。モーツァルトのレクイエムを題材に通奏低音の体験をします。
第10回テキストの曲を題材に和音付けをし、即興的要素を織り交ぜながら、仕上げていきます。
第11回2年間使用したテキストから6曲選曲し、アンサンブル演奏し、その中から各自選曲していきます。
第12回讃美歌の出来るまでの歴史、時代背景を考察していきます。各国の特徴など、讃美歌集から見ていきます。
第13回各声部の捉え方、前奏、後奏の奏法をテキストから取り出し、演奏体験します。
第14回筆記試験に向け、学習内容の確認、個々の演奏曲の確認をしていきます。
第15回期末試験 教室内にて筆記試験、バリオホールにて、実技試験をします。
期末試験評価方法・評価基準
筆記試験では、学習してきた内容の理解度をみます。実技試験では、各自選曲した楽曲が、レパートリーとなり得る演奏レベルに到達出来ているか確認し、評価します。出席30% 平常点30% 試験40%
科目名バロック音楽ゼミⅠ
担当講師名大木 和音
専攻楽器グレード等
年次3年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

チェンバロ奏者として各地でのリサイタル、アンサンブル、無観客ライブ配信など数多く出演しています。またピアニストの方々に、ピアノでバロック作品を弾くバロックレッスンも行っております。これまでに計7作のソロアルバムをリリースしています。

授業内容

「バロック」と呼ばれる時代の音楽について、学んでいきます。ピアノの登場する以前、バロック時代にはチェンバロが演奏されていました。授業では、そんな時代の背景や音楽、絵画など幅広く触れながら、当時の作曲家であるバッハやスカルラッティ、ヘンデルやラモーの作品を、チェンバロで演奏してもらいます。各回授業の後半は、試験に向けてレッスンを行います。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

バロック時代の音楽を幅広く知ること、チェンバロの響きを楽しみながら演奏すること、楽譜に書いてある装飾音も、音楽の流れにのって美しく鳴らせるようになることなどを目標とします。

授業計画

第1回バロックとは:音楽史においていつ頃の音楽を示すのか、それはどんな時代だったのかなどを考え、イメージしていきます。
第2回チェンバロについて:チェンバロの周りを囲んでもらい、構造、音の出る仕組み、様々なストップ、二段鍵盤について…など皆さんと出合ってもらいます。
第3回J.S.バッハとその息子たち:J.S.バッハ、またその家族の逸話や作品について、彼らの作品を鑑賞したり、生活していたドイツ各地の写真なども見ながら、探っていきます。
第4回様々な鍵盤楽器について:チェンバロのみならず、このころ流行していた様々な鍵盤楽器について、説明や鑑賞をします。楽器も描いた美しいフェルメールの絵も鑑賞します。
第5回組曲について その1:まずはなじみ深い「メヌエット」や「ガヴォット」などについて説明、演奏、バロックダンスの鑑賞もします。
第6回組曲について その2 : 前回の続きとして「アルマンド」「クーラント」「サラバンド」「ジーグ」といった組曲基本の舞曲について、説明と鑑賞をします。
第7回クォーター末試験:J.S.バッハや次男エマヌエル・バッハの短い作品の中から選んでもらった1曲を、一人ずつ演奏していただき、聴き合います。
中間試験評価方法・評価基準
・リズム良く、良い流れで演奏できているか?・自分の音を聴きながら演奏しているか?
などに着目し、採点します。 出席率10% 平常点10% 試験80%
第8回イタリアのバロック:今クォーターは、舞台をイタリアに移します。まずはイタリアのイメージを探るため、写真やDVDなどを鑑賞します。
第9回バッハによる協奏曲の編曲とイタリア協奏曲:バッハ作曲・ヴィヴァルディやアルビノーニの協奏曲を鍵盤曲にアレンジした作品について。原曲とバッハ作を比較。そして「イタリア協奏曲」について。
第10回ヴィヴァルディ「四季」:名作「四季」全曲を、詩と照らし合わせ、スコアを見ながら鑑賞します。ヴェネツィアの映像も見ます。
第11回ラ・フォリア:A.コレッリをはじめとする様々な作曲家の「フォリア」を聴き比べます。定型バスを土台に色鮮やかに変化していく巧妙な作風を楽しみます。
第12回即興演奏、装飾について:A.コレッリのヴァイオリン・ソナタを用い、楽譜に記されているメロディと装飾譜双方を比べて、当時の演奏の一コマに思いを馳せます。
第13回トリオ・ソナタについて:コレッリのトリオについて、またバッハによるオブリガート・チェンバロによるソナタやオルガンのためのトリオ・ソナタなどについて学びます。
第14回スカルラッティのチェンバロ・ソナタ:ナポリ生まれの大家・スカルラッティについて、またゆかりのあるスペインをも彷彿とさせるフラメンコやギター音楽などにも触れていきます。
第15回春学期末試験:D.スカルラッティのソナタ曲より、任意の1曲を一人ずつ演奏してもらい、聴き合います。
期末試験評価方法・評価基準
・スカルラッティ特有の和声を味わいながら弾いているか?・独特のリズムを感じて弾いているか?・装飾音は音楽的に奏でられているか?などに着目し、採点します。
出席率:10% 平常点:10% 試験80%
科目名バロック音楽ゼミⅡ
担当講師名大木 和音
専攻楽器グレード等
年次3年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

チェンバロ奏者として各地でのリサイタル、アンサンブル、無観客ライブ配信など数多く出演しています。またピアニストの方々に、ピアノでバロック作品を弾くバロックレッスンも行っております。これまでに計7作のソロアルバムをリリースしています。

授業内容

第3クォーターでは、舞台をフランスに移します。ヴェルサイユ宮殿で華開いた豪華絢爛なフランス・バロックをDVDや様々な音源で鑑賞し、想像していきます。第4クォーターは、声楽曲や管弦楽作品へと規模を広げ、壮大なバロック音楽を体験していきます。各回とも授業の後半は、試験に向けてのレッスンをしていきます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

チェンバロの音楽をチェンバロを使って、美しく弾けることを目指します。またバロック特有の装飾音も、音楽的に奏でられるようにします。

授業計画

第1回クラヴサン(仏:チェンバロ)について:パリの工房で撮影してきた数々のクラヴサンや鍵盤楽器の写真なども見てもらい、フレンチ・バロックの導入とします。
第2回華やかなフランスの宮廷文化:この時代の文化中心・ヴェルサイユ宮殿について、DVDや撮影した写真、音楽などを鑑賞し、イメージを膨らませていきます。
第3回ヴェルサイユ:「マリー・アントワネット」「めぐり逢う朝」などの映画の一部を鑑賞しながら、宮殿の雰囲気、当時の音楽などをイメージしていきます。
第4回プレリュード・ノン・ムジュレについて:ルイ・クープランやダングルベールなどの作品に出てくる、小節線のないプレリュードの演奏を探っていきます。
第5回フランソワ・クープラン「クラヴサン奏法」:クープランの書いた演奏法や装飾音について、またクープランの文面から読み取れる、当時の興味深い音楽事情についても想像します。
第6回J-Ph.ラモーのクラヴサン曲集について:ラモーの書き残した文面を読みながら、演奏法や装飾音、また演奏における注意点なども考察。ラモーのオペラも鑑賞します。
第7回クォーター末試験:ラモーのクラヴサン曲集より、指定した作品の中から1曲選んで演奏してもらい、互いに聴き合います。
中間試験評価方法・評価基準
自然な流れで、自分の音を聴きながら演奏できているか?ラモー特有の装飾音も、音楽に溶け込ませながら美しく演奏できているか?などを聴き、採点します。 出席率10% 平常点10% 試験80%
第8回バロックの歌唱:カッチーニ作「アマリッリ麗し」の様々な音源を聴きながら、歌詞、通奏低音など様々な表現を探ります。
第9回レチタティーヴォとアリア:ヘンデルの作品を題材に、歌詞と密接に結びついたレチタティーヴォにおけるチェンバロの役割と魅力を聴いてもらい、アリアも鑑賞します。
第10回バッハ/カンタータについて:バッハのライフワークであった「カンタータ」という重要なジャンルについて、親しみやすい題材「コーヒー・カンタータ」のスコア、歌詞を見ながら学びます。
第11回バッハ/ブランデンブルク協奏曲:バッハの管弦楽作品、まずは「ブランデンブルク協奏曲」をスコアを見ながら聴きます。
第12回バッハ/管弦楽組曲:「管弦楽組曲」をスコアを見ながら聴きます。各声部の見事な絡み、各舞曲の様式感を感じ取ります。
第13回バッハ/管弦楽作品とチェンバロの舞曲:管弦楽で聴いたバッハの舞曲のように、様々な楽器が鳴り響くことをイメージしながら、鍵盤作品での舞曲演奏にも生かせることを考えます。
第14回試験に向けて最終チェック:最終試験を目前に、チェンバロ・レッスンに集中し、最後の仕上げに入ります。
第15回秋学期末試験:ヘンデルの組曲より、指定された舞曲の中から1曲を選んで演奏してもらい、聴き合います。
期末試験評価方法・評価基準
各舞曲の特性をつかんで演奏できているか? 楽器を鳴らせているか? 装飾音は、音楽的に奏でられているか?などに着目し、採点します。 出席率10% 平常点10% 試験80%
科目名バロック音楽ゼミⅢ
担当講師名大木 和音
専攻楽器グレード等
年次4年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

チェンバロ奏者として各地でのリサイタル、アンサンブル、無観客ライブ配信など数多く出演しています。またピアニストの方々に、ピアノでバロック作品を弾くバロックレッスンも行っております。これまでに計7作のソロアルバムをリリースしています。

授業内容

バロック音楽ゼミIII,IVでは一年を通じてチェンバロ実技に集中し、チェンバロをより楽しく美しく弾けることを目指します。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

毎週チェンバロに触れることによって、バロック音楽のイメージをつかみ、楽しめることを目標とします。

授業計画

第1回チェンバロについて:楽器を囲んで、構造や仕組みについてお話します。
第2回試験曲について:B.ガルッピ、作曲家の背景を考察します。映像、写真、お話で追い、課題曲数曲を配布、取り組みたい曲を考えます。
第3回各自の試験曲決定とレッスン:【試験曲】B.ガルッピ/ソナタ 各自練習時間を設けた後、レッスンを開始します。
第4回試験に向けてレッスン:チェンバロのストップ、上下鍵盤の選択なども具体化していきます。
第5回試験に向けてレッスン:二段鍵盤の使い分けによる音色、カプラーの効果なども考えます。
第6回レッスン/最終確認:テンポや流れの確認、使用するストップの確認。
第7回クォーター末試験:各自選んだ楽章を、順に演奏しあってもらいます。
中間試験評価方法・評価基準
・音楽を理解し、楽しみながら演奏できているか?・音楽は自然に流れているか?・チェンバロの音をしっかり鳴らせているか? 出席率:10% 平常点:10% 試験80%
第8回試験曲について:【J.S.バッハ/フランス組曲より】バッハについて、またフランス組曲について考察します。試験課題曲を配布、取り組みたい曲を考えます。
第9回各自の試験課題曲決定とレッスン:各自練習時間を設けて、レッスンを開始します。
第10回試験に向けてレッスン:アルマンド、クーラント等、舞曲の特徴を確認します。
第11回試験に向けてレッスン:アーティキュレーションなども考えていきます。
第12回試験に向けてレッスン:カプラー、ストップなどはどうするか…等も具体的に考えます。
第13回試験に向けてレッスン:音楽の流れ、テンポ感の確認もします。
第14回レッスン/最終確認:試験目前となるので、総合的に最終確認をします。
第15回クォーター末試験:選んだ曲を順番に演奏してもらいます。お互いに聴き合います。
期末試験評価方法・評価基準
・それぞれの舞曲のキャラクターをつかんで演奏しているか?・バッハの装飾音が音楽に溶け込んで奏でられているか?・自分の音を聴きながら演奏できているか? 出席率:10%
平常点:10% 試験:80%
科目名バロック音楽ゼミⅣ
担当講師名大木 和音
専攻楽器グレード等
年次4年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

チェンバロ奏者として各地でのリサイタル、アンサンブル、無観客ライブ配信など数多く出演しています。またピアニストの方々に、ピアノでバロック作品を弾くバロックレッスンも行っております。これまでに計7作のソロアルバムをリリースしています。

授業内容

第3クォーターでは、フランスの作品を演奏します。ヴェルサイユ宮殿が華やかな時代、クラヴサン(仏:チェンバロ)作品も、美しい曲が沢山作られました。F.クープランや、ラモーなどの作品から演奏していただきます。第4クォーターは、各自が希望したバロック時代の作品(2ページ程度)、特に希望のない学生にはこちらから指定し、演奏してもらいます。またレッスンの合間には、DVDや写真、絵画なども鑑賞します。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

バロック時代の作品を、当時の花形楽器であったチェンバロで演奏体験することによって、自分の専攻楽器でバッハなどを演奏するときのイメージの助けとなると思います。装飾音も、気難しい記号ではなく、自然に美しく奏でられるようにします。

授業計画

第1回フランスのバロック時代について/ヴェルサイユ宮殿をはじめとする、フランスのバロック時代について映像、写真、絵画等の鑑賞。今クォーター試験課題曲数曲を渡し、次週までに曲選びと譜読みを開始してもらいます。
第2回練習とレッスン/F.クープランやラモーについて/それぞれの作曲家の装飾音表を探り、演奏法についても考えます。レッスンでは、譜読みの確認をします。
第3回練習とレッスン/曲の構成、アーティキュレーションのつけ方などをみていきます。装飾音も音楽と溶け込んで美しく入れられるようにしていきます。
第4回練習とレッスン/フランス作品ならではの薫るような音色を目標とします。美しい音のイメージを持ちましょう。
第5回練習とレッスン/曲の雰囲気を考え、音楽が自然に流れるようにしていきます。
第6回練習とレッスン/曲の仕上げに向かいます。自分の音を聴きながら、楽しんで演奏できるようにします。
第7回クォーター末試験/各自選んだ曲を演奏してもらいます。
中間試験評価方法・評価基準
選んだ曲を全員の前で演奏してもらいます。音楽を理解して、音を楽しみながら演奏できているか、音楽は自然に流れているか、チェンバロはしっかり鳴っているか、フランス作品独自の装飾音は美しく入っているか…など聴かせていただきます。出席率:10% 平常点15%
試験75%
第8回試験曲の提示と確認/各自演奏したい曲を持参し提示してもらい、確認します。希望する曲のない学生には、こちらから数曲をお渡しします。
第9回練習とレッスン/各自の選んだ曲も、全員に楽譜を配り、共に学ぶとともに、レパートリーを広げます。自分の曲の練習開始。
第10回練習とレッスン/アーティキュレーションや、指使いについても、丁寧に考察します。正しいリズム、音間違えもないか、丁寧に確認します。
第11回練習と練習とレッスン/装飾音は、音楽を彩るように入っているか。レジストレーションも、具体的に決めていきます。
第12回練習とレッスン/曲のキャラクターや雰囲気を考えながら演奏します。テンポ感や、リズムなどにも注意を払います。
第13回練習とレッスン/音楽と呼吸が一体となるように意識していきます。楽器の音も鳴らせるように、耳を使って探ります。
第14回練習とレッスン/試験に向けて最終確認。完成を目指していきます。
第15回秋学期末試験/各自の選んだ作品を、一人一人演奏してもらいます。ミニ・コンサートだと思って演奏してください。
期末試験評価方法・評価基準
曲の性格をつかんで演奏できているか?リズム・テンポは安定しているか?装飾音は音楽の一部となって自然に溶け込ませられているか?自分の出す音を聴きながら楽しんで演奏できているか?…など聴かせていただきます。 出席率:10% 平常点:15% 試験:75%
科目名現代音楽演奏ゼミⅠ
担当講師名中村 和枝
専攻楽器グレード等ピアノ
年次3年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は国内とヨーロッパにおける現代音楽演奏コンクールでの優勝歴を持ち、多くの現代音楽会に出演し作品の初演・再演を行っています。

授業内容

将来の演奏活動や教育活動にも必要となる《新しい音楽》を習得します。好奇心を拡げ、既存の常識にとらわれない新しい手法で書かれた楽譜を解読し演奏します。また、鍵盤だけではなくピアノの内部を触って美しい音を出す演習も行います。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

新しい音楽に興味を持ちチャレンジする冒険心や積極性を伸ばすための基本となる「読譜力」を養います。

授業計画

第1回西洋音楽史の流れの中で、どのように現代音楽が発生したのか。「現代音楽」とは何なのか、その概要を説明します。
第2回J.クルタークのピアノ曲集「遊び」の中から様々な新しい記譜法を学び実践します。
第3回H.カウエルのピアノ曲「エオリアンハープ」を教材に、ピアノの内部奏法を学びます。
第4回内部奏法のプレパレーション(準備)を学びます。
第5回H.カウエルのピアノ曲「マノノウンの潮流」を教材に、トーンクラスター奏法などの特殊奏法を学びます。
第6回それぞれの曲を美しく奏でることを目標に仕上げ演習を行います。
第7回課題曲から選曲し演奏発表を行います。
中間試験評価方法・評価基準
授業で学んだことに積極的に挑戦する姿勢を特に評価します。出席50%、平常点25%、試験25%
第8回12音音楽① 12音音楽についての概要の説明をします。
第9回12音音楽② A.ウェーベルン「子供のための小品」を教材に楽曲分析を行います。
第10回12音音楽③ リズムやアーティキュレーションについて学び演奏します。
第11回O.メシアンの音楽① メシアンのピアノ曲を紹介します。
第12回O.メシアンの音楽② それぞれの課題曲を選び構造を学びます。
第13回O.メシアンの音楽③ 読譜をして演奏を研究します。
第14回O.メシアンの音楽④ 演奏を研鑽します。
第15回春学期で学習した曲から選曲し演奏発表します。
期末試験評価方法・評価基準
授業で学んだことに積極的に挑戦する姿勢を特に評価します。出席50%、平常点25%、試験25%
科目名現代音楽演奏ゼミⅡ
担当講師名中村 和枝
専攻楽器グレード等ピアノ
年次3年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は国内とヨーロッパにおける現代音楽演奏コンクールでの優勝歴を持ち、多くの現代音楽演奏会に出演し作品の初演・再演を行っています。

授業内容

現代音楽演奏ゼミlで学んだことを基礎として、更に様々なピアノ作品についての知識と見聞を拡げます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

様々な現代の音楽の世界を知り、その中から自分の個性と感性に合ったレパートリーを作ることが目標です。

授業計画

第1回図形楽譜① 様々な図形で表記された図形楽譜を紹介します。
第2回図形楽譜② H.ラッヘンマン「グエロ」を教材に、楽譜の解説と奏法について学びます。
第3回図形楽譜③ H.ラッヘンマン「グエロ」演奏の研鑽をします。
第4回図形楽譜④ M.エンリケ「1×4」を教材に、楽譜の解説と奏法について学びます。
第5回図形楽譜⑤ M.エンリケ「1×4」演奏の研鑽をします。
第6回図形楽譜⑥ それぞれの課題曲を選び更に演奏の研鑽をします。
第7回中間試験:コンサート形式で発表します。
中間試験評価方法・評価基準
授業で学んだことを積極的に挑戦する姿勢を特に評価します。出席50%、平常点25%、試験25%
第8回武満徹のピアノ曲① 武満徹のピアノ曲を紹介します。
第9回武満徹のピアノ曲② それぞれの課題曲を選び読譜をします。
第10回武満徹のピアノ曲③ 演奏について研究し演習します。
第11回ミニマルミュージック① ミニマルミュージックについての概要の説明と楽曲を紹介します。
第12回ミニマルミュージック② S.ライヒ「クラッピングミュージック」「ピアノフェーズ」を教材に演習を行います。
第13回ミニマルミュージック③ S.ライヒ「クラッピングミュージック」「ピアノフェーズ」を教材に更に演習を行います。
第14回学期内で取り上げた曲から課題曲を選曲し演習します。
第15回期末試験:コンサート形式で発表します。
期末試験評価方法・評価基準
授業で学んだことを積極的に挑戦する姿勢を特に評価します。出席50%、平常点25%、試験25%
科目名現代音楽演奏ゼミⅢ
担当講師名中村 和枝
専攻楽器グレード等ピアノ
年次4年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は国内とヨーロッパにおける現代音楽演奏コンクールでの優勝歴を持ち、多くの現代音楽演奏会に出演し作品の初演・再演を行っています。

授業内容

現代音楽演奏ゼミ l・llで学んだことをきそとして、更に、様々な現代のピアノ作品についての知識と見聞を拡げます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

自分自身の生き生きとした感性を掘り起こし、将来のレパートリー作りや音楽活動につながる研鑽を積むことが目的です。

授業計画

第1回O.メシアンのピアノ曲① メシアンのピアノ曲を紹介します。
第2回O.メシアンのピアノ曲② それぞれの課題曲を選び、曲の構造を学びます。
第3回O.メシアンのピアノ曲③ 演奏について研究し演習します。
第4回O.メシアンのピアノ曲④ グループレッスン方式で演習します。
第5回P.ブーレーズの音楽① ブーレーズのピアノ作品を紹介します。
第6回P.ブーレーズの音楽② 《12の音ー1》を教材に楽譜の解読や奏法について学びます。
第7回中間試験:学期内で取り上げた曲から選曲しコンサート形式で発表します。
中間試験評価方法・評価基準
授業で学んだことを積極的に挑戦する姿勢を特に評価します。出席50%、平常点25%、試験25%
第8回P.ブーレーズの音楽③ 《12の音ー2》を教材に楽譜の解読や奏法について学びます。
第9回P.ブーレーズの音楽④ 《12の音ー3》を教材に楽譜の解読や奏法について学びます。
第10回12音音楽① A.シェーンベルクのピアノ作品を紹介します。
第11回12音音楽② シェーンベルク op.33-a を教材に楽譜の解読や奏法について学びます。
第12回12音音楽③ シェーンベルク op.33-a を教材に楽譜の解読や奏法について学びます。
第13回レパートリー作り① 今まで学んだ曲から自身の個性に合った曲を選び、レパートリーとなるように研鑽します。
第14回レパートリー作り② 今まで学んだ曲から自身の個性に合った曲を選び、レパートリーとなるように研鑽します。
第15回期末試験:それぞれの課題曲をコンサート形式で発表します。
期末試験評価方法・評価基準
授業で学んだことを積極的に挑戦する姿勢を特に評価します。出席50%、平常点25%、試験25%。
科目名現代音楽演奏ゼミⅣ
担当講師名中村 和枝
専攻楽器グレード等ピアノ
年次4年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は国内とヨーロッパにおける現代音楽演奏コンクールでの優勝歴を持ち、多くの現代音楽演奏会に出演し作品の初演・再演を行っています。

授業内容

様々な現代のピアノ作品についの知識と見聞を拡げ、演奏に直結した合理的な譜読み方法を学びます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

自身の個性を知り将来のレパートリー作りに繋がる研鑽を積むことが目標です。

授業計画

第1回日本人作曲家のピアノ作品① 日本人作曲家による優れたピアノ作品を紹介します。
第2回日本人作曲家のピアノ作品② それぞれの課題曲を選び構造を学びます。
第3回日本人作曲家のピアノ作品③ とらえた特徴を音にするための工夫を考えながら演習を行います。
第4回日本人作曲家のピアノ作品④ グループレッスン形式で演習します。
第5回日本人作曲家のピアノ作品⑤ グループレッスン形式で演習します。
第6回日本人作曲家のピアノ作品⑥ グループレッスン形式で演習します。
第7回中間試験:課題曲をコンサート形式で発表します。
中間試験評価方法・評価基準
授業で学んだことを積極的に挑戦する姿勢を特に評価します。出席50%、平常点25%、試験25%
第8回ピアノデュオ曲① 現代の優れたピアノデュオ曲を紹介します。
第9回ピアノデュオ曲② それぞれの課題曲を選び構造を学びます。
第10回ピアノデュオ曲③ グループレッスン形式で演習します。
第11回ピアノデュオ曲④ グループレッスン形式で演習します。
第12回期末試験に向けて演奏曲を選び、プログラムノート(楽曲解説)を作成します。
第13回期末試験に向けての演習① グループレッスン形式で演習します。
第14回期末試験に向けての演習② グループレッスン形式で演習します。
第15回期末試験:課題曲をコンサート形式で発表します。
期末試験評価方法・評価基準
授業で学んだことを積極的に挑戦する姿勢を特に評価します。出席50%、平常点25%、試験25%
科目名演奏グレード講座Ⅰ
担当講師名土屋 淑子
専攻楽器グレード等ピアノ
年次1年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

ヤマハ本部財団センターにてシステム講師として勤務(演奏・指導グレード3級)、3歳児〜Jr.専門コース、シニアゼミまで幅広く指導、学習者グレード試験官。退職のち、個人で音楽教室開設。門下生よりヤマハシステム講師認定試験、グレード5〜3級への
合格実績多数。指導歴30年以上。

授業内容

音楽版の「英検」「漢検」とも例えられる一番ポピュラーな資格が「ヤマハグレード」といえます。演奏グレードの試験科目は①楽曲演奏 ②初見 ③即興演奏(a)=変奏即興、(b)=モチーフ即興があります。①は個人レッスンの先生と相談の上個々に準備する必要がありますが、授業では主に②、③の力を丁寧に身につけていきます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

初見力は日々の積み重ねが大切です。また初見力がないと、即興課題にも影響します。
授業では「初見」のコツをつかめるように楽しく力をつけていきます。また即興では、まず正しい伴奏付けができるかどうか・カデンツが正しく掴めるか等の基礎的なところから固めて、主に(a)即興(変奏即興)の力をつけていきます。春学期の課題は長調を中心とします。

授業計画

第1回【ガイダンス〜ヤマハグレードとは】即興はいわゆるジャズの即興演奏とは全く違い、グレード独自の即興と言っていいでしょう。正しい伴奏づけができるかどうか、パターンやフォルムを覚えていくことが大事です。
第2回【(a)即興とは〜そのスタイルを学ぶ】(a)即興とは、いわゆる「変奏即興」です。もとのメロディーに正しく和音づけをしたのち、メロディーも伴奏形も、少し変えていきます。
第3回【カデンツとは〜カデンツのベースラインとパターン】グレードでは音楽の基礎力を見ます。メロディーに合っていれば和音はなんでもいい、というわけには行きません。的確に主要三和音/カデンツを覚えます。
第4回【小テスト】授業内では毎回必ず、初見課題も取り組みます。小テストでは初見と、即興のためにまずはカデンツのパターンを、いろんな調で弾けるように確認します。
第5回【(a)即興の伴奏づけ①】16小節のC-durのメロディーに対して、まずは主要三和音を使って正しい伴奏づけができるかどうか、最後の13〜16小節にカデンツが使えるかどうかを学びます。
第6回【(a)即興の伴奏づけ②】C-durの伴奏づけができたら、♯、♭×1個ずつの長調まで、しっかりと主要三和音、カデンツを抑えられるようにします。
第7回【クォーター末試験】今までのまとめ、初見
中間試験評価方法・評価基準
出席率、平常点(授業に臨む態度)を重視します。テスト点数40%、出席率20%、平常点20%、その他20%
第8回【(a)即興の伴奏づけ③】♯、♭×2個ずつの長調まで、しっかりと主要三和音、カデンツを抑えられるようにします。
第9回【変奏のパターン〜左手①】和音で伴奏づけができるようになったら、左手を少し変奏してみます。ここではアルペジオのいろいろなパターンを使えるようにします。
第10回【変奏のパターン〜左手②】和音で伴奏づけができるようになったら、左手を少し変奏してみます。ここではいろいろなリズムパターンを使えるようにします。
第11回【小テスト】初見課題の他に、♯、♭×2つまでの長調の16小節課題に、正しい伴奏づけ及び左手の変奏ができたかどうか確認します。
第12回【変奏のパターン〜右手①】非和声音を足す→経過音、刺繍音、倚音を使ってメロディー変奏してみます。
第13回【変奏のパターン〜右手②】分散和音→アルペジオや、同音連打も応用します。
第14回【変奏のパターン〜右手③】リズムを変える→①や②の要素を組み合わせ、メロディックな動き、リズミックな動きと2種類を考えてみます。
第15回【学期末試験】今までのまとめ、初見
期末試験評価方法・評価基準
出席率、平常点(授業に臨む態度)を重視します。テスト点数40%、出席率20%、平常点20%、その他20%
科目名演奏グレード講座Ⅱ
担当講師名土屋 淑子
専攻楽器グレード等ピアノ
年次1年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

ヤマハ本部財団センターにてシステム講師として勤務(演奏/指導グレード3級)、3歳児〜Jr.専門コース、シニアゼミまで幅広く指導。学習者グレード試験官。退職のち、個人で音楽教室開設。門下生よりヤマハシステム講師認定試験、グレード5〜3級への合格実績多数。指導歴30年以上。

授業内容

音楽版の「英検」「漢検」とも例えられる一番ポピュラーな資格が「ヤマハグレード」といえます。演奏グレードの試験科目は①楽曲演奏 ②初見 ③即興演奏(a)=変奏即興、(b)=モチーフ即興があります。①は個人レッスンの先生と相談の上個々に準備する必要がありますが、授業では主に②、③の力を丁寧に身につけていきます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

最初は短調の課題を中心に、最終的に6つの調で確実に(a)即興のパターンを身につけます。

授業計画

第1回【左手の変奏パターン①】♯、♭×1つずつの短調
第2回【左手の変奏パターン②】♯、♭×2つずつの短調
第3回【小テスト】今までのまとめ、初見
第4回【変奏即興①】モチーフの変奏/a-moll
第5回【変奏即興②】モチーフの変奏/e-moll、d-moll
第6回【変奏即興③】モチーフの変奏/h-moll、g-moll
第7回【クォーター末試験】今までのまとめ、初見
中間試験評価方法・評価基準
出席率、平常点(授業に臨む態度)を重視します。テスト点数40%、出席率20%、平常点20%、その他20%
第8回【(a)即興の応用①】C-dur課題を中心に
第9回【(a)即興の応用②】G-dur、F-dur課題を中心に
第10回【(a)即興の応用③】D-dur、B-dur課題を中心に
第11回【小テスト】今までのまとめ、初見
第12回【(a)即興の応用④】a-moll課題を中心に
第13回【(a)即興の応用⑤】e-moll、d-moll課題を中心に
第14回【(a)即興の応用⑥】h-moll、g-moll課題を中心に
第15回【期末試験】今までのまとめ、初見
期末試験評価方法・評価基準
出席率、平常点(授業に臨む態度)を重視します。テスト点数40%、出席率20%、平常点20%、その他20%
科目名演奏グレード講座Ⅲ
担当講師名土屋 淑子
専攻楽器グレード等ピアノ
年次2年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

ヤマハ本部財団センターにてシステム講師として勤務(演奏/指導グレード3級)、3歳児〜Jr.専門コース、シニアゼミと幅広く指導。学習者グレード試験官。退職のち、個人で音楽教室開設。門下生よりヤマハシステム講師認定試験、グレード5〜3級への合格実績多数。指導歴30年以上。

授業内容

音楽版の「英検」「漢検」とも例えられる一番ポピュラーな資格が「ヤマハグレード」といえます。演奏グレードの試験科目は①楽曲演奏 ②初見 ③(a)即興=変奏即興、(b)即興=モチーフ即興があります。①は個人レッスンの先生と相談の上個々に準備する必要がありますが、②、③は授業で準備して参ります。この授業は主に(b)即興を中心とし、初見も並行して学んでいきます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

おもに(b)即興の力→モチーフ即興の力を付けていきます。モチーフ即興とは、2〜4小節のモチーフを、A-B-Aの形式で24小節の曲にまとめる即興です。簡単な作曲といえますが、形式に沿った和音進行の約束事を覚えて、モチーフに相応しい曲にまとめる作業なので、一定のルールやパターンを覚えていくことが大事です。

授業計画

第1回【ガイダンス(ヤマハグレードとは)】グレードで要求される初見力や即興力も、簡単なコツやルール、形式を覚えてしまうことから始まります。最初にポイントをしっかり確認します。
第2回【(b)即興とは〜そのスタイルを学ぶ】ジャズの即興とは全く違う、ヤマハ独特の即興のパターン/スタイルを、実際に模範解答の音を出しながら学んでいきます。
第3回【カデンツとは〜カデンツのベースラインとパターン】(a)即興と同じく、曲の最後には必ずカデンツを使います。24小節の中でも的確にカデンツが使えるようにパターンを覚えます。♯、♭×2つまでの長調/短調。
第4回【小テスト】今までのまとめ、初見
第5回【 (b)即興の最初の8小節A部分のパターンを学ぶ①】2小節モチーフの長調/短調の課題を作ってみます。
第6回【(b)即興の最初の8小節A部分のパターンを学ぶ②】4小節モチーフの長調/短調の課題を作ってみます。
第7回【クォーター末試験】今までのまとめ、初見
中間試験評価方法・評価基準
出席率、平常点(授業に臨む態度)を重視します。テスト点数40%、出席率20%、平常点20%、その他20%
第8回【(b)即興B部分のコード進行①】和音進行を決めて弾いてみます。まずはしっかりC-dur、a-mollで左手を弾けるように〜ふさわしいメロディーを作ってのせてみます。
第9回【(b)即興B部分のコード進行②】決めた和音進行で(♯、♭×1つずつの長調/短調 G-dur、e-moll、F-dur、d-moll)、左手にふさわしいメロディーを作って弾いてみます。
第10回【(b)即興B部分のコード進行③】決めた和音進行で(♯、♭×2つずつの長調/短調 D-dur、h-moll、B-dur、g-moll)、左手にふさわしいメロディーを作って弾いてみます。
第11回【小テスト】今までのまとめ、初見
第12回【(b)即興を24小節で完成させる①】♯、♭×1つずつの長調/短調の課題
第13回【(b)即興を24小節で完成させる②】♯、♭×2つずつの長調/短調の課題
第14回【(b)即興を24小節で完成させる③】今までのまとめ、確認
第15回【期末試験】初見、(b)即興
期末試験評価方法・評価基準
出席率、平常点(授業に臨む態度)を重視します。テスト点数40%、出席率20%、平常点20%、その他20%
科目名演奏グレード講座Ⅳ
担当講師名土屋 淑子
専攻楽器グレード等
年次2年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

ヤマハ本部財団センターにてシステム講師として勤務(演奏/指導グレード3級)、3歳児〜Jr.専門コース、シニアゼミまで幅広く指導。学習者グレード試験官。退職のち、個人で音楽教室開設。門下生よりヤマハシステム講師認定試験、グレード5〜3級への合格実績多数。指導歴30年以上。

授業内容

音楽版の「英検」「漢検」と例えられる一番ポピュラーな資格が「ヤマハグレード」といえます。グレードの試験科目には①楽曲演奏 ②初見 ③即興演奏(a)、(b)があります。①は個人レッスンの先生と相談の上、個々に準備する必要がありますが、②、③の部分を授業で学んでいきます。この授業はもう一度、基礎的な伴奏づけ、和音進行、カデンツをしっかり固めながら、(a)(b)即興のまとめをしていきます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

初見のコツとともに、楽しく初見力が身につきます。即興では(a)変奏即興、(b)モチーフ即興ともにルールを身につけ、♯、♭×2つまでの長調/短調の課題を、正しいフォームで演奏できるようになります。

授業計画

第1回【カデンツの確認と(a)即興①(C-dur/a-moll)】変奏即興のまとめと応用
第2回【カデンツの確認と(a)即興①(G-dur/e-moll)】変奏即興のまとめと応用
第3回【カデンツの確認と(a)即興③(F-dur/d-moll)】変奏即興のまとめと応用
第4回【小テスト】今までの確認、初見
第5回【カデンツの確認と(a)即興④(D-dur/h-moll)】変奏即興のまとめと応用
第6回【カデンツの確認と(a)即興⑤(B-dur/g-moll)】変奏即興のまとめと応用
第7回【クォーター末試験】今までの確認、初見
中間試験評価方法・評価基準
出席率、平常点(授業に臨む態度)を重視します。テスト点数40%、出席率20%、平常点20%、その他20%
第8回【(b)即興①(C-dur、a-moll)】モチーフ即興のまとめと応用
第9回【(b)即興②(G-dur、e-moll)】モチーフ即興のまとめと応用
第10回【(b)即興③(F-dur、d-moll)】モチーフ即興のまとめと応用
第11回【小テスト】今までの確認、初見
第12回【(b)即興④(D-dur、h-moll)】モチーフ即興のまとめと応用
第13回【(b)即興⑤(B-dur、g-moll)】モチーフ即興のまとめと応用
第14回【(a)、(b)即興のまとめ】変奏即興、モチーフ即興ともに♯、♭×2つの長調/短調で演奏、確認します
第15回【期末試験】今までのまとめ、初見
期末試験評価方法・評価基準
出席率、平常点(授業に臨む態度)を重視します。テスト点数40%、出席率20%、平常点20%、その他20%
科目名指導グレード講座Ⅰ
担当講師名羽田 正明
専攻楽器グレード等
年次1年次, 2年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

30年間ヤマハ演奏、指導グレード5~3級試験官を務める。

授業内容

指導グレード取得のため、楽典、コード進行法、聴音、伴奏付け、初見の演習

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

指導グレード5級合格を目指す。

授業計画

第1回楽典(音程)、初見演奏
第2回楽典(音程)、初見演奏
第3回楽典(コード)、初見演奏
第4回楽典(コード)初見演奏
第5回楽典(コード進行)初見演奏
第6回楽典(調性判定)初見演奏
第7回試験
中間試験評価方法・評価基準
試験70% 出席率10% 平常点20%
第8回楽典(調性判定)初見演奏
第9回楽典(調性判定)初見演奏
第10回楽典(調性判定)初見演奏
第11回コード進行法、初見演奏
第12回コード進行法、初見演奏
第13回コード進行法、初見演奏
第14回楽典総合、初見演奏
第15回試験
期末試験評価方法・評価基準
試験70% 出席率10% 平常点20%
科目名指導グレード講座Ⅱ
担当講師名羽田 正明
専攻楽器グレード等
年次1年次, 2年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

ヤマハ演奏、指導グレード5~3級試験官30年

授業内容

ヤマハ指導グレード5級の実技試験(ソルフェージュ、鍵盤和声)、筆記試験(楽典、コード進行法)

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

ヤマハ指導グレード5級取得

授業計画

第1回楽典(音程)初見演奏
第2回楽典(調性判定)初見演奏
第3回楽典(コード)初見演奏
第4回楽典(和音)初見演奏
第5回楽典(楽語)初見演奏
第6回楽典(総合)初見演奏
第7回試験
中間試験評価方法・評価基準
試験70%出席率10%平常点20%
第8回伴奏付け
第9回伴奏付け
第10回伴奏付け
第11回伴奏付け
第12回伴奏付け
第13回伴奏付け、移調奏
第14回伴奏付け、移調奏
第15回試験
期末試験評価方法・評価基準
試験70%出席率10%平常点20%
科目名指導グレード講座Ⅲ
担当講師名羽田 正明
専攻楽器グレード等
年次2年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

30年間ヤマハ演奏、指導グレード5~3級試験官を務める。

授業内容

指導グレード取得のため、楽典、コード進行法、聴音、伴奏付け、初見の演習

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

指導グレード5級合格を目指す。

授業計画

第1回楽典(音程)、初見演奏
第2回楽典(音程)、初見演奏
第3回楽典(コード)、初見演奏
第4回楽典(コード)初見演奏
第5回楽典(コード進行)初見演奏
第6回楽典(調性判定)初見演奏
第7回試験
中間試験評価方法・評価基準
試験70% 出席率10% 平常点20%
第8回楽典(調性判定)初見演奏
第9回楽典(調性判定)初見演奏
第10回楽典(調性判定)初見演奏
第11回コード進行法、初見演奏
第12回コード進行法、初見演奏
第13回コード進行法、初見演奏
第14回楽典総合、初見演奏
第15回試験
期末試験評価方法・評価基準
試験70% 出席率10% 平常点20%
科目名指導グレード講座Ⅳ
担当講師名羽田 正明
専攻楽器グレード等
年次2年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

ヤマハ演奏、指導グレード5~3級試験官30年

授業内容

ヤマハ指導グレード5級の実技試験(ソルフェージュ、鍵盤和声)、筆記試験(楽典、コード進行法)

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

ヤマハ指導グレード5級取得

授業計画

第1回楽典(音程)初見演奏
第2回楽典(調性判定)初見演奏
第3回楽典(コード)初見演奏
第4回楽典(和音)初見演奏
第5回楽典(楽語)初見演奏
第6回楽典(総合)初見演奏
第7回試験
中間試験評価方法・評価基準
試験70%出席率10%平常点20%
第8回伴奏付け
第9回伴奏付け
第10回伴奏付け
第11回伴奏付け
第12回伴奏付け
第13回伴奏付け、移調奏
第14回伴奏付け、移調奏
第15回試験
期末試験評価方法・評価基準
試験70%出席率10%平常点20%