科目名 | 音楽著作権Ⅱ |
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担当講師名 | 林 達也 |
学科 | 音響・映像・照明学科 |
コース | |
専攻/楽器/グレード等 | |
年次 | 2年次 |
学期 | 秋学期 |
授業の形態 | 講義 |
担当科目に関連する実務経歴
講師は音楽業界(マネジメント/レコード会社/CD店舗など)と著作権セミナー講師の経験を持ちます。
授業内容
様々な場所で発生する作詞家・作曲家、実演家(アーティスト、ミュージシャン他)、レコード会社(レコード製作者)の権利を知り、楽曲や音源利用の際の許諾先を学ぶ。後半は、今まで学んだ事を基に、更に専門的な音楽著作権に関する理解度を深め年間総括としていきます。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
音楽出版社の具体的な役割やJASRAC、e-lisence等の著作権管理事業者について理解を深め、技術者にとっても必要な権利を理解する。
授業計画
第1回 | 著作隣接権:相続できる財産権(相続できない「人格権」との比較) |
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第2回 | 実演家とレコード製作者の権利:制作された音源に働く権利 |
第3回 | 作詞家・作曲家の演奏権:コンサート、ホテルやレストラン、ファッションショーなどでのBGM |
第4回 | 著作権侵害:音楽の著作権侵害とは?判例などを紐解く |
第5回 | あの曲をカバーしてライブで歌いたい:国内外の楽曲を歌う場合の許諾及び使用料の支払い |
第6回 | 喫茶店でのBGM:市販用CDを生CDにコピーしたら |
第7回 | 試験 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
授業で扱った内容の理解を確認するためのレポート試験 出席:50% 平常点:20% 試験:30% | |
第8回 | 放送局で音楽が流れた時:音源の権利者に使用料が分配されるまでの仕組み |
第9回 | 貸しレコード店でのレンタル:作詞家・作曲家とレコード製作者・実演家との「貸与権」の違い |
第10回 | 音楽配信とインターネット放送:作詞家・作曲家の「公衆送信権」と実演家・レコード製作者の「送信可能化権」の侵害 |
第11回 | 二次的著作物って?:"漫画をTVアニメ化、小説を映画化 ヒット曲が映画化" |
第12回 | 著作隣接権の制限:教育や公共施設などでの音楽使用や貸し出しの場合に制限される様々な権利 |
第13回 | 著作権契約書の作成:楽曲登録の為の必要事項 |
第14回 | 音源制作する時の申請や許諾:レコーデイングした音源を発売するまでの許諾、申請、登録までの手順 |
第15回 | 試験 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
レポート試験により音楽著作権や音楽産業全体の理解を判断します。 出席:50% 平常点:20% 試験:30% |