【イベントレポート】第6回SHOBI 合同ウインドコンサート
2010年1月24日(日)、北とぴあ さくらホールにて「第6回SHOBI 合同ウインドコンサート」を開催しました。
各学年別に開講されている「吹奏楽演習」授業の集大成として毎年開催しているこのイベント。
今年は特に、本学講師をソリストに迎えたコンチェルトとJ.P.スーザのマーチを各バンド取り入れ、吹奏楽の歴史的背景も学習しつつ、それぞれのバンドでより特色のあるレパートリーの習得と独自の音楽表現の研究を重ねてきました。出演バンドは以下の通りです。
■SHOBI マーチングバンド
トップバッターはマーチングコース在学生を中心に組織された「SHOBI マーチングバンド」。
チャイコフスキー、プロコフィエフ、ニーノ・ロータなど、「Romeo&Juliet」をテーマにした楽曲を、次々に移り変わるパフォーマンスと迫力のサウンドで表現しました。
指導 | プログラム |
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阿部忠昭 / 高梨裕久 | 〜『Romeo&Juliet』より〜 |
■SHOBI シンフォニックバンド(1年生バンド)
続いては、管弦打楽器学科1年生を中心に編成される「SHOBI シンフォニックバンド」。
「詩人と農夫」や「コロニアル・ソング」を柔らかなサウンドで仕上げました。委嘱初演となる八木澤教司先生作曲「サクソフォーン小協奏曲」では中村均一先生と共演。作曲者自らがタクトをとり、説得力のある音楽を作り上げていました。
指揮 | 曲目 |
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高梨裕久 | 喜歌劇『詩人と農夫』序曲(F.v.スッペ/J.グレディ) |
高梨裕久 | コロニアル・ソング(P.グレインジャー) |
八木澤教司(客演) | サクソフォーン小協奏曲<委嘱作品>(八木澤教司)Sax.独奏:中村均一 |
高梨裕久 | 美中の美(J.P.スーザ) |
■SHOBI ウインドシンフォニー(2年生バンド)
管弦打楽器学科2年生を中心に編成される「SHOBI シンフォニックバンド」は、「ファンファーレ・サンフォニーク」や「タム ォ シャンター」をダイナミックなサウンドで魅了。フルートの渡辺 泰先生をソリストに迎えたシャミナーデの「コンチェルティーノ」のサウンドも魅力的で、アンコールに応えてのピッコロソロ(「ヴェニスの謝肉祭」)も大好評でした。
指揮 | 曲目 |
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佐藤正人 | ファンファーレ・サンフォニーク(天野正道) |
佐藤正人 | 祝典前奏曲「未来への緑風」(八木澤教司) |
佐藤正人 | コンチェルティーノ(C.シャミナーデ) Fl.独奏:渡辺 泰(新日本フィルハーモニー交響楽団奏者) |
佐藤正人 | 序曲「タム ォ シャンター」(M.アーノルド) |
佐藤正人 | 「ワシントン ポスト」〜「マンハッタン ビーチ」(J.P.スーザ) |
■SHOBI アカデミーウインドオーケストラ(音楽総合アカデミー学科[4年制] 管弦打楽器専攻)
最後は音楽総合アカデミー学科(4年制)管弦打楽器専攻生によって組織されている「SHOBI アカデミーウインドオーケストラ」による演奏。
大迫力の「スラヴァ!」、演奏技術が冴える「ルイ・ブルジョワの賛歌による変奏曲」、ユーフォニアムの斉藤 充先生をソリストに迎えた「ヴィンテージ」の美しい音楽世界など、「さすが上級生!」という演奏を繰り広げました。
トリに演奏された広瀬勇人先生作曲による「オルフェの竪琴」の委嘱初演も大成功に終わり、盛大な拍手の中、コンサートは幕を閉じました。
指揮 | 曲目 |
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加養浩幸 | スラヴァ!(L.バーンスタイン) |
加養浩幸 | ルイ・ブルジョワの賛歌による変奏曲(C.T.スミス) |
加養浩幸 | ヴィンテージ(D.ギリングハム) Euph.独奏:斉藤 充 |
加養浩幸 | 神秘の殿堂の貴族たち(J.P.スーザ) |
加養浩幸 | オルフェの竪琴<委嘱作品>(広瀬勇人) |
(※掲載の写真にはリハーサル時のものも含まれています)