【イベントレポート】 ディプロマ科 室内楽コンサート2008(金管・打楽器)
3/19,2008
2008年3月19日、SHOBI 本館2F「バリオホール」にて、ディプロマ科 金管・打楽器専攻生による室内楽コンサートを開催しました。
ディプロマ科の専攻ゼミナール「オーケストラスタディ/室内楽」(指揮・指導:稲川榮一)で学んだ1年間の成果を発表するこのステージは、日々の研鑽はもとより、企画や運営、スケジュールの管理といった本番に関わるものすべてを学生自身が準備してきました。
プログラム前半は、3人のトランペット奏者がそれぞれ2/2、6/8、4/4と異なる拍子で演奏する「聖エドモンズ墓地のためのファンファーレ」(ブリテン 作曲)で幕開け。それに続き、打楽器4重奏「フック」(フィキトン 作曲)、金管5重奏「スケルツォ」(チータム 作曲)、同じく金管5重奏の「子どものサーカス」(クーツィール 作曲)が演奏されました。
後半は大編成によるアンサンブルで、1曲目は「ボレロ」(ラヴェル 作曲)。スネア奏者とマリンバ奏者のみの舞台から演奏がスタートし、曲が進むにつれソロ奏者が次々と登場、最後には全奏者が揃いステージ前方に並ぶ、という演出付きです。真っ暗だった舞台が曲が進むごとに明るくなってくる、という照明効果もありました。
後半2曲目は歌劇「トゥーランドット」抜粋(プッチーニ 作曲)。いわゆる「ブラスバンド」(金管+打楽器)の編成で、ナレーション入りでドラマチックな「トゥーランドット」を演奏しました。Tuttiでのサウンド感とその迫力は、ディプロマ科ならではの完成度!
アンコールに「トランペット吹きの休日」(アンダーソン 作曲)を演奏してコンサートの幕を閉じました。
※ディプロマ科=音大卒業あるいはそれと同等の能力を持ち、クラシック系音楽家として道を求める方対象のプロ奏者・指導者養成コースです。15分前後の自由曲による実技試験と小論文、面接による入学試験があります。[附帯教育のため、学割等は適用になりません] |