【イベントレポート】SHOBI WINTER BAND FESTIVAL 2013
2013年1月8日(火)と1月9日(水)の2日間、尚美バリオホールにて「SHOBI WINTER BAND FESTIVAL 2013」を開催しました。管弦打楽器学科、および音楽総合アカデミー学科 管弦打楽器コースの学生を中心に編成された4つのバンドが出演し、それぞれ吹奏楽の魅力をたっぷり楽しませてくれました。
■1月8日(火)/SHOBI シンフォニックバンド (指揮:高梨 裕久/客演指揮:八木澤 教司)
管弦打楽器学科(2年制)、音楽総合アカデミー学科(4年制)の1、2年生で編成されたバンドです。
瑞々しい「春の猟犬」の演奏がコンサートの幕開けを飾り、本学講師および卒業生のオリジナル作品を3曲取り上げました。「太陽への讃歌―大地の鼓動」では、作曲者の八木澤 教司先生を客演指揮に迎え、ドラマティックなサウンドで観客を魅了しました。
曲名 | 作曲者名 |
---|---|
春の猟犬 | A.リード |
ノーマン・ロックウェル組曲 | 広瀬 勇人 |
太陽への讃歌―大地の鼓動 (2010年改作版) <客演指揮:八木澤 教司> |
八木澤 教司 |
マーチ「スピナー・ドルフィン」 | 加藤 大輝 |
■1月8日(火)/SHOBI ウインドシンフォニー (指揮:佐藤 正人)
管弦打楽器学科(2年制) 管弦打楽器コース、および音楽総合アカデミー学科(4年制) 管弦打楽器コースの上級生を中心に組織されたバンドです。
今回は金管楽器のバンダを加えた大規模な楽曲やソリストとの共演など、実に多彩な編成の作品に挑戦しました。圧巻だったのは、先日の日本管打楽器コンクールで入選した卒業生 高橋美奈子さんのユーフォニアム独奏による「ウィルソン組曲」。変化に富んだ音色と見事な技巧を披露してくださいました。また、客席を取り囲むように配置された金管群と打楽器による「邂逅の時」のエネルギッシュな演奏は、客席にいらした作曲者の中橋愛生さんからも大きな拍手をいただきました。
曲名 | 作曲者名 |
---|---|
「祝典の為の音楽」より | G.ジェイコブ |
ウィルソン組曲 <Solo Euphonium:高橋 美奈子> |
R.W.スミス |
邂逅の時 〜桶太鼓群、金管群と吹奏楽のための〜 | 中橋 愛生 |
アンコール:行進曲 | S.プロコフィエフ |
■1月9日(水)/SHOBI マーチングバンド (指導:生乃 久法、島津 江味)
管弦打楽器学科 吹奏楽・マーチングコースの学生を中心に編成されており、演奏のみならずドリルデザインや楽曲アレンジなどマーチング指導に必須の技術も実践的に学んでいます。
9月の公演に引き続き今回も「Holst」をテーマとしたステージ・マーチング・ショーを披露。バッテリーショー、カラーガードショーなど、サウンドも演出も前回よりも一段と完成度を高めたステージを魅せてくれました。
■1月9日(水)/学生指揮による吹奏楽指導実習研究発表会(指導:佐藤正人)
将来バンドディレクターを目指す学生が受講する「吹奏楽指導実習」(授業担当:佐藤正人先生)。尚美ならではの実践的なカリキュラムのひとつで、吹奏楽指導に必要な、管・打楽器の知識、バンドの響きの作り方、また合奏に必要なリハーサルテクニックを学びます。
今回は同カリキュラムを受講する6名の学生がタクトを握りました。なお、バンドのメンバーも受講生を中心に構成されており、真摯な演奏で指揮台の上の仲間を支えました。
曲名 | 作曲者名 | 指揮 |
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アルセナール | ヤン・ヴァン=デル=ロースト | 森 隼人 (音楽総合アカデミー学科 演奏コース 管弦打楽器専攻 打楽器 3年) |
アーデンの森のロザリンド | A.リード | 三嶋 信澄 (音楽総合アカデミー学科 演奏コース 管弦打楽器専攻 テューバ 3年) |
グラティチュード・ジャーニー | 八木澤 教司 | 中村 駿 (音楽総合アカデミー学科 演奏コース 管弦打楽器専攻 ユーフォニアム 4年) |
スラヴァ! | L.バーンスタイン | 小林 耕大 (音楽総合アカデミー学科 演奏コース 管弦打楽器専攻 テューバ 4年) |
トッカータ・マルチアーレ | R.ヴォーン=ウィリアムス | 萩島 康仁 (音楽総合アカデミー学科 演奏コース 管弦打楽器専攻 打楽器 3年) |
「ぐるりよざ」より 第2楽章、第3楽章 |
伊藤 康英 | 江口 博昭 (音楽総合アカデミー学科 演奏コース 管弦打楽器専攻 打楽器 4年) |
たくさんのご来場、ありがとうございました!