尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科
管弦打楽器学科[2年制]
音楽総合アカデミー学科管弦打楽器コース[4年制]

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【イベントレポート】コンセルヴァトアールディプロマ科「フレッシュコンサート2014」

2014年11月15日(土)、尚美バリオホールにてコンセルヴァトアールディプロマ科 管打楽器専攻 優秀者による「フレッシュコンサート2014」を開催いたしました。

今回はディプロマ科管打楽器専攻50名の学生の中からオーディションで選抜された8名が演奏。尚美バリオホールという表現空間を活かし、この日まで研鑽を積んできた結果を堂々と披露しました。

また、このコンサートでは5名の審査員が最も優れた演奏と評価された者に授与される「ディプロマ大賞」と、聴衆による投票で強い印象を受け最も感動した演奏に授与される「聴衆賞」が用意されており、今回のディプロマ大賞はクラリネットの中山みどりさんが、聴衆賞はサクソフォーンの大野香菜さんが受賞しました。

お越し頂いたみなさま、ありがとうございました!

<審査員>

宮崎 由美香(フルート)
板倉 康明(クラリネット)
石渡 悠史(サクソフォーン)
王 陽(トランペット、外部審査員・中国国立藩陽音楽院教授、日本トランペット協会理事)
大山 智(ユーフォニアム)

<当日の出演者とプログラム>

演奏者 伴奏者 曲目
夏目 明里
(Flute)
久下 未来 フルート協奏曲/アンドレ・ジョリヴェ
吉田 かなえ
(Clarinet)
生井 郁汐
磯野 舞
クラリネット協奏曲より I、III、IV/ジャン・フランセ
川口 渚央
(Clarinet)
仲地 朋子 クラリネット・ソナタ/エディソン・デニゾフ
クラリネットとピアノのためのデュオコンチェルタント/ダリウス・ミヨー
中山 みどり
(Clarinet)
仲地 朋子 ヴェルディの「椿姫」による演奏会用幻想曲/ドナート・ロヴレーリョ 改訂:アラミロ・ジャンピエーリ
豊嶋 優太
(Saxophone)
林田 千佳 アルトサクソフォーンとウインドアンサンブルのための協奏曲より I、III/デヴィット・マスランカ
大野 香菜
(Saxophone)
富山 里紗 舞/野田 燎
フリッソン/ジェローム・ノーレ
菅家 琴
(Trumpet)
高良 仁美 トランペットとオーケストラのための協奏曲/アレクサンドラ・パフムトワ
宮原 健輔
(Trombone)
城 綾乃 北の協奏曲/スーレン・ヒュルゴー

【特別講座レポート】サクソフォーン奏者 ファブリス・モレッティ氏による公開講座&ミニコンサート

2014年11月4日(火)、サクソフォーン奏者 ファブリス・モレッティ氏による公開講座を行いました。

モレッティ氏はリカルド・シャイー、シャルル・デュトワ、マレク・ヤノフスキー、ロリン・マゼール、小澤征爾等一流指揮者との経験を多数もつ国際的なプレイヤーで、現在はパリ市立ベルリオーズ音楽院の教授も務められています。

今回のマスタークラス・レッスンではディプロマ科の学生3名が受講。各自が演奏した楽曲に対して「音色やテクニックなど基礎的な技術ももちろん大切だけれど、ソルフェージュやアナリーゼなど、楽譜から読み取れるありとあらゆる情報を正確に読み取って演奏することも重要」ということなどを話して頂きました。

講座終了後は、そのままその場でミニコンサート。世界をまたにかける国際的プレイヤーの音をホールではなく間近に聴ける機会は大変貴重で、受講者はもちろん聴講者も真剣な眼差しで聴き入っていました。

 

受講者 曲目
豊嶋 優太
(コンセルヴァトアール ディプロマ科 2年)
Concertino Da Camera / Jacques Ibert
(伴奏:林田千佳)
石川 弘樹
(コンセルヴァトアール ディプロマ科 1年)
Sonata Mvt.I, II / Jeanine Rueff
野田 薫
(コンセルヴァトアール ディプロマ科 2年)
Sonata / Jeanine Rueff

【イベントレポート】第211回シビックコンサート(サクソフォーンアンサンブル出演)

2014年6月25日、文京シビックセンターにて「第211回シビックコンサート」が開催されました。

シビックコンサートは文京区が主催するランチタイム・コンサートで、毎月第4水曜日に文京シビックセンター(文京区役所)地下2階の区民ひろばにて行われています。今回は本学のディプロマ科サクソフォーン専攻生によるアンサンブルが出演しました。平日の昼間にもかかわらず、たくさんの地域の方々が聴きに来てくださり、ほぼ満席の大盛況でした。

《フォスター・ラプソディ》や《カルメン幻想曲》といった曲や、ボーカル学科の学生を加えての《翼をください》など、広くみなさまに知られている作品を中心に演奏しました。

ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!

プログラム
・バーレスク/作曲:ロベール・プラネル
・フォスター・ラプソディ/作曲:フォスター 編曲:鈴木英史
・カルメン幻想曲/作曲:G.ビゼー 編曲:伊藤康英
・翼をください/作詞:山上路夫 作曲:村井邦彦
・ブロックM/作曲:ジェリー・ビリク

【イベントレポート】コンセルヴァトアール ディプロマ科「現代音楽研究特別講座 研究発表」

2014年4月25日(金)、尚美バリオホールにて、コンセルヴァトアール ディプロマ科「現代音楽研究特別講座 研究発表」を開催しました。

この研究発表は、ディプロマ科で専攻ゼミナールとして開講されている「現代音楽研究」の2013年度受講生による、管・打楽器のために書かれた様々な編成の室内楽作品を集めた演奏会です。

司会と解説は同ゼミナールの講師であり、また現代音楽の分野で高い評価を得ている板倉康明先生が行いました。

I.ストラヴィンスキーがニューヨークの劇場「ニューヨーク州立劇場(現:D・H・コッホ劇場)」の開会セレモニーのために作曲した2本のトランペットによるファンファーレから始まり、J.ケージやG.リゲティといったもはや現代音楽の古典とも呼べるような広く知られた作家の作品や、現代音楽だけでなくテクノやエレクトロニカの分野の方々にもファンの多いS.ライヒの作品のほか、日本を代表する現代音楽作曲家・西村朗氏と池辺晋一郎氏の作品などを演奏いたしました。

曲目 作曲者 編成
新しい劇場のためのファンファーレ Igor Stravinsky トランペット二重奏
トリオ John Cage 打楽器三重奏
マサイ Christian Lauba サクソフォーン二重奏
微睡II 西村朗 オーボエ&クラリネット三重奏
花火 Karol Beffa クラリネット四重奏
バイヴァランスIV 池辺晋一郎 クラリネット二重奏
マリンバ・フェイズ Steve Reich マリンバ二重奏
6つのバガテル György Ligeti サクソフォーン四重奏

【特別講座レポート】ユーフォニアム奏者 外囿 祥一郎先生による公開講座&ミニコンサート

2013年6月3日(月)、ユーフォニアム奏者 外囿 祥一郎先生による特別講座を実施しました。

世界的なユーフォニアム奏者として国内外のさまざまなフィールドで活躍する外囿先生は、尚美ディプロマコースを修了後、航空自衛隊中央音楽隊を経て、今年度より本学特別講師に就任されました。

今回のマスタークラス・レッスンは、コンセルヴァトアール ディプロマ科のユーフォニアム専攻生3名を対象に行われ、ユーフォニアムをはじめ金管楽器を専攻する学生、また学外からも大勢の方が聴講に訪れました。
奏法の基礎から楽曲のアナリーゼ、そしてそれらを演奏に活かす方法を中心に、技術的なことはもちろん、音楽に対してより論理的にアプローチすることで説得力のある演奏に繋げられるような内容で、受講した3人はいずれも確かなものを掴んでいました。

質疑応答では、聴講者からの「身体が小さいから肺活量が不安」という質問に、ご自身の海外での経験から、体格が小さくても演奏において不利なことはほとんどないといったこと、そして「”特別な練習”なんて無い!」という言葉とともに、上達には基本の積み重ねがなによりも大事だということを強調されていたのが印象的でした。

講座終了後は尚美バリオホールに場所を移し、ミニコンサートを開催。昨年リリースされた外囿先生のアルバム「Desert Rose」収録曲などを中心に、美しい音色、卓越した技巧をたっぷり楽しませてくださいました。

公開講座 (本館 コンベンションルーム)

受講者 曲目
伊藤 優晶
(コンセルヴァトアール ディプロマ科 1年)
ソナタより 第2・3楽章
アントニー・ジラール
今村 耀
(コンセルヴァトアール ディプロマ科 1年)
コンチェルティーノ
ロルフ・ヴィルヘルム
児玉 訓照
(コンセルヴァトアール ディプロマ科 2年)
ユーフォニアム協奏曲
アミルカレ・ポンキエッリ

ミニコンサート (バリオホール)

ユーフォニアム:外囿 祥一郎
ピアノ:三好 真亜沙

コンサート・ギャロップ (フィリップ・ウィルビー)
デザートローズ (加羽沢 美濃)
コンサート・ピース No.1 (ジョセフ・トゥーリン)
ハート・イン・ハート (アイヴァー・ボサンコ)
[アンコール] とっかあた (中橋愛生)