尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科
管弦打楽器学科[2年制]
音楽総合アカデミー学科管弦打楽器コース[4年制]

尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科

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【イベントレポート】第15回全日本高等学校吹奏楽大会 in 横浜

2013年11月9日(土)、10日(日)の2日間にわたって横浜みなとみらいホールで開催された『第15回 全日本高等学校吹奏楽大会 in 横浜』に、尚美ウインドオーケストラが出演しました。

毎年この横浜みなとみらいホールで行われている、全国各地の高等学校吹奏楽部が出演する吹奏楽の祭典。第15回目を迎える今年も、多くの団体が素晴らしい演奏を披露しました。

尚美ウインドオーケストラはゲストとして、2日目後半の部の最後に演奏。本学客員教授・佐藤 正人先生の指揮でJ.バーンズの名曲《交響的序曲》を、スコアの指定通り通常の吹奏楽編成にチェロを加えた編成によるゴージャスなサウンドで演奏しました。

後半は「New Sounds in Brass」などでもおなじみの本学講師・”オリタ ノボッタ”こと織田 浩司先生が登場! Earth Wind & Fireの名曲《Septemeber》を演奏し、サックス・ソロと指揮で会場を大いに沸かせました(オールスタンディング!)。

お聴きいただいたみなさま、ありがとうございました!

【イベントレポート】尚美ウインドオーケストラ 第38回定期演奏会

2013年9月17日、尚美バリオホールにて「尚美ウインドオーケストラ 第38回定期演奏会」を開催しました。

今回の指揮は本学客員教授:小澤俊朗先生のほか、客演指揮として《アーセナル》《カンタベリー・コラール》などで知られるベルギーの作曲家・ヤン・ヴァン=デル=ロースト氏を迎えました。

第1部は小澤先生の指揮でヴェルディの《運命の力》、スパークの《ユーフォニアム協奏曲 第2番》、福島 弘和先生(本学講師)の《吹奏楽のための協奏的交響曲》を演奏。ユーフォニアム協奏曲では、本学専任講師、大山 智先生がユーフォニアム独奏をつとめました。

第2部はヤン・ヴァン=デル=ロースト氏の指揮で、氏の作品を演奏。ローマの香り漂う《ポンテ・ロマーノ》や、氏の作品としては比較的新しい楽曲の《希望の歌》、最後には《交響詩「モンタニャールの詩」》を演奏しました。

アンコールは氏の代表作のひとつ、マーチ《アーセナル》を演奏しました。

今回の演奏は、HARMONIE-TVで全曲配信中です。

<<<SHOBI NET-TVでの視聴はこちらから>>>

ご来場頂きました皆様、ありがとうございました!

プログラム

第1部≪指揮:小澤 俊朗≫
歌劇「運命の力」序曲/G.ヴェルディ
ユーフォニアム協奏曲 第2番/P.スパーク
≪ユーフォニアム独奏:大山 智≫
吹奏楽のための協奏交響曲/福島 弘和

〜休憩〜

第2部≪作曲・客演指揮:ヤン・ヴァン=デル=ロースト≫
ポンテ・ロマーノ
希望の歌
交響詩「モンタニャールの詩」
アンコール:マーチ「アーセナル」

【イベントレポート】尚美ウインドオーケストラ 第37回定期演奏会

尚美ウインドオーケストラ 第37回定期演奏会

2013年2月8日(金)、紀尾井ホールにて『尚美ウインドオーケストラ 第37回定期演奏会』を開催しました。

今回の定期演奏会は、それぞれ趣向の異なる2部構成。

第1部では、兼田 敏氏の往年の名曲や近年の吹奏楽コンクールなどでも多くの団体が取り上げる楽曲までさまざまな邦人オリジナル作品3曲をプログラムに据え、本学客員教授 小澤 俊朗先生の指揮で、それぞれの作品が持つ色彩感や立体感あふれる響きをお楽しみいただきました。
小澤先生には常任指揮者として普段から尚美ウインドオーケストラをご指導いただいており、どの曲もぴったり息の合った密度の高い演奏が作り込まれていました。
客席には中高生のお客様も多く、発せられる音ひとつひとつにまで真剣に聴き入っている姿が印象的でした。

続く第2部は、『マツケンサンバII』などを生み出した日本屈指の作曲家として、また近年は大阪市音楽団やシエナ・ウインド・オーケストラとの共演をはじめ吹奏楽分野でも活躍めざましい音楽家・宮川 彬良氏を客演指揮に迎え、宮川氏の作編曲作品を演奏。
シンフォニックな楽曲はもちろん、ポップス・ナンバーではエレキベースやギター、ドラムセットなどリズム・セクションも加わり、第1部とはまた違ったサウンドが尚美ウインドから引き出されていました。
宮川氏の、時には客席の笑いを誘う曲間の司会もたいへん好評で、エネルギッシュな指揮と相まって聴衆を”宮川ワールド”にいざないました。
『見上げてごらん夜の星を』では、本学講師 原 博巳先生がソプラニーノからバリトンまで5本のサクソフォーンを次々持ち替えてソロを披露し、喝采を浴びました。

たくさんのご来場、誠にありがとうございました!

(※一部リハーサル時の写真を掲載しています)

<プログラム>

第1部 (指揮: 小澤 俊朗)

  • シンフォニックバンドの為の序曲 (兼田 敏)
  • The rebirth≪復興≫ (保科 洋)
  • 紺碧の波濤 (長生 淳)

第2部 (客演指揮: 宮川 彬良)

  • シンフォニック・パラダイス (宮川 彬良)
  • 吹奏楽のためのソナタ「ブラック・ジャック」 (宮川 彬良)
  • 見上げてごらん夜の星を (いずみたく&L.アンダーソン / 宮川 彬良 編曲)
    <サクソフォーン独奏:原 博巳>
  • 組曲「宇宙戦艦ヤマト」 (宮川 泰 / 宮川 彬良 編曲)
  • Fun,Fun,Fantastico! (宮川 彬良)
  • [アンコール]マツケンサンバII (宮川 彬良)

【イベントレポート】第14回 全日本高等学校吹奏楽大会 in 横浜

尚美ウインドオーケストラ / 指揮:佐藤正人 / サクソフォーン独奏:原博巳

2012年11月10日(土)、11日(日)の2日間にわたって横浜みなとみらいホールで開催された『第14回 全日本高等学校吹奏楽大会 in 横浜』に、尚美ウインドオーケストラがゲスト出演しました。

全国各地の高等学校吹奏楽部が出演するこの吹奏楽の祭典。今年も二日間合計で40もの団体が熱演を繰り広げました。

尚美ウインドオーケストラはゲストとして、2日目後半の部の最後に演奏。大会会長・遠山詠一先生の指揮で「スワニー」、本学客員教授・佐藤正人先生の指揮で「コンサートバンドとジャズアンサンブルのためのラプソディー」「見上げてごらん夜の星を」を披露。
前半2曲はSHOBI JAZZ ORCHESTRAと、最後の1曲はサクソフォーンの原 博巳先生(ソプラノからバリトンまで4本持ち替え!)とそれぞれ共演しました。

なお、2日間の大会期間中、会場アナウンスや各団体の紹介MC、表彰式などの司会を担当したのは本学声優学科在学生の長谷川 歩美さん、宮原 彩さんのお二人でした。

お聴きいただいたみなさま、ありがとうございました!

演奏曲目 作曲者名 出版社
スワニー George Gershwin / 前田憲男 編曲 未出版
コンサートバンドとジャズアンサンブルのためのラプソディー パトリック・ウィリアムズ / サミー・ネスティコ 編曲 未出版
見上げてごらん夜の星を
(サクソフォーン独奏:原 博巳(Sop.&Alt.&Ten.&Bar.)
いずみたく、ルロイ アンダーソン / 宮川彬良 編曲 Hustle Copy

【イベントレポート】シエナ・ウインド・オーケストラ&尚美ウインドオーケストラ 提携記念コラボレーションコンサート2012

2012年9月25日、サントリーホールにて「シエナ・ウインド・オーケストラ&尚美ウインドオーケストラ 提携記念コラボレーションコンサート2012」を開催しました。

日本を代表するプロフェッショナルな吹奏楽団であるシエナ・ウインド・オーケストラとは昨年協定を締結して以来、これまでも文京シビックホールでのバンダやエキストラという形での共演をはじめ、多面的な協力活動を展開してきましたが、今回ついにサントリーホールという日本屈指のコンサート・ホールで本格的なコラボレーションコンサートの共同開催が実現しました。

このコンサート、ただ2つのバンドの演奏が聴けるだけではなく、大編成の合同バンドによる演奏や、「ガチンコ対決!」と銘打って客席の皆様にどちらの演奏がよかったかを投票してもらう試みも盛り込まれたユニークな演奏会。
指揮は尚美、シエナ、合同演奏ともに大井剛史氏。ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉の常任指揮者や山形交響楽団指揮者を務め、緻密かつ表情豊かな音楽作りが印象的なマエストロです。また、開演前のホワイエでは「同じ指揮者で別のバンドの演奏が聴ける機会も珍しい」との声も聞かれました。
案内役は司会者の朝岡 聡氏とゲスト審査員のさかなクン。テレビなどでおなじみのお二人、実は共に吹奏楽部出身だそうで、親しみやすいトークでコンサートを盛り上げてくださいました。さかなクンはそれぞれのバンドに応援の横断幕(直筆!)を持参するほどの気合いの入りよう。

■尚美ウインドオーケストラ

2012年度の吹奏楽コンクール課題曲「じゅげむ」を、若々しいはつらつとした尚美ウインドらしい演奏で聴かせ、コンサートの幕開けを飾りました。
続く「マカレナ」でソリストを務めたのはシエナのトランペット奏者、砂川 隆丈さん。輝かしいトランペットの音色と華麗なるテクニック、そして指揮者との掛け合いのパフォーマンスも大好評でした。
なお、砂川さんは実は尚美出身(参考:「プロに訊け」[特別編] トランペット奏者 本間千也・久良木 文・砂川隆丈 各氏による鼎談 – 2010年4月掲載)。砂川さんのほかにも、シエナには尚美出身だったり尚美の講師を務めるメンバーが何人も在籍しています。 
「コンサート・バンドとジャズ・アンサンブルのためのラプソディ」は、コンクールなどでよく演奏される通常の吹奏楽編成ではなく、吹奏楽とビッグバンドがひとつのステージに並ぶ本来の編成で演奏しました。
ビッグバンドのパートを担当したのはポップスコンテンポラリー学科の学生を中心に編成されたSHOBI JAZZ ORCHESTRA。各楽器のアドリブ・ソロはもちろん、サクソフォーンのプレイヤーがフルートやバスクラリネットに持ち替えて音色を変化させるなど際立った演奏を披露。楽曲が持つオリジナルのサウンドを追求すると共に、SHOBI のひとつの特徴である「学科を超えたコラボレーション」も体現しました。

■シエナ・ウインド・オーケストラ

各楽器のソロと豊かな歌心が印象的で「さすがプロ!」と思わせるような「さくらのうた(2012年度コンクール課題曲)」に続き、シエナが得意とするアルフレッド・リードの作品を2曲。
「バラード」のアルトサクソフォーン独奏は尚美コンセルヴァトアールディプロマ科 2年の中島麻美さん。尚美で学んで6年目の大舞台、リード珠玉の美しい旋律を情緒あふれる音色でたっぷりと聴かせてくれました。演奏後は一緒に演奏したシエナのメンバーからも暖かい拍手が送られました。
続く「アルメニアン・ダンス パートI」は、シエナにとって創立以来ずっとコンサートやレコーディングで度々演奏してきた”十八番”であるだけでなく、指揮者の大井氏にとっても「中学生の頃に初めて指揮した曲」という思い入れの強い作品。大井氏の情熱的な指揮にシエナが全力で応えた快演は、耳の肥えたシエナ・ファンの方でも十分に楽しめるものだったでしょう。

■合同演奏

バンダを含め総勢106名による大編成の合同バンド。ステージ上はシエナのメンバーと尚美ウインドのメンバーがちょうど交互に並ぶように配置され、学生にとってはまさに「プロ奏者の間近で演奏できる」絶好の機会となりました。また、「カタコンブ付近の松」の舞台裏トランペットなど重要なソロ・パートを尚美ウインドのメンバーが受け持つ場面も。
「アッピア街道の松」では、まるで背後のオルガンが鳴っているかのように錯覚するほど大迫力のサウンドがサントリーホールに響き渡りました。もちろん迫力だけではなく、「音色が美しくて、思いが入った演奏」という大井氏の演奏後の言葉通り、中間楽章の弱奏部では息を飲むほど繊細な音色が紡ぎ出され、吹奏楽という形態の表現の幅の広さを十二分に感じられる演奏で、シエナのプロとしての真摯さと尚美の学生のひたむきさが合わさって、大きなひとつの音楽が生み出されていました。

この演奏のあと、会場投票による「ガチンコ対決!」の結果がさかなクンより発表されました。
結果は「シエナ1,056票 vs 尚美397票」(※総来場者数1,694名、有効投票者数1,453票のうち)とシエナの圧勝でしたが、終演後の会場からは「どちらの演奏もよくて、どっちかに決められず投票できなかった!」という声も。

アンコールではシエナのコンサートで定番となっている、楽器をお持ちいただいたお客様も加わって「星条旗よ永遠なれ」の大合奏。ステージに乗り切らないほど多くの皆さんに参加していただき(指揮者も大井氏含め3人!)、さかなクンもコントラバスクラリネットで参加!客席の手拍子も合わさって、大歓声の中コンサートは幕を閉じました。

今回のコラボレーションコンサートを皮切りに、今後もシエナ・ウインド・オーケストラとの産学協力協定を活かした様々な活動を続けていきます。

【プログラム】

指揮:大井 剛史/司会:朝岡 聡/ゲスト審査員:さかなクン

〜尚美ウインドオーケストラ〜
吹奏楽のための綺想曲「じゅげむ」 (2012年度 全日本吹奏楽コンクール 課題曲III)/足立 正
トランペットとバンドのためのマカレナ/B.モンテルデ (岩井 直溥編)
トランペット・ソロ:砂川 隆丈 (シエナ・ウインド・オーケストラ)
コンサートバンドとジャズアンサンブルのためのラプソディ/P.ウィリアム

〜シエナ・ウインド・オーケストラ〜
さくらのうた (2012年度 全日本吹奏楽コンクール 課題曲I)/福田 洋介
バラード(アルト・サクソフォーンとバンドのための)/A.リード
サクソフォーン・ソロ:中島 麻美 (尚美コンセルヴァトアールディプロマ科)
アルメニアン・ダンス パート I/A.リード

〜合同演奏〜
交響詩「ローマの松」/O.レスピーギ (木村 𠮷宏編)
[アンコール] 星条旗よ永遠なれ/J.P.スーザ (※会場合同演奏)