HARMONIE - 尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科

尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科

【イベントレポート】コンセルヴァトアールディプロマ科「現代音楽研究特別講座 授業発表会」

2012年4月21日、尚美バリオホールにて、コンセルヴァトアール ディプロマ科「現代音楽研究特別講座 授業発表会」を開催しました。

ディプロマ科で専攻ゼミナールとして開講されている「現代音楽研究」(講師:板倉康明先生)受講生による、演奏会形式の特別講座です。
現代音楽の分野で高い評価を得ている板倉先生による指揮&解説で、室内楽や少人数の吹奏楽など様々な編成のために書かれた現代音楽作品を紹介しました。
各グループの演奏はもちろん、作品が書かれた経緯や作曲家の人柄までに踏み込んだ板倉先生の解説もとても内容の濃いもので、短時間ながら現代音楽の魅力をたっぷり楽しめる発表会でした。

曲目 作曲者 編成
Rasch Franco Donatoni サクソフォーン4重奏
Out of Black Dust Mark-Anthony Turnage 金管アンサンブル
Esprit rude / esprit doux II Elliott Carter Fl. & Cl. & Mar.
織られた時 III 〜管楽アンサンブルのための〜 野平 一郎 小編成吹奏楽
秘儀 I 〜管楽合奏のための〜 西村 朗
Poem Rhythmic for Wind Ensemble 一柳 慧

なお、今年度のディプロマ科では、こうした特別講座や国内外の楽壇で活躍する音楽家を招いたマスタークラスレッスンなどを「公開講座」という形で、音楽を学んでいる学生の方も含め広く一般の方にも聴講していただける機会を用意しています。詳細は以下のリンク先をご覧ください。

【コンセルヴァトアール ディプロマ科 2012年度公開講座】

【特別講座レポート】ユーフォニアム奏者 外囿 祥一郎氏による公開講座&ミニリサイタル

2012年1月11日、世界的に活躍されているユーフォニアム奏者 外囿 祥一郎氏による「公開講座&ミニコンサート」を開催しました。

公開講座では管弦打楽器学科、音楽総合アカデミー学科およびディプロマ科でユーフォニアム&テューバを専攻している学生によるアンサンブル3組がレッスンを受けました。

音域や音色が近く、”色”の変化を出しにくい同属楽器アンサンブルで如何にして多彩な音楽を聴かせるか、ということをテーマとして、特にダイナミクスレンジの表現などに着目し、さらには奏法、アンサンブルの作り方など幅広い内容。
また楽器の特性上、大きなホールでは響きが残り音の輪郭が不鮮明になりやすいので、タンギングや音の処理を気をつけること、お互いのニュアンスを掴みやすくするために配置を工夫したりといったことから、メンバー間での演奏上の”決め事”を作っていくリハーサルの進め方などとても実践的な内容で、時にはアンサンブルに加わり、学生の代わりにそのパートを演奏しながら指導して頂きました。

ユーフォニアムやテューバのみならず、他の楽器の専攻生もたくさん聴講していたのが印象的でした。

講座修了後はバリオホールに場所を移し、外囿氏のミニコンサート。作曲家の伊藤 康英先生がピアノを担当し、自身の楽曲の簡単な解説なども交えながら、外囿氏の卓越したユーフォニアムはもちろん、その暖かい人柄をたっぷり楽しめるステージでした。

公開講座 (本館M804教室)

編成 曲目 / 作曲者
ユーフォニアム四重奏
(Euph.1 小島 嘉納、Euph.2 齋藤 萌、Euph.3 静 愛美、Euph.4 武内 凌)
「ユーフォニアム・パフェ」より / 伊藤 康英
ユーフォニアム・テューバ四重奏
(Euph.1 庄村 空、Euph.2 吉川 純平、Tuba1 黒岩 恵佑、Tuba2 福岡 哲也)
Cosmic Voyage / Michael Forbes
ユーフォニアム・テューバ四重奏
(Euph.1 庄村 空、Euph.2 鈴木 祐果、Tuba1 和久井 瞬、Tuba2 白山 佑輔)
Moondance / Jhon Stevens

ミニリサイタル (バリオホール)

ユーフォニアム:外囿 祥一郎、ピアノ:伊藤 康英

[プログラム]
ユーフォニアムとピアノのためのソナタ (伊藤 康英)
古典組曲 (伊藤 康英)
[アンコール]
おんぶら・まい・ふるさと (編曲:伊藤 康英)
ユーフォニアムとピアノのための幻想的変奏曲 (伊藤 康英)

外囿 祥一郎 (ほかぞの しょういちろう) – Euphonium

1969年鹿児島市生まれ。92年第9回日本管打楽器コンクールで第1位および大賞を受賞。94年東京コンセルヴァトアール尚美(現・尚美ミュージックカレッジ専門学校)ディプロマコース修了。97年英国テューバ・ユーフォニアム カンファレンスにおいて、日頃の演奏活動の功績が認められ「Euphonium player of the year」を受賞。同年9月にはフランス・フィリップジョーンズ・ブラスコンクール、ユーフォニアム部門において、1等賞を受賞。2000年2月 東京オペラシティ リサイタルシリーズ『B→C』に出演。これまでにNHK交響楽団、大阪市音楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、九州交響楽団、札幌交響楽団、ジャパン・ヴィルトーゾ・オーケストラ、ストラスブール管弦楽団、セントラル愛知交響楽団、東京交響楽団、東京佼成ウインドオーケストラ、などの演奏団体と共演を行なう。
また彼のために書かれた優れたユーフォニアムのオリジナル作品発表は、その可能性を追求し続ける姿勢であり、高く評価されている。ソロ・コンサートは国内外で開催されており、その他、ザ・テューバ・バンド、ブラス・ヘキサゴン、Mr.UFOなどアンサンブル・ユニットにも意欲的な取り組みをみせている。これまでに発表されたアルバムは18枚(内3枚は文化庁芸術祭ノミネート作品)、ほかゲスト・ソリストとしても多数のアルバムに参加している。ユーフォニアムを三浦 徹・露木 薫・スティーヴン ミードの各氏に師事。
現在、航空自衛隊航空中央音楽隊ソリスト、洗足学園音楽大学非常勤講師および相愛大学音楽学部特別講師。
http://www.hokazon.com

【特別講座レポート】イルヴィン・ヴェニシュ氏によるクラリネット公開講座&ミニリサイタル

2011年11月16日、チェコ出身のクラリネット奏者 イルヴィン・ヴェニシュ氏による「クラリネット公開講座&ミニリサイタル」を開催しました。

コンセルヴァトアール ディプロマ科に在籍する3名のクラリネット専攻生が、それぞれヴィットマン、クロンマー、マルティヌーというチェコゆかりの作曲家の作品を取り上げ、その楽曲が書かれた経緯なども交えながらレッスンしていただきました。

講座終了後は尚美バリオホールに場所を移して、ヴェニシュ氏によるミニリサイタル。
モーツァルトのコンチェルトやウェーバーのコンチェルティーノ、メサージュのソロ・ド・コンクールなど、クラリネット奏者にはおなじみの楽曲の数々、そしてアンコールにはモンティの「チャルダッシュ」を披露。豊かな音量と華やかな音色、そして卓越した技術に、たくさんの学生が聴き入っていました。

なお、公開レッスンの通訳および解説、ミニリサイタルのピアノ伴奏を担当されたのは、同じチェコ出身である音楽家A.キューネル氏。指揮者および指導者として名高いキューネル氏ならではのアドヴァイスも印象的でした。

Irvin Venyš (Clarinet) プロフィール
イルヴィン・ヴェニシュは、現代、チェコの若手世代での傑出した芸術家です。彼はバイロイト音楽祭、EBU新人、プラハの春、パリ、チューリッヒ、マデイラ島など、世界で最も権威のある数々の国際音楽コンクールでトップの賞を獲得し、また、パブロカザルスフェスティバル(プラド)、ミッド・ヨーロッパ、モーツァルトデルヨーロッパ(マンハイム)など最も権威ある音楽祭で彼の演奏が賞賛され、他にも日本、ドイツ、フランス、スペインなど世界を又にかけて活躍をしています。古典から現代音楽まで活動レパートリーは幅広く、オズワルド・ゴリホフ、ベティ・オリベエロ、イサン・ユン、ヤン・デュセック等、数多くの初演作品を手がける他、伝統的な民俗音楽や世界をリードするアーティストとコラボレーションしています。ブルノ音楽院、プラハの舞台芸術アカデミー、パリ国立高等音楽院を卒業。在学中よりチェコのラジオやテレビ、南ドイツ放送交響楽団、アルコ・ディーヴァ等の収録を行っています。

【公開講座レポート】ファブリス・モレッティ サクソフォーン公開講座

2011年11月14日、SHOBI 校舎内にて、コンセルヴァトアールディプロマ科主催による「ファブリス・モレッティ サクソフォーン公開講座」を開催しました。

講座は、前半が公開レッスン、後半がモレッティ氏によるミニリサイタルという2部構成。
公開レッスンでは、音楽総合アカデミー学科4年の大木麻衣さん・ディプロマ科1年の中島麻美さん・同2年の赤木俊祐さんが、パスカルの「ソナチネ」・グラズノフの「サクソフォーン協奏曲」・デザンクロの「前奏曲、カデンツァと終曲」をそれぞれ取り上げ、奏法や表現等の指導を受けました。通訳は本学講師・波多江史朗先生。

公開レッスンに続き、場所をバリオホールに移して行われたミニリサイタルでは、モレッティ氏のソロにより、デュボワの「フランス組曲」、パスカルの「ソナチネ」、プラネルの「ロマンチック組曲」を披露。
サックス専攻生が、その妙技に聴き入っていました。

【特別講座レポート】安倍圭子 マリンバ公開レッスン

2011年7月14日、尚美バリオホールにて『安倍圭子 マリンバ公開レッスン』を開催しました。

この講座はコンセルヴァトアール ディプロマ科の在学生を対象としたもの。
打楽器専攻生の吉岡理菜さん、加藤大輝 君、上別府 宙 君の3名が、三木稔作曲「マリンバの時」、田中利光作曲「マリンバのための二章」、末吉保雄作曲「マリンバのためのミラージュ」という、いずれも安倍先生が初演した作品を演奏し、指導を受けました。

受講生名 学年 受講曲
吉岡理菜 コンセルヴァトアール ディプロマ科1年 三木稔作曲「マリンバの時」
加藤大輝 コンセルヴァトアール ディプロマ科2年 田中利光作曲「マリンバのための二章」
上別府 宙 コンセルヴァトアール ディプロマ科1年 末吉保雄作曲「マリンバのためのミラージュ」

レッスンの中では、作曲者から伝えられた考え方や演奏法、初演の際に交わしたやりとりなどの興味深い話も。
音のエネルギーの持って行き方や「マリンバの時」のトレモロの仕方など貴重なアドバイスも数多くされ、受講者の演奏にもみるみる変化が現れました。