尚美ミュージックカレッジ専門学校 管弦打楽器学科
管弦打楽器学科[2年制]
音楽総合アカデミー学科管弦打楽器コース[4年制]

2012年度全日本吹奏楽コンクール課題曲のすべて

SHOBI講師陣による課題曲講座

 

II. 行進曲「よろこびへ歩きだせ」(土井康司)

パート別ワンポイントアドバイス(トランペット編/講師・本間千也)

本間千也

冒頭は、力強い歩みをイメージさせる音形とリズムえ演奏したいですね。
テヌートが書いてある音符が後膨れしないよう気をつけてください!ホルンとトロンボーンと一緒に練習をして、ハーモニー・リズム・音形・発音をしっかり揃えましょう。

20小節目からは、シンコペーションのリズムや、スタッカートの付いた8分音符の箇所でテンポが転びやすいので気を付けましょう。20・21小節目の四分音符(2ndは付点四分音符)にアクセントを意識し、その前のスタッカート付きの8分音符としっかりセパレートすると、力強さを感じるニュアンスになりますね。

58小節目からは、トランペットは61小節までですがフレーズは64小節目まで木管が繋げていますので、木管のメロディーを主体としたバランス作りの方が良いと思います。トランペットの上行フレーズで木管を追い越して音が大きくなってしまわぬよう、気をつけましょう。

[E] からのダイナミクスは f と記されていますが、1stと2ndがユニゾンですので頑張りすぎずに暖かく優しい音色で、コーラスやオルガンのような美しいハーモニーサウンドを奏でましょう。同一パートを複数人で演奏している場合は、人数バランスの調整をした方が良いでしょう。

【本間千也プロフィール】
1970年新潟県佐和田町(現:佐渡市)生まれ。13歳でトランペットを始める。佐 和田中学校・新潟県立佐渡高等学校・東京コンセルヴァトアール尚美(現:尚美ミュージックカレッジ専門学校)卒業。尚美在学中、東京ジュニアフィル ハーモニックオーケストラに入団。1995年、アジアユースオーケストラのツアーに参加。
1997年、シエナウインドオーケストラに入団。2007年6月~2008年3月、神奈川フィルハーモニー管弦楽団特別契約団員。2009年1月、東京佼成ウインドオーケストラ入団。
他 には、VIVID BRASS TOKYO(ブリティッシュスタイル金管バンド)、THE BRASS(金管8重奏)などの室内楽、ミュージカル、オーケストラ客演、ソロ活動、スタジオ録音などの多彩な演奏活動を行っている。東京ミュージック& メディアアーツ尚美非常勤講師。神奈川大学吹奏楽部、青山学院大学学友会吹奏楽バトントワリング部トランペットトレーナー。
トランペットを杉木峯夫(東京芸術大学教授)、津堅直弘(NHK交響楽団首席Tp奏者)、Edmund Cord(インディアナ大教授、元イスラエルフィル首席Tp奏者)の各氏に師事。室内楽を、稲川榮一(Tuba奏者)、佐野日出男(Tuba奏者)の各氏に師事。