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「小澤征爾音楽塾 オペラ・プロジェクト VII」オーケストラ参加レポート

文:山崎亜里(アカデミー学科 トランペット専攻


小澤征爾氏と。私は 2006年7月12日〜 26日まで小澤征爾音楽塾オーケストラに参加しました。
メンバーは音楽を学んでいる日本と中国の学生が中心でした。過去 6 回の公演ではオペラを取り上げてきたそうですが、今年は交響曲でした。曲はマーラーの交響曲第2番ハ短調「復活」です。

神戸セミナーハウスの合宿では初日からティム・モリソン氏の指導によるレッスンが始まりました。簡単な英語しか聞き取れず、話しかけて下さってもそれに答えられなかったりと、会話でとても苦労しました。
しかし、レッスンでは隣で吹いてくださったり歌って教えていただいたのでとてもわかりやすかったです。特に p の時の発音・メロディーの歌い方・リズム・イントネーション・音量などとても勉強になりました。

3日目に小澤氏と金管セクションのリハーサルが行われました。
私は今までにないくらい緊張しました。あの世界的に有名な小澤氏が目の前にいるということが夢のようでした。リハーサル中は一語一句も聞き逃さないよう神経を集中!!!!
小澤氏は「ここは angel のように」「Happy な音で」などとわかりやすい表現を使って指導してくださいました。顔の表情で音楽を表現していて、吹いてるうちに小澤氏の世界に引き込まれました。70歳とは思えないほどパワフルでとても若々しかったです。

4日目から全員でのリハーサルが始まりました。どのパートもとても素晴らしく、聞き惚れることもありました。
私が特に苦労したのが1楽章最後に出てくる p のフレーズでした。
しかし新日本フィル首席の服部孝也先生にご指導していただき、練習を重ねる度に私の心の中の不安要素が段々なくなり演奏がとても楽しくなっていきました。

こうして迎えた愛知県芸術劇場での初本番。拍手喝采でとても気持ちが良かったです。

オフの日はトランペットの仲間で京都巡りをしたり、ラッパアンサンブルをやったり。毎日笑って過ごしていた気がします。
そして京都コンサートホール、アクトシティ浜松、サントリーホールと本番をこなしていくごとに度胸がつき、また達成感で胸がいっぱいになりました。
トランペットのメンバーはとても面白い人達ばかりでした。中国人の子とは漢字を紙に書いて簡単な英語を使って会話をして仲良くなれました。
小澤征爾氏のもとで音楽を学べた事は私の財産です。あの素晴らしいサウンドをいつまでも忘れることなくこれからの演奏活動に繋げていきたいです。
そして英語を勉強して国境を越えていろいろな方と交流を深めたいと強く思いました。
今回推薦して下さった宮澤聰宏先生にとても感謝しています。
お世話になった皆様本当にありがとうございました。

■小澤征爾音楽塾 ホームページ
http://www.ongaku-juku.com/

(2006年9月掲載)

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