2023年度シラバス

尚美ミュージックカレッジ専門学校

科目名音楽理論Ⅰ
担当講師名斉藤 かんじ
学科アレンジ・作曲学科
コース
専攻楽器グレード等全専攻
年次1年次
学期春学期
授業の形態講義

担当科目に関連する実務経歴

講師はゲームBGM、アニメ劇伴曲、歌楽曲、CM曲などに実務経験があります。

授業内容

20世紀に出現し現在に至るまで、商業音楽の最前線にあるポップミュージック。そのコード理論を中心にポップミュージックを理論的にアナライズし、自己の作品制作、楽器演奏に活用できるであろう知識を学びます。テキストとして「ポピュラー音楽基礎講座」を使用し、春学期では最も基礎となる項目を学習します。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

2音間の音程から和音・コードの響きが生まれていること、コードネームからその構成音を把握できること、そして各コードの機能を理解し、基本的なコード進行のヴァリエーションを習得することを到達目標とします。

授業計画

第1回五線譜、譜表、音名、音部記号、拍子記号、音符、休符、臨時記号、などの記譜の基礎を学びます。
第2回メジャー/マイナー・スケールと調号について学びます。
第3回完全音程、長音程、短音程、減音程、増音程などの音程の種類とその仕組みについて学びます。
第4回複合音程、音程の転回について学びます。
第5回トライアド(三和音)とセブンスコード(四和音)の構造について学びます。
第6回コードトーンとテンションノートについて学びます。
第7回クォーター末試験(調号、音程、基本的コードの知識を中心として出題します。
中間試験評価方法・評価基準
出席 30% 平常点 30% 試験 40% として評価します。平常点は授業時、勉学に向かう姿勢と意欲を評価の対象とします。
第8回コードの転回形(インバージョン)、ボイスリーディング、オープン/クローズ・ボイシングについて学びます。
第9回ダイアトニックコードの種類と構造、その汎用性について学びます。
第10回ダイアトニックコードの機能と代理機能について学びます。
第11回ダイアトニックコードの代理機能を利用したリハモニゼーションについて学びます。
第12回5度進行、ドミナントモーション、Ⅱ-Ⅴ-Ⅰについて学びます。
第13回4度進行、3度進行、順次進行について学びます。
第14回ケーデンス、コード進行における様々な終止形について学びます。
第15回学期末試験(1・2クォーターで学習した内容と用語について出題します。)
期末試験評価方法・評価基準
出席 40% 試験 60% として評価します。平常点は授業時に勉学に向かう姿勢と意欲を評価の対象とします。