2023年度シラバス

尚美ミュージックカレッジ専門学校

科目名DTM・DAWⅠ
担当講師名新井 正俊
学科アレンジ・作曲学科
コース
専攻楽器グレード等全専攻
年次1年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は作曲/編曲家、マニピュレーターとしてアーティストへの楽曲提供、アニメ、ゲーム、CM等の音楽制作、ライブサポート経験を持ちます。

授業内容

作品を制作しながら機材操作、MIDIの基礎を習得します。2コマ続きの授業ですので、授業前半ではテクニック解説と操作練習、後半は作品制作作業と個別確認を行います。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

DAWの概念、基本操作、機材の名称を理解します。
PCで表情豊かな演奏、音作りをするためには各種MIDIデータを理解し、使いこなすことが大切です。MIDIの基礎知識と楽器の特徴をとらえた表情豊かなデータ作成を習得し、作品を完成させることを目標とします。尚、履修学生が制作した作品をこの授業の教育成果物とします。

授業計画

第1回PCを使った音楽制作について(どんなことができるのか、必要な機材等)説明します。電子楽器、音響機器の歴史に触れ、機材の役割を理解します。
第2回DAW基本操作① 教室機材の扱い方を説明します。CUBASEのセッティングからソング保存までを練習します。
第3回DAW基本操作② CUBASE、VOCALOIDの各種機能を説明します。童謡を入力しながら基本操作を練習します。
第4回練習作品制作① 作品を作りながらケースに応じたデータ入力の練習を行います。
第5回練習作品制作② タイミング、ベロシティー、ノートレングスの編集を行います。
第6回練習作品制作③ ピッチベンド、モジュレーション、エクスプレッションを使い演奏に表情を付けます。
第7回中間試験:音声ファイルのフォーマットについて説明します。簡単なミックスを行い、作品を提出します。
中間試験評価方法・評価基準
作品をWAVファイル(48kHz/24bit)で提出します。
DAWソフトの基本機能と操作を理解できているか、提出作品の完成度から評価します。
評価基準 出席率:20% 平常点:20% 試験:60%
第8回MIDIの基礎知識、ソフト/ハードウェア音源、異なるDAW環境でのデータのやりとりについて説明します。
第9回楽器の入力テクニック①/作品制作① ドラム&パーカッションの特徴を捉えた打ち込み練習を行い、作品に反映させます。
第10回楽器の入力テクニック②/作品制作② 鍵盤楽器&シーケンスの特徴を捉えた打ち込み練習を行い、作品に反映させます。
第11回楽器の入力テクニック③/作品制作③ ベース&ギターの特徴を捉えた打ち込み練習を行い、作品に反映させます。
第12回楽器の入力テクニック④/作品制作④ 管弦楽器の特徴を捉えた打ち込み練習を行い、作品に反映させます。
第13回譜面作成/作品制作⑤ スコアエディターの使い方を説明します。メロディー&コード譜を作成します。
第14回録音テクニック/作品制作⑥ ミキサーの仕組みとエフェクターの活用について説明します。外部音源の録音を実践します。
第15回期末試験:作品提出 ミックスダウンを行い、作品を完成させます。作品のメロディー&コード譜をPDFファイルとして書き出します。
期末試験評価方法・評価基準
作品をWAVファイル(48kHz/24bit)とメロディー&コード譜(PDFファイル)として提出します。
表情のある演奏ができているか、提出作品の完成度から評価します。また、見やすい譜面として完成しているか評価します。
評価基準 出席率:20% 平常点:20% 試験:60%