科目名 | ソングライターゼミA |
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担当講師名 | 市川 春行 |
学科 | アレンジ・作曲学科 |
コース | |
専攻/楽器/グレード等 | ソングライティング専攻・選択 |
年次 | 1年次 |
学期 | 秋学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
メジャーレーベル所属アーチスト、アイドル、声優さん達への楽曲提供、また配信による声優アイドルグループデビュープロジェクトやライブイベントプロデュース、の実務経験があります。
授業内容
この科目では、クラスをいくつかの仮想プロダクションチームに分け、実際の音楽制作シミュレーションをします。但しここでは外部からの発注ではなく、プロデュースチーム側からの、音楽単体のプレゼンテーションという形での比較的シンプルな制作実践シミュレーションとなります。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
1年生の秋学期、まずは「商品としての音楽」というものの概要をしっかりと認知することから始めます。そのうえで、「作品と商品の両立」「作り手(制作者)と受け手(リスナー)」といった、二者の関係性を深く認識し、「プロデュースの視点」を持てるようになることを目指します。尚、履修学生が企画~制作したオムニバスアルバムをこの授業の教育成果物とします。
授業計画
第1回 | 音源制作概論、この講座の目標、内容、約束事などを説明します。またゼミメンバー各人の自己紹介もします。 |
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第2回 | 基礎知識、音楽業界のマーケットの三分化について説明し、またそれぞれの存在意義を考察します。 |
第3回 | グループ分け、クラスを二つのプロダクションチームに分け、それぞれが音楽商品制作において競います。 |
第4回 | 企画会議、制作チーム毎に半年後にリリース(完成)予定のオムニバスCDの企画を会議します。 |
第5回 | デモ制作1、作家に発注するという意識で、制作スタッフ自分自身が作曲してきた制作中のDEMOを発表します。(前半) |
第6回 | デモ制作2、作家に発注するという意識で、制作スタッフ自分自身が作曲してきた制作中のDEMOを発表します。(後半) |
第7回 | デモ発表(テスト)、作曲のDEMO(メロディとコード進行の分かる、簡単なアレンジの1コーラスDEMO)発表会です。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
筆記テストは行わないかわりに、各自(グループ毎ではない)の作曲段階のDEMO音源を提出、これを中間テストのかわりとします。試験30%、平常点40%、出席状況30% | |
第8回 | アーチストとアイドル、J-popの同じチャート内に存在するアーチストとアイドルの音楽性の相互関連性を考察します。 |
第9回 | NEXTブレイク予想、メンバーそれぞれが次にブレイクするであろうお勧めアーチスト、アイドル等をプレゼンします。 |
第10回 | プレゼン(スピーチ)実習、自宅での制作を時系列で紹介し、また制作時のモチベ上げのリフレッシュ方法も各々発表します。 |
第11回 | 定番会議、今年度のゼミとして、聴いておくべき、と思われる定番アーチスト、タイトルを各ジャンル別に選定します。 |
第12回 | J-popの特徴である、「サビの転調」について考察し、またそれにまつわる作曲技巧も解説します。 |
第13回 | 楽曲制作1、アレンジャーに発注する、という意識で、制作スタッフ自身が制作 |
第14回 | 楽曲制作2、前回発表時に他メンバーから出た意見、アドバイス等を元にさらに制作を進め、発表します。 |
第15回 | 楽曲発表(テスト)、フルコーラスで、アレンジMIXまで施された楽曲の発表会です。 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
制作の実習現場における集中度、理解度、またそこに至るまで努力過程も加味するものとします。試験30%、平常点40%、出席状況30% |