科目名 | 音楽理論Ⅳ |
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担当講師名 | 隼田 義博 |
学科 | アレンジ・作曲学科 |
コース | |
専攻/楽器/グレード等 | 全専攻 |
年次 | 2年次 |
学期 | 秋学期 |
授業の形態 | 講義 |
担当科目に関連する実務経歴
講師は複数の音楽出版社の作曲家として、テレビやトレイラーをはじめ様々なメディア用音楽制作の実務経験を持ちます。
授業内容
様々な既存曲の分析を通して、引き続き学習したすべての内容を総合的に復習していきます。また、さらなる応用力をつけるべく機能的なリハーモニゼーションの方法と、教会旋法をはじめとする旋法の考え方と響きの演出の仕方についても学習します。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
ダイアトニック/ノンダイアトニック・コードおよびスケールに関する理解と、既存曲そして自作曲をメロディそしてコード進行の視点から正しく分析できることを目標とします。
授業計画
第1回 | ドナルド・フェイゲンのハーモニー① ジャジー、ブルージーな表現を考察します。 |
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第2回 | ドナルド・フェイゲンのハーモニー② 複雑なコードの使用について考察します。 |
第3回 | パット・メセニーのハーモニー 転調、非機能的なコード進行の用例を考察します。 |
第4回 | リハモニゼーション① ダイアトニックコードの代理機能を使って考察します。 |
第5回 | リハモニゼーション② ドミナントコードを使って考察します。 |
第6回 | リハモニゼーション③ Dim7を使って考察します。 |
第7回 | 中間試験:既存曲の分析などを試験としておこないます。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
筆記試験を行います。学習したコード、スケール、用法等に関する理解度を評価します。 出席:30% 平常点:30% 試験:40% | |
第8回 | リハモニゼーション④ モーダルインターチェンジによる借用和音を使って考察します。 |
第9回 | リハモニゼーション⑤ 調に対して非機能的なコードの使用について考察します。 |
第10回 | 旋法の考え方、旋法と調性の歴史について確認します。 |
第11回 | 教会旋法の音階構造と響きの特性を確認します。 |
第12回 | 旋法を用いた表現① 旋法の響きを演出する旋律について考察します。 |
第13回 | 旋法を用いた表現② 旋法の響きを演出するコード進行について考察します。 |
第14回 | ほか日本をはじめ諸外国で見られる旋法の音階構造、用例を確認します。 |
第15回 | 期末試験:授業で取り上げた曲の分析を試験としておこないます。 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
特記事項
1年次に使用したテキスト(ポピュラー音楽基礎理論)、筆記用具、五線譜を用意して授業にのぞんでください。