2023年度シラバス

尚美ミュージックカレッジ専門学校

科目名音楽理論BⅤ(対位法)
担当講師名三上 直子
学科音楽総合アカデミー学科
コースアレンジ・作曲コース
専攻楽器グレード等作曲
年次3年次, 4年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は(全音楽譜出版社、河合出版、ヤマハミュージックメディア、現代ギター社等から)オリジナル作品の楽譜出版、また教育的配慮を施した楽譜出版や、編曲家としてアレンジ譜の出版といった実務経験を多数持つ。

授業内容

インヴェンションの理解を深める。また、バロックスタイルだけでなく、対位法を様々なジャンルに応用するための課題も用いる。4クォーターのシラバスは1例であり、各学生の応用したいジャンルにそれぞれ対応する。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

ジャンルを問わず、対位法を応用的に使う事が出来るようになる。

授業計画

第1回2声(混合対位法)総括復習
第2回インヴェンションの実習1 / 全体の構成と主題
第3回インヴェンションの実習2 / 属調への転調と転調部
第4回インヴェンションの実習3/ 平行調や近親調への転調と転調部
第5回インヴェンションの実習4/ 主調への転調と転調部
第6回インヴェンションの実習5/コーダ
第7回作品の提出
中間試験評価方法・評価基準
2曲目のインヴェンションを実施するにあたり、1曲目よりも理解を深め、スムーズな転調、スムーズで効果的な音の動かし方が出来ているかどうか。試験80%、出席20%にて評価する。
第8回カウンターメロディー/ 課題の実施。提出
第9回カウンターメロディーとベースライン/ 課題の実施。提出
第10回インヴェンションの分析1 / 任意の楽曲(素材と構成の分析)
第11回インヴェンションの分析2 / 任意の楽曲(和声分析)
第12回オリジナルのインヴェンションの実施(主題、対唱、属調)
第13回オリジナルのインヴェンションの実施(近親転調と主題、模倣)
第14回オリジナルのインヴェンションの実施(コーダ)
第15回オリジナルのインヴェンションの提出
期末試験評価方法・評価基準
特定のメロディーに対して、カウンターメロディーやベースラインを付けることで、対位法の応用力を実感する。また、オリジナルのインヴェンションにより、一年間の成果を評価する。メロディーは魅力的かどうか。主題に対するモチーフの動きは的確かどうか。転調はスムースであるか等。試験80%、出席20%にて評価する。