2023年度シラバス

尚美ミュージックカレッジ専門学校

科目名コンテンツプロダクトAⅠ
担当講師名徳備 康純
学科音楽総合アカデミー学科
コースアレンジ・作曲コース
専攻楽器グレード等
年次3,4年次どちらかで履修(共通科目等)
学期春学期
授業の形態実習

担当科目に関連する実務経歴

ヤマハ音楽振興会での20年あまりに及ぶ音楽スタッフ手としての勤務の後、作曲家として海外を含めて30年以上にわたって作品を発表し、全音をはじめとする出版社からも作品を発表している。また、講師はPTNAの楽曲公募、東京国際作曲コンクールなどに入賞するなど、コンクールに関する実務経験を持つ。

授業内容

日本・世界のコンクールについて調べ、情報を得、どういうコンクールを狙い、自らをキャリアアップしていくかを考えるのが春学期の狙いです。 自らもコンクールに作品を応募することを目指して要項に基づいて作品の制作を行います。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

実際のコンクールに応募する、もしくは応募できる作品を制作し完成させる。

授業計画

第1回国内コンクールの研究 : コンクールにはどういうものがあるか?ネットで調べてみよう。
第2回海外コンクールの研究 : 海外のコンクールについて。応募する時の注意点など。
第3回各種コンクール要項の研究 : PTNAの作品募集、合唱コンクールの要項を取り寄せ、読み、何を書くのか話し合ってみよう。
第4回入選作品の研究(A/B部門) : PTNAの入選作品よりソロ部門/やさしい作品を研究します。
第5回入選作品の研究(C/D部門) : PTNAの入選作品よりソロ部門/ やや難しい作品を研究します。
第6回入選作品の研究(連弾/A) : PTNAの入選作品よりソ連弾作品 /A部門やさしい作品の書法の研究。
第7回入選作品の研究(連弾/B) : PTNAの入選作品よりソ連弾作品 /B部門やや難しい作品の書法を研究します。
中間試験評価方法・評価基準
日本各地、あるいは世界の様々なコンクールについて調べたことをレポートし、個々のレベルに合ったコンクールを決定し、その要項に従った作品のテーマなどを作る。特に決まらない場合は、PTNAの課題曲募集をまず目標に要項などを調べ、作品を制作し、そのスコアを提出する。試験80%、出席点20%。
第8回国内コンクールの研究(その2) : 国際合唱コンクールについて
第9回地域コンクールの研究 : 地域コンクールについて(ホール、地域文化団体の主催コンペについて)研究します。
第10回作品の制作 (テーマ選び) : レギュレーションにあわせて、テーマを決め、スタイルを決定する。
第11回作品の制作 (対象の設定) : 部門を決めてどこに、誰に聞かせる作品か、企画を明確にした作品を制作することを学びます。
第12回作品の制作 (編成の決定とテーマ作り) : 編成を決めて、テーマ(イメージ)を決定し、曲を書きはじめよう。
第13回作品クリニック : 個々の作品の個別の指導を行い、仕上げへと持っていきます。
第14回応募用紙の書き方 : 作品を完成させ、応募用紙を書く。個々の略歴をどう書き、アピールするかを始動します。
第15回応募作品の発表とディスカッション : 応募作品の音源とスコアを持ち寄り、それによりディスカッションを行います。
期末試験評価方法・評価基準
個々に決定したコンクールに向けた作品を制作し、その作品を提出、もしくは制作途上のものを提出する。PTNAに応募しようという場合は、曲を完成させ、応募用紙に作品についての説明、自らの略歴などを書き込み、そのコピーを提出する。試験80%、出席点20%。