2023年度シラバス

尚美ミュージックカレッジ専門学校

科目名コンテンツプロダクトBⅡ
担当講師名市川 春行
学科音楽総合アカデミー学科
コースアレンジ・作曲コース
専攻楽器グレード等
年次3,4年次どちらかで履修(共通科目等)
学期秋学期
授業の形態実習

担当科目に関連する実務経歴

メジャーレーベル所属アーチスト、アイドル、声優さん達への楽曲提供、また配信による声優アイドルグループデビュープロジェクトやライブイベントプロデュース、の実務経験があります。

授業内容

ただ漠然と歌もの楽曲を作るのではなく、リスナー(マーケット)を意識した、「狙いを持った楽曲制作」、「プロデュース」という考え方を学びます。それにより最終的に「作品と商品の両立」を目指します。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

春学期よりもさらに一歩進んだ、J-popプロデュースの知識、手法、アイデア等を、実際のJ-pop商品から学び、実際に制作してみることにより、より高品質のJ-pop制作スキルを身に着けます。尚、履修学生がチームで制作し、YOUTUBE等SNSへアップロードしたMVをこの授業の教育成果物とします。

授業計画

第1回オリエンテーション、現在形の音楽マーケットの考察をします。
第2回ダンスPOPSについて、R&B、EDM、Discoファンクなどのリズムやアレンジ主体の音楽とPOPSの違いを考えます。
第3回メロディーについて、歌メロディと器楽メロディの違いを考え、歌詞(言葉)の存在意義についても掘り下げます。
第4回歌詞について、より深いテーマの捕らえ方。言葉、フレーズの拡げ方、使い方、選び方を解説します。
第5回音楽に付加価値を与える、音楽に音楽以外のに付加価値を持たる方法、アイデアをを考察します。
第6回アイディアの発想法。魅力的な作品と商品の両立を考えます。
第7回作品発表、付加価値を持たせ、より魅力的な商品性ある作品DEMOをプレゼンテーションします。
中間試験評価方法・評価基準
制作物完成へ至る過程も重視します。
出席33%、 授業内提出物レポートの評価33%、 提出作品33%
第8回オリエンテーション、各人の実際の生活における音楽作品、商品との係わりを自身で振り返り、皆と話し合います。
第9回発注、楽曲コンペとは?音楽業界の仕組みや役割分担を、職業作家を軸に解説します。
第10回制作実習1春学期のチーム制作を経て、個人にによる企画~作曲~MIXまでの楽曲制作を計画します。
第11回制作実習2前回授業をうけて、さらにJ-popコンペに対応するDEMO制作の実習をします。
第12回歌モノミックス講座1、実際のデータを使ってのミックス実習、主にエフェクトプラグインのテンプレート制作を目的とします。
第13回歌モノミックス講座2、実際のデータを使ってのミックス実習、様々なテクニックやアイデアの習得を目的とします。
第14回メジャーとマイナーと同人マーケット、多様化する日本のマーケットのそれぞれの仕組みの違いと、それぞれの特徴について考察します。
第15回作品発表、企画プレゼンテーションと楽曲(歌詞とともに)の発表です。
期末試験評価方法・評価基準
制作物完成へ至る過程も重視します。
出席33%、 授業内提出物レポートの評価33%、 提出作品33%