2023年度シラバス

尚美ミュージックカレッジ専門学校

科目名ピアノ音楽史Ⅰ
担当講師名武正 久美子
学科音楽総合アカデミー学科
コースピアノコース
専攻楽器グレード等ピアノ
年次1年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師はピアニストとして演奏会出演、企画、国内外の演奏家との共演の他、国際音楽祭、マスタークラスレッスン、講習会での英語通訳・コレぺティトゥアの実務経験を持ちます。

授業内容

西洋音楽、クラシック音楽の歴史を学びます。春学期は、中世ヨーロッパからバロック時代、古典派を中心に、当時の作曲家たちやその作品のスタイルを知り、どのように音楽が発展したかを考察します。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

日ごろ親しんでいる楽曲に、どのような背景があるのかを知り、作品とその作曲家への理解を深めることを目的としています。幅広い視点と知識を持つことで、より豊かな感性を持って音楽に向きあえるよう目指します。

授業計画

第1回音楽史概要/中世ヨーロッパ・キリスト教音楽の始まり/グレゴリオ聖歌の発展とポリフォニー音楽の起源
第2回教会旋法の響きとは/ゴシック様式の芸術/ノートルダム大聖堂の音楽/中世の楽譜とリズム表記/アルス ノヴァ
第3回ルネサンスの音楽/世俗音楽の興隆
第4回バロック時代/概要と音楽の特徴/通奏低音、対位法/長・短調の確立
第5回器楽・鍵盤音楽作品の種類~J.S.バッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディの作品を通して~
第6回舞曲・組曲の種類と特徴/変奏曲、トッカータ、コンチェルト グロッソ 他
第7回授業内試験
中間試験評価方法・評価基準
実施前にあらかじめ出題する設問に対して、各自自作の文章にて回答する記述式試験を行います。
試験結果:70% 出席:20% 平常点:10%
第8回古典派/概要と音楽の特徴/前古典派の作曲家たちと作風
第9回多感様式・C.P.E.バッハのソナタ/オーケストラの発展・マンハイム楽派
第10回ウィーン古典派三大巨匠/ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの交響曲と弦楽四重奏曲
第11回ウィーン古典派・様々な作品/オーケストラのしくみと楽器の音色
第12回ソナタ形式、ロンド形式の構成/主題労作・モーツァルトの協奏曲、交響曲の分析から知る
第13回ベートーヴェンのピアノソナタ/作風、音域、ペダルの使用に見るピアノの発達
第14回18世紀のオペラ/オペラの種類と名作
第15回授業内試験
期末試験評価方法・評価基準
実施前にあらかじめ出題する設問に対して、各自自作の文章にて回答する記述式試験を行います。
試験結果:70% 出席:20% 平常点:10%