科目名 | ピアノ音楽史Ⅱ |
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担当講師名 | 武正 久美子 |
学科 | 音楽総合アカデミー学科 |
コース | ピアノコース |
専攻/楽器/グレード等 | ピアノ |
年次 | 1年次 |
学期 | 秋学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
講師は、ピアニストとして演奏会出演、企画、国内外の演奏家との共演の他、国際音楽祭、マスタークラス、講習会での英語通訳・コレぺティトゥアの実務経験を持ちます。
授業内容
ロマン派から近現代をピアノ音楽中心に学びます。また、協奏曲、交響曲、オペラなど多様なスタイルの作品も紹介しながら、各時代の作曲家の個性に触れていきます。20世紀以降は、新しい感性や思想を追求した現代音楽家、ジャズの影響、邦人音楽家も取り上げ、現代に至る迄の音楽の発展や変化を辿ります。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
時代の流れと背景を学び、各時代の音楽的特徴、活躍した音楽家や作品への理解を深めていくことが目標です。楽器の機能、演奏会のスタイル、音楽家の在り方など歴史上でのクラシック音楽の変化と過程を知り、その価値を再確認する事を目指します。
授業計画
第1回 | ロマン派概要/時代背景と文化の特色、文学とのつながり |
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第2回 | ロマン派を支えるピアノ音楽/古典派的なロマン派作曲家たち/シューベルトのドイツ歌曲 |
第3回 | シューマンの歌曲とピアノ作品/ヴィルトゥオーゾの活躍/ピアノの発達と演奏会スタイルの変化 |
第4回 | 標題音楽/リストの交響詩 |
第5回 | 国民楽派の音楽/東欧、北欧、ヨーロッパ諸国の音楽家/ロシア五人組 |
第6回 | ロマン派のオペラ~イタリア、ドイツ、フランス~作曲家と作品 |
第7回 | 授業内試験 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
実施前にあらかじめに出題する設問に対し、自作の文章で答える記述式試験を行います。 試験結果:70% 出席:20% 平常点:10% | |
第8回 | 19世紀末のウィーン・アールヌーヴォーの芸術/フランス音楽の再始動/印象主義の絵画と音楽への影響 |
第9回 | ドビュッシーの音楽/前音音階の響きと音色に表れる印象派の趣 |
第10回 | 近代ロシアの作曲家/スクリャービンの神秘和音/ラフマニノフ |
第11回 | 新ウィーン楽派/シェーンベルクの十二音技法/リズムの改革・ストラヴィンスキー、バルトーク |
第12回 | 新古典主義・フランス六人組の作風/ジャズの影響 |
第13回 | メシアン/その音楽観・日本人音楽家とのつながり |
第14回 | ケージ・偶然性の音楽/新発想のピアノ奏法/プリペアドピアノ他、日本における西洋音楽 |
第15回 | 授業内試験 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
実施前にあらかじめに出題する設問に対し、自作の文章で答える記述式試験を行います。 試験結果:70% 出席:20% 平常点:10% |