2023年度シラバス

尚美ミュージックカレッジ専門学校

科目名コンサート企画研究
担当講師名大導寺 錬太郎
学科音楽総合アカデミー学科
コースピアノコース
専攻楽器グレード等ピアノ
年次2年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は国内のコンクール審査員、PTNAステップのアドバイザーを担当、30回以上の発表会・勉強会の主催、リサイタル他の定期的な活動を行なう等、指導・演奏面での実務経験を持ちます。

授業内容

コンサートを企画運営する事の難しさ、楽しさを体験。具体的な聴衆をイメージしたコンサートを企画します。チラシやプログラムノートも作成、プレイヤーとしての更なる自覚、責任を持ちましょう。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

決められた時間(30~40分)の中で、対象となる聴衆やテーマに沿った内容で楽しめるコンサートを披露する事が目標です。その為に必要なノウハウを体得できる上、グループの中で作業を進めるうちに調整力や忍耐力も養われます。

授業計画

第1回試験(コンサート)に向け:6回の授業の中でどのように準備を進めていくかを解説します。チラシ等の提出締切日も告知します。
第2回演奏会のプログラムを考えよう Vol.1:幾つかの班に分かれてテーマを決め、それに沿ったプログラムを考えます。演奏時間の計測等も行ないます。
第3回演奏会のプログラムを考えよう Vol.2:幾つかの班に分かれてテーマを決め、それに沿ったプログラムを考え、完成させます。
第4回チラシ及びプログラムノートの作成 Vol.1:チラシのデザインや盛り込む内容を検討します。字体や文字の大きさも考える必要があります。
第5回チラシ及びプログラムノートの作成 Vol.2:演奏曲について調べ、曲目解説を仕上げます(文字校正含む)。レイアウトも検討します。
第6回リハーサル:本番と同じように全体を通します。演奏面・ステージマナー等様々な角度から確認、問題点を整理します。
第7回1クォーター末試験(ミニコンサート):30~40分程度の演奏会を実施。他班に対しての講評も記入、客観的に見ることで自身の反省へとつなげます。
中間試験評価方法・評価基準
出席25%、平常点25%(試験の講評内容、普段の受講態度等)、試験50%(チラシ・プログラムノートの完成度、ステージマナー、演奏内容等、複数項目を採点し50点に換算)の割合で評価します。
第8回演奏会を企画しよう/スケジュール検討:具体的な聴衆をイメージして演奏会を企画します。試験に向けた準備のスケジュールを検討します。
第9回演奏会のプログラムを考えよう Vol.3:幾つかの班に分かれ、初回で決めた具体的な対象をイメージしたプログラムを考えます。
第10回演奏会のプログラムを考えよう Vol.4:プログラムを完成させます。選曲に負担はないか、全体の時間に過不足ないか等、最終確認を行ないます。
第11回チラシ及びプログラムノートの作成 Vol.3:チラシを作成します。見易く、対象に相応しい雰囲気になるよう、アイデアを練ります
第12回チラシ及びプログラムノートの作成 Vol.4:内容の確認や文字校正を行ないチラシを完成させます。プログラムノートにも着手します。
第13回チラシ及びプログラムノートの作成 Vol.5:必要事項が過不足なく盛り込まれているかを確認し、文字校正を経てプログラムノートを完成させます。
第14回リハーサル: 本番と同様に全体を通します。演奏面・ステージマナー等様々な角度から確認、問題点を整理します。
第15回2クォーター末試験(ミニコンサート):ミニコンサートの実施及び講評記入。授業の総括にふさわしい応しい内容かチェックします。
期末試験評価方法・評価基準
出席25%、平常点25%(試験の講評内容、普段の受講態度等)、試験50%(チラシ・プログラムノートの完成度、ステージマナー、演奏内容等、複数項目を採点し50点に換算)の割合で評価します。3・4両クォーターの平均が学年末評価となります。