科目名 | クラシック演奏法研究Ⅱ |
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担当講師名 | 大導寺 錬太郎 |
学科 | 音楽総合アカデミー学科 |
コース | ピアノコース |
専攻/楽器/グレード等 | |
年次 | 1年次 |
学期 | 秋学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
授業内容
バロックの次に登場する古典派について、基本的な知識を学びます。古典派三大巨匠のハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの代表的な作品を取り上げ、簡単な形式論を学び、分析を通して演奏法を研究します。同時にピアノ作品と他ジャンルの関連性やピアノの発達についても研究し、CD等の鑑賞と実習を織り交ぜながら演奏表現法を考えます。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
古典派の基本的な知識を身につけ、感性だけに頼らない説得力のある演奏ができるようにします。また鍵盤作品以外の名曲を学ぶことで、作曲家の音楽的な特徴を深く理解し、適切なタッチやフレージング等を自ら考えることのできる力を養います。
授業計画
第1回 | バロック時代から古典派の時代へ:J.S.バッハ没後からハイドン・モーツァルト・ベートーヴェンが活躍するまでの歴史を学びます。 |
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第2回 | 古典派時代の「ソナタ」/様々な形式①:古典派時代に確立された「ソナタ」の構成他、様々な形式を学びます。 |
第3回 | 様々な形式②/ソナチネ演奏:様々な形式が実際の作品にどう当てはめられているかを、演奏を通して理解します。 |
第4回 | J.ハイドン①~その生涯~:77年の生涯を解説。仕えた貴族や師匠、モーツァルトとの友情、人物像などを知り、名作の生まれた背景を理解します。 |
第5回 | J.ハイドン②~交響曲他、Hob.番号~:ハイドンの残した主要な作品の解説と鑑賞。ハイドン作品目録番号を学び、膨大な作品を整理します。 |
第6回 | J.ハイドン③~ピアノソナタの分析~:代表的なピアノソナタを分析し、ハイドンの作曲上の工夫を知り、適切な表現の仕方を学びます。 |
第7回 | 授業のまとめ(3クォーター試験):第1回~第6回までの授業のまとめとして筆記・実技の試験を実施します。実技は事前に指定した課題の演奏となります。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
出席25%(第1回~第6回は各3.5点、第7回のみ4点で計算。遅刻は減点1)、平常点25%(授業態度及び授業内での演奏内容)、試験50%。成績は4クォーター初回授業時に配付します。 | |
第8回 | モーツァルト①~幼年時代の演奏旅行~:父親と長きにわたる演奏旅行で起きた出来事や、影響を受けた人物、彼の天才ぶりを表すエピソードなどを解説します。 |
第9回 | モーツァルト②~初期作品演奏/K.番号~:記念すべき第1作他、初期の小品を演奏し、彼の音楽・感性を体感します。K.番号の解説も行ないます。 |
第10回 | モーツァルト③~作風・ピアノソナタ~作品の特徴を解説。また全18曲のピアノソナタより、有名な数曲を解説・鑑賞します。 |
第11回 | モーツァルト④~その他ジャンルの名曲~様々なジャンルの名曲解説と鑑賞。鑑賞を通して彼の魅力に迫り、ピアノ作品との関連も学びます。 |
第12回 | ベートーヴェン①~交響曲~:ベートーヴェンの交響曲についての解説・鑑賞。鑑賞に伴い、スコアの基本的な読み方を学びます。 |
第13回 | ベートーヴェン②~ピアノ協奏曲・ソナタ~:彼の協奏曲及びピアノソナタの特徴を解説・鑑賞を通して学びます。ピアノの発達についても触れます。 |
第14回 | ベートーヴェン③~小品他~/シューベルト:小品や変奏曲、室内楽など、またF.シューベルトのピアノ作品やD番号についても学びます。 |
第15回 | 授業のまとめ(4クォーター試験):第8回~第14回の授業のまとめとして筆記・実技の試験を実施します。実技は事前に指定した課題の演奏となります。 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
出席25%(第8回~第14回各3点、第15回のみ4点で計算。遅刻は減点1)、平常点25%(授業態度及び授業内での演奏内容など)、試験50%の割合で算出。3・4クォーターの成績の平均が、学期末の評価となります。 |