2023年度シラバス

尚美ミュージックカレッジ専門学校

科目名作品分析Ⅰ(クラシック楽典)
担当講師名西上 和子
学科音楽総合アカデミー学科
コースピアノコース
専攻楽器グレード等ピアノ
年次1年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

作編曲家として活動。幅広いジャンルのピアノ演奏で活躍中。その他CDプロデュースや、楽譜出版などもおこなう。

授業内容

基礎的な音楽理論、楽典などから学び、音楽のなりたち(形式、メロディー分析、コード分析やモチーフのさまざまな用い方など)を分析していく。またアレンジ能力を総合的に身につけさまざまなジャンルに対応できるような伴奏型を学ぶ。クオーター毎にオリジナル作品を作曲し、発表する

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

楽譜を正しく書く。バイエル程度の曲を自身の力でアナリーゼし、演奏表現につなげていく。オリジナル作品を計画性を持って完成させる。

授業計画

第1回音楽のなりたち。メロディーとコードの関係について。非和声音について学ぶ。与えられたコード進行にメロディーを作成してみよう。
第2回音楽のなりたち。非和声音を取り入れてメロディー制作に反映させる。モチーフの研究。
第3回音楽のなりたち。ピアノ伴奏型を学ぶ。与えられたコードにしたがっていろんな種類の伴奏型を作ってみよう。
第4回作品制作。オリジナル作曲をするにあたって。構成を考えよう。イメージをふくらませよう。計画をたてよう。
第5回作品制作。メロディーを書き始める。コードとの関係。伴奏型を工夫して作ってみよう。
第6回作品制作。仕上げに向けて。速度表示、アーティキレーション、強弱など、表現を考えてみよう。
第7回1クォーター試験。1クォーターオリジナルピアノ曲楽譜提出。
中間試験評価方法・評価基準
オリジナルピアノ曲、楽譜提出(40%)、出席(30%)、平常点(30%)
第8回音楽のなりたち。長音階、短音階についてしっかり理解し、演奏する。調性について学ぶ。調判定の課題を実施。
第9回音楽のなりたち。形式について。二部形式、三部形式について。モチーフの展開について考えてみよう。
第10回楽曲分析:ソナチネ。 ソナチネ作品を分析する。形式、調判定や転調など、メロディーと和声の関係について。
第11回楽曲分析:各自の楽曲。自身のピアノ実技試験で演奏する曲をアナリーゼする。時代、形式、調や転調について、モチーフの展開について。
第12回楽曲分析:各自の楽曲。自身のピアノ実技試験で演奏する曲をアナリーゼする。前回の授業内容のつづき。
第13回作品制作。オリジナルピアノ作品を作る。<夏>をテーマに、イメージをふくらませよう。
第14回作品制作。オリジナルピアノ作品を作る。<夏>をテーマに、メロディーを書き進める。形式感を意識して曲の頂点となる部分をしっかり作ろう。
第15回2クォーター試験。2クォーターオリジナルピアノ曲楽譜提出。音楽理論筆記試験。
期末試験評価方法・評価基準
オリジナルピアノ曲、楽譜提出(40%)、出席(30%)、平常点(30%)