科目名 | 作品分析Ⅵ |
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担当講師名 | 篠田 昌伸 |
学科 | 音楽総合アカデミー学科 |
コース | ピアノコース |
専攻/楽器/グレード等 | ピアノ |
年次 | 3年次 |
学期 | 秋学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
講師は実務経験として、作曲科を出たのち、多くの作曲のコンクールに入賞するとともに、クラシック、現代音楽のピアノソロや伴奏等の演奏幅広く活動しており、多くの録音等にも参加、その分析的視点による演奏も高く評価されている。
授業内容
「作品分析VI」では、フランス近代の作曲家「ドビュッシー」と「ラヴェル」に焦点を当て、印象派特有の和声法やピアニズム等に注目し、それぞれの作曲家の代表的な作品を各回に分けて分析していく。また、作曲家ごとの和声や構成の違い、また歴史的背景などにも触れていく。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
1クオーターで学んだ基礎的な分析の知識の上で、ロマン派とは違う和声や音階を理解し、どのように使われているか指摘できること。また2作曲家の作風の違いや、フランス音楽特有の構成感などにも注目し演奏につなげていくこと、を目標とする。
授業計画
第1回 | 印象派の音楽について。美術との関係。教会旋法や各種音階、付加音などの特有の和声について。ドビュッシー「ベルガマスク組曲」の和声分析。 |
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第2回 | ドビュッシー「版画」各曲の分析。 |
第3回 | ドビュッシー「ピアノのために」各曲の分析。 |
第4回 | ドビュッシー 「映像第1集」各曲の分析。 |
第5回 | ドビュッシー 「前奏曲集」から任意の曲の分析。 |
第6回 | ドビュッシー 「練習曲集」から任意の曲の分析。 |
第7回 | 中間試験 ドビュッシー「前奏曲集」の与えられた数曲から自分で選び分析し、提出する。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
各回の課題30% 平常点30% 試験40% | |
第8回 | ラヴェルの作風とピアノ曲について。「ソナチネ」各楽章の分析。 |
第9回 | ラヴェル 「鏡」から1,3,4曲の分析。 |
第10回 | ラヴェル 「夜のガスパール」各曲の分析。 |
第11回 | ラヴェル 「マ・メール・ロワ」「ラ・ヴァルス」の分析。 |
第12回 | ラヴェル 「ツィガーヌ」「ヴァイオリンソナタ」の分析 |
第13回 | ラヴェル 「クープランの墓」より、1,4,6曲の分析。 |
第14回 | ラヴェル 「ピアノ協奏曲ト長調」各楽章の分析。 |
第15回 | 期末試験 ラヴェル「クープランの墓」2,3,5曲のうちから任意に選び、分析したものを提出する。 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
各回の課題30% 平常点30% 試験40% |