2023年度シラバス

尚美ミュージックカレッジ専門学校

科目名作品分析Ⅶ
担当講師名篠田 昌伸
学科音楽総合アカデミー学科
コースピアノコース
専攻楽器グレード等ピアノ
年次4年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は実務経験として、作曲科を出たのち、多くの作曲のコンクールに入賞するとともに、クラシック、現代音楽のピアノソロや伴奏等の演奏幅広く活動しており、多くの録音等にも参加、その分析的視点による演奏も高く評価されている。

授業内容

1クオーターでは、後期ロマン派の作曲家ブラームスとリストを取り上げ、19世紀後半の音楽の流れを学ぶ。2クオーターでは、ロシアの作曲家ラフマニノフとスクリャービンを取り上げ、その作風や特徴を学ぶ。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

3年次の分析学習の成果を生かし、より自発的なテーマ設定を伴った分析をしていくことを目標とする。また後期ロマン派の流れや、ロシア作曲家の新しい作風の特徴なども理解することができる。

授業計画

第1回ブラームスとリスト、19世紀後半のロマン派の流れ。
ブラームス「ピアノソナタ第1番」「ピアノソナタ第3番」第1楽章の分析。
第2回ブラームス 「ハイドンの主題による変奏曲」の分析。
第3回ブラームス 「2つのラプソディー」「4つのピアノ小品」各曲の分析。
第4回リスト 「超絶技巧練習曲」から任意の曲の分析。
第5回リスト 「ピアノソナタロ短調」の分析。
第6回リスト 「巡礼の年」から任意の曲の分析。
第7回中間試験 ブラームス「間奏曲集」から任意の曲を分析し、提出する。
中間試験評価方法・評価基準
各回の課題30% 平常点30% 試験40%
第8回ロシアの作曲家について。
ラフマニノフ 「前奏曲集」から任意の曲の分析。
第9回ラフマニノフ 「絵画的練習曲集」から任意の曲の分析。
第10回ラフマニノフ 「ピアノソナタ第2番」各楽章の分析。
第11回ラフマニノフ 「ピアノ協奏曲第2番」各楽章の分析。
第12回ラフマニノフ 「コレルリの主題による変奏曲」の分析。
第13回スクリャービンの作風について。「ピアノソナタ第2番、第5番、第9番」の分析
第14回スクリャービン 「ピアノ協奏曲嬰へ短調」の分析。
第15回期末試験 ラフマニノフ「前奏曲集」の与えられた曲から選択し、分析したものを提出する。
期末試験評価方法・評価基準
各回の課題30% 平常点30% 試験40%