2023年度シラバス

尚美ミュージックカレッジ専門学校

科目名作品分析Ⅷ
担当講師名篠田 昌伸
学科音楽総合アカデミー学科
コースピアノコース
専攻楽器グレード等ピアノ
年次4年次
学期秋学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

講師は実務経験として、作曲科を出たのち、多くの作曲のコンクールに入賞するとともに、クラシック、現代音楽のピアノソロや伴奏等の演奏幅広く活動しており、多くの録音等にも参加、その分析的視点による演奏も高く評価されている。

授業内容

3クオーターでは、ロシアの近代の作曲家プロコフィエフとショスタコーヴィチを取り上げ、20世紀音楽の流れとその作風について学ぶ。4クオーターでは、クラシックのメインストリームではない国から、各回につき1人の作曲家を取り上げ、様々な作風や音楽の価値観を学んでいく。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

近代以降のさまざななクラシック音楽の潮流について理解し、学んでいくとともに、今までの分析学習の総復習として、自分のレパートリーを自分で分析し、演奏に生かしていくことができることを目標とする。

授業計画

第1回プロコフィエフ 「ピアノソナタ第1番、第2番、第3番」の分析。
第2回プロコフィエフ 戦争ソナタ「ピアノソナタ第7番」の分析。
第3回プロコフィエフ 「ピアノ協奏曲第3番」各楽章の分析。
第4回プロコフィエフ 「ヴァイオリンソナタ第2番(フルートソナタ)」の分析。
第5回ショスタコーヴィチ「ピアノソナタ第1番、第2番」「24のプレリュード」分析。
第6回ショスタコーヴィチ「24の前奏曲とフーガ」から任意の曲の分析。
第7回中間試験 ショスタコーヴィチ「24の前奏曲とフーガ」の与えられた曲のフーガから選択し、分析したものを提出する。
中間試験評価方法・評価基準
各回の課題30% 平常点30% 試験40%
第8回アルベニス 組曲「スペイン」、「イベリア第1集」各曲の分析。
第9回グラナドス 「ゴイエスカス」各曲の分析
第10回シマノフスキ 「4つの練習曲」「マスク(仮面劇)」各曲の分析
第11回ヤナーチェク 「ピアノソナタ」「霧の中で」各曲の分析
第12回バルトーク 初期の小品と、「ピアノソナタ」各楽章の分析。
第13回リゲティ 「ムジカ・リチェルカータ」「練習曲集」から任意の曲の分析。
第14回カプースチン 「24の前奏曲」「8つの演奏会用練習曲」から任意の曲の分析。
第15回期末試験 バルトークのピアノ小品の与えられた曲から、選択した曲の分析を、提出する。
期末試験評価方法・評価基準
各回の課題30% 平常点30% 試験40%