科目名 | 現代音楽演奏ゼミⅠ |
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担当講師名 | 中村 和枝 |
学科 | 音楽総合アカデミー学科 |
コース | ピアノコース |
専攻/楽器/グレード等 | ピアノ |
年次 | 3年次 |
学期 | 春学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
講師は国内とヨーロッパにおける現代音楽演奏コンクールでの優勝歴を持ち、多くの現代音楽会に出演し作品の初演・再演を行っています。
授業内容
将来の演奏活動や教育活動にも必要となる《新しい音楽》を習得します。好奇心を拡げ、既存の常識にとらわれない新しい手法で書かれた楽譜を解読し演奏します。また、鍵盤だけではなくピアノの内部を触って美しい音を出す演習も行います。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
新しい音楽に興味を持ちチャレンジする冒険心や積極性を伸ばすための基本となる「読譜力」を養います。
授業計画
第1回 | 西洋音楽史の流れの中で、どのように現代音楽が発生したのか。「現代音楽」とは何なのか、その概要を説明します。 |
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第2回 | J.クルタークのピアノ曲集「遊び」の中から様々な新しい記譜法を学び実践します。 |
第3回 | H.カウエルのピアノ曲「エオリアンハープ」を教材に、ピアノの内部奏法を学びます。 |
第4回 | 内部奏法のプレパレーション(準備)を学びます。 |
第5回 | H.カウエルのピアノ曲「マノノウンの潮流」を教材に、トーンクラスター奏法などの特殊奏法を学びます。 |
第6回 | それぞれの曲を美しく奏でることを目標に仕上げ演習を行います。 |
第7回 | 課題曲から選曲し演奏発表を行います。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
授業で学んだことに積極的に挑戦する姿勢を特に評価します。出席50%、平常点25%、試験25% | |
第8回 | 12音音楽① 12音音楽についての概要の説明をします。 |
第9回 | 12音音楽② A.ウェーベルン「子供のための小品」を教材に楽曲分析を行います。 |
第10回 | 12音音楽③ リズムやアーティキュレーションについて学び演奏します。 |
第11回 | O.メシアンの音楽① メシアンのピアノ曲を紹介します。 |
第12回 | O.メシアンの音楽② それぞれの課題曲を選び構造を学びます。 |
第13回 | O.メシアンの音楽③ 読譜をして演奏を研究します。 |
第14回 | O.メシアンの音楽④ 演奏を研鑽します。 |
第15回 | 春学期で学習した曲から選曲し演奏発表します。 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
授業で学んだことに積極的に挑戦する姿勢を特に評価します。出席50%、平常点25%、試験25% |