2023年度シラバス

尚美ミュージックカレッジ専門学校

科目名作編曲試演実習Ⅲ
担当講師名髙橋 伸哉
学科音楽総合アカデミー学科
コース管弦打楽器コース
専攻楽器グレード等
年次4年次
学期春学期
授業の形態講義

担当科目に関連する実務経歴

講師は作曲家として、管弦楽曲や吹奏楽曲、室内楽曲などの作編曲の経験を持ちます。

授業内容

学生自身の専攻楽器を含む3~5重奏の室内楽曲を作曲し、春学期末には音出しも実施します。オリジナル作品の作曲を通して作曲の能力を高めるだけでなく、演奏者の立場から楽曲構成についての理解も深めましょう。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

自身の専攻楽器を含む、4~5分程度の室内楽曲(3~5重奏)を作曲(=スコア作成)の上、全パート譜を作成して音出しをします。
さらに、自身の作品について400字程度の楽曲解説文も作成します。

授業計画

第1回作編曲で使用する楽器の音域表を作成し、各楽器への理解を深めます。
第2回各自、春学期に創作する楽曲の編成や曲数、曲調などを考えます。
第3回室内楽曲のスコアの書式について学びます。
第4回作曲内容を個々に添削し、同時に編曲の進捗状況についてもチェックします。
第5回ソロや二重奏など、曲中でパート数を変化させるアイデアや効果について考えます。
第6回作曲内容を個々に添削し、同時に編曲の進捗状況についてもチェックします。
第7回中間試験:7回目授業終了時点でのスコアを提出します。
中間試験評価方法・評価基準
作品提出を行います。
作品完成までのプロセス(取り組み、計画性など)を、平常点として重視します。
出席:20% 平常点:40% 試験40%
第8回中間試験として提出したスコアを返却し、個別に講評します。
第9回音出し時に必要なパート譜の書式や作成上の注意点を学びます。
第10回作曲内容を個々に添削し、同時に編曲の進捗状況についてもチェックします。
第11回作品解説文の書式や作成上の注意点を学びます。
第12回作曲内容を個々に添削し、同時に編曲の進捗状況についてもチェックします。
第13回次週のパート譜作成に向けて、スコアの最終チェックを行います。
第14回前週で完成したスコアをもとに、音出し用のパート譜を作成します。
第15回期末試験:スコアと作品解説文を提出し、音出しを実施します。
期末試験評価方法・評価基準
作品提出(スコア、作品解説文)と音出しをおこないます。
作品完成までのプロセス(取り組み、計画性など)を、平常点として重視します。
出席:20% 平常点:40% 試験40%