科目名 | コンテンポラリージャズⅣ |
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担当講師名 | 大久保 昌美 |
学科 | ダンス学科 |
コース | |
専攻/楽器/グレード等 | ダンス専攻 |
年次 | 2年次 |
学期 | 秋学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
講師はテーマパークでのショーダンサー、アーティストのバックダンサーなどを務め、長年に渡りダンススタジオで指導を行っています。
授業内容
振付作品を踊るにあたり、ダンサーに求められるものは表現力です。湧き上がってくるものをいかに体現するのかを探っていきます。自らが表現し動きを作り出していきます。存在をアピールするテクニックです。コレオグラファーになる際にも重要となります。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
振付をもらうだけではなく、自ら感じたことを表現できたか。ジャンルにとらわれず、独創性を養い、人の心を動かし、求められるダンサーを目指します。そして多くの人に観てもらいましょう。
授業計画
第1回 | 音のイメージを掴む。何の音か、どの楽器か、どんなリズムか、イメージがより膨らむものをチョイスします。 |
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第2回 | 人物、モノ、気持ち、時代、背景等、ダンサー同士直接ディスカッションするのもヒントとなります。 |
第3回 | どんな衣装になるか、どんな照明なのか、ステージプランなど、動きのヒントになるものを探してみよう。 |
第4回 | 振付をもらったら1~3をもとにどんなふうに踊りたいかイメージを膨らませます。 |
第5回 | イメージを動きにします。立ち方、目線などニュアンスの表現です。振付のない所も隙間なく埋めていきます。 |
第6回 | 踊り込む際に自己表現します。ダンサー同士、振付者とのディスカッションで作品の雰囲気を明確に作ります。 |
第7回 | 作品に情熱を注ぎ、踊ることが出来たか。またどのように伝わったか。次への目標を決めます。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
テクニックだけでは選れたダンサーにはなれません。コンテンポラリーダンスでは直感をいかに体現できるか、リハーサル時から表現し、いかに作品にかかわり作品の中で自分の存在をアピールできたかを評価します。 | |
第8回 | 振付を覚える。オリジナルの衣装制作により作品への愛着とイメージを膨らませていく。 |
第9回 | フォーメーションを覚え、立ち位置を把握する。ホールの規模、客席との距離感も把握する。 |
第10回 | 構成を理解し、表現をしていきます。周りの動きもよく見て感じ取ります。 |
第11回 | 踊り込みの際に出はけの確認や導線の確保をしていく。ダンサー同士連携する。 |
第12回 | 揃える動き、空いている空間を埋めていく。雰囲気を作り上げていく。 |
第13回 | 音を繰り返し聞き込み、振りを丁寧に、表現と共に気持ちも乗せていく。 |
第14回 | 最終リハーサルでテンションをあげ作品に入り込み、すべてを発揮して踊り魅せます。 |
第15回 | 本番はリハーサルと同様に踊り、作り上げた作品の世界で楽しんでください。多くの人に観てもらい次の目標を見つけます。 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
コンテンポラリージャズを学んだことで、技術の向上と溢れ出る表現を修得できたか、2年間の成長を評価します。作品への意欲とリハーサル時の集中力、本番でのパフォーマンス、常に探究と開発をし、モチベーションを高め、次へつなげる力が付いたかを評価します。 |
特記事項
通常、対面授業で行いますが、状況により必要な場合はオンライン又はオンデマンドでの対応を予定しております。