2023年度シラバス

尚美ミュージックカレッジ専門学校

科目名日本のポップミュージックⅠ
担当講師名富澤 一誠
学科ミュージックビジネス学科
コース
専攻楽器グレード等
年次2年次
学期春学期
授業の形態講義

担当科目に関連する実務経歴

尚美学園大学副学長兼任。1971年、東大在学中に音楽評論活動をスタート。以来、Jポップ専門の音楽評論家としてレコード大賞審査員、同アルバム賞審査委員長、日本作詩大賞審査委員長を歴任。音楽業界では幅広く評論活動を展開し、現在も音楽総合プロデューサー&パーソナリティー&コメンテーターとして活躍中。

授業内容

この科目は、日本の音楽の歴史や流行・風潮を理解して、音楽文化の知識獲得を目的とする講義形式の授業です。1960年代初頭にアメリカのコンテンポラリー・フォークが日本に入ってきてから、日本にもフォーク・ムーブメントが起こり、それらがニューミュージックとなりビジネスとなるまでのプロセスを学びます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

音楽の歴史を知ることで、ミュージック・シーンの今後を、予測できるプロデュース力を持つ人材。

授業計画

第1回アメリカン・コンテンポラリー・フォーク キングストン・トリオがもたらしたもの
第2回カレッジ・フォーク 関東の学生たちがコピーを始める
第3回関西フォーク 高石ともや、岡林信康がオリジナルを作り始める
第4回フォーク・ムーブメント 吉田拓郎の出現でブームが始まる
第5回叙情派フォーク かぐや姫、井上陽水などがヒットをとばす
第6回黄金のフォーク・ブーム 山本コウタローとウィークエンド、グレープ、ふきのとうなど
第7回“理解の確認レポート提出” カレッジ・フォーク、関西フォーク、フォーク・ブームの総括
中間試験評価方法・評価基準
レポート評価。出席率。そして発言の積極性。
出席:30% 平常点:20% 試験:50%
第8回変革期 フォーライフ・レコードの設立
第9回変革期 つま恋6万人コンサート
第10回ニューミュージック ユーミンの台頭
第11回ニューミュージック第3世代 原田真二、Char、ツイスト、渡辺真知子など
第12回歌の甲子園“ポプコン” 中島みゆきなどポプコン全盛期
第13回叙情派フォーク復活 松山千春、長渕剛
第14回CMとニューミュージック CMタイアップからヒット連発
第15回“理解の確認 レポート提出”フォークからニューミュージックへという大きな流れの再確認
期末試験評価方法・評価基準
レポート評価。出席率。そして発言の積極性。
出席:30% 平常点20% 試験:50%