科目名 | ミュージカル研究Ⅱ |
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担当講師名 | 松山 由佳 |
学科 | ミュージカル学科 |
コース | |
専攻/楽器/グレード等 | |
年次 | 1年次 |
学期 | 秋学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
講師は大手テーマパークシンガーやクラシック・ミュージカル業界での歌手、ヴォイストレーナー、歌唱指導の実務経験を持ちます。
授業内容
ミュージカルは様々な音楽ジャンルの要素を併せ持ち、そして、その作品は歴史的背景、思想民族、宗教など社会的影響を色濃く受けています。この科目は、ミュージカル作品を主に音楽知識の面からアプローチしていく授業です。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
3クォーターでは、ジャズミュージカル作品と音楽について勉強し、4クォーターでは50年、60年代のミュージカル作品とそれを作り上げたミュージカル界の巨匠達についてインプットする事を目標とします。
授業計画
第1回 | ミュージカル音楽の歴史のおおよその流れをつかみましょう。 |
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第2回 | 「ショウ・ボート」の中からジャズの音楽的要素のある曲を歌います。 |
第3回 | ブルーノートを理解し、その色合いを出す唱法を学びます。 |
第4回 | ガーシュウィンの作品からラグタイムを勉強します。 |
第5回 | 「パリのアメリカ人」を鑑賞し、ガーシュウィン音楽に含まれる様々な色合いについて学びます。 |
第6回 | コール・ポーターの作品からジャズのビート、リズム、グルーブ感を勉強します。 |
第7回 | 実技試験。授業内で学習した曲を歌唱します。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
授業内の積極性や向上心を測ります。また、実技点としては、作品を理解して実践を試みているかを重要視します。(出席点 30% 平常点 40% 試験点 30%) | |
第8回 | リチャード・ロジャース&オスカー・ハマースタイン2世の作品を鑑賞し、とその音楽的特徴について学びます。 |
第9回 | ロジャース&スタインの作品のワンシーンを演じてみましょう。 |
第10回 | 「マイ・フェア・レディ」の作品のテーマを探り、その名シーンを演じ、歌います。 |
第11回 | ウエスト・サイド・ストーリーを作り上げた天才たちとその作品について学びます。 |
第12回 | 「ウエスト・サイド物語」の音楽的特徴、モチーフとそのドラマ的効果を学びます。 |
第13回 | 「屋根の上のヴァイオリン弾き」からユダヤ人の歴史とクレツマー音楽の特徴を理解します。 |
第14回 | キャバレーの時代背景を理解し、作品のコンセプトを探ります。 |
第15回 | 授業で学習した内容についての筆記試験を実施します。 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
授業内での積極性や向上心、小テストの結果を評価します。また、筆記試験は、記述式論述式試験です。内容を理解し考え、自分の言葉で記述できるかを評価します。(出席点 30% 平常点 40% 試験点 30%) |
特記事項
授業は対面式で行いますが、特別な状況下においてはZOOMを用いた遠隔授業で対応いたします。教材となる楽譜、音源、資料はグーグルクラスルームで共有し、使用します。