科目名 | ミュージカル研究Ⅳ |
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担当講師名 | 松山 由佳 |
学科 | ミュージカル学科 |
コース | |
専攻/楽器/グレード等 | |
年次 | 2年次 |
学期 | 秋学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
講師は大手テーマパークシンガーやクラシック・ミュージカル業界での歌手、ヴォイストレーナー、歌唱指導の実務経験を持ちます。
授業内容
ミュージカルは様々な音楽ジャンルの要素を併せ持ち、そして、その作品は歴史的背景、思想民族、宗教など社会的影響を色濃く受けています。この科目は、ミュージカル作品を主に音楽知識の面からアプローチしていく授業です。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
3クォーターでは、ドイツ語圏ミュージカルとBWミュージカル作品との違いを理解し、4クォーターでは、2年間で勉強してきた勉強方法を卒業公演演目で実践していきます。演じるために学んだ知識を有効に使えることを目標とします。
授業計画
第1回 | ドイツミュージカルの作品の特徴や作曲家と作詞家とその音楽をインプットします。 |
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第2回 | 「エリザベート」ウィーン版DVDを鑑賞し、テーマ、舞台装置、演出効果と音楽の関係を探ります。 |
第3回 | 「ダンス・オブ・ヴァンパイア」舞台版DVDを鑑賞します。 |
第4回 | 「ダンス・オブ・ヴァンパイア」から「外は自由」を二重唱します。 |
第5回 | 「レベッカ」作品の内容、作曲家の音楽的特徴をつかみましょう。 |
第6回 | 「ルドル~ザ・ラスト・キス」の時代背景から内容を理解し、ワイルドホーンのサウンド感を体感します。 |
第7回 | 授業で学習した曲から1曲選択、歌唱試験をし、その後フィードバックします。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
授業内での積極性や向上心、小テストの結果を評価します。また、実技試験では、転調や変拍子、不協和音等に振り回されない安定した歌唱と表現を評価します。(出席点 30% 平常点 40% 試験点 30%) | |
第8回 | 卒業公演演目の作品についてアプローチし、ディスカッションします。 |
第9回 | アーティキュレーションをインプットし、そこに音楽のジャンル感を入れて歌います。 |
第10回 | 作品とシーンを理解し、役柄として表現することを目指します。 |
第11回 | キャラクターに自分の表現をプラスしていき、お互い感じた事を発表します。 |
第12回 | 創り上げた人物像が演出の方向性に沿っているか確認しながら進めていきます。 |
第13回 | 構成された全体像を実現していきます。 |
第14回 | 録音、録画を見ながら、客観的にパフォーマンスの振り返りを行います。 |
第15回 | 2年間の集大成としてパフォーマンスします。 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
実技試験。授業やグループワークへの積極性や向上心を評価します。また、試験点としては2年間勉強してきた事の総合力を重要視します。 |
特記事項
授業は対面式で行いますが、特別な状況下においてはZOOMを用いた遠隔授業で対応いたします。教材となる楽譜、音源、資料はグーグルクラスルームで共有し、使用できます。