| 科目名 | ハード&ソフトウェアテクニックⅢ |
|---|---|
| 担当講師名 | 新井 正俊 |
| 学科 | アレンジ・作曲学科 |
| コース | |
| 専攻/楽器/グレード等 | デジタルミュージック専攻 |
| 年次 | 2年次 |
| 学期 | 春学期 |
| 授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
講師は作曲/編曲家、マニピュレーターとしてアーティストへの楽曲提供、アニメ、ゲーム、CM等の音楽制作、Maxを使用したアプリケーション制作/販売経験を持ちます。
授業内容
DAWとは違う角度からのMIDIへのアプローチを行い、ハード&ソフトウェアの両面からのMIDI制御テクニックを身につけます。プログラミングソフトウェア「Max」または「Pure Data」を使用し、ピタゴラスイッチ感覚でプログラミングを覚え、自己の作品制作のツールとして役立てます。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
ラップトップ/ガジェット/マシンライブ等を行う際に使用できる自作ツールを作成しながら音楽プログラミングの基礎の習得を目標とします。尚、履修学生が制作したアプリケーションとそれを使用し演奏した作品をこの授業の教育成果物とします。
授業計画
| 第1回 | Max/Pure Data概要 インストール手順と機能を解説します。 |
|---|---|
| 第2回 | オブジェクトの種類、ヘルプの使い方等の基本操作説明と四則計算の練習を行います。 |
| 第3回 | 音を出すためのオブジェクトについて説明し、簡単なサンプラーを作成します。 |
| 第4回 | シンプルなメトロノームを作成します。テンポ制御について説明します。 |
| 第5回 | 高機能なメトロノームを作成します。拍子/音色/音量等の調節機能を追加します。 |
| 第6回 | ユーザーインターフェースのデザインを行い、PCまたはスマートフォン用にアプリケーション化します。 |
| 第7回 | 中間試験:バグチェックして提出します。完成したアプリの試奏と評価を行います。 |
| 中間試験評価方法・評価基準 | |
| PC用アプリケーション化(Max)またはスマホ用アプリケーション化(Pure Data)して作品提出を行います。制作したツールを使ったデモンストレーションを行います。Max/Pure Dataの概念、基本機能を理解できているか提出物から評価します。評価基準 出席率:20% 平常点:20% 試験:60%※遅刻は素点から減点となります。 | |
| 第8回 | 電子サイコロの製作① サイコロを製作しながら、乱数について説明します。 |
| 第9回 | 電子サイコロの製作② メロディーを自動生成するサイコロに改良し、アプリケーション化します。 |
| 第10回 | ドラムマシン製作① テンポ/拍子/クロックの制御について説明します。 |
| 第11回 | ドラムマシン製作② 演奏データ入力に使用する関連オブジェクトを説明します。 |
| 第12回 | ドラムマシン製作③ 音源部(サンプラー)を作成し、関連オブジェクトを説明します。 |
| 第13回 | ドラムマシン製作④ 乱数を応用し,フレーズ生成機能、その他付加機能を追加します。 |
| 第14回 | ドラムマシン製作⑤ 仕上げ バグチェックとユーザーインターフェースデザインを行い、操作性のよいアプリに仕上げます。 |
| 第15回 | 期末試験:作品提出と発表 完成したアプリケーションの試奏と評価を行います。 |
| 期末試験評価方法・評価基準 | |
| PC用アプリケーション化(Max)またはスマホ用アプリケーション化(Pure Data)して作品提出を行います。製作したツールを使ったデモンストレーションを行います。機能を自在にコントロールし、演奏できているか提出物の完成度とパフォーマンスから評価します。評価基準 出席率:20% 平常点:20% 試験:60%※遅刻は素点から減点となります。 | |