2024年度シラバス

尚美ミュージックカレッジ専門学校

科目名音楽ビジネスにおける法律論Ⅰ
担当講師名我妻 潤子、吉澤 太吾
学科音楽総合アカデミー学科
コース
専攻楽器グレード等
年次3,4年次どちらかで履修(共通科目等)
学期春学期
授業の形態講義

担当科目に関連する実務経歴

我妻講師は、音楽や映像の著作権関連業務の実務業務をしており、大学でも知的財産関連の講座を担当しています。その他、コンテンツ業界向けの企業研修なども行っています。
吉澤講師は、特許事務所で知的財産実務の経験があり、国家公務員の知的財産専門職を経て、現在は宇宙航空研究開発機構(JAXA)で知的財産の契約業務を行っています。

授業内容

法律を知っている音楽家は最強です。本科目では、音楽ビジネスや日常生活と深く関わっている知的財産を身近に感じるとともに、知的財産に関わる法制度(ルール)の考え方を、事例紹介やグループ討議を通じて学びます。そして、習得した知識の総仕上げとして、国家試験である「知的財産管理技能検定3級」の合格を目指します。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

国家資格である3級知的財産管理技能士(管理業務)相当の、知的財産に関する基礎的な理解ができるようになります。具体的には、ブランド保護、技術保護、コンテンツ保護、デザイン保護、契約等に関する重要な用語を理解し、その意味が説明できるようになります。また、学習した内容を職業人としての業務に継続的に活用できるようになります。

授業計画

第1回ガイダンス
第2回知的財産と日常生活の関わりについて考える
第3回コンテンツ保護(著作権)の事例検討
第4回コンテンツ保護(著作権)の解説1
第5回コンテンツ保護(著作権)の解説2
第6回テスト 著作権問題(30分)解答・解説
第7回ブランド保護(商標権)の事例検討と解説
中間試験評価方法・評価基準
出席率60点、平常点(各授業での参加姿勢など)30点、授業内小テスト(10点)
第8回その他の知的財産と解説
第9回デザイン保護(意匠権)の事例検討と解説
第10回技術保護(特許権)の解説
第11回技術保護(特許権)の事例と申請の流れ
第12回技術保護(特許権)の事例と海外展開の事例検討
第13回テスト 産業財産権問題(30分)解答・解説
第14回知的財産管理技能検定の紹介
第15回模擬試験・解答
期末試験評価方法・評価基準
出席率60点、平常点(各授業での参加姿勢など)30点、授業内小テスト(10点)