| 科目名 | 作編曲実習Ⅳ |
|---|---|
| 担当講師名 | 芳賀 傑 |
| 学科 | 音楽総合アカデミー学科 |
| コース | アレンジ・作曲コース |
| 専攻/楽器/グレード等 | |
| 年次 | 2年次 |
| 学期 | 秋学期 |
| 授業の形態 | 実習 |
担当科目に関連する実務経歴
講師は管弦楽曲や吹奏楽曲、室内楽曲など国内外問わず多数の委嘱を受け、プロの作編曲家として作品提供をしている実績を持ちます。
授業内容
弦楽による室内楽作品の分析、そして編曲・作曲などを中心に行いながら、オーケストラの基本である弦楽四重奏をベースとしてそれを拡大していく方法を学び、オーケストラ編曲法の基礎を学び、最終的に弦楽四重奏作品を作曲し、それを自ら主導して試演します。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
弦楽器の各特性を理解し、自身の作編曲作品へと活かす事を目的とします。
授業計画
| 第1回 | 弦楽器の基本的な説明: 楽器の性能・機能、 編成の特徴について基本的な理論をまず理解します。 |
|---|---|
| 第2回 | ヴァイオリンの実際の楽曲を分析し、基本的な音色・音域・特徴などを観察します。 |
| 第3回 | ヴァイオリンの実際の楽曲を分析し、ピッチカートとアルコの書法の違いについて観察します。 |
| 第4回 | ヴァイオリンの実際の楽曲を分析し、トレモロやハーモニクスの書法について観察します。 |
| 第5回 | ヴィオラの実際の楽曲を分析し、その楽器についての書法を観察します。 |
| 第6回 | チェロの実際の楽曲を分析し、その楽器についての書法を観察します。 |
| 第7回 | コンデンススコアから実際に弦楽四重奏へと編曲をします。 |
| 中間試験評価方法・評価基準 | |
| 提出された作品から、各楽器の音域や特性を理解して譜面に書けているかの理解度を評価する。試験60%、平常点20%、出席20% | |
| 第8回 | コントラバスと弦楽セクションについて学びます。 |
| 第9回 | イギリスの弦楽合奏の楽曲を分析し、書法を考察します。 |
| 第10回 | アメリカの弦楽合奏の楽曲を分析し、書法を考察します。 |
| 第11回 | 商業音楽で使用されているストリングスアレンジについて考察します。 |
| 第12回 | 作曲①音出し実習に向けて作品を書き進めます。まずはコンデンスから作品を書き、そこから弦楽四重奏へと拡大していきます。 |
| 第13回 | 作曲②引き続き音出し実習に向けて作品を書き進めます。まずはコンデンスから作品を書き、そこから弦楽四重奏へと拡大していきます。 |
| 第14回 | 作曲③引き続き音出し実習に向けて作品を書き進めます。パート譜の書き方やスラー・アーティキュレーション等の実際の演奏に関わる面もチェックをしていきます。 |
| 第15回 | 生楽器による音だし・録音 : 自ら作曲し、編曲した弦楽四重奏のための作品(1分以上の演奏会用小曲)のスコア、バート譜を制作します。 |
| 期末試験評価方法・評価基準 | |
| オリジナルの弦楽四重奏作品のスコアを提出し、その作品を音出します。 楽器法を理解し、正しいスコアを書けているか、そして音楽としてまとまりのある音楽がその編成で実現できているかを総合的に判断し、評価します。試験70%、出席点30%。 | |