| 科目名 | 作編曲試演実習Ⅲ |
|---|---|
| 担当講師名 | 岡澤 理絵 |
| 学科 | 音楽総合アカデミー学科 |
| コース | ピアノコース |
| 専攻/楽器/グレード等 | |
| 年次 | 4年次 |
| 学期 | 春学期 |
| 授業の形態 | 実習 |
担当科目に関連する実務経歴
講師は音楽史の講義、作曲家としてこの内容に関係する音楽の制作・アレンジ・演奏などの実務経験があります。
授業内容
木管五重奏、金管五重奏、あるいはサクソフォン四重奏などの編成による演奏会なとで演奏できる小品を制作し、自らが主導してその音だしを行う
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
自らが参加する室内楽作品であることを前提として、下書き(二段譜)を制作し、その楽譜を提出する。
授業計画
| 第1回 | 編成の説明、編成の説明と書法についての説明 |
|---|---|
| 第2回 | 第1テーマを作る、各自選んだ編成のための第1テーマを作る。 |
| 第3回 | 第2テーマを作る、第2テーマの作り方について復習し、その方法により第2テーマを作曲する。 |
| 第4回 | 第1部のブリッジを作る、第1テーマを大楽節に発展させ、続けてブリッジを作る。 |
| 第5回 | 中間部のブリッジを作る、第2テーマを大楽節に発展させ、続けてブリッジを作る。 |
| 第6回 | 転調部分の制作、第1部から中間部へ、そして中間部から再現部への移行部(転調)を作る。 |
| 第7回 | コーダを作曲する、主題を使って、作品に相応しいコーダを作り、曲を仕上げる。 |
| 中間試験評価方法・評価基準 | |
| 大譜表で提出されたオリジナル作品をメロディーとハーモニーのミスはないか、あるいは五重奏などの編成を想定した楽譜になっているかなどを考慮しつつ、総合的に判断し評価する。試験80%、出席点20%。 | |
| 第8回 | フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、バスーンの各楽器の音域、特徴などについて説明を行います。またサクソフォン四重奏についても、各楽器の音域、特徴などについて説明を行います。 |
| 第9回 | 金管五重奏の各楽器についての説明、トランペット、ホルン、トロンボーン、テューバの各楽器の音域、特徴などについての説明を行います。 |
| 第10回 | 編曲の準備、コンデンス・スコアからそれぞれの編成に合った楽器へのふりわけをメモしていく。 |
| 第11回 | 最初の部分を編曲、編曲を行い、一部を実際に音出しして確認してみます。 |
| 第12回 | 中間部の編曲、中間部の編曲をコンデンスから行う。 |
| 第13回 | 再現部の編曲、再現部の編曲をコンデンスから行い、全体を推敲し、仕上げる。 |
| 第14回 | バート譜の制作、完成したスコアを元に、パート譜を制作する。 |
| 第15回 | 自ら作曲し、編曲した五重奏作品を音出しし、録音する。 |
| 期末試験評価方法・評価基準 | |
| それぞれが提出した作品の スコア から、各自が楽器法をよく理解しているか、そしてスコアは正確に書けているかなどを総合的にその完成度を判断し評価する。試験80%、出席点20%。 | |