| 科目名 | ピアノ音楽史Ⅰ |
|---|---|
| 担当講師名 | 武正 久美子 |
| 学科 | 音楽総合アカデミー学科 |
| コース | ピアノコース |
| 専攻/楽器/グレード等 | ピアノ |
| 年次 | 1年次 |
| 学期 | 春学期 |
| 授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
講師はピアニストとして演奏会出演、企画、国内外の演奏家との共演の他、国際音楽祭、マスタークラスレッスン、講習会での英語通訳・コレぺティトゥアの実務経験を持ちます。
授業内容
西洋音楽、クラシック音楽の歴史を学びます。春学期は、中世ヨーロッパからバロック時代、古典派を中心に、当時の作曲家たちやその作品のスタイルを知り、どのように音楽が発展したかを考察します。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
日ごろ親しんでいる楽曲に、どのような背景があるのかを知り、作品とその作曲家への理解を深めることを目的としています。幅広い視点と知識を持つことで、より豊かな感性を持って音楽に向きあえるよう目指します。
授業計画
| 第1回 | 音楽史概要/中世ヨーロッパ・キリスト教音楽の始まり/グレゴリオ聖歌の発展とポリフォニー音楽の起源 |
|---|---|
| 第2回 | 教会旋法の響きとは/ゴシック様式の芸術/ノートルダム大聖堂の音楽/中世の楽譜とリズム表記/アルス ノヴァ |
| 第3回 | ルネサンスの音楽/世俗音楽の興隆 |
| 第4回 | バロック時代/概要と音楽の特徴/通奏低音、対位法/長・短調の確立 |
| 第5回 | 器楽・鍵盤音楽作品の種類~J.S.バッハ、ヘンデル、ヴィヴァルディの作品を通して~ |
| 第6回 | 舞曲・組曲の種類と特徴/変奏曲、トッカータ、コンチェルト グロッソ 他 |
| 第7回 | 授業内試験 |
| 中間試験評価方法・評価基準 | |
| 実施前にあらかじめ出題する設問に対して、各自自作の文章にて回答する記述式試験を行います。 試験結果:70% 出席:20% 平常点:10% | |
| 第8回 | 古典派/概要と音楽の特徴/前古典派の作曲家たちと作風 |
| 第9回 | 多感様式・C.P.E.バッハのソナタ/オーケストラの発展・マンハイム楽派 |
| 第10回 | ウィーン古典派三大巨匠/ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンの交響曲と弦楽四重奏曲 |
| 第11回 | ウィーン古典派・様々な作品/オーケストラのしくみと楽器の音色 |
| 第12回 | ソナタ形式、ロンド形式の構成/主題労作・モーツァルトの協奏曲、交響曲の分析から知る |
| 第13回 | ベートーヴェンのピアノソナタ/作風、音域、ペダルの使用に見るピアノの発達 |
| 第14回 | 18世紀のオペラ/オペラの種類と名作 |
| 第15回 | 授業内試験 |
| 期末試験評価方法・評価基準 | |
| 実施前にあらかじめ出題する設問に対して、各自自作の文章にて回答する記述式試験を行います。 試験結果:70% 出席:20% 平常点:10% | |