科目名 | 作品分析Ⅴ |
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担当講師名 | 篠田 昌伸 |
学科 | 音楽総合アカデミー学科 |
コース | ピアノコース |
専攻/楽器/グレード等 | ピアノ |
年次 | 3年次 |
学期 | 春学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
講師は実務経験として、作曲科を出たのち、多くの作曲のコンクールに入賞するとともに、クラシック、現代音楽のピアノソロや伴奏等の演奏幅広く活動しており、多くの録音等にも参加、その分析的視点による演奏も高く評価されている。
授業内容
「作品分析V」では、ピアノ科にとって重要なレパートリーである、ロマン派の作曲家「ショパン」と「シューマン」に焦点を当て、作品を分析することの基礎を復習するとともに、それぞれの作曲家の代表的な作品を各回に分けて分析していく。作曲家ごとの和声や構成の違い、また歴史的背景などにも触れていく。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
それぞれ作曲家の特徴、ロマン派の作風などを俯瞰しつつ、作品を分析的に理解すること、さらに、自分でも実際の作品を掘り下げて分析することができることを、目標とする。
授業計画
第1回 | 分析の基礎。ショパンのピアノ曲概説とバラード第1番、第3番の分析。 |
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第2回 | ショパン スケルツォ第1番、第2番の分析。 |
第3回 | ショパン ソナタ形式と、ピアノソナタ第2番、第3番第1楽章の分析。 |
第4回 | ショパン 24の前奏曲op28より、任意の曲の分析。 |
第5回 | ショパン 12の練習曲op10,25より、任意の曲の分析。 |
第6回 | ショパン 幻想曲へ短調、子守歌、舟歌、の分析。 |
第7回 | 中間試験 ショパンの練習曲から、任意の曲の分析を、自分で行い、提出する。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
各回の課題30% 平常点30% 試験40% | |
第8回 | シューマンの生涯とピアノ曲概説。「子供の情景」の分析。 |
第9回 | シューマン 「謝肉祭」構成と各曲の分析。 |
第10回 | シューマン 「アベッグ変奏曲」「交響的練習曲」の分析。 |
第11回 | シューマン 「ピアノソナタ第2番」「幻想曲ハ長調」第1楽章の分析。 |
第12回 | シューマン 「クライスレリアーナ」各曲の分析。 |
第13回 | シューマン 歌曲集「女の愛と生涯」各曲の分析。 |
第14回 | シューマン 「ピアノ協奏曲イ短調」各楽章の分析。 |
第15回 | 期末試験 シューマン「幻想小曲集」から、任意の曲の分析を、自分で行い、提出する。 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
各回の課題30% 平常点30% 試験40% |