2024年度シラバス

尚美ミュージックカレッジ専門学校

科目名プリプロダクションⅠ
担当講師名遠藤 淳也
学科プロミュージシャン学科
コース
専攻楽器グレード等ギター・ベース・ドラム・キーボード
年次1年次
学期春学期
授業の形態演習

担当科目に関連する実務経歴

(株)Plick Pluck所属レコーディングエンジニア。自社のスタジオを中心に活動。安室奈美恵、ポルノグラフィティ、CHEMISTRY、CRYSTAL KAY、平井堅、 郷ひろみ、BoA、SOULd OUT、DefTech、BENNIE K、CRAZY KEN BAND、 西野カナ、三浦大知、ミオヤマザキ、ReoNa、神崎エルザ、FES☆TIVE、 Awesome City Club、湘南乃風、森カリオペ、超特急、TiU等のRecording&Mixingを手掛けてきた実務実績を持つ。

授業内容

主に実際のレコーディングの流れを理解、習得していきます。基本となるキューボックスの使い方や、自分のプレイを録音し、聴いてみる、そして部分的な修正のやり方を学びます。

到達目標(この授業で何ができるようになるのか)

プロの現場を想定して、実際の流れを理解します。そして自分がスムーズにプレイ出来て、狙ったプレイが録音に反映されているかを目指します。

授業計画

第1回基本的なレコーディングの流れや、ディレクター、プロデューサー、エンジニアとの関係を解説します。
第2回キューボックスの基本的な使い方やその重要性を解説します。また実際に触ってみて感覚を掴んでもらいます。
第3回課題曲1のレコーディング①まずはヘッドホン環境に慣れてもらいます。
第4回課題曲1のレコーディング②クリックをよく聴くことに重点を置いてプレイ。
第5回課題曲1のレコーディング③繰り返し自分の音を聴いて音作りを意識してもらいます。
第6回中間試験。録音物提出①
第7回中間試験。録音物提出②
中間試験評価方法・評価基準
レコーディングの実施試験、及び録音物の提出。まずはキューボックスを使いこなし、自分や他者の音がしっかり聴けているかを評価します。出席40%、平常点40%、試験20%で算出します。
第8回スタジオ機材の解説。ミキサーやDAW等の役割や実際の信号の流れを解説。
第9回課題曲2のレコーディング①交代でミキサーに触ってもらい、レコーディングで何が行われているかを肌で感じてもらいます。
第10回課題曲2のレコーディング②交代でミキサーに触ってもらい、レコーディングで何が行われているかを肌で感じてもらいます。
第11回課題曲2のレコーディング③交代でミキサーに触ってもらい、レコーディングで何が行われているかを肌で感じてもらいます。
第12回課題曲2のレコーディング④PROTOOLSの解説及び操作。
第13回課題曲2のレコーディング④PROTOOLSで何がどこまでできるのかを把握してもらいます。
第14回期末試験。録音物提出①
第15回期末試験。録音物提出②
期末試験評価方法・評価基準
この段階ではある程度の録音物としての精度(プレイやサウンド)を評価します。スタジオワークにおける全体像の把握(スタジオ機材含む)が出来ているかも平常点として評価の対象です。出席40%、平常点30%、試験30%で算出します。