科目名 | スタイル別作曲技法A(ソングライター)Ⅰ |
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担当講師名 | 市川 春行 |
学科 | アレンジ・作曲学科 |
コース | |
専攻/楽器/グレード等 | 全専攻・選択 |
年次 | 1年次 |
学期 | 春学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
メジャーレーベル所属アーティスト、アイドル、声優への楽曲提供、また、配信による声優アイドルグループデビュープロジェクトやライブイベントプロデュースの実務経験があります。
授業内容
この科目では、自身の得意ジャンルだけではない、音楽制作者としての『多様性、多面性』を持った作品作りができるように、様々な角度から音楽の成り立ちを考察し、実際に曲の元ともいえる「モチーフデータの制作」をしてみる講座です。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
様々なスタイルを得手不得手無く制作できるスキルを身に着けます。また歌ものPopsに頻出する、いわゆる「定番コード進行」「定番リズムアレンジ」「定番サウンドメイク」などの知識も学び、制作に役立てられるようになります。また毎回授業最後に発表会を行い同じテーマについて制作したほかのクリエーターの卵のデータを見聞きし、アイデアの共有をします。
授業計画
第1回 | はじめに、この講座のゴールを皆で確認し、簡単なアレンジの基礎を講義します。モチーフの重要性も確認します。 |
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第2回 | ビートについての考察1、様々な8ビートのジャンル、アーティストの曲を聴き、その特徴と構造を分析します。 |
第3回 | ビートについての考察2、様々な16ビートのジャンル、アーティストの曲を聴き、その特徴と構造を分析します。 |
第4回 | ドラムスという楽器について、その構造と奏法を学び、ドラマーの意識をとらえ、打ち込みにいかします。 |
第5回 | ベースという楽器について、その構造と奏法を学び、ベーシストの意識をとらえ、打ち込みにいかします。 |
第6回 | アレンジメント、実際の曲のSMFデータに音符以外の、音量バランス、音色選び、定位の情報を書き込み、各人それぞれのオリジナルDATAを制作します。 |
第7回 | 当日発表されるテーマに沿った短いモチーフDATAを制作するTESTです。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
授業時間内にDATA制作を行い、提出する実技試験です。(制作テーマは当日発表します。) 試験30%、平常点40%、出席状況30%※遅刻は素点から減点となります。 | |
第8回 | 三連系のリズム1、「8ビートShuffle」の制作実習をします。 |
第9回 | 三連系のリズム2、「3/4ワルツおよびJazzワルツ」の制作実習をします。 |
第10回 | 三連系のリズム3、「6/8(12/8)」いわゆる「ハチロク」の制作実習をします。 |
第11回 | 三連系のリズム4、「16ビート(6連)Shuffle」の制作実習をします。 |
第12回 | SWINGについて、「16ビート(6連)Shuffle」とSWINGの違いを解説し、CUBASEのSWING機能の使用法を解説します。 |
第13回 | BIG BEATについて、Effectの知識を使い、「BigBeat」といわれるドラムトラックを作成実習します。 |
第14回 | アルペジレータの使用、簡単で効果的なアルペジレータの使用法を2種紹介します |
第15回 | 当日発表されるテーマに沿った短いモチーフDATAを制作するTESTです。 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
授業時間内に、与えられたテーマに沿ったDATA制作を行い、提出する実技試験です。(制作テーマは当日発表します。) 試験30%、平常点40%、出席状況30%※遅刻は素点から減点となります。 |