科目名 | スタイル別作曲技法A(ソングライター)Ⅱ |
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担当講師名 | 市川 春行 |
学科 | アレンジ・作曲学科 |
コース | |
専攻/楽器/グレード等 | 全専攻・選択 |
年次 | 1年次 |
学期 | 秋学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
メジャーレーベル所属アーティスト、アイドル、声優への楽曲提供、また、配信による声優アイドルグループデビュープロジェクトやライブイベントプロデュースの実務経験があります。
授業内容
前クォーターに引き続き、講師の実務経験(声優アイドルグループプロデュース、J-pop楽曲提供コンペ作家)に基づき、『音楽的多様性』を持った作品の為に様々な角度から、音楽を見つめ、ミュージシャンとしての幅を広げましょう。加えて、この3,4クォーターでは、『よりマニアックな音楽』への対応スキルも一緒に高めていきましょう。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
より深い音楽センスとアイデアを磨くために、4/4拍子以外の拍子での制作や、サウンドスケープ、LOOPミュージック、さらにBLUES形式などといった、J-popの枠をも飛び出した様々なスタイル、視点を変えたプロデュース、を実際のモチーフ制作を通じて体得します。また毎回授業最後に発表会を行い同じテーマについて制作したほかのクリエーターの卵のデータを見聞きし、アイデアの共有をします。
授業計画
第1回 | ダイアトニック進行1、J-popの基本となるダイアトニック進行を紹介し、実践します。今回は4-5-3-6です。 |
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第2回 | ダイアトニック進行2、J-popの基本となるダイアトニック進行を紹介し、実践します。今回はカノン進行です。 |
第3回 | ダイアトニック進行3、J-popの基本となるダイアトニック進行を紹介し、実践します。今回は所謂小室進行です。 |
第4回 | 番外編、今回はダイアトニックではないにもかかわらず、J-popで頻出の(FM7-E7-Am7-C7)を解説します。 |
第5回 | 海外のRock、POPSで頻出する4CHORDSの紹介とともに、洋楽の基礎となる「コードLOOP」を考察します。 |
第6回 | BGM制作、キーやテンポの無い、スピーチ(人の声)に付けるBGMを制作します。 |
第7回 | 当日発表されるテーマに沿った短いモチーフDATAを制作するTESTです。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
授業時間内に、与えられたテーマに沿ったDATA制作を行い、提出する実技試験です。(制作テーマは当日発表します。) 試験30%、平常点40%、出席状況30%※遅刻は素点から減点となります。 | |
第8回 | POPS(ダイアトニック進行)を少し離れ、7thコード一つのみで演奏される、FUNKを制作します。 |
第9回 | 前回の7thコード一発FUNKをさらに進め、BLUESについて考察します。 |
第10回 | 7thの音楽に合う、ペンタトニックスケールを実践します。 |
第11回 | 変拍子1、POPSにおける「緊張と緩和」の「緊張感」を演出する変拍子(5拍子)を制作します。 |
第12回 | 変拍子2、さらに複合拍子の概念を学び、変拍子(7拍子)を使用したBGM制作の実習をします。 |
第13回 | 世の中の、普段の生活の中によくあるフレーズモチーフと自分の音楽との融合を試みます。 |
第14回 | ノイズミュージック、様々な音楽的なルールを一旦取り払い、シンプルな音の塊の作品を制作してみましょう。 |
第15回 | 当日発表されるテーマに沿った短いモチーフDATAを制作するTESTです。 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
授業時間内に、与えられたテーマに沿ったDATA制作を行い、提出する実技試験です。(制作テーマは当日発表します。) 試験30%、平常点40%、出席状況30%※遅刻は素点から減点となります。 |