科目名 | ハード&ソフトウェアテクニックⅣ |
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担当講師名 | 新井 正俊 |
学科 | アレンジ・作曲学科 |
コース | |
専攻/楽器/グレード等 | エレクトロニックミュージック専攻 |
年次 | 2年次 |
学期 | 秋学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
講師は作曲/編曲家、マニピュレーターとしてアーティストへの楽曲提供、アニメ、ゲーム、CM等の音楽制作、Maxを使用したアプリケーション制作/販売経験を持ちます。
授業内容
自作モジュールを組み合わせたモジュラーシンセの構築や独創的な楽器など、ハードウェア側からコントロールできる楽器アプリケーションを完成させ、デモンストレーションを行います。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
自作モジュールを組み合わせたシンセの構築や独創的な楽器を製作しながら、シンセサイザーの構造を理解、また音楽プログラミングの習得を目標とします。自分で設計することで、より深くシンセサイザーの音作りを理解でき、作品の独創性につなげます。尚、履修学生が制作したアプリケーションとそれを使用し演奏した作品をこの授業の教育成果物とします。
授業計画
第1回 | ソフトシンセ製作① オーディオオブジェクトの扱い方とシンセサイザー(減算方式)の構造を説明します。 |
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第2回 | ソフトシンセ製作② オシレーターとアンプの説明をします。練習でソフトウェアテルミンを作成します。 |
第3回 | ソフトシンセ製作③ フィルター/エンベロープ/LFOの説明と実装を行います。 |
第4回 | ソフトシンセ製作④ シーケンサーの仕組みの説明と実装を行います。 |
第5回 | ソフトシンセ製作⑤ エフェクターの実装と外部MIDIコントローラーへの対応を考えます。 |
第6回 | ソフトシンセ製作⑥ 仕上げ ユーザーインターフェースをデザインし、バグチェック、アプリケーション化を行います。 |
第7回 | 中間試験:完成したアプリケーションの試奏と評価を行います。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
PC用アプリケーション化(Max)またはスマホ用アプリケーション化(Pure Data)して完成させます。製作したツールを使ったデモンストレーションを行います。シンセサイザーの基本構造の理解度、完成度を提出物とパフォーマンスから評価します。評価基準 出席率:20% 平常点:20% 試験:60%※遅刻は素点から減点となります。 | |
第8回 | グルーブマシン製作① Acid House研究(楽器/時代背景/楽曲分析) |
第9回 | グルーブマシン製作② Acid向けベースシンセサイザーを製作します。 |
第10回 | グルーブマシン製作③ サンプラーを製作します。 |
第11回 | グルーブマシン製作④ シーケンサー&ドラムマシンを製作します。 |
第12回 | グルーブマシン製作⑤ パラメータを外部MIDIコントローラーへ対応させます。 |
第13回 | グルーブマシン製作⑥仕上げ 必要なオリジナル機能の作成とデバッグ作業を行い、アプリケーション化します。 |
第14回 | 楽曲制作 自作楽器アプリを使用し、即興演奏とレコーディングを行います。 |
第15回 | 期末試験:作品提出と発表 自作楽器アプリの発表とデモンストレーション曲の提出、試聴会を行い評価します。 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
PC用アプリケーション化(Max)またはスマホ用アプリケーション化(Pure Data)して完成させます。自作楽器アプリを使ったデモンストレーション曲を提出します。楽器としての独創性(サウンド、デザイン、コンセプト)完成度を提出物から評価します。評価基準 出席率:20% 平常点:20% 試験:60%※遅刻は素点から減点となります。 |