科目名 | スタジオワークスⅢ |
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担当講師名 | 三浦 良明 |
学科 | アレンジ・作曲学科 |
コース | |
専攻/楽器/グレード等 | エレクトロニックミュージック専攻 |
年次 | 2年次 |
学期 | 春学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
講師は作曲家として歌や劇伴、またマニピュレーターとしての音楽制作における実務経験、キャリアがあります。
授業内容
楽曲コンセプト〜作曲〜アレンジ〜プリプロダクション〜レコーディング〜ミックス〜マスタリングの一連の音楽制作、スタジオワークの流れを習得し、総合的な作品制作方法を学習します。第8回以降、履修学生の楽曲を例にアレンジ・サウンドメイキングを実践的に解説します。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
楽曲コンセプト〜作曲〜アレンジ〜プリプロダクション〜レコーディング〜ミックス〜マスタリングの一連の音楽制作、スタジオワークの流れを理解し、知識と技術を習得します。尚、履修学生が制作した作品をこの授業の教育成果物とします。
授業計画
第1回 | 一年間の授業の流れと楽曲制作〜スタジオ作業の流れを解説します。授業の流れと楽曲コンセプト〜作曲〜スタジオ作業の流れを解説します。 |
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第2回 | DAWの基礎知識と基本作業を確認し、DTMや宅録による制作と納品の注意点を解説。提出段階に応じたクオリティやフォーカスすべきポイントを解説。 |
第3回 | デモ楽曲を参考に、楽曲コンセプト〜作曲〜アレンジの制作過程を解説。 |
第4回 | ビートの打ち込みとサウンドメイキング。履修学生の楽曲を例に実践します。 |
第5回 | ベースの打ち込みとサウンドメイキング。履修学生の楽曲を例に実践します。 |
第6回 | 歌のサウンドメイキング。履修学生の楽曲を例に実践します。 |
第7回 | 生楽器系の打ち込みとサウンドメイキング。ストリングス、ホーンを例に楽器の構造・奏法・音域・ボイシングの基礎を解説します。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
基礎の確認、機材の正確な使用方法が確実に行えるかについて確認します。テスト60%、出席20%、平常点20%※遅刻は素点から減点となります。 | |
第8回 | ミックスの概要。ラウドネス設定、VUメーター、ボリューム・バランス、マスター・エフェクト、生音の処理を解説します。 |
第9回 | ミックスの概要。空間系エフェクトの使用用途を3つ【①空間の再現/②演出/③トラックを繋ぎ止める】に区分して解説します。学生自身による実践。 |
第10回 | ミックスの概要。履修学生の楽曲を例に講師がミックスを実演します。 |
第11回 | [レイヤー・テクニック] キック、スネア、シンセのレイヤーを資料とデモで解説。講師の用意する素材に対して、新しくレイヤーする形式で学生自身による実践。 |
第12回 | [Protoolsの基本操作1] 秋学期の試演に向けて、ProToolsの基本操作と楽譜の読み書きを復習。 |
第13回 | [Protoolsの基本操作2] 歌・楽器の録音、テイクのセレクトを解説。学生自身による実践。 |
第14回 | [Protoolsの基本操作3] オーディオ・エディット、ノイズ処理、ピッチ&リズム補正、生音の処理を解説。業界標準のRX、Melodyne の操作も学びます。 |
第15回 | 総括として、特に関心のある分野を重点的に振り返ります。秋学期の試演に向けて、音源と譜面の提出について説明。これを春学期末試験とします。 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
サウンドメイキング基礎の確認、機材の正確な使用方法が確実に行えるかについて確認します。テスト60%、出席20%、平常点20%※遅刻は素点から減点となります。 |