科目名 | スタイル別作曲技法BⅠ(歌モノ) |
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担当講師名 | 水島 康貴 |
学科 | アレンジ・作曲学科 |
コース | |
専攻/楽器/グレード等 | 全専攻・選択 |
年次 | 2年次 |
学期 | 春学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
Ribbon、Wink、光GENJI、Zoo、稲垣順一、ゴスペラーズ、SPEED、EXILEやGUNDAM、トランスフォーマー、テニスの王子様などアニメやキャラクターソング、映画など様々な楽曲の作曲・アレンジ・プロデュースを担当、数々のミリオン楽曲に関わっている。SPEEDに関してはデビューから解散まで全楽曲のアレンジを担当し、シングル曲総売上1000万枚を記録。全アルバムミリオンを記録。 格闘技イベントPRIDE、DYNAMITEは始め、格闘家魔裟斗、格闘家吉田秀彦引退試合のオープニング曲、美空ひばり追悼コンサートアレンジ、早乙女太一舞台音楽など大きなイベントでの迫力、スケール感のある音楽を担当。活動の幅を広げている。 平成最もCDを売ったアレンジャー10位(オリコン調べ)
<主な制作一覧>
• SPEED(デビューから解散まで全曲アレンジ)
• EXILE「SummerTimeLove」
授業内容
様々な既存曲またAI曲の分析を通して、自身の音源制作スキルアップ
判断基準を明確に、音質や双方のクオリティアップができる方法を学ぶ
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
目標とする音源の解析から実現までの行程をいくつか選びながら、アイデアが消える前に作業をスムーズにい進めることができるようになる。
授業計画
第1回 | 授業内容の概要説明。 現場で使うメロディ譜、音源のクオリティを学ぶ。 DAWのオリジナルテンプレートを作れるようになる。 Synthesizer VなどのAIによるガイドヴォーカルの使用についての説明。 男性キー、女性キーの確認と譜面の書き出しについて。 |
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第2回 | メロディ譜面の課題提出。DAWテンプレートのスクリーンショットを提出。 リファレンス音源の解析と方向性の絞り込み方を学ぶ。 ジャンル、楽器構成、コード感など音源を聴きながら各々で解析、発表。 楽曲のスケッチについて解説(3回目に上記リファレンスのスケッチを提出)。 |
第3回 | 課題①スケッチ音源の発表。 メロディとコードの関係性についての考察方法を学ぶ。 スケッチからアレンジの展開について解析より創造性のある音源にする事を目標。 |
第4回 | 課題①1コーラスの音源提出。 ジャンルについて、洋楽とJPOP、KPOPの融合のさせ方を考える。 グループ物、ソロ曲などメロディの組み立て方、歌の配置についても考えての作業とは? 日本語での音遣い、音符の量についても意識したメロディの組み立てについて。 |
第5回 | 課題①ミックス音源提出。 課題②についてリファレンス曲を聴きながら考察。 ドラム音源の聞こえ方、歌とKickの連動について。 ベースと歌との絡みについて学ぶ。 |
第6回 | 課題②スケッチ提出。 使用機材についての考察。 宅録に於いて用途に併せたHPとスピーカー、イヤホンとガジェットなど。 聞き手の環境も含め使い方を試考する(クライアント、リスナー)。 |
第7回 | 課題②音源提出 1Qの授業に於けるそれぞれの環境の変化を含めたレポート提出(作曲のプロセスの変化、テンプレートを含むスケッチの取り組み方、音の仕上げ行程について、など)。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
出席:30% 平常点:30% 提出物:40%※遅刻は素点から減点となります。 | |
第8回 | 課題③についてリファレンス曲を聴きながら考察。 リズムの強化方法、Bassの動きとメロディの関係性を学ぶ。 AI作曲との向き合い方についての説明。 |
第9回 | 課題③スケッチ提出。 AI作曲とオリジナル楽曲との考察の発表。 歌物のPiano演奏の基本とギターサウンドの打ち込みについて学ぶ。 |
第10回 | 課題③の提出、視聴と意見交換。 セクションの繋がりとバリエーションについて学ぶ。 課題1と2のセクションの繋がりについて考察する。 ミックスバランス、簡易マスタリングについての説明。 音圧とMS処理についての考察。 |
第11回 | ミックスバランス、簡易マスタリングを見直した音源の提出(課題1と2) バラード曲とメロディを活かすストリングスアレンジの基本について。 リファレンスから各々の考察から方向性を絞る。(課題3) |
第12回 | バラード曲(課題③)提出。 (スケッチ➕Stringsのガイドライン入り。) Stringsアレンジの内声の動かし方、他の楽器とのアンサンブルについて。 併せて、PianoとAcGtの絡み方、アコギとエレキのアンサンブルイメージも学習。 |
第13回 | バラード曲(課題③)ミックス仕上げ提出。 Stringsアレンジ、Piano奏法、ギターアンサンブルが出来ているか?確認。 HornSectionについての概要説明。 (楽器編成、音域、サウンドの特徴) メロディに対してのアプローチ、各セクションでの役割について。 (Stringsとの大きな違い、音源の組み合わせについて) HornSection入りの楽曲リファレンスの考察。 |
第14回 | HornSection課題④スケッチ提出。 HornSectionのmidiデータから音起こし作業。 実際の打ち込みと生Brassの音の聴き比べ。 HornSectionのフレージング、EQ、Compについて |
第15回 | HornSection課題④ミックス音源提出。 Strings,HornSectionの自身の音源の組み合わせ方のイメージをレポート提出。 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
出席:30% 平常点:30% 提出物:40%※遅刻は素点から減点となります。 |
特記事項
履修に際し、一定の成績、出席率を満たす必要がある。