科目名 | スタイル別作曲技法BⅡ(トラックメーカー) |
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担当講師名 | Shinnosuke |
学科 | アレンジ・作曲学科 |
コース | |
専攻/楽器/グレード等 | エレクトロニックミュージック専攻・選択 |
年次 | 2年次 |
学期 | 秋学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
SOUL'd OUT、buzz★Vibes といった自身がメンバーとなるユニットにてメジャーデビュー経験・活動あり。男性アイドルグループや声優、その他のメジャーアーティストへの楽曲提供あり。
授業内容
メジャー・インディー、ジャンルなどを問わずに多くの楽曲を作成してきた経験やそこから学んだテクニックなどを伝え、少しでも学生の楽曲制作レベルを上げプロの世界でも通用するようなレベルへ持っていけるようにします。私自身が現役で活動しているので、裏側の得する話やおもしろ話なども伝えていきます。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
トラックから先に作る音楽や、トラック中心の音楽ならではの制作方法について学習して、オリジナル楽曲(トラックメイク)の完成度をレベルアップさせることを目標とします。
授業計画
第1回 | 「Ain't No Stoppin' Us Now」を使ったフィリーソウルの考察。ストリングスアレンジやベースのフレージング、男女の歌の組み立て方などを学びます。 |
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第2回 | 第1回の続き。ソウルミュージックの特徴など、他の例曲などを使って展開。近年流行のシティポップのベースもソウルミュージックなのでそれへの対応など。 |
第3回 | 第2回の続き。オススメのソウルミュージックを沢山紹介。美味しいフレーズや「黒さ」のポイントなどを解説してプレゼンします。 |
第4回 | ジャンル「Synthwave」の学習。参考曲を聴きながら、私が実際にデモを作成して解説。ドラムやシンセで使われている音色、 質感など80'sのレトロフューチャーを理解します。 |
第5回 | 第3回の続き。純粋な80'sの楽曲と、現代のSynthwave楽曲との違いなども学習します。リバイバルの仕方など。いくつか参考曲を紹介しながら映画音楽(クラシック)とSynthwaveの相性の良さを解説。 |
第6回 | ジャンル「ムーンバートン」の学習。参考曲を聴きながら、私が実際にデモを作成して解説。ドラムやシンセで使われている音色、テンポ感などの解説。 |
第7回 | 第6回の続き。ムーンバートンやTrap、ミッドテンポのHipHop、R&BとSynthwave的なディスコの融合を説明。参考曲を紹介しつつ私が作成したLogicデータの解説なども。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
ソウル(フィリーソウル、ディスコなど)、Synthwave、ムーンバートンを取り入れたオリジナルトラックを作成して、2mixファイルを提出。出席点20点・平常点20点・提出物評価60点。※遅刻は素点から減点となります。 | |
第8回 | 中間試験用に提出された作品の中から良かったものをいくつかピックアップしてみんなで聴きます。良かった点や惜しかった点などポイントを解説。 |
第9回 | 私が実際に今まで作って発表してきた楽曲のLogicセッションデータを使っての解説。 |
第10回 | ロック系などで使われる生ドラム系の音作りやミックスの学習。キックとベースのバランスやスネアのリリースなど、如何にデモっぽさを無くすか?などを解説。同時に同じ生系のファンクドラムとの違いなども解説。 |
第11回 | オススメ曲を聴きながらポイントを解説。(R&B・New Jack Swing 編)カッコイイ音、曲を知る。 |
第12回 | オススメ曲を見ながらポイントを解説。(Eurobeat・House 編)カッコイイ音、曲を知る。 |
第13回 | 残り3回の授業で総括したオリジナルトラックを作成。それを期末試験用に提出。個別に途中段階のものを聴かせてもらい、都度アドバイスをします。 |
第14回 | 第13回の続き。個別に途中段階のものを聴かせてもらい、都度アドバイスをします。 |
第15回 | 第14回の続き。個別に途中段階のものを聴かせてもらい、都度アドバイスをします。1年間の総評など。 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
「自分が想定する洋楽アーティストへ楽曲提供するとしたら?(いなければ邦楽でも可)」というテーマでオリジナル楽曲を作成して2mixファイルを提出。出席点10点・平常点20点・提出物評価70点。※遅刻は素点から減点となります。 |