科目名 | アンサンブル(バロック)Ⅱ |
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担当講師名 | 大木 和音 |
学科 | 音楽総合アカデミー学科 |
コース | |
専攻/楽器/グレード等 | |
年次 | 4年次 |
学期 | 春学期 |
授業の形態 | 演習 |
担当科目に関連する実務経歴
チェンバロ奏者として各地でのリサイタル、アンサンブル、無観客ライブ配信など数多く出演しています。またピアニストの方々に、ピアノでバロック作品を弾くバロックレッスンも行っております。これまでに計7作のソロアルバムをリリースしています。
授業内容
バロック音楽をアンサンブルで体験、この時代の音楽の理解を深めていく授業です。
※曲目は一例で、楽器編成によって変わります。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
バロック音楽の様式感を体得し、学期末公開試験(@バリオホール)では、ホールの響きを味わいながら、聴衆に自分たちの音楽を伝えることを目標とします。鍵盤楽器専攻生は、通奏低音も習得してもらいます。
授業計画
第1回 | 全体オリエンテーション① ジャンルごとのアンサンブルクラスの紹介/試験についての説明 |
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第2回 | 全体オリエンテーション② 構成調整 |
第3回 | 授業についての説明をします。チェンバロについて、楽器を囲んでもらい、説明します。 |
第4回 | 試験曲の配布をします。チェンバロと旋律楽器のための小品数曲の中から、やりたい曲を選んでもらいます。移調の必要な楽器は、移調作業開始。 |
第5回 | J.S.バッハをはじめとするデュオ小品。パートナーを決め、いよいよ合わせていきます。 |
第6回 | 前週の続き、試験に向けて最終確認をします。 |
第7回 | クオーター末試験:順番に演奏していき、聴き合います。ミニ・コンサートだと思って演奏してください。 |
中間試験評価方法・評価基準 | |
相手と呼吸を合わせて演奏できているか、音楽が一つの流れで演奏できているか…などに着目し採点します。 出席率:10% 平常点:10% 試験:80% | |
第8回 | 通奏低音付きのアンサンブルに取り組むため、バス声部に記された数字の意味を解説していきます。 |
第9回 | G.F.ヘンデル/トリオ・ソナタ 試験曲として、トリオを演奏します。どの楽章、パートを担当するかを話し合い、決定。移調作業および練習開始。 |
第10回 | 【G.F.ヘンデル/トリオ・ソナタ】ゆっくり合わせていきます。 |
第11回 | 【G.F.ヘンデル/トリオ・ソナタ】スコアも見ながら音の確認、曲の構造も考えていきます。 |
第12回 | 【G.F.ヘンデル/トリオ・ソナタ】通奏低音も仕上げに向けていき、各パートのテーマの入りなども確認します。 |
第13回 | 【G.F.ヘンデル/トリオ・ソナタ】自分のパートだけでなく、他のパートにも耳を傾けます。 |
第14回 | 【G.F.ヘンデル/トリオ・ソナタ】曲の全体像をつかめるよう、集中して演奏に取り組みます。 |
第15回 | クオーター末試験:バリオホールでの公開試験を想定して、演奏をしていきます。 |
期末試験評価方法・評価基準 | |
自分のパートをしっかり演奏できているか、他のパートも聴きながら流れに乗って演奏できているか…などに着目しながら採点します。出席率:10% 平常点10% 試験:80% |