| 科目名 | 基礎音楽史(ポピュラー)Ⅱ |
|---|---|
| 担当講師名 | 駿河 智子 |
| 学科 | 音楽総合アカデミー学科 |
| コース | |
| 専攻/楽器/グレード等 | |
| 年次 | 1、2年次どちらかで履修(共通科目等) |
| 学期 | 秋学期 |
| 授業の形態 | 講義 |
担当科目に関連する実務経歴
講師は音楽教室でのレッスン、講義、編曲家としての実務経験を持ちます。
授業内容
世代や国境を越えて人々を魅了するポピュラー音楽の軌跡を広い角度で分析しながら、様々な時代の層の音楽、様々な地域の層の音楽から成り立っていること、さらに社会情勢や産業技術などを反映する時代性など、その本質を探っていきます。ロック・ジャズの誕生と変遷んを辿り、様々なジャンルの交叉する今のミュージック・シーンに繋げていきます。
到達目標(この授業で何ができるようになるのか)
ポピュラー音楽に関して知っておきたい基礎知識を身につけ、自分が関わっていく音楽の様々な背景・ルーツなどが的確に捉えられるようになること、その結果として演奏や作編曲活動における視野が広がっていくことを目指します。
授業計画
| 第1回 | ロックンロールの誕生とそのルーツ 初期のスタイルと波及の様子 |
|---|---|
| 第2回 | 60年代におけるリズム&ブルース モータウンサウンドの戦略と特徴 |
| 第3回 | ヨーロッパにおける様々な音楽 ブリティッシュ・インベーションによりロックンロールからロックへ |
| 第4回 | 60年代フォーク・ムーヴメントと70年代における個へのメッセージ 歌詞の大切さと音楽表現の変容 |
| 第5回 | 80年代におけるデジタル時代の到達とロックのポップス化 |
| 第6回 | リズム&ブルースの系譜とファンクの確立、その影響力 |
| 第7回 | ロックンロール誕生からのダンス文化と音楽 世界的に広がるEDMのポップスへの影響 |
| 中間試験評価方法・評価基準 | |
| 授業内ではたくさんの音源、映像を視聴します。全出席目指してください。第7回目の授業でレポート提出をします。内容については第5回目の授業内で告知します。レポート内容だけではなく、提出方法などもしっかり守ってください。 出席率40% 平常点10% レポート50% | |
| 第8回 | 娯楽性と芸術性などジャズの多面性と、現在におけるジャズのいろいろな形態、表現の例 |
| 第9回 | ジャズの誕生とそのルーツ 多民族・多文化性 |
| 第10回 | 1920年代におけるニューオリンズのスタイルとジャズミュージシャンの移動によるスタイルの変化 |
| 第11回 | 1930年代のスウィング時代、大編成とポップス性の獲得 |
| 第12回 | 1940年代のジャズ和声の追求によるモダンジャズの誕生、娯楽から芸術へ |
| 第13回 | 1950年代以降のモダンジャズの変遷の様子 |
| 第14回 | ジャズとロックの接近、1970年代のフュージョン・ムーブメント |
| 第15回 | 授業内容に関する筆記試験を行います。 |
| 期末試験評価方法・評価基準 | |
| 授業内ではたくさんの音源、映像を視聴します。全出席目指してください。筆記試験は授業内容が総合的に理解できていれば問題なく解けます。きちんとノートをとりましょう。 出席率40% 平常点10% 筆記試験50% | |